• グルクロン酸グルクロンさん、glucuronic acid)とは、グルコースに対応するウロン酸である。光学異性体のうち、天然にはD体のみが知られる。共役塩基の陰イオンであるグルクロン酸イオンは、グルクロナートと呼ばれる塩を形成する。グルクロン酸の名称はギリシア語のγλυκός「甘い」に由来する。...
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  • メリト酸(ベンゼンヘキサカルボン酸) ケイ皮(3-フェニルプロパ-2-エン酸) シュウ(エタン二) マロン酸(プロパン二) コハク(ブタン二グルタル(ペンタン二) アジピン酸(ヘキサン二) フマル((E)-ブタ-2-エン二) マレイン酸((Z)-ブタ-2-エン二) アコニット(2-カルボキシプロパ-1-エントリカルボン酸)...
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  • グルクロン酸転移酵素(または、グルクロノシルトランスフェラーゼ、英: Glucuronosyl transferase)は、肝臓においてグルクロン酸抱合を行う酵素。 基質の1つであるUDP-グルクロン酸からグルクロノシル基(グルクロン酸)をもう一つの基質へと転移する化学反応を触媒する。 名称 グルクロン酸転移酵素...
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  • エステラーゼ及びアミラーゼ エポキシドヒドロラーゼ その後の第2相の反応では、活性化された生体外物質の代謝物は、グルタチオン(GSH)、グリシンまたはグルクロン酸のような電荷を持つ化学種に抱合される。薬物の抱合反応が起こる部位には カルボキシ基 (-COOH)、ヒドロキシ基 (-OH)、アミノ基...
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  • ウリジン二リン酸グルクロン酸(ウリジンにリンさんグルクロンさん、英: Uridine diphosphate glucuronic acid、UDP-グルクロン酸、英: UDP glucuronic acid)は、ウリジン二リン酸 (UDP) にグルクロン酸...
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  • グルクロン酸と結合してより水に溶けやすいものとなる。この反応はUDP-グルクロン酸転移酵素(UDPGUTF)によって媒介される。 ビリルビン + ウリジン二リン酸グルクロン酸------------> ジグルクロン酸ビリルビン \ 2 ウリジル(UMP) + 2 リン酸(Pi) ウリジン二リン酸...
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  • グルクロニド(英: Glucuronide、または、グルクロノシド、英: Glucuronoside)は、グルクロン酸がグリコシド結合で他の物質と結合して生成する物質である。グルクロニドは、配糖体の一種である。 化学物質がグルクロニドに変換されるグルクロン酸...
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  • 合して血漿へ放出され、肝臓に運ばれる。血漿中の非抱合型ビリルビンは肝臓でグルクロン酸抱合を受け抱合型ビリルビン(=直接ビリルビン)となり、胆汁中に放出され、胆道から十二指腸へ分泌される。なお胆汁の主成分は胆汁、いわゆるコールなどである。 十二指腸に分泌された抱合型ビリルビンは、小腸の腸内細菌によ...
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  • L-リブロース-5-リン酸-4-エピメラーゼ EC 5.1.3.5 UDP-アラビノース-4-エピメラーゼ EC 5.1.3.6 UDP-グルクロン酸-4-エピメラーゼ EC 5.1.3.7 UDP-N-アセチルグルコサミン-4-エピメラーゼ EC 5.1.3.8 N-アシルグルコサミン-2-エピメラーゼ...
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  • ビリルビン (category カルボン酸)
    ->(ウリジン二リン酸―グルクロン酸転移酵素(UDPGUTF))ジグルクロン酸ビリルビン+2ウリジル(UMP)+2リン酸(Pi) この形のビリルビンは肝臓から胆汁として分泌される。腸内細菌は、ジグルクロン酸ビリルビンのグルクロン酸を外し、さらにビリルビンをウロビリノーゲンへと還元させる。ある程度...
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  • UTPが活性化因子となる場合は、通常、基質はUDP化されて、無機リン酸が遊離する。 UDPグルコースはグリコーゲン合成の出発点である。UTPはガラクトース代謝にも利用され、UTPガラクトースがUTPグルコースに変換される。ウリジン二リン酸グルクロン酸はビリルビンの抱合にも利用され、水溶性の高い、ジグルクロン酸ビリルビンを生成する。 CTPシンテターゼ...
