• 進していたと考えられる。中型以下で大きな遊泳脚をもつもの(例えばウミサソリ科)は推進力、大型で小さな遊泳脚をもつもの(例えばダイオウウミサソリ科)は揚力という、種類によって遊泳方法が異なっていたとの説もある。 名前に反して、ウミサソリ類は必ずしも海に限らず、淡水域に棲息する種類も数多く知られ、初期...
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  • 石炭紀) †キョダイサソリ科 Gigantoscorpionidae †ナミコロシサソリ Mesophonoidea(石炭紀 - 三畳紀) †トゲタタカイサソリ科 Centromachidae(石炭紀) † Gallioscorpionidae(三畳紀) †ヌマスミサソリ科 Heloscorpionidae(石炭紀)...
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  • ダイオウウミサソリ科(またはプテリゴトゥス、学名: Pterygotidae)は、ウミサソリの分類群()の1つ。腕のように張り出した大きな鋏角が特徴的で、シルル紀とデボン紀にかけて生息した。プテリゴトゥス、アキュティラムスやイェーケロプテルスなど、体長1mを超えるほど巨大で、既知最大級の節足動物として有名な種類が含まれる。...
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  • Megalograptoidea † ヒレオウミサソリ科 Megalograptidae † ウミサソリ Eurypteroidea † カイナガウミサソリ科 Dolichopteridae † ウミサソリ科 Eurypteridae † ()Erieopteridae † ()Strobilopteridae...
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  • Chelicerate、学名: Chelicerata)は、節足動物を大まかに分ける分類群のひとつである。分類学上では鋏角亜門とされ、クモ・サソリ・ダニなどのクモガタ類・およびカブトガニ・ウミサソリウミグモなどを含む。1対の鋏角と、複数対の歩脚型の肢を体の前方にもつ。 11万種以上が知られ、現生節足動物の4つの亜門の中...
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  • 屈筋(カブトガニ類とウミグモ類の諸説な肢節解釈により変わる)・第8体節の単一の生殖孔(胚発生ではカブトガニ類と同じく対になる)・後体第1節付属肢の欠如(ウミグモの第4脚は)・第後体第7節付属肢の欠如(サソリの該当体節には付属肢由来の書肺がある) ^ 1990年代後期までではカブトガニ類に内包された。 ^ ウミサソリ...
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  • ではヒジキムシのように第2触角が目立たない鋏状に特化した例がある。ムカデエビ類の中ではオヨギモスラの種類が鋏状の第1小顎をもつ。 カブトガニの鋏角(1)と脚(2-6) ダイオウウミサソリ科ウミサソリ ヒヨケムシ 鋏角類に鋏をもつ例が多い。鋏角(きょうかく、chelicera, 複数形:...
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  • ファリンゴレピス(Pharyngolepis 無顎類) プテリゴトゥス(Pterygotus プテリゴートゥスとも、節足動物、ウミサソリ) プロスコルピウス(Proscorpius 節足動物、クモガタ類、サソリ) ヘバーテラ(触手冠動物) リムロイデス(Limuloides 節足動物、ハラフシカブトガニ類) ルナタスピス(Lunataspis...
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  • プテリゴトゥス (category ウミサソリ目)
    プテリゴトゥス(Pterygotus、またはプテリゴートゥス)は、古生代シルル紀からデボン紀にかけて生息した大型ウミサソリの1属。発達した鋏角を特徴とするダイオウウミサソリ科の代表的な属であり、当時の生態系における高次捕食者の1つであったと考えられる。 学名「Pterygotus」は「翼のある魚」...
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  • アクチラムス (category ウミサソリ目)
    アクチラムス(学名:Acutiramus)またはアキュティラムスは、古生代シルル紀後期からデボン紀前期にかけて生息したダイオウウミサソリ科ウミサソリの1属。角ばった先端と斜めに突き出した歯をもつ鋏角を特徴とし、2mほどの大型種を含んでいる。待ち伏せ捕食者もしくは腐肉食者であったと考えられる。...
    19 KB (2,233 words) - 23:40, 14 January 2024
  • マルオカブトガニの尾節(3) 様々なウミサソリ類。左のアキュティラムス(ダイオウウミサソリ科)はへら状、残りの種は棘状の尾節をもつ。 カブトガニ類・ウミサソリ類などの基盤的な真鋏角類(節口類、腿口類)は、発達した尾節をもつ。 カブトガニ類(剣尾類)の尾節は長い棘状で、剣のような外見から尾剣とも呼ばれる。 ウミサソリ...
