• 特殊な形態をもつヒベルトプテルス科(Hibbertopteridae)をウミサソリ類から区別させる意見もあるが、この科はアシナガウミサソリ亜目における派生群であることが多くの系統解析に支持される。 ウミサソリ亜目の中で、まずモセロプテルス上科(Moselopteroidea,...
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  • サソリ(さそり、蠍、蝎、サソリ類、英:scorpion、学名:Scorpiones)は、鋏角門クモガタ綱に分類される節足動物の分類群の一つ。分類学上はサソリとされる。体の前に鋏型の触肢、後ろに毒針を持つ捕食者である。 1,700以上の種が記載され、最古の化石記録は4億3...
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  • 属)。 本群は Novojilov 1962 を初めとしてウミサソリ亜目(Eurypterina)に分類されるようになったが、Caster & Kjellesvig-Waering 1964 は本群の発達した鋏角を亜目に値するほど大きな特徴と考え、本群の階級を科から亜目(ダイオウウミサソリ亜目...
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  • Pterygotus anglicus ウミサソリ Eurypterida † アシナガウミサソリ亜目 Stylonurina † (上科)Rhenopteroidea † (科)Rhenopteridae † アシナガウミサソリ上科 Stylonuroidea † アシナガウミサソリ科 Stylonuridae...
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  • 鋏角類 (redirect from 鋏角)
    門とされ、クモ・サソリ・ダニなどのクモガタ類・およびカブトガニ・ウミサソリウミグモなどを含む。1対の鋏角と、複数対の歩脚型の肢を体の前方にもつ。 11万種以上が知られ、現生節足動物の4つの門の中では2番目に種を富んだ分類群である。系統関係については、多足類・甲殻類・六脚類という3つの...
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  • 系統関係は、多くの形態学と分子系統学的分析からほぼ一致の結論が与えられており、系統関係の揺らぎは少ない。サソリはかつて特定の形質に基づいてウミサソリに近縁(後述)・最も基盤的なクモガタ類・走脚綱の基盤的な群・ザトウムシに近縁(Stomothecata をなす)などとされてきたが、後に四肺類との類...
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  • ファリンゴレピス(Pharyngolepis 無顎類) プテリゴトゥス(Pterygotus プテリゴートゥスとも、節足動物、ウミサソリ) プロスコルピウス(Proscorpius 節足動物、クモガタ類、サソリ) ヘバーテラ(触手冠動物) リムロイデス(Limuloides 節足動物、ハラフシカブトガニ類) ルナタスピス(Lunataspis...
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  • カスマタスピス類(Chasmataspidid, Chasmataspid, 学名:Chasmataspidida)は、鋏角類に属する化石節足動物の分類群()の1つ。カブトガニやウミサソリに似た姿で、4節の幅広い前腹部と9節の細い後腹部をもつ。代表的なカスマタスピスだけでなく、ディプロアスピスなど十数種も含まれる。...
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  • ユーリプテルス (category ウミサソリ)
    幅広いパドルを構成する。このように遊泳脚に特化した第5脚は、本属をも含んだウミサソリ亜目(Eurypterina)の共有派生形質である。 後体の体節は前端数節で最も幅広く、後半以降では後方に向けて次第細長くなる。他のウミサソリと同様、13節の中で最初の1節は退化的で、背面では12節の背板のみが見られ...
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  • xiphosuran, horseshoe crab, 学名: Xiphosura)または剣尾類(けんびるい)は、鋏角類に分類される節足動物の分類群(綱、もしくは綱)の1つ。ドーム状の甲羅と剣のような尾をもつ。構成種は一般にカブトガニ(兜蟹、鱟)と総称されるが、これは本群の1種 Tachypleus...
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  • 鋏角門 Chelicerata ウミグモ綱 (皆脚綱) Pycnogonida - ウミグモ 節口綱(腿口綱) Merostomata - カブトガニ、†ウミサソリ、†カスマタスピス類など クモガタ綱(蛛形綱、クモ綱) Arachnida - クモ、サソリ、ダニなど 様々なウミグモ 様々なカブトガニ...
    161 KB (17,985 words) - 08:12, 12 February 2024
  • スティロヌルス (category ウミサソリ)
    ウミサソリ科の種類と同様、後体の体節は同規的で前腹部と後腹部に分化せず、各背板は三葉状で、前3対の脚の内側には櫛のように並んだ棘をもつ。またアシナガウミサソリ亜目の共有形質として、最終1対の脚は歩脚型で、ウミサソリ亜目のような遊泳脚に特化していない。 全身化石...
