• ウミサソリ(海蠍、英: sea scorpion)、別名広翼類(こうよくるい、英: eurypterid, 学名: Eurypterida)は、鋏角類に属する化石節足動物の分類群の一つ。分類学上はウミサソリ目(広翼目)とされる。しずく型の体と、腹面の生殖器周辺に融合した外骨格をもつ。和名および英名...
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  • ウィキメディア・コモンズには、サソリに関連するメディアおよびカテゴリがあります。 ウィキスピーシーズにサソリに関する情報があります。 さそり座 サソリモドキ、ウミサソリ - 名前と大まかな姿が似た鋏角類。ただしいずれもサソリではなく、系統的にも近縁ではない。 『サソリ』 - コトバンク...
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  • Chelicerate、学名: Chelicerata)は、節足動物を大まかに分ける分類群のひとつである。分類学上では鋏角亜門とされ、クモ・サソリ・ダニなどのクモガタ類・およびカブトガニ・ウミサソリウミグモなどを含む。1対の鋏角と、複数対の歩脚型の肢を体の前方にもつ。 11万種以上が知られ、現生節足動物の4つの亜門の中...
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  • 屈筋(カブトガニ類とウミグモ類の諸説な肢節解釈により変わる)・第8体節の単一の生殖孔(胚発生ではカブトガニ類と同じく対になる)・後体第1節付属肢の欠如(ウミグモの第4脚は)・第後体第7節付属肢の欠如(サソリの該当体節には付属肢由来の書肺がある) ^ 1990年代後期までではカブトガニ類に内包された。 ^ ウミサソリ...
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  • ファリンゴレピス(Pharyngolepis 無顎類) プテリゴトゥス(Pterygotus プテリゴートゥスとも、節足動物、ウミサソリ) プロスコルピウス(Proscorpius 節足動物、クモガタ類、サソリ) ヘバーテラ(触手冠動物) リムロイデス(Limuloides 節足動物、ハラフシカブトガニ類) ルナタスピス(Lunataspis...
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  • 末期には大量絶滅が起こった。三葉虫はこれ以降衰退の道をたどっている。 約4億4380万 - 4億1920万年前 顎やウロコを持つ魚類の登場。 サンゴ類(床板サンゴ類など)とウミサソリ類の繁栄。 植物の陸上進出(クックソニアなど)。 昆虫類の登場。 脊椎動物が一般的になった。 約4億1920万 - 3億5890万年前...
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  • Merostomata)は、鋏角類に属する節足動物の分類群(綱)の1つ。構成種は節口類・腿口類(merostome)と総称される。カブトガニ類・ウミサソリ類などが含まれ、縁辺部が広げた背甲を特徴とする。 現生では4種のカブトガニ類のみを含むが、化石は300種を超えるほど多く知られる。主に古生代の堆...
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  • ダイオウウミサソリ科(またはプテリゴトゥス科、学名: Pterygotidae)は、ウミサソリの分類群(科)の1つ。腕のように張り出した大きな鋏角が特徴的で、シルル紀とデボン紀にかけて生息した。プテリゴトゥス、アキュティラムスやイェーケロプテルスなど、体長1mを超えるほど巨大で、既知最大級の節足動物として有名な種類が含まれる。...
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  • カブトガニの鋏角(1)と脚(2-6) ダイオウウミサソリ科のウミサソリ ヒヨケムシ 鋏角類に鋏をもつ例が多い。鋏角(きょうかく、chelicera, 複数形: chelicerae)は鋏角類に特有の付属肢で、名に現れるように多くの場合は鋏状である。そのほとんどが小さく目立たないが、ヒヨケムシと一部のウミサソリ...
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  • Chelicerata ウミグモ綱 (皆脚綱) Pycnogonida - ウミグモ 節口綱(腿口綱) Merostomata - カブトガニ、†ウミサソリ、†カスマタスピス類など クモガタ綱(蛛形綱、クモ綱) Arachnida - クモ、サソリ、ダニなど 様々なウミグモ 様々なカブトガニ 様々なカスマタスピス類...
    161 KB (17,985 words) - 08:12, 12 February 2024
  • 蓋板は常に後ろ向きに畳んでいるため、書鰓/書肺全体を腹側から覆うようになる。真鋏角類の中で、書鰓はカブトガニ類・ウミサソリ類などの節口類、書肺はサソリ・ワレイタムシ・クモ・ウデムシ・サソリモドキ・ヤイトムシなど、いわゆる蛛肺類に属するクモガタ類に見られる。書鰓/書肺を有する蓋板の位置と数は分類群によ...
