インジウム(英: indium [ˈɪndiəm])は、原子番号49の元素。元素記号は In。第13族元素の1つ。銀白色の柔らかい金属である。常温で安定な結晶構造は正方晶系。比重7.3、融点は156.4 °Cと低い。常温では空気中で安定である。酸には溶けるが、塩基や水とは反応しない。 名前は発光スペクトルが濃い藍色...
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リン化インジウム(リンかインジウム、indium(III) phosphide)、別名インジウム燐(インジウムりん)はインジウムとリンの化合物。IUPAC名はリン化インジウム(III) 常温で安定な結晶構造は閃亜鉛鉱型構造(ジンクブレンド型構造)の化合物半導体。銀色の金属状化合物で、組成式InP。式量145...
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酸化インジウム(III)(さんかインジウム さん、英: indium(III) oxide)は化学式In2O3で表されるインジウムの酸化物で、両性酸化物である。 非晶質の酸化インジウム(III)は、水には不溶だが、酸には溶解する。結晶は、水にも酸にも溶解しない。...
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インジウム(In) 標準原子量: 114.818(3) u Isotope masses from Ame2003 Atomic Mass Evaluation by G. Audi, A.H. Wapstra, C. Thibault, J. Blachot and O. Bersillon in...
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使用量の半分を占めていた。そのほか、ミサイル・ジェットエンジン・原子炉・デンタルインプラントに使用される。 超伝導体 単体での第二種超伝導体であり、臨界温度は5.3 K、臨界磁場は81170 A/m。ガリウムとの金属間化合物バナジウムガリウムはもっとも硬い超伝導体で臨界磁場特性も高いが、ニオブ系に...
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て第13族に属する元素の総称。ホウ素・アルミニウム・ガリウム・インジウム・タリウム・ニホニウムがこれに分類される。ホウ素族元素とも呼ばれ、またホウ素をのぞいたアルミニウム・ガリウム・インジウム・タリウムを土類金属と呼ぶこともある。元素状ホウ素やガリウムの金属間化合物が正二十面体構造を取ることから、...
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ジウム合金を焼結して使用する場合が多い。 イリジウム単体の密度は 22.562 g/cm3であり、比重は全元素中で2番目に大きい。かつてはイリジウム22.65 g/cm3、オスミウム22.61 g/cm3とされ、イリジウム...
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IGZO (category インジウムの化合物)
IGZO(イグゾー)は、インジウム (Indium)、ガリウム (Gallium)、亜鉛 (Zinc)、酸素 (Oxygen) から構成される物質の略称。 液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを始めとして、太陽電池、不揮発性メモリ、紫外線センサーなど様々な分野に応用が期待される物質である。198...
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ヒ化インジウムガリウムはガリウムのヒ化物であり、組成式はInGaAsである。化合物半導体であるため、その性質を利用して半導体素子の材料として多用されている。半導体分野ではインジウム・ガリウム・ヒ素という呼称で呼ばれることも多い。 一般的な半導体材料であるシリコンよりも電子移動度が高いので高周波デバ...
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アンチモン化インジウム(アンチモンかインジウム、indium antimonide)は、インジウムとアンチモンからなる組成式がInSbの半導体である。 アンチモン化インジウムの結晶構造は閃亜鉛鉱構造。 アンチモン化インジウムは、シリコンやヒ化ガリウム (GaAs) に比べて電子移動度が高いものの、バンドギャップが0...
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福島県福島市の飯坂温泉の温泉卵は、この温泉で日本で初めてラジウムの存在が確認されたことに因み、「ラジウム玉子(ラヂウム玉子)」と呼ばれる。山形県米沢市の小野川温泉でも、温泉にラジウムを含むことから、「ラジウム玉子」と呼ばれている。温泉街には、2つのラジウム玉子製造湯舟があり、ラジウム...
