• アイオナ修道院アイオナしゅうどういん、Monastery of Iona)は、スコットランド西方海上に浮かぶインナー・ヘブリディーズ諸島のアイオナ島にあった中世ケルト教会の修道院。中世前期のキリスト教布教の中心地であった。 アイルランドの守護聖人のひとりである聖コルンバが563年にアイ...
    3 KB (272 words) - 13:39, 22 March 2023
  • アイルランドからヘブリディーズ諸島に渡った聖コルンバが創建したアイオナ修道院はスコットランドを教化したし、アイオナからノーサンブリアに移植されたケルト教会であるリンデスファーン修道院は北部イングランドを改宗させている。またこれらの修道院からケルト系修道院...
    5 KB (598 words) - 00:50, 28 June 2022
  • 563年、郷里のアイルランドを追われた聖コルンバは、12人の同士とともに修道院を創設した。彼らはここを拠点に、スコットランドやイングランド北部の異教徒をキリスト教に改宗していった。学びの場として、あるいはキリスト教布教の拠点としてアイオナの名声はヨーロッパ中に広がってゆき、主要な巡礼地となっていった。アイオナ...
    6 KB (910 words) - 14:32, 8 February 2020
  • コルンバ (category 6世紀アイルランドの人物)
    546年には名高いダロウ修道院を創建して自ら修道院長となっている。その後もアイルランド各地に数多くの修道院を建立したと伝えられる。 しかし、560年頃信仰上の争いから激しい迫害を受け、563年にアイルランドを逃れて、スコットランド西方海上に浮かぶヘブリディーズ諸島のアイオナ島に新たな修道院を創建した。 コルンバはこのアイオナ修道院...
    4 KB (326 words) - 04:19, 22 February 2021
  • 北斉太寧2年のこの年に死去した庫狄廻洛の墓(山西省寿陽県)から最古の白磁の祖型とみられる低火度鉛釉陶磁が出土している。 563年 - 修道士コルンバがスコットランド西海のヘブリディーズ諸島アイオナ島に新たなアイオナ修道院を創建する。 564年 - 大英博物館所蔵のトゥルム遺跡出土の「トゥルム石碑1(英語版)」に刻まれている年はこの年のもの。...
    59 KB (7,559 words) - 12:10, 8 February 2024
  • 代表的な中世の装飾写本としては、アイルランドに始まるケルト教会系の修道院で作成されたケルト装飾写本があり、ヘブリディーズ諸島のアイオナ修道院で作成された『ケルズの書』、ノーサンブリアのリンデスファーン修道院で作成された『リンデスファーン福音書』、アイルランドのダロウ修道院で作成された『ダロウの書』などが現存する。...
    5 KB (607 words) - 14:06, 8 December 2023
  • (King Oswald) の招請によってアイオナ修道院から赴任した聖エイダン (Saint Aidan) がリンディスファーン修道院を創建し、ここが北部イングランドのキリスト教化の拠点となった。 ノーサンブリア王国を傘下に収めたリンディスファーンの修道士たちはイングランド北部を遊行して布教に努め...
    7 KB (862 words) - 13:34, 11 December 2023
  • レイレ修道院(スペイン・ベネディクト会) レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院(イタリア・ドミニコ会) ロルシュ修道院(ドイツ) ロンドン・チャーターハウス(イギリス・カルトジオ会) アイオナ修道院(スコットランド西方海上・アイオナ島)...
    10 KB (849 words) - 03:14, 29 June 2022
  • Mellifont)に移り、エグベルトの指導を受けた。エグベルトはイングランド人であったが、若くしてアイルランドに渡り、729年 90歳でアイオナ修道院で没するまで「完徳の中に生涯を過ごした」(ベーダ)と言われた人物である。そこで12年間修道士・司祭としての生活を送った。690年頃フリース族の居住する地に赴いた。このフ...
    7 KB (945 words) - 20:09, 10 June 2022
  • アイオナ島(現在はスコットランド領)よりアイルランド人の修道僧がノーサンブリアに来訪、そしてこの地に修道院が根付くようになる。635年ノーサンブリア東岸のリンディスファーン島にアイオナ島より聖エイダンが来訪。リンディスファーンは一大修道院...
    20 KB (1,393 words) - 02:47, 13 May 2023
  • 会の行事や典礼をそれまでのケルト式からローマ式に改革した。ベネディクト会の招聘・保護や巡礼の宿泊施設整備、修道院建設も推し進め、ケルト教会の一派・コルンバ派の拠点で火事で焼失したアイオナ修道院を再建、コルンバ派のカトリック改宗にも尽力した。マーガレットはその功績から、1250年に列聖された。...