    28 KB (3,277 words) - 19:21, 23 November 2023
  • ど翅を持った昆虫が初めて出現した。これらは史上初めて空へ進出した生物である。 デボン紀から引き続いて節足動物の巨大化も著しく、全長45cmの巨大ウミサソリ(メガラクネ)や翼長70cmの巨大オオトンボ(メガネウラ)、全長2mの巨大ヤスデ(アースロプレウラ)などが発見されている。これらの節足動物は陸上...
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  • )。複眼は複数のレンズを集合してできた1対の眼で、単眼は一つのレンズのみによって構成され、それぞれの機能も往々にして異なっていた。 カブトガニ、ウミサソリや多くの昆虫に現れるように、側眼由来の1対の複眼と中眼由来の数個の単眼という組み合わせが、節足動物の眼の祖先形質だと考えられる。しかし節足動物の...
    19 KB (2,552 words) - 15:49, 26 March 2023
  • 特化し、繁殖行動で雌を把握するのに用いられる。 ウミサソリ類(広翼類、Eurypterida)とカスマタスピス類(Chasmataspidida)の触肢は、肢節数(先端の爪をも含めて7節)以外では原則として脚(8-9節)と同形である。ただしウミサソリ類では触肢のみ(スリモニア、エレトプテルスなど)...
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  • マルオカブトガニの尾節(3) 様々なウミサソリ類。左のアキュティラムス(ダイオウウミサソリ科)はへら状、残りの種は棘状の尾節をもつ。 カブトガニ類・ウミサソリ類などの基盤的な真鋏角類(節口類、腿口類)は、発達した尾節をもつ。 カブトガニ類(剣尾類)の尾節は長い棘状で、剣のような外見から尾剣とも呼ばれる。 ウミサソリ...
    31 KB (3,816 words) - 21:05, 19 November 2023
  • ウミサソリ類と共に、いずれも甲殻類扱いされた。しかし20世紀以降の再検討により、カブトガニ類とウミサソリ類は甲殻類らしからぬ、むしろサソリなどのクモガタ類に共通な基本体制を持つことが判明した。それ以降、三葉虫や甲殻類と区別されたカブトガニ類とウミサソリ類は、ウミ...
    99 KB (10,572 words) - 01:25, 13 October 2023
  • ウミサソリ類など節口類、およびウミグモ類(鋏肢)に見られる。ただしイトダニ科と一部のウミグモ類は、鋏角柄部が更に2節以上に分されたため、鋏角全体が計4節以上になる。マダニの場合、鋏角は針状に著しく特化し、先端のはさみは小さく目立たない。また、サソリ...
    24 KB (2,895 words) - 23:12, 3 December 2023
  • カスマタスピス類(Chasmataspidid, Chasmataspid, 学名:Chasmataspidida)は、鋏角類に属する化石節足動物の分類群(目)の1つ。カブトガニやウミサソリに似た姿で、4節の幅広い前腹部と9節の細い後腹部をもつ。代表的なカスマタスピスだけでなく、ディプロアスピスなど十数種も含まれる。...
    43 KB (4,642 words) - 05:21, 14 February 2024
  • 下層板 (category ウミサソリ目)
    の、元々1対だったが左右癒合した付属肢(関節肢)だと考えられる(カブトガニ類の唇様肢とウミグモ類の第4脚に相同とされる)。一部のウミサソリ類の下層板は、癒合の痕跡と思われる正中線やくぼみもある。 従来ではウミサソリ類に特有の器官とされてきたが、後に近縁であるカスマタスピス類と Houia にも下層板をもつことが判明した。...
    5 KB (548 words) - 02:55, 24 December 2022
  • メガラシネ (category ウミサソリ目)
    メガラクネ(Megarachne、またはメガラシネ)は、古生代石炭紀に生息したウミサソリの一属。円盤状に張り出した背板を特徴とし、アルゼンチンから発見される Megarachne servinei という一種の数少ない化石のみによって知られる。 学名「Megarachne」は古代ギリシア語の「μέ...
    13 KB (1,696 words) - 01:53, 2 July 2023
  • ユーリプテルス (category ウミサソリ目)
    ユーリプテルス(Eurypterus)は古生代シルル紀に生息したウミサソリの1属。幅広い遊泳脚を特徴とし、ウミサソリの中では発見例が最も多く、研究が進んでいる著名な属である。十数種が知られ、化石はヨーロッパや北アメリカから発見される。 翼のように広げた後脚に因んで、学名は古代ギリシア語の「ευρυς...
