英語等で「イチジクの葉」(イチジクのは、英語: fig leaf)という表現は、「恥ずかしいことや嫌なことを、無害なもので隠す」という意味で広く使われている。また、絵画や彫像で、外性器の部分を後から覆い隠すためにイチジクの葉が使われることがある。これらは、聖書の創世記において、アダムとイヴが知恵の...
8 KB (822 words) - 05:55, 18 August 2023
イチジク(無花果、映日果、一熟、学名: Ficus carica)は、クワ科イチジク属の落葉高木、またはその果実のことである。西アジア原産。果樹として世界中で広く栽培されている。小さな花が多数入った花嚢をつけ、雌雄異株で、雌株の花嚢が果嚢になる。これがいわゆるイチジクの...
50 KB (6,738 words) - 04:59, 1 May 2024
イチジク属(イチジクぞく、学名:Ficus)は、クワ科に含まれる属である。ラテン語名からフィクス属、日本では慣用的にフィカス属ともいう。 約800種の植物が含まれる。木本またはつる植物で、暖帯から熱帯に分布する。傷をつけるとゴムを含む乳液が出る。代表的な樹種に、イチジク...
16 KB (2,122 words) - 00:42, 21 April 2024
クワ科を代表する果物であるイチジク クワの実もよく食用にされる パンノキ コウゾ属を炒めたタイ料理 クワは樹皮、葉、果実などがそれぞれ漢方の薬となっている。 東南アジアやアフリカに分布するウパスノキ(Antiaris toxicaria)の樹液は強心配糖体であるアンチアリンを含み、...
20 KB (2,324 words) - 11:36, 4 July 2023
ドライフルーツ (category Webarchiveテンプレートのウェイバックリンク)
。」と書かれている。 ローマではイチジクも非常に人気があった。乾燥させたイチジクはパンに練り込められ、田舎の人々の冬の食生活で大きな割合を占めた。そんなイチジクはクミン、アニス、フェンネルなどのスパイスや炒ったゴマをすり込み、イチジクの葉で包んで瓶に詰めて保存された。現在では、イスラ...
13 KB (1,761 words) - 01:07, 17 December 2023
イチジクの葉で隠すようになったという記述から来ている(イチジクの樹は、創世記の中でも特に名指しで描かれている)。イチジクは長年、女性の性的特質のシンボルとされており、イタリア・ルネサンスの時期には、イチジクが描かれたこともあった。イチジクを禁断の果実として描いた作品の...
9 KB (1,304 words) - 15:30, 26 August 2023
検閲 (category 出典を必要とする記述のある記事/2023年9月)
みに政府当局・政治体制・為政者・イデオロギーへの直接批判を避け、社会全体の不正や社会システムにおける不備などを(現体制以前の時代などを作品世界舞台にして揶揄するなどして)間接的に批判する創作技法。 世界報道自由度ランキング イチジクの葉 - 様々な像の外性器を隠すために、製造後に取り外し可能な形で取り付けられる。...
7 KB (872 words) - 02:20, 4 May 2024
のインド以西の中東地域においてはバナナはイチジクと呼ばれ、マケドニア人のアレクサンドロス3世はインド遠征でバナナを見たとき、これをイチジクと記したとされる。また、アラビア語で書かれたコーランに出てくる楽園の禁断の果実「talh」はバナナと考えられており、ヘブライ語聖書では禁断の果実は「エバの...
8 KB (1,335 words) - 01:50, 1 April 2023
の托葉痕がある。 葉は楕円形や倒卵形、革質でやや厚く、毛はない。葉柄はアコウよりも短い。 花期はほぼ通年。イチジクのような花序(花嚢)は枝に多数つき、小さい。花嚢は果嚢(イチジク状果)となり、8月ごろに黄色または淡紅色に熟す。実は鳥やコウモリなどの餌となり、糞に混ざった未消化の種子は土台となる低木や岩塊などの上で発芽する。...
12 KB (1,502 words) - 08:56, 12 May 2024
アダム (category 独自研究の除去が必要な記事/2010年4月-6月)
その後、アダムは、良し悪しの知識の木から取った実を妻から与えられて食べると、二人の目は開かれて、覆いのない裸であることを知った。そこで、彼らは彼らの腰のためにイチジクの葉を縫い合わせた。しかし、アダムがアドナイ・エロヒムの一人のように良し悪しを知る者になったことが見つかると、...
16 KB (2,566 words) - 05:44, 6 April 2024
アダムとイヴ (ティツィアーノ) (category ティツィアーノ・ヴェチェッリオの作品)
の下半身を覆うために不自然な形でイチジクの葉を加える必要があり、画面全体の効果を損なっている。後に、ルーベンスは本作品を模写した際にこの欠点に気づき、アダムのポーズをX線撮影が明らかにした元の構図に近い形に変更し、さらにアダムからイチジクの葉...