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  • 1グラムのヒアルロン酸は、約6リットルの水を保持することができる。 2010年代には特許取得された詳細が明かされていない技術によって、ヒアルロン酸が低分子化されている。方法によって低分子化されたヒアルロン酸は、分子量411から8万となる。411というのは、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸...
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  • グリコーゲンの前駆体になったり、またUDP-ガラクトースやUDP-グルクロン酸に変換されてガラクトースやグルクロン酸を含む多糖の原料になる。 さらに、リポ多糖やスフィンゴ糖脂質の原料にもなる。 UDP-グルコースは、ピロリン酸基、リボース、グルコース、ウラシルから構成される。 ^ Rademacher T...
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  • 硫酸基が付加した2糖の繰り返し構造からなる。うち1つはアミノ糖(ガラクトサミン、グルコサミン)であり、もう1つはウロン酸グルクロン酸、イズロン酸)またはガラクトースである。多数の硫酸基とカルボキシル基を持つために、強く負に帯電している。...
    3 KB (280 words) - 10:49, 14 March 2021
  • コンドロイチン硫酸 (category カルボン酸)
    D-グルクロン酸 (GlcA) と N-アセチル-D-ガラクトサミン (GalNAc) の2糖が反復する糖鎖に、硫酸が結合した構造を持つ。この「GlcA-GalNAc」2糖単位の中で硫酸基の付加やエピ化(GlcA からイズロン酸...
    7 KB (932 words) - 07:32, 14 February 2021
  • マンニトール-1-リン酸-5-デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.18 イノシトール-2-デヒドロゲナーゼ EC.1.1.1.19 グルクロン酸レダクターゼ EC.1.1.1.20 グルクロノラクトンレダクターゼ EC.1.1.1.21 アルデヒドレダクターゼ EC.1.1.1.22 UDP-グルコース-6-デヒドロゲナーゼ...
    202 KB (22,482 words) - 14:42, 14 September 2021
  • ロン酸、ヒドロキシ基をアミノ基に置き換えたものをアミノ糖、ケトン基やアルデヒド基がアルコールに還元されたものを糖アルコールと呼ぶ。 環状ヘミアセタールにおいて、五員環の物をフラノース、六員環の物をピラノースと呼ぶ。基本的に糖の種類によって大多数がフラノースもしくはピラノースとなるが、(例えば、グル...
    10 KB (1,113 words) - 08:06, 19 May 2021
  • グルクロン酸ビリルビン(ジグルクロンさんビリルビン、Bilirubin diglucuronide)は、2つのグルクロン酸によって抱合を受けたビリルビンである。 ビリルビンジグルクロニドとも、抱合型ビリルビンとも言う。 ビリルビン代謝において、親水基を有するジグルクロン酸...
    2 KB (231 words) - 12:48, 26 October 2020
  • の例 アルドン酸 グリセリン酸(3C) キシロン酸(5C) グルン酸(6C) アスコルビン酸(6C, 不飽和ラクトン) ウロソン酸 ノイラミン酸 3‐デオキシ‐D‐マンノ‐オクタ‐2‐ウロソン酸ロン酸 グルクロン酸(6C) ガラクツロン酸(6C) イズロン酸(6C) アルダル 酒石酸(4C)...
    1 KB (156 words) - 12:42, 15 September 2018
  • コデインは肝臓で全代謝の約80%がグルクロン酸抱合され、約10%はシトクロムP450の分子種の1つであるCYP2D6を触媒としてO-脱メチル化を受け、残りはCYP3A4を触媒としてN-脱メチル化される。これらのうち、O-脱メチル化されてできる代謝産物のモルヒネが、主に薬効を発揮する。 健康な成人男性にコデインリン酸...
    17 KB (2,223 words) - 12:45, 5 February 2024
  • 有機酸は塩酸やフッ化水素のような無機酸に比べて金属と反応しにくい。そのため有機酸による反応は高温・長時間で行われる。クエン酸や酢酸など有機酸の塩基は、生物学においてしばしば緩衝液の中で使われる。 生物の代謝系はカルボキシル基、ヒドロキシ基を含むL-乳酸、クエン酸そしてD-グルクロン酸...
