• ウミサソリ類をサソリに最も近縁とする異説もあったが、この見解は21世紀以降の研究に支持されず、両者の共通点は Dekatriata 類の祖先形質、もしくは収斂進化の結果と見なされる。 2020年現在、約250種のウミサソリ類が記載され、2亜目12上科2170前後の属に分類される。 ウミサソリ...
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  • 石炭紀) †キョダイサソリ Gigantoscorpionidae †ナミコロシサソリ上科 Mesophonoidea(石炭紀 - 三畳紀) †トゲタタカイサソリ Centromachidae(石炭紀) † Gallioscorpionidae(三畳紀) †ヌマスミサソリ Heloscorpionidae(石炭紀)...
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  • anglicus ウミサソリ目 Eurypterida † アシナガウミサソリ亜目 Stylonurina † (上科)Rhenopteroidea † ()Rhenopteridae † アシナガウミサソリ上科 Stylonuroidea † アシナガウミサソリ Stylonuridae † ()Parastylonuridae...
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  • ダイオウウミサソリ(またはプテリゴトゥス、学名: Pterygotidae)は、ウミサソリの分類群()の1つ。腕のように張り出した大きな鋏角が特徴的で、シルル紀とデボン紀にかけて生息した。プテリゴトゥス、アキュティラムスやイェーケロプテルスなど、体長1mを超えるほど巨大で、既知最大級の節足動物として有名な種類が含まれる。...
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  • Chelicerate、学名: Chelicerata)は、節足動物を大まかに分ける分類群のひとつである。分類学では鋏角亜門とされ、クモ・サソリ・ダニなどのクモガタ類・およびカブトガニ・ウミサソリウミグモなどを含む。1対の鋏角と、複数対の歩脚型の肢を体の前方にもつ。...
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  • ファリンゴレピス(Pharyngolepis 無顎類) プテリゴトゥス(Pterygotus プテリゴートゥスとも、節足動物、ウミサソリ) プロスコルピウス(Proscorpius 節足動物、クモガタ類、サソリ) ヘバーテラ(触手冠動物) リムロイデス(Limuloides 節足動物、ハラフシカブトガニ類) ルナタスピス(Lunataspis...
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  • 屈筋(カブトガニ類とウミグモ類の諸説な肢節解釈により変わる)・第8体節の単一の生殖孔(胚発生ではカブトガニ類と同じく対になる)・後体第1節付属肢の欠如(ウミグモの第4脚は)・第後体第7節付属肢の欠如(サソリの該当体節には付属肢由来の書肺がある) ^ 1990年代後期までではカブトガニ類に内包された。 ^ ウミサソリ...
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  • Chelicerata ウミグモ綱 (皆脚綱) Pycnogonida - ウミグモ 節口綱(腿口綱) Merostomata - カブトガニ、†ウミサソリ、†カスマタスピス類など クモガタ綱(蛛形綱、クモ綱) Arachnida - クモ、サソリ、ダニなど 様々なウミグモ 様々なカブトガニ 様々なカスマタスピス類...
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  • ウミサソリ類と共に、いずれも甲殻類扱いされた。しかし20世紀以降の再検討により、カブトガニ類とウミサソリ類は甲殻類らしからぬ、むしろサソリなどのクモガタ類に共通な基本体制を持つことが判明した。それ以降、三葉虫や甲殻類と区別されたカブトガニ類とウミサソリ類は、ウミ...
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  • マルオカブトガニの尾節(3) 様々なウミサソリ類。左のアキュティラムス(ダイオウウミサソリ)はへら状、残りの種は棘状の尾節をもつ。 カブトガニ類・ウミサソリ類などの基盤的な真鋏角類(節口類、腿口類)は、発達した尾節をもつ。 カブトガニ類(剣尾類)の尾節は長い棘状で、剣のような外見から尾剣とも呼ばれる。 ウミサソリ...
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  • 蓋板は常に後ろ向きに畳んでいるため、書鰓/書肺全体を腹側から覆うようになる。真鋏角類の中で、書鰓はカブトガニ類・ウミサソリ類などの節口類、書肺はサソリ・ワレイタムシ・クモ・ウデムシ・サソリモドキ・ヤイトムシなど、いわゆる蛛肺類に属するクモガタ類に見られる。書鰓/書肺を有する蓋板の位置と数は分類群によ...
