クトゥルフ神話(クトゥルフしんわ、Cthulhu Mythos)は、パルプ・マガジンの小説を元にした架空の神話。 20世紀にアメリカで創作された架空の神話であり、「アメリカ神話」とも呼ばれる。作中では逆に、人類史の神話は太古からのクトゥルフ神話の派生であるということになっている。...
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イグ(Yig)は、創作神話クトゥルフ神話に登場する、架空の神性。蛇の神。 初出はゼリア・ビショップ名義でハワード・フィリップス・ラヴクラフトが代筆した『イグの呪い』。蛇のアイデアはビショップによるもので、蛇神イグをはラヴクラフトが創造した。 あらゆる蛇族の父と言われる。クトゥルフ神話の神々の...
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また、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとは文通相手であり、『黒の碑』などのクトゥルフ神話作品も執筆していたほか、ラヴクラフトもハワードの創造した世界に対する言及を自作内で行っている。オーガスト・ダーレス、クラーク・アシュトン・スミスらとの親交も厚かった。ハワードの...
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クトゥルフ神話の土地では、クトゥルフ神話に登場する土地について記載する。 ドリームランドの地理については、ドリームランド (クトゥルフ神話)を別途参照。地球外の星々については、クトゥルフ神話の星々を別途参照。 実在の土地には●をつける。クトゥルフ神話初期の作品は、作家たちが生きた1920年代から19...
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当初はスミスが独自に、パルプ誌の同僚作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(以下HPL)やロバート・E・ハワードの作品等を参考にしたうえで築いたものであった。しかし、作品の刊行以前に書簡でこれを受け取ったHPLはスミスへの返信でこの設定を激賞、更にはこの世界に登場する神格、ツァトゥグァを借りて自身のクトゥルフ神話...
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ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(英: Howard Phillips Lovecraft、1890年8月20日 - 1937年3月15日)は、アメリカ合衆国の小説家。怪奇小説・幻想小説の先駆者の一人。生前は無名だったが、死後に広く知られるようになり、一連の小説が「クトゥルフ神話」として体系化された。...
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この項では、クトゥルフ神話のアイテムについて記載する。特に、禁断の書物については、クトゥルフ神話の文献を別途参照。 クトゥルフ神話関連の書籍に解説が頻出し、特にTRPGサプリメントの『キーパーコンパニオン』は文献とアイテムの設定集である。複数回登場しやすい文献に比べると、アイテムは単発の登場である場合が多い。...
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クトゥルフ神話関連の書籍に解説が頻出する。文献(魔道書)のリストを作ろうという試みはダーレス時代からあり、フランシス・T・レイニーの『クトゥルー神話小辞典』(1943)4章やリン・カーターの『クトゥルー神話の魔道書』(1959)などが古典的な設定集として挙げられる。今日ではあらゆるクトゥルフ神話の...
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父なるダゴンと母なるヒュドラ (redirect from ハイドラ (クトゥルフ神話))
事典四:学研『クトゥルー神話事典第四版』(東雅夫編、2013年版) TRPG:Call of Cthulhu 第5版 - 1992・日本語1993年版ホビージャパン『クトゥルフの呼び声』 第6版 - 2004・日本語2004年版エンターブレイン『クトゥルフ神話TRPG』 第7版 -...
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無名祭祀書 (category ロバート・E・ハワード)
Cults)は、クトゥルフ神話作品に登場する架空の書籍。著者は架空の人物フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ユンツト。 この魔道書はロバート・E・ハワードが創造したものであり、『夜の末裔』を初出とする。 当初はNameless Cultsという英語題名のみであった。そこに、ドイツ語の...
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クトゥルフ神話に影響を受けた作品一覧(クトゥルフしんわにえいきょうをうけたさくひんいちらん)では、クトゥルフ神話の影響を受けた作品を挙げている。なお、クトゥルフ神話自体はギリシア神話やロード・ダンセイニの著作に影響を受けている。詳細はクトゥルフ神話を参照。 『邪教の神』(1956年、高木彬光)...
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地球本来の神々(ちきゅうほんらいのかみがみ)は、創作神話クトゥルフ神話の用語。 狭義では、「大いなるもの」という者たちを指しており、ドリームランド(幻夢郷)に住むとされる神々の総称である。 だがクトゥルフ神話・ラヴクラフト神話には、ギリシャ神話などの既存の伝説の神々が登場することもある。クトゥルフ神話の...
