• ハゼノキ(櫨の木・櫨・黄櫨の木・黄櫨、学名: Toxicodendron succedaneum)はウルシ科ウルシ属の落葉小高木。単にハゼとも言う。東南アジアから東アジアの温暖な地域に自生する。秋に美しく紅葉することで知られ、ウルシほどではないがかぶれることもある。日本には、果実から木蝋(Japan...
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  • のトリグリセリド。 ウルシ蝋 ハゼノキと近縁なウルシの果実からもハゼ蝋と性質のよく似た木蝋が得られる。 江戸時代、東北など東日本が主産地だったが、ハゼ蝋に押され、現在の日本ではほとんど生産されていない。漆も参照。なお、ハゼ・ウルシともにウルシ科の植物である。 主成分はハゼ蝋と同じパルミチン酸グリセリド。...
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  • 木蝋(もくろう)(Japan wax)とは、生蝋(きろう)とも呼ばれ、ウルシ科のハゼノキ(Japanese wax tree)やウルシの果実を蒸してから、果肉や種子に含まれる融点の高い脂肪を圧搾するなどして抽出した広義の蝋。果実全体の約20%を占める。化学的には狭義の蝋であるワックスエステルではなく...
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  • 燭七十挺」と説明・記述されている。その後、室町時代には日本でも本格的なロウソクが作られた。た。その後、ハゼノキや漆の実を原料にした「和ろうそく」が作られるようになった。江戸時代中期には各地でハゼノキの栽培が奨励され和ろうそくの生産が急速に増加した。(行灯等も参照)。明治時代になり西洋ろうそくの輸入や...
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  • ウルシ科 (redirect from ハゼノキ)
    ハゼノキなどが自生する。ウルシ以外にも、マンゴーやピスタチオ、カシューナッツなど経済的に重要な植物を含む。 学名のAnacardiaceaeはカシューナッツを模式種としている。牧野 (1940) はヤマハゼの別名から和名をハゼノキ科としている。...
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  • ハゼは、条鰭綱スズキ目ハゼ亜目(ハゼあもく、Gobioidei)に分類される魚の総称。Fishes of the World 5th Edition(2016)では、ハゼ科などを含む分類階級としてGobiiformes目がある。 成体の体長は1cm足らずのゴマハゼから、50cmを超えるハゼ...
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  • 江戸時代以前までは、海上交通を取り仕切る海賊衆の拠点の一つであった。 1700年代後半には、島内で和蝋燭の原料となるハゼノキやウルシノキの果実が採取され、金輪島などの製蝋所へ出荷されていたことが記録されている。 2004年11月1日に江田島市が発足するまで、東能美島には大柿町...
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  • カイノキ(楷樹、楷の木、学名: Pistacia chinensis)は、ウルシ科カイノキ属の落葉高木。同じウルシ科のピスタチオとは同属で近縁。別名カイジュ、ランシンボク(爛心木)、トネリバハゼノキ、ナンバンハゼ(南蛮櫨)、クシノキ(孔子の木)、オウレンボク、トネリコバハゼ。中国名は、黃連木(別名:楷木)。...
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  • ヌルデ (redirect from フシノキ)
    Rhus)は、ウルシ科の属の一つ。 ウラジロハゼ Rhus hypoleuca ルスグラブラ Rhus glabra ヌルデ Rhus javanica タイワンフシノキ Rhus javanica var. javanica ナンヨウハゼノキ Rhus taitensis ルスグラブラ ナンヨウハゼノキ(英語版) [脚注の使い方]...
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  • 55 うち日本人世帯 : 23 (2012年11月末現在 - 広島市役所ウェブサイトより) 1749年(寛延2年) - 商人の平野屋が請山として借り受け、大規模なハゼノキ、ウルシノキの植樹を始める。 以後、島では大規模なロウの生産が行われたが、地元漁師が植栽木の紅葉が魚族の襲来を妨げるとして反発するようになり、1770年までに撤退を余儀なくされた。...
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  • ウルシ (redirect from ウルシノキ)
    radicans Toxicodendron rydbergii Toxicodendron striatum ハゼノキ Toxicodendron succedaneum ヤマハゼ Toxicodendron sylvestre ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum...
