• アブジャド(英: abjad、[ˈæbdʒæd]、阿: أبجد‎、または、英: abgad)、または子音文字や単子音文字(英: consonantary)とは、文字体系の分類の一つ。ひとつの子音に対し、通常ひとつの音素文字をもち、原則として母音を明示しない文字である。代表的なアブャドには、アラビア文字がある。...
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  • アブジャドから発展してきたと考えられている。一方、アブギダはかつて音節文字とアルファベットの中間段階と考えられたこともあったが、今日では、アルファベットとは別個にアブジャドから発展してきたものだと考えられている。 アルファベットの起源はアブジャド...
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  • T. Daniels は音素文字をさらに細分し、アブジャドアブギダ、アルファベットに分類した。 かつてアブギダは、音節文字とアルファベットの中間に位置付けられ、しばしば音節文字に分類されたが、今日では、アブギダとアルファベットは、多くの場合アブジャドからそれぞれ別個に発達したものだと考えられている。...
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  • アブギダである。 アブギダを他の文字体系と比較して差異を見ると、例えば音節文字では、似た音価を持つ記号同士であっても似ていない。また狭義のアルファベットでは、子音と母音それぞれを表す記号が別々にあるため、子音として書かれていたものが母音の役割を果たすようになることさえある。またアブジャド...
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  • アラビア文字 (category アブジャド)
    ム文化圏に属する諸言語を記述するのに使われる文字。ラテン文字、漢字に次いで、世界で三番目に使用者数が多い文字体系である。 文字体系の類型としてはアブジャドに属する。手書きでも活字でも必ず右から左に横書きし、原則として文字と文字を漢字の草書やラテン文字の筆記体のように続け書きにする。また、基本的に子...
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  • ペルシア文字 (category アブジャド)
    فارسی‎ アレフバーイェ・ファールスィー)とは、アラビア文字を元にして、ペルシア語を表すために改良がほどこされた文字体系を言う。32文字からなるアブジャドである。 ペルシア語はイラン、アフガニスタン、タジキスタンなどで話される。ペルシア語はインド・ヨーロッパ語族に属するが、7世紀にアラブに征服され...
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  • 文字体系の一覧(もじたいけいのいちらん)は世界の文字体系の一覧である。 アブジャド、アルファベット、アブギダをまとめて音素文字と呼ぶ。また、現在一般的に使われている文字を太字で示した。 アステカ文字 トンパ文字 ブリスシンボル(セマントグラフィー) LoCoS(英語版)(ロコス) 地球語 ヒエログリフ...
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  • ウルドゥー文字 (category アブジャド)
    اردو حروف تہجی‎)とは、ウルドゥー語を表記する表記体系であり、アラビア文字から発展したペルシア文字を基本とした、38文字からなるアブジャドである。右から左へ書かれる。 南アジアは、10世紀末のガズナ朝による侵攻に始まり、デリー・スルタン朝時代にイスラーム勢力の配下に置かれた。とくに...
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  • ソグド文字 (category アブジャド)
    ソグド文字は、アラム文字から派生した、中世イラン語のソグド語を表記するための文字。右から左に書かれ、アブジャドに属する。 ウイグル文字やモンゴル文字の元となった。 古代のソグド文字は敦煌の近くで発見された紙に書かれた4世紀の手紙、およびパキスタン北部の刻文(落書き)により知られる。古代の文字は各文...
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  • 、母音を表す特殊記号を付加、または字形を変形して一般の音節を表記するアブギダ、子音のみで構成されるアブジャド、そして母音と子音をあらわす文字のあるアルファベットの3つの種類がある。現代において使用される音素文字は、純粋なアブジャドであるフェニキア文字から派生したと考えられている。フェニキア文字はギ...
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  • 多くの書体が存在する。「イスラームの書法」を参照。 文語(フスハー)はもっぱらアラビア文字で表される。アラビア文字のアブジャド(慣用名称:アルファベット)は従来のアブジャドにおける第1番目の子音であった声門閉鎖音(声門破裂音)としてのアリフ(後世にハムザ(ء)として分離されたもの)と弱文字アリ...
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  • 古代北アラビア文字 (category アブジャド)
    ラビア北部および中部で紀元前8世紀から西暦4世紀まで使われていた古代北アラビア語を表記するための文字。 フェニキア文字と同様、子音のみを表記するアブジャドである。 古代北アラビア文字は碑文用の文字で、明らかに南アラビア文字と関係があるが、正確にどういう継承関係にあるかは明らかではない。古代北アラビ...