    3 KB (394 words) - 00:50, 16 August 2021
  • ラノースのような、環状構造をしている。また、アルドン酸やアルダルと同様に、ウロン酸も分子内で脱水縮合してラクトンを作る。 ウロン酸に分類される化合物の中は、例えばグルクロン酸のように必要に応じて生体内でも合成されている物も存在する。 なお、ウロン酸は、単糖の炭素鎖は開裂させない程度の強さの適切な酸...
    3 KB (443 words) - 20:03, 20 August 2021
  • グルコースに変換されなかったフルクトースは、門脈から肝臓に達し、肝細胞に入るとグルコースよりも速やかにフルクトキナーゼによりリン酸化されてフルクトース-1-リン酸を生成し、フルクトース-1,6-ビスリン酸を経て解糖系に入り、ピルビン酸を生成する。大量のフルクトースの摂取はピルビン酸...
    15 KB (2,012 words) - 15:35, 2 March 2024
  • ン酸、シュウなどのキレート剤と共に加熱することで可溶化され、抽出される。 食品添加物として使用され、冷やすと甘味が増す。 天然では以下の構造の異なる3つのドメインから構成される。 ホモガラクツロナン (Homogalacturonan, HG) は最も主となる構造。ガラクツロン酸のみの連続したα-1...
    4 KB (497 words) - 07:50, 21 December 2023
  • ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ EC.4.1.1.32 ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ (GTP) EC.4.1.1.33 ジホスホメバロン酸デカルボキシラーゼ EC.4.1.1.34 デヒドロ-L-グロン酸デカルボキシラーゼ EC.4.1.1.35 UDP-グルクロン酸デカルボキシラーゼ...
    73 KB (8,542 words) - 23:14, 12 April 2024
  • イズロン酸(イズロンさん、Iduronic acid、IdoA)は、イドースのウロン酸で、デルマタン硫酸とヘパリンのウロン酸部分を構成している。また、イズロン酸はC5のエピマーであるグルクロン酸に比べて少数であるがヘパラン硫酸(HS)にも存在する。天然に存在するのはL体であり、D体は知られていない。旋光度は[α]D+37°...
    2 KB (109 words) - 04:55, 12 March 2020
  • 成するものとして植物に広く存在する。還元することによってキシリトールとなるほか、キシロースイソメラーゼによってキシルロースになる。生合成はUDPグルクロン酸の脱炭酸によってUDPキシロースが生成するというもので、このUDPキシロースがキシロシルトランスフェラーゼにより、糖鎖や多糖に組み込まれる。 ^...
    2 KB (264 words) - 07:55, 29 November 2023
  • 動物のプロテオグリカンは、コアタンパク質のアミノ酸であるセリンと糖質のキシロース←ガラクトース←ガラクトース←グルクロン酸が結合しコンドロイチン硫酸などの2糖単位で連続する多糖体が複数本結合した化合物である。グリコサミノグリカンは、神経系や免疫系などと共に高等多細胞...
    9 KB (969 words) - 20:20, 13 January 2023
  • ン酸となったものであり、グルコース(glucose)のウロン酸(uronic acid)がグルクロン酸(glucuronic acid)である。ところで、カルボン酸はカルボキシ基を持つの総称だが、このカルボキシ基は水酸基との間で脱水縮合して(水分子が外れて)カルボン酸...
    7 KB (1,087 words) - 02:01, 4 April 2022
  • ン酸、システイン、グルタミン酸グルタミン、グリシン、プロリン、セリン、チロシンを合成することができ、これらは非必須アミノ酸と呼ぶ。アルギニンやヒスチジンは作ることができるが、成長期の動物には十分な量を産生できないので、必須アミノ酸とされることがある。 アミノ酸からアミノ基を取り除くと、α-ケト...
    72 KB (8,897 words) - 08:07, 7 April 2024
  • 13 スクロースシンターゼ EC.2.4.1.14 スクロースリン酸シンターゼ EC.2.4.1.15 α,α-トレハロースリン酸シンターゼ (UDP生成) EC.2.4.1.16 キチンシンターゼ EC.2.4.1.17 グルクロン酸転移酵素 EC.2.4.1.18 1,4-α-グルカン分枝酵素...
    222 KB (28,239 words) - 06:31, 24 July 2020