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  • 立たないが、ヒヨケムシと一部のウミサソリのように、鋏角が強大化して目立つなものもある。ウミグモの場合、鋏角に当たる付属肢は鋏肢(chelifore)と呼ばれる。 鋏角以外の付属肢が鋏をもつ鋏角類もある。例えばカブトガニでは、ほぼ全ての脚の先端が鋏となっている。サソリとカニムシでは、触肢が強大な鋏に発達している。...
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  • スなど)が共に特化した種類や、カブトガニ類のように触肢が性的二形な種類もある(ユーリプテルスなど)。 クモの雄 サソリ ウデムシ サソリモドキ ヒヨケムシ ザトウムシ(アカザトウムシ亜目) ダニの顎体部 クモガタ類(クモ形類、蛛形類、Arachnida)の触肢は多様で、分類群により単調な歩脚状から...
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  • プテリゴトゥス (category ウミサソリ)
    プテリゴトゥス(Pterygotus、またはプテリゴートゥス)は、古生代シルル紀からデボン紀にかけて生息した大型ウミサソリの1属。発達した鋏角を特徴とするダイオウウミサソリ科の代表的な属であり、当時の生態系における高次捕食者の1つであったと考えられる。 学名「Pterygotus」は「翼のある魚」を...
    29 KB (3,153 words) - 03:26, 11 February 2024
  • アクチラムス (category ウミサソリ)
    アクチラムス(学名:Acutiramus)またはアキュティラムスは、古生代シルル紀後期からデボン紀前期にかけて生息したダイオウウミサソリ科のウミサソリの1属。角ばった先端と斜めに突き出した歯をもつ鋏角を特徴とし、2mほどの大型種を含んでいる。待ち伏せ捕食者もしくは腐肉食者であったと考えられる。...
    19 KB (2,233 words) - 23:40, 14 January 2024
  • エレトプテルス (category ウミサソリ)
    エレトプテルス(Erettopterus)は、古生代シルル紀からデボン紀前期にかけて生息したウミサソリの1属。ダイオウウミサソリ科の中で二葉状の尾節を特徴とし、数十cmの中型種を多く含んでいる。ジェネラリストな捕食者であったと考えられる。 前半部が解離した全身化石(中央)、鋏角の鋏(右中)と体表の鱗状突起(右下)...
    24 KB (2,680 words) - 06:34, 15 April 2024
  • ミクソプテルス (category ウミサソリ)
    立たない。鋏角直後の第1-2脚は長い棘が発達していて、特に第2脚は非常に強大である。第3-4脚は典型的な棘のある歩脚型である。第5脚はウミサソリ亜目において特徴的なパドル状の遊泳脚である。 後体(腹部)の前半部、いわゆる中体(前腹部)は幅広く、各背板に1対の溝が走る(三葉状)。他のウミサソリ...
    10 KB (1,245 words) - 12:35, 25 January 2021
  • メガラシネ (category ウミサソリ)
    メガラクネ(Megarachne、またはメガラシネ)は、古生代石炭紀に生息したウミサソリの一属。円盤状に張り出した背板を特徴とし、アルゼンチンから発見される Megarachne servinei という一種の数少ない化石のみによって知られる。 学名「Megarachne」は古代ギリシア語の「μέ...
    13 KB (1,696 words) - 01:53, 2 July 2023
  • メガログラプトゥス (category ウミサソリ)
    メガログラプトゥス(Megalograptus)はオルドビス紀晩期の北アメリカ大陸に生息していたウミサソリの1属。強大な棘をもつ第2脚とはさみのような尾部を特徴とし、アメリカ合衆国オハイオ州からM. ohioensis、M. shideleri、M. welchi、M. williamsae の4種が、バージニア州からM...
    8 KB (907 words) - 12:51, 15 March 2024
  • ウミサソリ類など節口類、およびウミグモ類(鋏肢)に見られる。ただしイトダニ科と一部のウミグモ類は、鋏角柄部が更に2節以上に分されたため、鋏角全体が計4節以上になる。マダニの場合、鋏角は針状に著しく特化し、先端のはさみは小さく立たない。また、サソリ...