    5 KB (650 words) - 12:22, 9 June 2021
  • 字母(じぼ、英語: letter)とは、アルファベット表記における書記素である。アブジャドアブギダでもあらわれる。字母は文字と一致する場合もあるが、文字体系、言語、民族によっては、文字より小さい単位を字母とみなす場合もあり、補助的な記号(ダイアクリティカルマークなど)を字母に含めない場合もある。...
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  • ナバテア文字 (category アブジャド)
    ナバテア文字(ナバテアもじ)とは、シリア文字から派生し、後にアラビア文字へと発展した文字体系(アブジャド)。現在のヨルダン内にあるペトラを中心に栄えたナバテア王国の言語である、アラム語ナバテア方言を書き表すのに用いられ、周辺地域にも広まった。 アブジャド アラビア文字 表示 編集...
    3 KB (67 words) - 16:19, 26 July 2022
  • University of Chicago Press, 1963 参照。 ^ 『神秘の王朝 マヤ文明展』 2003年 TBS 国立科学博物館 p.22 象形文字 指事文字 表音文字 音素文字 アブギダ アブジャド アルファベット 音節文字 仮名 (文字) 平仮名 片仮名 表語文字 漢字 数字 絵文字 表示 編集...
    4 KB (467 words) - 15:59, 20 May 2023
  • ティフィナグ文字 (category アブジャド)
    ⵜⵉⴼⵉⵏⴰⵖ 、ベルベル・アラビア文字: تيفيناغ)は、ベルベル人の一部、特にトゥアレグ人によってトゥアレグ語を書くために使用される、アブジャドの一揃いであり、またアルファベット文字である。 「新ティフィナグ文字」として知られる、伝統的文字から派生した現代の文字は、20世紀に導入された。...
    28 KB (1,410 words) - 22:23, 14 April 2024
  • 音素文字(おんそもじ、英: segmental script、単音文字とも)は、表音文字のうち、音素が表記の単位になっている文字体系のこと。 アブジャドアブギダ、アルファベットに細分される。 音素には母音と子音があり、それぞれが字母を持ち、それらを組み合わせて発音を表すことで言語を表記する...
    4 KB (410 words) - 15:08, 19 February 2022
  • 持された。この場合、音節文字に区分されるのは表音文字化した楔形文字や仮名などである。アブギダは音節文字と単音文字の中間段階にあるものとされた。 その後、考古学の発展によって、アブギダとアルファベットはともにアブジャド (子音のみを文字として綴る表音文字体系) から発展してきたことがあきらかになってき...
    13 KB (1,666 words) - 06:30, 20 February 2022
  • 言語との結びつきはないが、何らかの意味を表す図像を絵文字と呼ぶことがある。 これから発展したと考えられる象形文字は、発音をも表すようになった。 象形文字 指事文字 表音文字 音素文字 アブギダ アブジャド アルファベット 音節文字 仮名 (文字) 平仮名 片仮名 表意文字 数字 絵文字 書記言語 表示 編集...
    4 KB (506 words) - 17:43, 16 January 2023
  • シリア文字 (category アブジャド)
    シリア文字(シリアもじ)は、シリア語で用いられる文字で、22文字からなるアブジャドである。アラビア文字やヘブライ文字などと同様に、右から左に書かれる。アラム文字から発達したが、文字はアラビア文字と同様につなげて書かれ、一部の文字は語頭・語中・語末・独立の4つの異なる字形を持っている。...
    13 KB (923 words) - 10:18, 14 February 2024
  • フェニキア文字 (category アブジャド)
    アブジャドである。 原カナン文字を元とし、紀元前1050年頃より整備され、フェニキア人(古代地中海世界において現在のレバノン一帯を中心に活動していた民族)によって使用された。右から左に書かれた。 フェニキア文字は、現在使われているほとんどの音素文字(アルファベット、アブギダを含む)の源と考えられている。...
    26 KB (2,665 words) - 12:04, 6 January 2024
  • マニ文字 (category アブジャド)
    ばれるが、エストランゲロから派生したか文字かどうかは議論があり、パルミラ文字が元になっているという説もある。 アラム文字と同様右から左に書かれるアブジャドに属する。 マニ文字をマニ本人が制定したという学者もあり、たとえばタルデューによれば、アラム人であるマニは聖典を自らシリア語で記したが、イラン全...