13 KB (2,008 words) - 01:44, 24 December 2023
特定有害物質使用制限指令 (category カドミウム)
鉛はんだの代替材。銀、銅、亜鉛、ビスマス、インジウムなどを鉛の代用として含む。 RoHS指令は環境汚染物質の拡散に対する有効な対応策であるとの評価がある一方で、有効性への疑問や施行に対する問題点が挙げられているのも事実である。 鉛フリーはんだはビスマスやインジウムなどの合金が用いられているものがあるが、インジウム...
18 KB (2,454 words) - 13:55, 29 January 2024
スカンジウム (21Sc)、イットリウム (39Y)、ランタン (57La)、アクチニウム (89Ac) スカンジウム (21Sc)、イットリウム (39Y)、ルテチウム (71Lu)、ローレンシウム (103Lr) スカンジウム (21Sc)、イットリウム (39Y)、ランタノイド...
11 KB (421 words) - 07:39, 20 November 2023
酸化インジウムスズ(さんかインジウムスズ、英: Indium Tin Oxide、ITO)は酸化インジウム(III) (In2O3) と酸化スズ(IV) (SnO2) の無機混合物である。粉末は黄色~灰色であるが、可視光領域の透過率が高いため、薄膜ではほぼ無色透明であり、主に透明電極として用いられる。...
5 KB (530 words) - 11:25, 3 December 2023
ヒ化インジウムはヒ化ガリウムと似て直接遷移金属である。リン化インジウムとともに用いられることもある。ヒ化ガリウムと合金を作り、ヒ化インジウムガリウムとなる。バンドギャップはIn/Ga比に依存し、窒化インジウムと窒化ガリウムから窒化インジウムガリウムの合金を作るのと同じ方法で作られる。 ヒ化インジウム...
5 KB (344 words) - 09:15, 26 April 2021
ジウムの7元素。供給の障害が生じた場合は緊急放出を行い、市場価格が高騰した場合も国家備蓄分を売却することで価格の安定化を図るとしている。バナジウムについては実際に、1998年の市場価格高騰時に国内市場への放出が行われた。現在の7種に加えて、インジウム、リチウム、多種のレア・アースを新たに追加するか検討されている。...
20 KB (2,318 words) - 01:44, 25 January 2024
ウムが同族元素であるアルミニウムやインジウムと比較して著しく融点が低いことの説明とされる。この二量体のガリウムは液体状態においても安定であり、気体状態においても二量体のガリウムを検出することができる 。 過冷却状態の液体ガリウムからの結晶化によって、他の結晶形のガリウムを得ることができる。−16...
40 KB (5,005 words) - 03:11, 31 December 2023
窒化インジウム(ちっかインジウム、indium nitride)は、インジウムと窒素からなる化学式InNの半導体である。バンドギャップが小さく、太陽電池や高速エレクトロニクスに用いられる。InNのバンドギャップは、現在では温度に応じ〜0.7 eVであることが分かっている(かつては1.97...
6 KB (596 words) - 02:14, 15 June 2015
(熱力学温度目盛のもう一つの定義定点) ガリウムの標準気圧下(101 325 Pa)の融解点: 302.9146 K インジウムの標準気圧下の凝固点: 429.7485 K スズの標準気圧下の凝固点: 505.078 Kᐸ 亜鉛の標準気圧下の凝固点: 692.677 K アルミニウムの標準気圧下の凝固点: 933...
25 KB (3,891 words) - 15:44, 5 March 2024
塩化インジウム(III)(Indium(III) chloride)は、化学式InCl3の化合物である。無色の塩でルイス酸として有機合成に用いられる。また、可溶性のあるインジウムの誘導体としては最も入手しやすい。 インジウムは比較的陽性の金属であり、塩素と素早く反応して三塩化物を生成する。InCl3...
7 KB (784 words) - 01:20, 6 January 2024
ウムは酸化剤により最も容易に攻撃される。少量のルテニウムはプラチナとパラジウムの硬度を高めることができる。チタンの腐食耐性は少量のルテニウムを添加することにより著しく向上する。電気めっきおよび熱分解によりめっきすることができる。ルテニウム-モリブデン合金は10...