    8 KB (688 words) - 03:00, 16 November 2023
  • 461年 (カルケドン公会議に教皇特使を派遣) ヌルシアのベネディクトゥス  480年? - 547年 (ベネディクト会の創立者) アイオナ島のコルンバ 521年 - 597年 (修道院の創立者、アイルランド、スコットランドの守護聖人) グレゴリウス1世 (ローマ教皇) 540年? - 604年 セビリアのイシドールス 560年?...
    20 KB (2,490 words) - 12:30, 9 January 2024
  • - ミュージシャン、作曲家、俳優、政治活動家 ジェームズ・コノリー - 民族運動指導者 マイケル・コリンズ - アイルランド独立運動の指揮者 コルンバ - アイオナ修道院を創建した修道僧 エドワード・サビーン - 天文学者・探検家 アーネスト・シャクルトン - 探検家 ジョージ・バーナード・ショー...
    11 KB (948 words) - 09:20, 10 July 2021
  • アトス山 ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院 神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含むパトモス島の歴史地区 (ホーラ) オフリド地域の自然・文化遺産 トロードス地方の壁画聖堂群 エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡 聖カタリナ修道院 アブ・メナ 『ビザンチン建築』...
    90 KB (13,197 words) - 17:28, 29 September 2023
  • 修道院の基礎における最近の考古学作業で、この地方は6世紀後半、最後の改宗時期にあったと想定された。これはピクト王ブリデイおよびコルンバと同時代である。ピクト人王国内でキリスト教を確立するまでの過程は、はるかに長い期間にわたって延長されていたのだろう。ピクト人王国はもっぱらアイオナ島とアイ...
    23 KB (2,801 words) - 05:46, 10 August 2021
  • スコットランドへのキリスト教宣教は聖ニニアンが南部のピクト人へ初めて行ったといわれている。563年にはアイルランドの修道僧の聖コルンバが12人の仲間と共に宣教に来て、彼が作ったアイオナ島のアイオナ修道院は現存している。 11世紀に至って、聖マーガレットの時代にローマとの結びつきをさらに強くしている。...
    9 KB (1,051 words) - 20:16, 10 February 2023
  • mollis)の品種改良種を開発し海藻養殖(英語版)していたが、油で炒めて食したところベーコンの風味がすることを発見し特許を取得した。 この種の最古の記録として、6世紀にアイオナ修道院の修行僧が収穫した記録が残っている。 [脚注の使い方] ^ -日本の海藻-美しく多様な海藻の世界--(国立科学博物館) ^ Hoek, C.van...
    5 KB (586 words) - 14:49, 31 March 2024
  • 本格的なヴァイキングの時代が始まるのは、793年の北部イングランドのリンデスファーン修道院襲撃からとされる。以後、795年にはヘブリディーズ諸島のアイオナ修道院を略奪し、北海沿岸を襲撃していくようになった。だが、9世紀半ばからは西ヨーロッパに越冬地を設営して、さらなる略奪...
    49 KB (6,751 words) - 10:53, 13 April 2024
  • ピットは、どちらのページも、落し大文字によって形成される外形の内側に複雑な装飾的な結び目模様が施されている。 ミーズ県のケルズにあるケルズ修道院は、アイオナ修道院から創設または再建されたもので、807年から814年に教会の奉献まで建設されていた。写本の日付と製造場所は、かなりの議論の的となってきた。...
    57 KB (8,261 words) - 13:42, 25 February 2024
  • 坂上田村麻呂が胆沢城を築く。後に鎮守府を置く。蝦夷の大墓公阿弖流為ら降伏する。 スコットランド北西ヘブリディーズ諸島のアイオナ修道院がヴァイキングに襲撃される(続く806年、825年にも)。 803年 カール大帝がアッバース朝のハールーン・アッ=ラシードに派遣していた使節がアーヘン宮廷に戻る。...
    76 KB (9,348 words) - 10:37, 24 September 2023
  • 、ローマ帝国支配期だと言われている。4世紀末に活躍したカンブリア出身の聖ニニアンが最初のスコットランド司祭であった。またアイルランドのケルト系キリスト教の影響を受けたアイオナ修道院は聖コルンバによって6世紀に建てられている。中世スコットランドの神学者として代表的な人物は、フランシスコ会のヨハネス・ド...
