• スギゴケ属(Polytrichum)は、コケ植物の。さまざまな特徴のある胞子体を持つ種が所属している。学名は古代ギリシャ語で polys (多くの)+ thrix (髪)の意。スギゴケ属は大きく二つのグループに分けられ、Polytrichum 節の各種は、幅の狭い鋸歯のある葉をもち、もうひとつの Juniperifolia...
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  • スギゴケ類とは、コケ植物の分類群のひとつ、スギゴケ科(Polytrichaceae)に属する種をさす総称。スギゴケ属(Polytrichum)など23約400種をふくむ。日本にはそのうち6約30種が分布する。 スギゴケ類は、葉の表面に縦に並ぶ板状の突起構造(薄板)があることで特徴付けられる。ス...
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  • スギゴケ(杉苔、Polytrichum juniperinum)は、コケ植物の一種。厳密にはスギゴケ属の1種 Polytrichum juniperinum の標準和名をスギゴケとするが、一般には、スギゴケ属(Polytrichum)および近縁のニワスギゴケ属(Pogonatum)、またはスギゴケ...
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  • 亜綱以下の分類は以下の通り。 キセルゴケ亜綱(Buxbaumiidae) キセルゴケ目(Buxbaumiales) - キセルゴケ科キセルゴケ属のみ(1科1)。 イクビゴケ亜綱(Diphysciidae) イクビゴケ目(Diphysciales) - イクビゴケ科イクビゴケ属のみ(1科1)。 クサスギゴケ亜綱(Timmiidae)...
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  • 蘚類 (redirect from ゴケ植物門)
    キセルゴケ目:キセルゴケ科(キセルゴケ・イクビゴケスギゴケ目:スギゴケ科(スギゴケ・ハミズゴケ) ホウオウゴケ目:ホウオウゴケ科 ツチゴケ目:ツチゴケ科 シッポゴケ目:キンシゴケ科・エビゴケ科・シッポゴケ科・シラガゴケ科他 センボンゴケ目:カタシロゴケ科・センボンゴケ科・ヤリカツギ科 ギボウシゴケ目:ギボウシゴケ科・ヒナノハイゴケ科...
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  • イクビゴケ属(Diphyscium)は、マゴケ綱に属するコケ植物の一分類群。かつてはクサスギゴケ属やキセルゴケ属とともに分類されていたが、分類の再検討によって独立した分類群としてみなされており、本のみでイクビゴケ亜綱イクビゴケ目イクビゴケ科を構成する。 茎は非常に短く、円形に開いた葉によってほと...
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  • 2008) イシズチゴケ綱 Oedipodiopsida Goffinet & W.R.Buck スギゴケ綱 Polytrichopsida Doweld ヨツバゴケ綱 Tetraphidopsida Goffinet & W.R.Buck マゴケ綱 Bryopsida Rothm. キセルゴケ亜綱 Buxbaumiidae...
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  • 日本ではスギは代表的な針葉樹であるため、系統的にスギに近縁ではない針葉樹が「…スギ」と名付けられた例があり、レバノンスギやヒマラヤスギ(マツ科)、ナンヨウスギ(ナンヨウスギ科)などがある。また、その外形などがスギに似ている植物に「スギ」が付されていることもあり、スギゴケスギゴケ科)やスギ...
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  • ハミズゴケ(Pogonatum spinulosum Mitt.)は、スギゴケスギゴケ科ニワスギゴケ属のコケ植物である。しかし他の近縁種とは異なり、本体はごく小さく葉が発達しないため、見かけ上はさく(胞子嚢)ばかりに見える。 ハミズゴケは、配偶体の本体が非常に退化しているため、基本的にはスギゴケ...
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  • キセルゴケ属(Buxbaumia)は、蘚類に分類されるコケ植物の一群。名は、1712年にヴォルガ川の河口で本の種を発見したドイツの植物学者、ヨハン・クリスティアン・ブックスバウム (Johann Christian Buxbaum) への献名である。 北半球の温帯から亜寒帯にかけて広く分布して...
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  • クチナシグサ、Pedicularis シオガマギク、Phtheirospermum コシオガマ、Siphonostegia ヒキヨモギ など(寄生植物) → ハマウツボ科へ Mazus サギゴケ属、Mimulus ミゾホオズキ など → ハエドクソウ科へ Paulownia キリ → キリ科として独立...
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  • それを指し、以降、主にこれについて扱う。それ以外の用法は下にまとめる。 原糸体はコケ植物の胞子が発芽した際に出来るもので、一般的なコケ(スギゴケなどセン類のマゴケ亜綱のもの)では糸状に伸び、枝分かれしてその上にコケ本体の芽が出来て、やがてこれが生長してコケの姿になる。生活史の一段階ではあるが、生涯...
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  • ナンジャモンジャゴケ属(Takakia)は、コケ植物の1。北アメリカ西部と東アジア中央部に分布する2種が属する。他のどのコケ植物とも異なる、独立した綱として分類される(蘚綱に含めることもある)。分類が長い間不明であったが、胞子体が発見されたことに伴い、コケ植物として認識されるようになった。...
    9 KB (1,162 words) - 23:15, 6 December 2017
  • 一年生の種が中心である。ヒョウタンゴケ属の種などで、蒴の開口部にある蒴歯が二重の種もみられる。 ヒョウタンゴケ目は、イクビゴケ目やクサスギゴケ目と並んで、最も早い時期に分化した目であると考えられている。 オオツボゴケ科 Splachnaceae 760種ほど。 ヒョウタンゴケ科 Funariaceae 13300種ほど。...