    11 KB (1,294 words) - 03:51, 14 January 2024
  • プテリゴトゥス (category ウミサソリ目)
    プテリゴトゥス(Pterygotus、またはプテリゴートゥス)は、古生代シルル紀からデボン紀にかけて生息した大型ウミサソリの1属。発達した鋏角を特徴とするダイオウウミサソリ科の代表的な属であり、当時の生態系における高次捕食者の1つであったと考えられる。 学名「Pterygotus」は「翼のある魚」を...
    29 KB (3,153 words) - 03:26, 11 February 2024
  • で正中線に向かって噛み合う構造となる。大顎類(多足類・甲殻類・六脚類)全般の口器(大顎・小顎・顎脚など)に多く見られるほか、鋏角類のカブトガニとウミサソリ(節口類)、およびハベリア、三葉虫やシドネイアなどの化石節足動物の付属肢も顎基をもつ。 カブトエビの第2胸肢の顎基(en1)...
    3 KB (323 words) - 21:47, 4 December 2023
  • アクチラムス (category ウミサソリ目)
    アクチラムス(学名:Acutiramus)またはアキュティラムスは、古生代シルル紀後期からデボン紀前期にかけて生息したダイオウウミサソリ科のウミサソリの1属。角ばった先端と斜めに突き出した歯をもつ鋏角を特徴とし、2mほどの大型種を含んでいる。待ち伏せ捕食者もしくは腐肉食者であったと考えられる。...
    19 KB (2,233 words) - 23:40, 14 January 2024
  • エレトプテルス (category ウミサソリ目)
    エレトプテルス(Erettopterus)は、古生代シルル紀からデボン紀前期にかけて生息したウミサソリの1属。ダイオウウミサソリ科の中で二葉状の尾節を特徴とし、数十cmの中型種を多く含んでいる。ジェネラリストな捕食者であったと考えられる。 前半部が解離した全身化石(中央)、鋏角の鋏(右中)と体表の鱗状突起(右下)...
    24 KB (2,680 words) - 03:42, 11 February 2024
  • サソリなどの細長い腹部は尾と呼ばれることもあるが、これは胴体の一部であり、尾そのものではない。 尾節を持つ鋏角類は少なからずに存在する。カブトガニでは尾節は細長い剣状で「尾剣」ともいい、この類の別名「剣尾類」はこれに由来する。絶滅したウミサソリも多くが似たような尾節をもつが、ダイオウウミサソリ...
    33 KB (5,093 words) - 11:54, 24 January 2024
  • 最も長身であるオランダの全居住者の統計(1999年):平均身長は173.5cm、男性平均は180cm。女性は男性より13cm程度低い。 ^ 他にウミサソリ類のヤエケロプテルス・レナニアエ (Jaekelopterus rhenaniae) が推定全長2.5m。 ^ 最大翼開長記録は3.63 m。 ^...
    57 KB (819 words) - 09:03, 16 March 2024
  • スーパーファミコン版『ダライアスフォース』では、三葉虫型の中ボスが登場する。 ダライアス外伝では、ラベンというウミサソリ型のザコ敵が登場。 『ゲーメストムック ダライアス外伝』 新声社 1995年 『Gダライアスパーフェクトプログラム』 高橋書店 1998年...
    4 KB (650 words) - 02:09, 6 April 2016
  • ウミサソリを捕まえるが、ナイジェルはそのウミサソリに足を切られてしまう。地球の自転が速いため1日が短く、続きの調査は翌日に持ち越す。カメラを仕込んだ三葉虫を使ってオルソセラスの撮影に臨むが、三葉虫そのものをもぎ取られ奪われてしまう。ナイジェルは自ら海に潜り、ウミサソリ...
    35 KB (4,635 words) - 22:35, 15 January 2024
  • スティロヌルス (category ウミサソリ目)
    スティロヌルス(Stylonurus)は、アシナガウミサソリ科に分類されるウミサソリの1属。長い後脚と尾節を特徴とし、古生代デボン紀生息した種類によって知られる。 前体は正方形に近い背甲に覆われ、その背面にある側眼(複眼)は中央やや後方に集約し、その間に隆起線が走る。5対の脚の中で後方2対は非常に...
    4 KB (374 words) - 12:35, 25 January 2021
  • ブロントスコルピオ (category サソリ)
    最初に発見される頃ではダイオウウミサソリ科(強大な鋏角を特徴とするウミサソリ類の分類群)の鋏角に由来する可動指と考えられていたが、この可動指はその分類群において特徴的な歯を欠き、代わりにサソリの触肢の可動指において特徴的な湾曲構造やこぶがあるため、Kjellesvig-Waering 1972 によってサソリ...
    6 KB (698 words) - 03:50, 25 October 2023