    24 KB (2,895 words) - 23:12, 3 December 2023
  • によって創設されるごろを初めとして、2010年代まで長らく他のカブトガニ類(カブトガニ亜目 Xiphosurida)のみに類縁と考えられた。例外として Packard (1886) はハラフシカブトガニ類をウミサソリ類に近縁と見なしていたが、この見解は20世紀以降の文献にほぼ認められていない。...
    47 KB (5,229 words) - 05:50, 11 February 2024
  • 2018年現在、2亜目6上科11科の分類体系は以下の通り。なおこの分類体系は、上述の分子系統解析に示唆される系統関係を適切に反映できない問題がある。 皆脚 Pantopoda (亜目)Eupantopodida (上科)Ascorhynchoidea イソウミグモ科 Ammotheidae トックリウミグモ科...
    92 KB (10,900 words) - 13:06, 31 March 2024
  • ブロントスコルピオ (category サソリ)
    最初に発見される頃ではダイオウウミサソリ科(強大な鋏角を特徴とするウミサソリ類の分類群)の鋏角に由来する可動指と考えられていたが、この可動指はその分類群において特徴的な歯を欠き、代わりにサソリの触肢の可動指において特徴的な湾曲構造やこぶがあるため、Kjellesvig-Waering 1972 によってサソリ...
    6 KB (698 words) - 03:50, 25 October 2023
  • プルなタイツのようなものにしたが、監督の杉原の要望でディテールを入れることとなった。またスティンガーと被らないようウミサソリをモチーフとしており、陣羽織の前部を合わせることでウミサソリがいるような感じでまとめている。オカルトモチーフはミステリー・サークルで、陣羽織のダンダラ模様に取り入れられている...
    392 KB (48,639 words) - 02:19, 18 December 2023
  • 化はカブトガニ亜目のカブトガニ類に似ているが、前体の変化はむしろウミサソリに似ている。 ハラフシカブトガニ類は節に分かれたままの後体をもつ ルナタスピスの後体は体節がほぼ全て融合していたが、前後数節は分節したままである。 カブトガニ亜目の現生カブトガニ類は後体の体節が全て融合し、一枚の thoracetron...
    19 KB (2,276 words) - 08:43, 19 November 2022
  • 30節(脚11-653対、22-1306本)。 ^ a b c ウデムシ類・サソリモドキ類・ヤイトムシ類・クツコムシ類・コヨリムシ類の後体末端3節は尾部 pygidium として区別される。 ^ a b サソリウミサソリの後体/中体第1節の背板は見当たらないため、背面は後体12節(中体7節)に見える。...
    58 KB (6,952 words) - 00:00, 16 November 2023
  • 基づいて、本属を他の節口類(カブトガニ類、ウミサソリ類など)と同じく5対の脚のみをもつと考えていた。その後は20世紀後期から2000年代にかけて複数の文献が、腹面と付属肢の基部が見られる新たな化石標本を検証し、本属は6対の脚があるという既知の真鋏角類(ウミグモ以外の鋏角類)の体制を逸している結論を...
    18 KB (1,969 words) - 16:00, 12 April 2024
  • スデの一属。横で3部分に分かれ、表面に大小のこぶを生えた背板をもつ。巨大節足動物として有名な古生物であり、2メートルを超える種類が含まれ、一部のウミサソリと並んで史上最大級の節足動物とされる。ヨーロッパと北アメリカ大陸の各地から化石が見つかっている。 学名「Arthropleura」はギリシャ語の...
    98 KB (10,303 words) - 10:46, 24 April 2024
  • 担卵肢(oviger)- ウミグモ類に特有。第3体節由来で、育児や体の手入れに用いられる。 唇様肢(chilarium)- カブトガニ類に特有。第7体節由来で、摂食に用いられる。 下層板(Metastoma)- ウミサソリ類・カスマタスピス類などに特有。第7体節由来で、摂食用とされる。...
    85 KB (9,436 words) - 08:14, 12 February 2024
  • 通常の真鋏角類の体制に従えば、前6対の付属肢(鋏角+脚)をもつ部分(先節+第1-6体節)は前体で、残りの付属肢をもつ部分(第7体節/付属肢以降)は後体に当たると。ただしカブトガニやウミサソリなどの第7付属肢の性質(背甲に覆われる位置に対応し、前体付属肢のように機能する)に基づくと、通常では後体第1節扱いされる第7体節は、むしろ前体に...
    22 KB (2,696 words) - 03:48, 25 October 2023