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  • ウミサソリ類では触肢のみ(スリモニア、エレトプテルスなど)、もしく触肢と直後1対以上の脚(ミクソプテルス、メガログラプトゥスなど)が共に特化した種類や、カブトガニ類のように触肢が性的二形な種類もある(ユーリプテルスなど)。 クモの雄 サソリ ウデムシ サソリモドキ ヒヨケムシ ザトウムシ(アカザトウムシ亜目)...
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  • ユーリプテルス (category ウミサソリ目)
    ユーリプテルス(Eurypterus)は古生代シルル紀に生息したウミサソリの1属。幅広い遊泳脚を特徴とし、ウミサソリの中では発見例が最も多く、研究が進んでいる著名な属である。十数種が知られ、化石はヨーロッパや北アメリカから発見される。 翼のように広げた後脚に因んで、学名は古代ギリシア語の「ευρυς...
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  • ウミサソリ類など節口類、およびウミグモ類(鋏肢)に見られる。ただしイトダニと一部のウミグモ類は、鋏角柄部が更に2節以上に分されたため、鋏角全体が計4節以上になる。マダニの場合、鋏角は針状に著しく特化し、先端のはさみは小さく目立たない。また、サソリ...
    24 KB (2,895 words) - 23:12, 3 December 2023
  • ウミサソリ類にはいずれも該当する特徴をもたない種類が存在し(例えば基盤的なカブトガニ類は分節した後体と鋏型でない脚をもち、アシナガウミサソリ亜目のウミサソリの最終の脚は歩脚型である)、前述の共通点は直接的な系統関係を反映しない可能性が示唆される。加えて、ディプロアスピスウミサソリ...
    43 KB (4,642 words) - 05:21, 14 February 2024
  • ウミサソリも多くが似たような尾節をもつが、ダイオウウミサソリ類などはへら状に広がっている。ヤイトムシの尾節は短い突起で、雌雄により形が異なる。サソリモドキとコヨリムシの尾節は細長い数珠状で、「鞭状体」と呼ばれる。一部の鋏角類、例えばサソリの腹部は幅広い前部と幅狭い後部に分かれ、後者は往々にして...
    33 KB (5,093 words) - 11:54, 24 January 2024
  • スティロヌルス (category ウミサソリ目)
    スティロヌルス(Stylonurus)は、アシナガウミサソリに分類されるウミサソリの1属。長い後脚と尾節を特徴とし、古生代デボン紀生息した種類によって知られる。 前体は正方形に近い背甲に覆われ、その背面にある側眼(複眼)は中央やや後方に集約し、その間に隆起線が走る。5対の脚の中で後方2対は非常に...
    4 KB (374 words) - 06:54, 15 April 2024
  • メガラシネ (category ウミサソリ目)
    メガラクネ(Megarachne、またはメガラシネ)は、古生代石炭紀に生息したウミサソリの一属。円盤状に張り出した背板を特徴とし、アルゼンチンから発見される Megarachne servinei という一種の数少ない化石のみによって知られる。 学名「Megarachne」は古代ギリシア語の「μέ...
    13 KB (1,696 words) - 01:53, 2 July 2023
  • プテリゴトゥス (category ウミサソリ目)
    ウミサソリの1属。発達した鋏角を特徴とするダイオウウミサソリの代表的な属であり、当時の生態系における高次捕食者の1つであったと考えられる。 学名「Pterygotus」は「翼のある魚」を意味し、これは本属が発見当初に魚類と誤認された事が理由である。 全身()と背板(下)の化石...
    29 KB (3,153 words) - 03:26, 11 February 2024
  • ウミグモ属を含む) (上科)Colossendeidoidea オオウミグモ Colossendeidae (上科)Nymphonoidea カニノテウミグモ Callipallenidae(側系統群) ユメムシ Nymphonidae ウスイロウミグモ Pallenopsidae (上科)Phoxichilidoidea...
    92 KB (10,900 words) - 13:06, 31 March 2024
  • アクチラムス (category ウミサソリ目)
    アクチラムス(学名:Acutiramus)またはアキュティラムスは、古生代シルル紀後期からデボン紀前期にかけて生息したダイオウウミサソリウミサソリの1属。角ばった先端と斜めに突き出した歯をもつ鋏角を特徴とし、2mほどの大型種を含んでいる。待ち伏せ捕食者もしくは腐肉食者であったと考えられる。...
    19 KB (2,233 words) - 23:40, 14 January 2024
  • エレトプテルス (category ウミサソリ目)
    ウミサソリの1属。ダイオウウミサソリの中で二葉状の尾節を特徴とし、数十cmの中型種を多く含んでいる。ジェネラリストな捕食者であったと考えられる。 前半部が解離した全身化石(中央)、鋏角の鋏(右中)と体表の鱗状突起(右下) 背甲(中)、歩脚(左下)、遊泳脚(左右)と下層板(中下)...