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  • まるため、これまで以上に藩政の記録を精密にした。寛保2年(1742年)、延享3年(1746年)、寛延元年(1748年)には倹約令を出し、10万本のハゼノキを植樹して製蝋の基礎を確立するなどして緊縮財政政策による財政再建を目指した。学問も奨励している。これらの藩政における実力を評価されてか、延享4年(...
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  • sebifera は「脂肪のある」の意。別名、トウハゼ、カンテラギ。中国名烏桕〔木偏に臼〕、烏臼、烏臼木。 和名ナンキンハゼは「中国のハゼノキ」の意で、中国原産から「南京」、ハゼは紅葉が埴輪の色に似ているので埴輪を作る工人である土師(はにし)が転訛したもので、ハゼノキ同様に種子から蝋の原料を採ったことに由来する。学名の種小名...
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  • ハギ、ヒガンバナ、キンモクセイ(金木犀) 10月 - キンモクセイ、ツワブキ(石蕗)、ニシキギ(錦木 紅葉) 11月 - ツワブキ、ニシキギ、ハゼノキ(櫨の木 紅葉)、モミジ(紅葉)(雪吊り、冬囲い) 12月 - ニシキギ、ハゼノキ、モミジ(雪吊り、冬囲い) 鉄道 - JR山手線・京浜東北線 - 浜松町駅北口より徒歩約1分 地下鉄 -...
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  • 永常の第1作。ハゼノキの栽培法と製蝋技術を解説したもの。 『老農茶話』(全1巻、1804年(文化元年)刊) 稲の「はさ掛け」(収穫後の稲束の乾燥)や、シナノキの樹皮から繊維を取り縄や布を織るための方法を述べたもの。 『農家益後篇』(全2巻・1810年(文化7年)刊) 正篇に続きハゼノキについて扱う。...
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  • 江戸時代の内子は大洲藩の領地であり、主要街道の分岐点や小田川を利用した物資の集積地として繁栄していたが、18世紀には商品作物としてハゼノキが植えられ、大洲藩の保護と奨励により木蝋生産が拡大した。19世紀半ばには本芳我三右衛門が画期的な製法を発明して大量生産・分業制が確立し、19世紀末...
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  • を芯にして重油を精製したパラフィンなどの原料を型に流し込んで成形したものである。一方、和蝋燭は灯芯(イグサ科の植物からとる灯芯)と和紙を芯にして、ハゼノキからとる木蝋を塗り重ねて作られるもので純粋に植物性の製品である。 ただし、「和蝋燭」として販売されているものの中には植物性以外の原料を使用している...
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  • 以前は行灯の燃料としても使用されていた。圧搾技術が未発達だった当時、抽出に手間のかかるナタネ油など植物油は高級品であり、ハゼノキの実から抽出する蝋を原料とする蝋燭はさらなる贅沢品であった。一方、イワシ油やニシン油など魚油は比較的安価であり、燃焼時に煙や臭気を発する欠点こそあ...
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  • 1681年(天和元年)頃より長州藩ではハゼノキの植え付けを奨励し始め、紙・米・塩に櫨蝋を加えた防長四白の生産が積極的に行われた(四白政策)。現在の山口県田布施町近辺のハゼノキから抽出された櫨蝋は、良質であるために大阪の市場で良い評判を得ていた。田布施町宿井には、現存する当時のハゼノキが「宿井のハゼノキ...
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  • ナツハゼ(夏櫨、学名: Vaccinium oldhamii)は山地・丘陵地に生えるツツジ科スノキ属の落葉低木。日本、朝鮮半島、中国原産。和名は、夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名づけられた。中国名は腺齒越橘。 中国の黒竜江省、吉林省、陝西省、内蒙古自治区、新疆ウイグル自治区、朝鮮半島南部、日本に分布する。...
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  • この森は九州大学(以下、九大)農学部福岡演習林の敷地の一部であり、篠栗町と九大が共同で管理しているエリアに当たる。面積は約17haで、スダジイ、アラカシ、タブノキ、クスノキ、ヤマモモ、コナラ、ネジキ、ハゼノキなど様々な木々が生育している。 エリアの中央にある農業用ため池「蒲田池」を囲む遊歩道等が整備されたうえで、2010年(平成2...