    9 KB (860 words) - 10:50, 31 May 2021
  • ヘブライ文字 (category アブジャド)
    アレフベート・イヴリー、ヘブル文字とも)とは、主にヘブライ語を表記するための文字である。ほかにイディッシュ語などの表記にも用いられる。 現代のヘブライ文字は、アラム文字より派生したアブジャドの一種で、右書き(右から左に)で書く。ヘブライ語の話者はヘブライ文字をアレフベートと呼ぶ。22文字の子音文字からなる表音文字で、うち k、m、n、p、ṣ...
    42 KB (4,305 words) - 10:09, 8 February 2024
  • 実写ドラマ・映画などを題材にしている作品は、登場人物自体は架空であっても、実在の俳優が演じているため、このように俗称されることがある。 [脚注の使い方] ^ a b アブジャド#アブジャドに似た考えかた ^ 杉浦由美子『オタク女子研究 腐女子思想大系』原書房、2006年、61頁。ISBN 978-4562039920。  ^...
    3 KB (350 words) - 01:25, 23 November 2023
  • フェニキア文字にはこの音を表すための文字が存在しないため、ط‎ から新たに作られた。そのためアラビア語のアブジャド配列でも終盤に配置されている。 多くの口語では ض‎ と ظ‎ が同音になり、エジプトではともに /zˁ/ か /dˁ/、イラクではともに /ðˁ/...
    2 KB (235 words) - 09:12, 11 April 2022
  • さらには、子音の順序が逆転することで別の単語が派生する言語もある(ドラヴィダ語族)。 語根を明確にすることは語源研究で重要である。語根は現在または過去のある時点での共時的言語分析から明らかになるものもあるが、比較言語学などの通時的分析から初めて明らかにできる語根もある。 形態論 語幹 異形態 内的再構 アブジャド...
    2 KB (362 words) - 11:12, 13 November 2022
  • ゲエズ文字 (category アブギダ)
    記に用いられる文字である。ゲーズ文字、アムハラ文字、エチオピア文字とも呼ばれる。サブサハラアフリカでは極めて古い歴史を持つ。 アブジャドである南アラビア文字から派生したアブギダであり、左から右へと書かれる。ひとつの文字がひとつの音節を表すことが多い。 ゲエズ文字の基本的な子音は26文字からなる。文...
    23 KB (1,100 words) - 16:39, 7 June 2022
  • その文字体系は原型をヒエラティックに持ちセム系文字の祖となったもので、文字体系自体は頭音法による表音文字 (より厳密に言うと、単子音文字あるいはアブジャドと呼ばれるもの) である、という見解が、広く受け容れられた。「バアラト」(baʿalat。女神) という語からも、言語がセム系であることは確から...
    29 KB (3,361 words) - 12:10, 6 January 2024
  • VD-ROMのように1つの略語の中に2種類の発音が混ざったものもあるため、最近ではイニシャリズムとアクロニムは、あまり厳密に区別されない。 ^ アブジャドを参照。 ^ 『日本語学』1988年10月号を基に作成。 ^ 松村明『日本文法大辞典』明治書院 ^ a b c 平凡社『世界大百科事典』改訂新版...
    12 KB (1,418 words) - 04:42, 20 March 2024
  • 原カナン文字 (category アブジャド)
    (http://languesanciennes.ens-lsh.fr). ウィキメディア・コモンズには、原カナン文字に関連するメディアがあります。 アブジャド アラビア文字 アルファベット アルメニア文字 ウガリット文字 ギリシア文字 古代キリル文字 ヒエログリフ ビブロス文字 フェニキア文字 ヘブライ文字...
    10 KB (745 words) - 18:01, 24 December 2022
  • 異なる多様な文字体系を含む。文字の種類としても、代表的なシュメール語・アッカド語の文字は表語文字と音節文字の組み合わせであるが、ウガリット文字はアブジャドであり、古代ペルシア楔形文字はアルファベットである。 ウルク文化期(紀元前3200年)にシュメール人によって絵文字としての性格が強いウルク古拙文...
    27 KB (2,002 words) - 21:49, 4 December 2023