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『クトゥルフの呼び声』(クトゥルフのよびごえ、英: The Call of Cthulhu)とは、アメリカ合衆国のホラー小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが1928年に発表した小説。 1926年夏頃に執筆され、パルプ雑誌『ウィアード・テイルズ』1928年2月号で初めて発表された。...
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旧支配者 (category クトゥルフ神話の神)
One」など複数の呼称が用いられることがある。 グレート・オールド・ワンズの初出は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの短編小説『クトゥルフの呼び声』(執筆1926/発表1928)であり、クトゥルフがその大祭司と呼ばれている。邪神の総称としての旧支配者が定着したのは、フランシス・レイニーの『クトゥルー神話小辞典』(初期版1942)以降となる。...
32 KB (3,749 words) - 03:25, 2 November 2024
ツァトゥグァあるいはツァトゥグア (Tsathoggua) は、クトゥルフ神話に登場する架空の神性。クラーク・アシュトン・スミスによって創作された。異称としてサドグイ(Sadogui)、サドゴワア(Sadogowah)、ゾタクア(Zhothaqquah)などが知られる。 ツァトゥグァはラヴクラフト神話に含まれる。...
26 KB (3,438 words) - 12:26, 10 April 2024
の一つ。 初出は、ロバート・E・ハワードの〈キング・カル〉シリーズ、『ウィアード・テイルズ』1929年8月号収録の『影の王国』。またクラーク・アシュトン・スミスも独自に『二重の影』と『七つの呪い』(共に1934)で蛇人間を描写している。この時点でハワードとスミスの蛇人間は全く無関係の...
17 KB (2,692 words) - 23:01, 25 May 2024
の固有名詞であった。ロバート・W・チェンバースは自作に取り込んだが、意味が変わっている。続いてハワード・フィリップス・ラヴクラフトも自作へと導入した。ハスターはラヴクラフト神話に含まれる。 今日のハスター像を確立させたのはオーガスト・ダーレスであり、名状しがたいものハスターはクトゥルフ神話の邪神として知られるようになっている。...
27 KB (4,206 words) - 00:48, 14 December 2024
オーガスト・ダーレス (category クトゥルフ神話作家)
マーク・スコラーとの共著が5作品(非神話を除く)、単著が17作品。、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの補作が16作品(邦訳13、未訳3)。 ロバート・E・ハワードの補作 黒の詩人 The House in the Oaks (1971) 蝙蝠鐘楼 - Bat's Belfry イーモラの晩餐 - A...
14 KB (1,613 words) - 12:58, 20 April 2025
闇に囁くもの (category ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの短編小説)
Darkness)は、アメリカ合衆国の小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの小説である。1930年2月から9月に執筆され、1931年8月にパルプ雑誌『ウィアード・テイルズ』に発表された。 クトゥルフ神話の一つ。特に、地球外生命体ミ=ゴの初出作品。 それまでの『クトゥルフの呼び声』や『ダンウィッチの...
12 KB (1,744 words) - 11:32, 28 July 2025
Azathoth)は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品およびクトゥルフ神話に登場する架空の神性。アザトホースとも。「魔皇」「万物の王」「白痴の魔王」と呼ばれ、神々の始祖とされる。 ラヴクラフトが1919年にしたためた備忘録に「アザトース――おぞましき名前」という一節があり、これがアザトースという名前の...
14 KB (1,824 words) - 13:29, 7 May 2025
永劫より (category クトゥルフ神話)
クトゥルフ神話アンソロジーにも収録されている。 本項では作品自体と、ガタノトーアについても記述する。 アメリカ合衆国ボストンにある博物館の学芸員ジョンスン博士の遺稿という体裁を取っており、ムー大陸ブームが起きていた1930年代を舞台としつつ、ロバート・E・ハワード...
20 KB (2,895 words) - 06:44, 28 July 2025
無名都市 (category クトゥルフ神話の土地)
無名都市(むめいとし、The Nameless City)は、クトゥルフ神話に登場する架空の土地。 初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフト(以下HPL)著『無名都市』(The Nameless City, 1921年)。 作品と用語の両方について解説する。特に注意書きしない限りはそのままHPL『無名都市』を出典とする。...