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  • ウルシ(ウルシオール - ただしアレルギー反応であって、ウルシオール自体に毒があるわけではない。マンゴーを食べられる場合は、大丈夫な事が多い。ウルシ科。他にハゼノキ、ヌルデ、マンゴー等) オシロイバナ(トリゴネリン。オシロイバナ科) カラバル豆(フィゾスチグミン) カロライナジャスミン(ゲルセミシン、ゲルセミン。マチン科)...
    13 KB (1,674 words) - 02:23, 11 April 2024
  • きく、先端は不揃いの傾向がある。側芽は枝に互生し、卵円形で小さく、側芽から側枝が出ることも多い。葉痕は大きく、心形や半円形で維管束痕が多数つく。 ハゼノキ Toxicodendron succedaneum ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum ウルシ Toxicodendron...
    5 KB (437 words) - 13:52, 25 March 2024
  • “フラボンの山野草と高山植物の世界”. 2023年6月10日閲覧。 レンゲツツジ、セイヨウミザクラ、ミヤマウグイスカグラ、ムクノキ、ミヤマニガイチゴ、ホツツジ、ヘクソカズラ、ハゼノキ、Arisaema tortuosum “作ってみよう!葉脈標本~スケルトンリーフ~”. YouTube. 環境情報チャンネル【千葉県環境研究センター】...
    34 KB (3,660 words) - 17:48, 1 December 2023
  • ルコール飲料の原料としても利用される(下図19c)。 オリーブ(クスノキ科)やアブラヤシ(ヤシ科)の果皮から得られた油は、食用油やせっけんなどに利用される(上図19d)。ハゼノキ(ウルシ科)の果実の果皮から得られた油脂(木蝋、ハゼ蝋)は、和ろうそくなどに用いられる。 クチナシ(アカネ科; 下図20a)、ミカン(ミカン科;...
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  • 自の景色を表現した。のちには島台と呼ばれるようになり、婚礼の際の飾り物等として現在まで受け継がれている。 『源平盛衰記』によると高倉天皇がカエデとハゼノキを植えた乾泉水(からせんすい)を毎日御所に届けさせたという。これらの樹については培養されたものならば盆栽とみることもできる。...
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  • 温州みかんの栽培を日本で最初に行った人物といわれている。 また、蝋燭材料の木蝋(櫨蝋)の原料であるハゼノキを中国から根占に取り寄せ、日本で初めて栽培させたとされている。ハゼノキ栽培と櫨蝋生産はのちに他の地域にも広がり、重要な輸出品目となった。 [脚注の使い方] 注釈 ^...
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  • 産業振興策 木苗方(きなえかた) 商品作物の研究、普及を行い新作業を興す役所。 ハゼノキ、薬用人参、木綿、煙草といった特産品の栽培が行われるようになった。 木実方(きのみかた):234 ハゼノキの栽培と、ハゼの実から和蝋燭を製造する役所。 和蝋燭は専売であり、藩内の需要を満たすにとどまらず、他藩へ輸出され大きな利益となった。...
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  • ノキ(Aralia elata)と似ているが、ヤマウルシにはタラノキのようなトゲはない。 ウルシ Toxicodendron vernicifluum ヤマハゼ Toxicodendron sylvestre ハゼノキ Toxicodendron succedaneum...
    9 KB (967 words) - 13:40, 25 March 2024
  • 政脩の養子となり、寛政2年(1790年)8月20日の政脩の隠居により家督を継いだ。 先代から続く藩財政難のため、寛政6年(1794年)から杉・櫨(ハゼノキ)などの植林を行なう植物方を設置するが、財政難は解消されずに逆にこの出費でさらに財政が悪化したため、政韶死後の文化3年(1806年)に廃止されてい...
    3 KB (311 words) - 05:11, 2 April 2023
  • オスの頭部は灰褐色の羽毛で覆われ、メスは頭部に灰色味が少なく、喉は白く暗色の縦縞が入る。 森林に生息する。 食性は雑食で、昆虫類や多足類、陸棲の貝類、果実(イチイ、クサギ、ナナカマド、ハゼノキ、ミズキ等)等を食べる。 繁殖形態は卵生。 [脚注の使い方] ^ a b 杉坂、2003、p.90 ^ 真木、2009、p.97 『原色ワイド図鑑4...
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