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  • 400mから1,550mある。このような湿原に生育する植物は、主にスギゴケ属、タチキジムシロ、ムシトリスミレ、セイヨウスノキ、カルーナ、またモウセンゴケ(食虫植物)などであり、いずれもイベリコ山系より南部の西ヨーロッパでは生育していない。...
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  • 、匍匐茎となって二又分枝しながら地表を這う。所々から根を出し、茎を地上に固定する。表面には一面に線形の葉が着いているが、葉はほぼ開出しているので、スギゴケなどのような感じになっている。側枝は短くて、数回枝分かれをし、その全体にやや密に葉をつける。 夏頃に、胞子をつける。まず茎の所々から垂直に立ち上が...
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  • Mohr)は、ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属の原始的なコケ植物で、北半球北部の寒冷な地域を中心に分布し、直射日光の乏しい洞窟や石垣の隙間などに生育して黄緑色に光るコケとして知られているが、かつては一般的にあまり知られていない珍しいコケであった。 岩村田のヒカリゴケ産地は、日本国内ではじめてヒカリゴケ...
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  • 吉見百穴ヒカリゴケ発生地(よしみひゃくあなヒカリゴケはっせいち)は、埼玉県比企郡吉見町北吉見にある、国の天然記念物に指定されたヒカリゴケ(光蘚)の自生地である。 ヒカリゴケ(光蘚 学名:Schistostega pennata (Hedw.) F.Weber et D.Mohr)は、ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属...
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  • トウゲシバ(学名:Huperzia serrata)は、ヒカゲノカズラ植物門ヒカゲノカズラ科に属するシダ植物である。その姿は大きなスギゴケに似ている。葉の幅が広いので種子植物に間違われることもある。 森林内のやや湿った日陰に生育する常緑性の多年草である。地下茎はなく、根と地表にほぼ直立する茎からなる...
    4 KB (499 words) - 09:18, 15 September 2017
  • 江戸城跡のヒカリゴケ生育地(えどじょうあとのヒカリゴケせいいくち)は、東京都千代田区北の丸公園にある、国の天然記念物に指定されたヒカリゴケ(光蘚)の自生地である。 ヒカリゴケ(光蘚 学名:Schistostega pennata (Hedw.) F.Weber et D.Mohr)は、ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属...
    24 KB (3,673 words) - 03:36, 21 November 2022
  • イシヅチゴケ(Oedipodium griffithianum)は、イシヅチゴケ綱の唯一の種である。この種はユーラシア大陸の寒冷部やアラスカ州、ワシントン州、ブリティッシュコロンビア州、ユーコン準州、グリーンランド、ニューファンドランド・ラブラドール州、ティエラ・デル・フエゴ及びフォークランド諸島等に分布する。...
    3 KB (272 words) - 14:11, 26 April 2023
  • ての産卵も報告されている。流れの遅い流水域や池・湿原などで繁殖し、環境や水場の状況によって水中の水生植物・水際の落葉・水場から1メートルほど離れたスギゴケ類など水中でも陸上でも産卵する。幼生は3 - 4か月で変態して幼体になる。幼体に変態してから2年以上で、成体になると考えられている。 方言名としてアカワター・ソージムヤーなどがある。...
    7 KB (836 words) - 19:45, 10 February 2024
  • ゴケ、コサンカクミズゴケ、ミヤマミズゴケ(英語版)、多様なハナゴケなどコケ類が良く見られる。 トウヒの森ではフサスギナ(英語版)、コミヤマカタバミ、セイヨウスノキ、コケモモ、コメススキやノガリヤス(英語版)やトナカイスゲ等のイネ科植物等の草植物が生え、コケではウマスギゴケ(英語版)、ホソミズバゴケ(英語版)などのコケ類が良く見られる。...
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  • (下表)。これら以外のものとして、接合藻に分類されていたスピロタエニア (Spirotaenia) がある。スピロタエニアは接合藻とは異なる系統にし、クロロキブス藻綱に近縁であることが分子系統学的研究から示唆されている。またストレプトフィルム (Streptofilum)...
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  • Gazette 26 (1): 25-45. JSTOR 2464515.  ^ 中村厳、佐々木隆男「蘚類の培養に関する研究: I. カギバニワスギゴケ (Pogonatum inflexum) 胞子の発芽と糸状体の生長」『育種學雜誌』第14巻第3号、1964年、198頁、NAID 1100018...
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  • 断などが起こった場合、これを解消するのに根圧が有用であると考えられている。 コケ植物は維管束をもたず、管状要素(仮道管、道管要素)も存在しないが、スギゴケ科(蘚類)などはハイドロイド (hydroid) とよばれる仮道管に似た細胞をもつ。ハイドロイドは細長い紡錘形の細胞であり、茎の中心に集まって中心束(central...
    48 KB (6,366 words) - 16:15, 21 January 2024
  • スギゴケ類では水通導細胞は周囲の細胞より細胞壁が厚くなる。 茎の横断面は円形または楕円形である。表皮細胞のサイズは分類形質となる。 スギゴケ属 Polytrichum やニワスギゴケ属 Pogonatum などスギゴケ類の茎の構造はコケ植物の中で最も複雑である。ウマスギゴケ Polytrichum...
    32 KB (4,347 words) - 17:16, 24 August 2023