    3 KB (352 words) - 01:21, 5 November 2023
  • ふたたびキリスト教布教を行い、しだいにケルトの神話は忘れられていった。この時期もっとも有名な宣教師であるコルンバは、スコットランドのアイオナ島に辿りついてアイオナ修道院を建てた。キリスト教は、ピクト人の王ブライディ1世(英語版)のキリスト教への改宗がひとつの転換点となって広まったとも主張されているが、この点については異論もある。...
    51 KB (7,072 words) - 16:20, 29 October 2023
  • 635年頃、ノーサンブリア王オズワルドの要請でスコットランド西岸アイオナからやってきた、アイルランド出身の聖エイダン(Saint Aidan)は、島にリンディスファーン修道院を建てた。イングランド北部のキリスト教布教の基地となり、マーシア王国への伝道団を送り成果を上げた。アイオナからやってきた僧たちが島に移り住んだ。ノー...
    9 KB (1,411 words) - 17:35, 31 March 2023
  • ロン修道院、キュフレーア修道院)(キシナウ) ナスレテア大聖堂(英語版)(キシナウ) ハンク修道院(英語版、ロシア語版)(ブルシュク(英語版)) サハナ修道院(英語版)(サハナ(英語版)) マナステリア修道院(ルーマニア語版、英語版)(チチカニ(英語版))   などがあげられる。...
    128 KB (15,836 words) - 21:03, 8 May 2024
  • ビル・タナー(英語版) - ジェームズ・ビリエ(英語版) ルイージ・フェラーラ - ジョン・モレノ(英語版) カラゲオルギー - ポール・アンジェリス アイオナ・ハヴロック - トビー・ロビンス アポスティス - ジャック・クラフ サントス - アルキス・クリティコス ニコス - スタッグ・ティオドール ゴンザレス...
    34 KB (4,091 words) - 23:35, 19 January 2024
  • ブリテン諸島における本格的なキリスト教の歴史は、ウェールズ出身で432年よりアイルランドに伝道した聖パトリックに遡る。 続いて563年には、アイルランド出身の修道士・聖コルンバが、アイオナ島やスコットランドに伝道し、さらに635年には聖エイダン(英語版)がイングランド北部にリンディスファーン修道院を創建し、ケルト系キリスト教がブリテン諸島の主流となった。...
    45 KB (5,956 words) - 00:43, 1 December 2023
  • クロンファートのブレンダン (category 中世アイルランドの人物)
    後に、彼はウェールズと聖なる島アイオナ島を訪れた。アイルランドへ帰国したブレンダンは、残りの人生を送ったアナダウンに司教座を創設した。彼はアイルランド教会によって列聖され、祝日は5月16日である。アードファートに司教座が創設されると、彼はトモンドからその座を受け継ぎ、コニー島に550年頃修道院...
    13 KB (1,822 words) - 00:38, 28 January 2023
  • プスコフのイェリツァロフ修道院典院・「モスクワ第3のローマ説」を提唱 ヴァシアン・パトリケーエフ(英語版)(1470年頃 - 1545年頃) - 政治家・皇帝と対立し修道院に送られる・修道士となり異端者への厳罰否定を主張 マクシム・グレク(1475年頃 - 1556年) - アトス山出身の修道...
    151 KB (17,290 words) - 02:06, 19 March 2024
  • ブレンダンとケルズの秘密 (category 修道士を主人公にした作品)
    9世紀のアイルランド。バイキングの襲来にそなえ、ケルズ修道院を囲む塀を作る大規模な工事が続く中、バイキングに襲われたスコットランドのアイオナ島から、高名な修道士エイダンが、一冊の「聖なる書」を携え逃れて来る。その本には隠された知恵と力が秘められていた。本を完成させるためブレンダンは、インクの原...
    13 KB (1,173 words) - 12:23, 5 March 2024
  • イオナ 地名 イオナ島 - オホーツク海の島。 アイオナ島(Iona) - スコットランドの島。 アイオナ修道院(Monastery of Iona) - アイオナ島に位置する修道院。 実在の人物 ヨナ(Jonah) - 旧約聖書の人物。 モスクワのイオナ(Jonah of Moscow) - 正教会の聖人。...
    1 KB (197 words) - 07:58, 12 September 2021
  • アイラ島に関する最古の歴史的文書は聖コルンバに関連したものである。この聖人は6世紀に、おそらくアイオナ島の修道院を創設する際に、アイラ島を経由している。 14世紀から16世紀にはスコットランドの西海岸の大部分ならびにアイルランド北岸一帯は、アイラ島のロッホ・フィンラガンを本拠地とするマクドナルド一族の支配下に置かれ、その族長は島々の領主(Load...
    26 KB (3,151 words) - 01:51, 8 April 2023