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  • エレトプテルス (category ウミサソリ目)
    エレトプテルス(Erettopterus)は、古生代シルル紀からデボン紀前期にかけて生息したウミサソリの1属。ダイオウウミサソリ科の中で二葉状の尾節を特徴とし、数十cmの中型種を多く含んでいる。ジェネラリストな捕食者であったと考えられる。 前半部が解離した全身化石(中央)、鋏角の鋏(右中)と体表の鱗状突起(右下)...
    24 KB (2,680 words) - 06:34, 15 April 2024
  • Chelicerata ウミグモ綱 (皆脚綱) Pycnogonida - ウミグモ 節口綱(腿口綱) Merostomata - カブトガニ、†ウミサソリ、†カスマタスピス類など クモガタ綱(蛛形綱、クモ綱) Arachnida - クモ、サソリ、ダニなど 様々なウミグモ 様々なカブトガニ 様々なカスマタスピス類...
    161 KB (17,985 words) - 08:12, 12 February 2024
  • メガラシネ (category ウミサソリ目)
    Megarachne は Woodwardopterus属、Mycterops属と共にMycteropidae(=ウッドワードウミサソリ科 Woodwardopteridae)に分類されるウミサソリである。その中で Mycterops属がメガラクネ属に最も近縁と考えられる。なお、この3つの属はシノニム...
    13 KB (1,696 words) - 01:53, 2 July 2023
  • スティロヌルス (category ウミサソリ目)
    スティロヌルス(Stylonurus)は、アシナガウミサソリ科に分類されるウミサソリの1属。長い後脚と尾節を特徴とし、古生代デボン紀生息した種類によって知られる。 前体は正方形に近い背甲に覆われ、その背面にある側眼(複眼)は中央やや後方に集約し、その間に隆起線が走る。5対の脚の中で後方2対は非常に...
    4 KB (374 words) - 06:54, 15 April 2024
  • 蓋板は常に後ろ向きに畳んでいるため、書鰓/書肺全体を腹側から覆うようになる。真鋏角類の中で、書鰓はカブトガニ類・ウミサソリ類などの節口類、書肺はサソリ・ワレイタムシ・クモ・ウデムシ・サソリモドキ・ヤイトムシなど、いわゆる蛛肺類に属するクモガタ類に見られる。書鰓/書肺を有する蓋板の位置と数は分類群によ...
    28 KB (3,277 words) - 19:21, 23 November 2023
  • ど翅を持った昆虫が初めて出現した。これらは史上初めて空へ進出した生物である。 デボン紀から引き続いて節足動物の巨大化も著しく、全長45cmの巨大ウミサソリ(メガラクネ)や翼長70cmの巨大オオトンボ(メガネウラ)、全長2mの巨大ヤスデ(アースロプレウラ)などが発見されている。これらの節足動物は陸上...
    8 KB (1,233 words) - 08:02, 5 March 2024
  • ウミサソリ類では触肢のみ(スリモニア、エレトプテルスなど)、もしく触肢と直後1対以上の脚(ミクソプテルス、メガログラプトゥスなど)が共に特化した種類や、カブトガニ類のように触肢が性的二形な種類もある(ユーリプテルスなど)。 クモの雄 サソリ ウデムシ サソリモドキ ヒヨケムシ ザトウムシ(アカザトウムシ亜目)...
    24 KB (2,913 words) - 03:07, 24 December 2022
  • ユーリプテルス (category ウミサソリ目)
    ユーリプテルス(Eurypterus)は古生代シルル紀に生息したウミサソリの1属。幅広い遊泳脚を特徴とし、ウミサソリの中では発見例が最も多く、研究が進んでいる著名な属である。十数種が知られ、化石はヨーロッパや北アメリカから発見される。 翼のように広げた後脚に因んで、学名は古代ギリシア語の「ευρυς...
    11 KB (1,294 words) - 03:51, 14 January 2024
  • ウミサソリ類と共に、いずれも甲殻類扱いされた。しかし20世紀以降の再検討により、カブトガニ類とウミサソリ類は甲殻類らしからぬ、むしろサソリなどのクモガタ類に共通な基本体制を持つことが判明した。それ以降、三葉虫や甲殻類と区別されたカブトガニ類とウミサソリ類は、ウミ...
    99 KB (10,572 words) - 01:25, 13 October 2023
  • ウミサソリ類など節口類、およびウミグモ類(鋏肢)に見られる。ただしイトダニと一部のウミグモ類は、鋏角柄部が更に2節以上に分されたため、鋏角全体が計4節以上になる。マダニの場合、鋏角は針状に著しく特化し、先端のはさみは小さく目立たない。また、サソリ...