10 KB (1,280 words) - 23:59, 11 April 2024
エジプトイチジク(学名:Ficus sycomorus、英:sycamore fig 、fig-mulberry、sycamore、sycomore)、シカモア、シカモアイチジクとも呼ばれる。古代から栽培されているイチジク属の種である。古代エジプトでは、生命の木として扱われた。 リンネの『植物の種』(1753年)...
6 KB (693 words) - 20:13, 4 November 2022
イチジク状果はほとんどの部分が壷状の花床で占められているため、偽果でもある。 このようなイチジク属の特異な花のつき方は、極めて特異な花粉媒介様式と関係している。イチジク属のそれぞれの種では、基本的に特定の種のイチジクコバチが花粉媒介者となっている。イチジク属には雌雄同株の種と雌雄異株の...
22 KB (2,100 words) - 04:10, 2 December 2023
の痛みにナンテン、痔にイチジクの葉、汗疹にモモの葉などがある。また、カキのようにへたはしゃっくり、葉は滋養強壮などと部位によって別の効力を有するものもある。 現在は大衆薬が豊富に出回っており、また日本では国民皆保険制度により医療へのアクセスが容易になっているため、民間薬を使う機会はほとんどない。...
6 KB (874 words) - 11:12, 16 April 2023
果実 (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
イチゴでは花托に由来する部分が(下図3a)、イチジクでは花床に由来する部分が(下図3b)、果実の大部分を占めている。このように花托や花床、さらに花被など子房以外の要素が大部分を占める果実は、偽果ともよばれる。 茎についている果実の柄は果柄(pedicel)、複数の果実がついている共通の...
95 KB (9,858 words) - 15:57, 15 May 2024
誘惑されるアダムとイヴ (ティントレット) (category ティントレットの作品)
の木に蛇の姿はすでになく、腰をイチジクの葉で覆っているイヴはすでに禁断の果実を食した後であると分かる。画面右の背景では前景の誘惑に続く楽園追放のエピソードが異時同図法的に小さく描かれており、アダムとイヴは輝く天使によってエデンの園の外へと追放されている。 構図のリズムを構築する中核となっているの...
10 KB (1,316 words) - 01:33, 24 May 2023
イヌビワ (category イチジク属)
イチジクの仲間で、ビワとは近縁関係にはない。イチジク渡来前の時代の日本では、本種は「イチジク」とよばれていた。 日本の本州(関東以西)・四国・九州・沖縄と、韓国の済州島に分布する。海岸や沿海の山地に自生する。特に関東地方から沖縄までの海岸沿いの照葉樹林の林縁に多く見られる。 なお、イチジク属の...
10 KB (1,235 words) - 02:54, 12 May 2024
エゾツルキンバイ(バラ科)の痩果 イチジク(クワ科)のイチジク状果断面 ヤナギバグミ(グミ科)の果実 セイヨウカノコソウ(スイカズラ科)の痩果(下位痩果) [脚注の使い方] ^ 複数形は achaenia。 ^ 複数形は acheniums または achenia。 ^ カヤツリグサ科の果実は、堅果(小堅果)とされることもある。...
32 KB (3,364 words) - 12:18, 1 August 2023
ジョニー・ワイズミュラー (category ウィキデータのスポーツ識別子を使用している記事)
American Girl)』に出演し、イチジクの葉を着けてアドニスを演じた。『Crystal Champions』では本人役で登場した。 メトロ・ゴールドウィン・メイヤーと7年契約を結んでから俳優としてのキャリアが本格的に始まった。筋肉隆々でイメージに完璧に一致したことから1932年の...
8 KB (759 words) - 05:33, 23 March 2023
アダムとエバ (category 旧約聖書の人物)
の木の実はこの時は食べてはいけないとは命令されてはいない。その後、女(ハヴァ)が創造される。蛇が女に近付き、善悪の知識の木の実を食べるよう唆す。女はその実を食べた後、アダムにもそれを勧めた。実を食べた2人は目が開けて自分達が裸であることに気付き、それを恥じてイチジクの葉で腰を覆ったという。...
13 KB (2,076 words) - 08:05, 30 March 2024
nerve)とは、葉における維管束であり、葉の表面に筋として見える構造である(図1)。葉脈は茎の維管束につながり、水や栄養分を葉に行き渡らせ、葉での光合成によってつくられた有機物を葉から運ぶ通路となる。また葉脈は細胞壁が硬化した細胞を含み、葉の機械的支持にも機能している。 1枚の葉に複数の葉...