12 KB (1,776 words) - 11:40, 28 July 2025
ナイアーラトテップ (category クトゥルフ神話の神)
クトゥグアのみ。 旧支配者の中で唯一幽閉を免れ、他の神格と違い自ら人間と接触するなど、クトゥルフ神話において特異な地位を占める神である。 これらの解説文は初期辞典『クトゥルー神話小辞典』『クトゥルー神話の神神』の時点でほぼ完成しており、以降の書籍群におけるナイアーラトテップの...
24 KB (3,604 words) - 23:10, 31 July 2025
Yog-Sothoth)は、クトゥルフ神話に登場する架空の神。 ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品に登場する存在。「存在」ではなく「空虚」(void)とも表現される。T.S.ミラーの学術論文によると、ラヴクラフトの描写は汎神論的であり、果てしない全ての物事や時間さえもが「神」(ヨグ=ソトース)の...
24 KB (3,208 words) - 04:17, 4 May 2024
ネクロノミコン (category クトゥルフ神話の文献)
は、怪奇作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの一連の作品に登場する架空の書物である。ラヴクラフトが創造したクトゥルフ神話の中で重要なアイテムとして登場し、クトゥルフ神話を書き継いだ他の作家たちも自作の中に登場させ、この書物の遍歴を追加している。 アラビア人「アブドル・アルハズラット」(アブドゥル...
20 KB (2,895 words) - 00:12, 30 December 2024
Disciple』(未訳) ^ E・P・バーグランド『Wings in the NIGHT』(「SHARDS OF DARKNESS」所収 ^ 『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』「黒い仔山羊」283-284ページ。 ^ 新紀元社『エンサイクロペディア・クトゥルフ』「シュブ=ニグラスの黒い仔山羊」138ページ。...
16 KB (2,321 words) - 11:31, 8 December 2024
リン・カーター (category クトゥルフ神話作家)
また、L・スプレイグ・ディ・キャンプらと共にロバート・E・ハワードの『英雄コナン』シリーズの続編も手がけている。 クトゥルフ神話ジャンルにおいては、作家同士の書簡でしか語られていなかった設定を小説に反映させたり、クトゥルフの出身惑星や眷属を新たに設定し、またGreat Old Onesに対してLesser...
5 KB (679 words) - 15:09, 11 May 2024
フランク・ベルナップ・ロング (category クトゥルフ神話作家)
“ゼロから始める“クトゥルフ神話” 第3回:作家たちの饗宴 [ファミ通App]”. ファミ通App. 2021年7月18日閲覧。 ^ a b c 学研『クトゥルー神話事典第四版』フランク・ベルナップ・ロング、510-512ページ。 ^ 学研『クトゥルー神話事典第四版』はじめに、17ページ。 ^ 学研『クトゥルー神話...
5 KB (540 words) - 10:35, 3 July 2024
シュマゴラス (category マーベル・シネマティック・ユニバースの登場人物)
産まれた神々が、シュマゴラスやロイゴロスである。 シュマゴラスの名前の元ネタは、クトゥルフ神話草創期の作家であるロバート・E・ハワードのThe Curse of the Golden Skullに登場する「シュマゴラスの書」。 脚本家のロイ・トーマスによると、シュブ=ニグラスをイメージしたという。...
4 KB (540 words) - 18:21, 11 June 2025
ラヴクラフト作品一覧 (category ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの小説)
啓裕 (2005) 「作品解題」、H・P・ラヴクラフト(著)、大瀧 啓裕(訳)、『ラヴクラフト全集 7』、東京創元社 ISBN 4-488-52307-2 英語版ウィキソースにハワード・フィリップス・ラヴクラフト著の原文があります。 クトゥルフ神話 ラヴクラフト神話 ドリームランド (クトゥルフ神話)...
25 KB (1,485 words) - 04:44, 31 July 2025
ウィアード・テイルズ(Weird Tales)は、1923年に創刊されたアメリカのパルプ・マガジンである。怪奇小説、ファンタジー小説、SF小説の専門誌。 クトゥルフ神話のラヴクラフト、『サイコ』のロバート・ブロック、『火星年代記』のレイ・ブラッドベリ、『英雄コナン』のロバート・E・ハワード...
15 KB (2,124 words) - 14:30, 1 February 2025