    24 KB (2,895 words) - 23:12, 3 December 2023
  • ブロントスコルピオ (category サソリ)
    最初に発見される頃ではダイオウウミサソリ科(強大な鋏角を特徴とするウミサソリ類の分類群)の鋏角に由来する可動指と考えられていたが、この可動指はその分類群において特徴的な歯を欠き、代わりにサソリの触肢の可動指において特徴的な湾曲構造やこぶがあるため、Kjellesvig-Waering 1972 によってサソリ...
    6 KB (698 words) - 03:50, 25 October 2023
  • ウミサソリ類にはいずれも該当する特徴をもたない種類が存在し(例えば基盤的なカブトガニ類は分節した後体と鋏型でない脚をもち、アシナガウミサソリ亜目のウミサソリの最終の脚は歩脚型である)、前述の共通点は直接的な系統関係を反映しない可能性が示唆される。加えて、ディプロアスピスウミサソリ...
    43 KB (4,642 words) - 05:21, 14 February 2024
  • ミクソプテルス (category ウミサソリ目)
    ミクソプテルス(学名:Mixopterus)はシルル紀後期に生息したウミサソリの1属。強大な第2脚と湾曲した尾節を特徴とし、複数の種が報告されている。化石はヨーロッパと北アメリカから発見されている。 ミクソプテルスの復元図 Mixopterus kiaeriの化石の前半部 ミクソプテルスは中型のウミサソリであり、最大の種である M. simonsoni...
    10 KB (1,245 words) - 12:35, 25 January 2021
  • サソリなどの細長い腹部は尾と呼ばれることもあるが、これは胴体の一部であり、尾そのものではない。 尾節を持つ鋏角類は少なからずに存在する。カブトガニでは尾節は細長い剣状で「尾剣」ともいい、この類の別名「剣尾類」はこれに由来する。絶滅したウミサソリも多くが似たような尾節をもつが、ダイオウウミサソリ...
    33 KB (5,093 words) - 11:54, 24 January 2024
  • メガログラプトゥス (category ウミサソリ目)
    メガログラプトゥス(Megalograptus)はオルドビス紀晩期の北アメリカ大陸に生息していたウミサソリの1属。強大な棘をもつ第2脚とはさみのような尾部を特徴とし、アメリカ合衆国オハイオ州からM. ohioensis、M. shideleri、M. welchi、M. williamsae の4種が、バージニア州からM...
    8 KB (907 words) - 12:51, 15 March 2024
  • イソウミグモ Ammotheidae(トックリウミグモの種を含む) スイクチウミグモ Austrodecidae カニノテウミグモ Callipallenidae(ウスイロウミグモの種を含む) オオウミグモ Colossendeidae ミドリウミグモ Endeidae ユメムシ...
    92 KB (10,900 words) - 13:06, 31 March 2024
  • は、後体体節の可動域を利して体を丸めることができたと推測される。 ハラフシカブトガニ類は他のカブトガニ類・ウミサソリ類・カスマタスピス類・クモガタ類(クモ・サソリ・ダニなど)と同じく真鋏角類(ウミグモ類以外の現生鋏角類を含む単系統群)の節足動物であるが、他の真鋏角類、特に節口類(クモガタ類以外の真鋏...
    47 KB (5,229 words) - 05:50, 11 February 2024
  • スデの一属。横で3部分に分かれ、表面に大小のこぶを生えた背板をもつ。巨大節足動物として有名な古生物であり、2メートルを超える種類が含まれ、一部のウミサソリと並んで史上最大級の節足動物とされる。ヨーロッパと北アメリカ大陸の各地から化石が見つかっている。 学名「Arthropleura」はギリシャ語の...
    98 KB (10,303 words) - 10:46, 24 April 2024
  • 基づいて、本属を他の節口類(カブトガニ類、ウミサソリ類など)と同じく5対の脚のみをもつと考えていた。その後は20世紀後期から2000年代にかけて複数の文献が、腹面と付属肢の基部が見られる新たな化石標本を検証し、本属は6対の脚があるという既知の真鋏角類(ウミグモ以外の鋏角類)の体制を逸している結論を...
    18 KB (1,969 words) - 16:00, 12 April 2024
  • 担卵肢(oviger)- ウミグモ類に特有。第3体節由来で、育児や体の手入れに用いられる。 唇様肢(chilarium)- カブトガニ類に特有。第7体節由来で、摂食に用いられる。 下層板(Metastoma)- ウミサソリ類・カスマタスピス類などに特有。第7体節由来で、摂食用とされる。...
    85 KB (9,436 words) - 08:14, 12 February 2024