60 KB (7,149 words) - 09:29, 8 March 2024
インジウムが原子量が大きいので使用される。イオン化傾向が小さく、融点が低いからである。 応答性がよく制御性に優れ、推力ノイズが少ないという利点を持つ。イオンエンジンと同様に中和器が必要となる。 セシウムを推進剤とする二次元スリット構造タイプと、インジウムを推進剤とする三次元プラグ構造のものがある。...
17 KB (2,350 words) - 19:43, 26 April 2024
ウムの他にテルルとインジウムがある。 1925年にノダック (W. Noddack) とタッケ (I. Tacke) とベルグ (O. Berg) が発見。2番目に遅く発見された天然元素である(最後に発見されたのはフランシウム)。 1908年(明治40年)、小川正孝は43番元素を発見、ニッポニウム(nipponium...
14 KB (1,579 words) - 09:23, 20 November 2023
セシウムは他のアルカリ金属や金と合金をつくり、水銀とアマルガムをつくる。650 °C以下では、コバルト、鉄、モリブデン、白金、タンタル、タングステンとも合金をつくる。アンチモン、ガリウム、インジウム、トリウムとは、明瞭な金属間化合物をつくり、これらは感光性(英語版)がある。リチウム...
92 KB (11,890 words) - 02:24, 8 February 2024
6日の115mCd、半減期3.36時間の117mCdがある。 カドミウムの同位体の原子量は94.950(95Cd)から131.946(132Cd)の間にある。最も安定な112Cdよりも軽い同位体は電子捕獲により銀に、112Cdよりも重い同位体はベータ崩壊や電子捕獲によりインジウムになる。 標準原子量は112.411(8) uである。...
9 KB (394 words) - 06:36, 21 September 2023
587 g/cm3である。メーカーは白金、イリジウムおよびその他の白金族金属との合金を使用して万年筆のペン先の先端、電気接触、および極めて大きい耐久性と硬度を必要とする用途に使用されている。オスミウムは非常に希少な金属で、地球の地殻における元素の豊富さはレニウムと同様に最も少なく、50×10−12しか含まれていない。...
51 KB (5,945 words) - 09:23, 20 November 2023
Å、c軸が 5.17 Å である。 バンドギャップは室温において約 3.4 eV で、波長では約 365 nm に相当し、紫外領域の光源となる。微量のインジウム (In) を加えて InGaN 結晶にすることで紫色、青色の光源として用いることができる。発光ダイオードによる光の三原色のひとつとして交通信号機やディスプレイに用いられる。...
5 KB (707 words) - 03:57, 18 December 2023
ウムが世界で初めて制作され、続いて1989年には青色LEDが発明された。この発明を利用し、豊田合成と日亜化学工業の2社が青色LEDの工業化を目指した。1993年には、NTT物性科学基礎研究所の松岡隆志によって開発された発光物質の窒化インジウムガリウム...
75 KB (11,847 words) - 23:42, 21 March 2024
のほとんどを占めている。また副成分として、鉄、マンガンの他、少量のガリウム、カドミウム、インジウム、ゲルマニウム、銀などを常に含み、産地によってはニッケル、コバルトを含むこともある。ガリウム、インジウム、カドミウム、ゲルマニウムはこれらを主成分とする鉱石が無いか、あっても経済的・量的に需要を満たす...
7 KB (840 words) - 11:01, 2 September 2022
ウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)が代表である。窒化アルミニウムは絶縁体ではあるが、同列に論じられる。 従来の半導体に比べてバンドギャップの大きいワイドギャップ半導体であり、また ガリウム(Ga)、インジウム(In)、アルミニウム(Al)...
5 KB (649 words) - 00:56, 30 November 2023
窒化インジウムガリウム(ちっかインジウムガリウム)はインジウムとガリウムの窒化物であり、三元化合物で組成式はInGaNである。化合物半導体であるため、その性質を利用して半導体素子の材料として多用されている。 一般的な半導体材料であるシリコンよりも電子移動度が高いので高周波デバイスとして使用され、赤外線...
3 KB (300 words) - 22:57, 13 May 2022