34 KB (3,660 words) - 17:48, 1 December 2023
の樹の蛇が「その実を食べると目が開け、神のように善悪を知ることができるから禁じているだけ」とイヴに唆すことで、共に盲目のイヴとアダムがその実を食べてしまい、目が見えて自身が裸であることを恥じ、イチジクの葉を綴り合せて身体を覆ったのだとされる。後に2人は神の怒りを買い、エデンの...
6 KB (896 words) - 21:27, 15 April 2024
日本語の「偽果」や英語の false fruit, spurious fruit, pseudocarp には「ニセモノの果実」という語感があるが、偽果は真の果実の部分(雌しべの子房に由来する構造)を含んでおり、ふつう果実の一型として扱われる。 典型的な偽果は、リンゴ、バラ、イチゴ、ハス、クワ、イチジクなどにみられる(図1)。...
22 KB (2,321 words) - 07:26, 13 November 2023
アコウ (植物) (category イチジク属)
アコウ(赤榕・赤秀・雀榕、学名: Ficus superba var. japonica)は、クワ科イチジク属の半常緑高木。F. superba の変種 var. japonica とされているが、Ficus subpisocarpa とする説もある。葉を乾かして焼くとよい香りを発するので、沈香木(じんこうぼく)とよばれる。...
11 KB (1,411 words) - 08:36, 12 May 2024
裸 (category 書きかけの節のある項目)
なお純粋な芸術か猥褻かという価値判断においては、明治期の日本では、山田美妙の小説「蝴蝶」の挿画(画は渡辺省亭)や黒田清輝の『朝妝』が話題になったことがあり、またダニエレ・ダ・ヴォルテッラのように、巨匠として後世に名を残したミケランジェロの描いた裸体に「イチジクの葉を描き込んだり腰布をまとわせる」という仕事を...
14 KB (1,982 words) - 06:30, 17 January 2024
ベンジャミン (植物) (category イチジク属)
イチジク属の植物である。街路樹などに用いられる。 耐陰性が強いが、日当たりを好み強健に生育する。樹皮は白くて凹凸が少ないが、大きく成長すると気根を出す。葉は小さく、葉身は長さ10センチメートル (cm) になる卵状楕円形をしており、緑色の皮質で光沢があるが、斑入りの栽培品種もある。...
7 KB (893 words) - 20:23, 27 August 2023
のような先端からは、長楕円形の葉(葉身)が大きく伸びる。 花(花序)は偽茎の先端から出て、下に向かってぶら下がる。花序は1本の果軸に複数の果房(果段)がつき、各果房には10本から20本程度の果指から成っている。大きな花弁に見えるのは苞葉で、果指の部分が本当のバナナの花である。果指一つ一つが一本の...
75 KB (10,231 words) - 23:51, 19 May 2024
観葉植物 (category すべてのスタブ記事)
ベンジャミン(クワ科) 東南アジア原産で、イチジクやインドゴムと近縁。白い樹皮に小さなつやのある葉が特徴。すっきりした外見が好まれるが、乾燥や日光不足に陥るとすぐに葉を落とす。 ポトス(サトイモ科) ハート型の葉が美しい最もポピュラーな観葉植物のひとつ。ライム色や緑色、緑色に白い斑入りの...
12 KB (1,917 words) - 03:52, 15 March 2024
pippala または aśvattha)は、クワ科イチジク属の植物の一種。仏教の発祥地であるインドの国花になっている。「仏教三霊樹」のひとつで、仏教の経典にはテンジクボダイジュ(天竺菩提樹)の別名を持つ。 リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである。 熱帯地方では高さ30メートル (m)...
11 KB (994 words) - 09:03, 20 September 2023
アイギョクシ (category イチジク属)
awkeotsang)は、クワ科イチジク属のつる性植物。その果実から作られるゼリー状デザートをオーギョーチ(台湾語のò-giô-chíから)という。 愛玉子という名の由来は、『台湾通史』の「農業志」に記載があり、実を水の中で揉みだすと固まる性質を発見した人が愛娘の名「愛玉」にちなんでつけたものとされている。 台湾北部の...
6 KB (620 words) - 11:52, 31 August 2023
アダムとイヴ (ルーベンス) (category ピーテル・パウル・ルーベンスの作品)
の下半身を覆っていたイチジクの葉を取り除くことを可能としている。さらにアダムの背後に立っている樹木の枝に善を象徴するオウムを描き加えることで、足元に悪徳と欲望の象徴と思われるキツネが描かれたイヴとの象徴的な対比を強調している。こうしたシンボリックな動物の用い方はアルブレヒト・デューラーの...
9 KB (977 words) - 00:00, 12 April 2024