    24 KB (2,680 words) - 06:34, 15 April 2024
  • メガログラプトゥス (category ウミサソリ目)
    メガログラプトゥス(Megalograptus)はオルドビス紀晩期の北アメリカ大陸に生息していたウミサソリの1属。強大な棘をもつ第2脚とはさみのような尾部を特徴とし、アメリカ合衆国オハイオ州からM. ohioensis、M. shideleri、M. welchi、M. williamsae の4種が、バージニア州からM...
    8 KB (907 words) - 12:51, 15 March 2024
  • は、後体体節の可動域を利して体を丸めることができたと推測される。 ハラフシカブトガニ類は他のカブトガニ類・ウミサソリ類・カスマタスピス類・クモガタ類(クモ・サソリ・ダニなど)と同じく真鋏角類(ウミグモ類以外の現生鋏角類を含む単系統群)の節足動物であるが、他の真鋏角類、特に節口類(クモガタ類以外の真鋏...
    47 KB (5,229 words) - 05:50, 11 February 2024
  • ミクソプテルス (category ウミサソリ目)
    ミクソプテルス(学名:Mixopterus)はシルル紀後期に生息したウミサソリの1属。強大な第2脚と湾曲した尾節を特徴とし、複数の種が報告されている。化石はヨーロッパと北アメリカから発見されている。 ミクソプテルスの復元図 Mixopterus kiaeriの化石の前半部 ミクソプテルスは中型のウミサソリであり、最大の種である M. simonsoni...
    10 KB (1,245 words) - 12:35, 25 January 2021
  • 担卵肢(oviger)- ウミグモ類に特有。第3体節由来で、育児や体の手入れに用いられる。 唇様肢(chilarium)- カブトガニ類に特有。第7体節由来で、摂食に用いられる。 下層板(Metastoma)- ウミサソリ類・カスマタスピス類などに特有。第7体節由来で、摂食用とされる。...
    85 KB (9,436 words) - 08:14, 12 February 2024
  • 基づいて、本属を他の節口類(カブトガニ類、ウミサソリ類など)と同じく5対の脚のみをもつと考えていた。その後は20世紀後期から2000年代にかけて複数の文献が、腹面と付属肢の基部が見られる新たな化石標本を検証し、本属は6対の脚があるという既知の真鋏角類(ウミグモ以外の鋏角類)の体制を逸している結論を...
    18 KB (1,969 words) - 16:00, 12 April 2024
  • スデの一属。横で3部分に分かれ、表面に大小のこぶを生えた背板をもつ。巨大節足動物として有名な古生物であり、2メートルを超える種類が含まれ、一部のウミサソリと並んで史上最大級の節足動物とされる。ヨーロッパと北アメリカ大陸の各地から化石が見つかっている。 学名「Arthropleura」はギリシャ語の...
    98 KB (10,314 words) - 07:02, 15 April 2024
  • York ) 州の色 - 青と金 州の化石 - ウミサソリ (Eurypterus remipes) 州の宝石 - ガーネット 州の飲料 - 牛乳 州のは虫類 - カミツキガメ 州の果実 - リンゴ 州の貝 - ホタテガイ(Bay Scallop, イタヤガイ) 州のマフィン - リンゴのマフィン 栃木県那珂川町(旧馬頭町)...
    82 KB (8,951 words) - 11:09, 22 October 2023
  • は長らく全般的に11節以下と考えられた。ルナタスピスの見かけ12節で実際13節の後体が知られることにより、少なくとも一部の古生代カブトガニ類はこれほど数多くの体節をもつことが示唆される。 ルナタスピスの発育様式は複合的で、前体がウミサソリ(側眼が後方から中央へ移行、頬棘が短縮)に、後体がカブトガニ亜目の種類(thoracetron...
    19 KB (2,276 words) - 08:43, 19 November 2022
  • the National Academy of Science,USA 99:6854-59 ^ 既に絶滅に近い状態にまで衰退していた三葉虫・ウミサソリ類・棘魚類などはこの時に完全に絶えてしまった。 ^ 「大絶滅」P127 ^ 「大絶滅」P146 ^ 「大絶滅」P141 ^ 「大絶滅」P160 ^...
    40 KB (6,288 words) - 10:19, 10 March 2024