• ウラル語族ウラルごぞく)は、シベリア(北アジア)中北部、北ヨーロッパ、東ヨーロッパに話者地域が分布する語族である。約2,500万人に話されている。フィン・ウゴル語派(サーミ語、フィンランド語、エストニア語など)、サモエード語派(ネネツ語など)に大別できる。 ウラル語族に属する言語には次の特徴がある。...
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  • エドワード・ヴァイダが発表。ナ・デネ語族とエニセイ語族から成る。 ウラル・ユカギール語族 ウラル語族とユカギール語族を同系とする説。 ウラル・シベリア語族 ウラル語族、ユカギール語、チュクチ・カムチャツカ語族、エスキモー・アレウト語族を同系とする説。マイケル・ホーテスキューによって最初に提案。 チュクチ・カムチャツカ・アムール語族...
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  • ウラル・アルタイ語族ウラル・アルタイごぞく)は、過去に考えられていた言語の分類の一つであり、かつては、インド・ヨーロッパ語族、セム・ハム語族(現在のアフロ・アジア語族)とともに世界の3大語族とされていた。現在はウラル語族とアルタイ諸語に分けられている。 ウラル語族...
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  • ウラル語族同様、母音調和、否定動詞が存在する。 他言語との関係は明らかでないが、ウラル語族と関係があるとの説が比較的有力であり(ウラル・ユカギール語族)、サモエード語派に近いとみられてきたが、最近の研究ではフィン・ウゴル語派との共通の特徴も指摘される。また、チュクチ・カムチャツカ語族...
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  • ウラル・ユカギール語族ウラル・ユカギールごぞく、Uralic-Yukagir languages)とはウラル語族とユカギール語族を同系統とする仮説に基づく語族ウラロ・ユカギール語族(Uralo-Yukaghir)ともいう。 ウラル語族もユカギール語族は文法が似ており、ともに膠着語に属す。ウラル...
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  • インド・ヨーロッパ祖語は、北西コーカサス語族を基層とし、ウラル語族のような北ユーラシアの言語が上層言語として覆いかぶさって成立した混合言語であるという説もある。(ポンティック語族も参照) ウラル・アルタイ語族 ^ Klein, Jared; Joseph, Brian; Fritz...
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  • ウラル・シベリア語族ウラル・シベリアごぞく、Uralo-Siberian languages)はウラル語族とシベリアの諸言語のいくつかを含む、仮説として提案されている語族ウラル語族、ユカギール語、チュクチ・カムチャツカ語族、エスキモー・アレウト語族が含まれる。...
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  • 語族と考える説もある。) ユーラシア大語族仮説:アルタイ諸語、ウラル・ユカギール語族、インド・ヨーロッパ語族などと関係 ウラル・シベリア語族仮説:ウラル語族、ユカギール語族、エスキモー・アレウト語族と関係 チュクチ・カムチャツカ・アムール語族仮説:ニブフ語と関係 ^ Hammarström...
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  • 更に、ウラル語族、アルタイ諸語、日琉語族、チュクチ・カムチャッカ語族、エスキモー・アレウト語族などとの関係を主張するユーラシア大ずるノストラティック大語族説、終局的にはボレア語族や世界祖語との関係を論ずる説もある。 [脚注の使い方] ^ この語族...
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  • ウラル語族のフィン・ウゴル語派に分類され、フィンランド語やエストニア語と同系統の言語であるが、意思の疎通がまったくできないほどの大きな隔たりがある。歴史的経緯からスラヴ諸語やルーマニア語とドイツ語(オーストリア語)とイタリア語の影響をある程度受けているが、インド・ヨーロッパ語族...
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  • ウラル系民族(ウラルけいみんぞく)は、ウラル語族の言語を話す民族の総称。次のふたつの民族に大別される サモエード系民族 - サモエード語派の言語を話す人々。 フィン・ウゴル系民族 - フィン・ウゴル語派の言語を話す人々。 ウラル系民族を特徴づける遺伝子はY染色体ハプログループN(厳密にはにN1a)で...
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  • ロシア(アジアロシア) ウラル連邦管区 シベリア連邦管区 極東連邦管区 ウラル語族:ガナサン語、セルクプ語など アルタイ諸語 チュルク語族:ヤクート語、タタール語など モンゴル語族:ブリヤート語など ツングース語族:エヴェンキ語、ウィルタ語など ケット語 チュクチ・カムチャツカ語族:シベリア最東端 ユカギール語 ロシア語...
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  • シベリア北部のサモエード語派とともにウラル語族を構成する。しかし、話者の人種という面から見ると、サモイェード語派の話者がほぼモンゴロイドであるのに対してフィン・ウゴル語派の話者はモンゴロイドとコーカソイドの混合であり、特にバルト・フィン諸語話者は完全なコーカソイドに近い。 故地はウラル...
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  • ウラル山脈(ウラルさんみゃく、ロシア語: Ура́льские го́ры, カザフ語: Орал таулары, バシキール語: Урал тауҙары, Uralskiye gory、英: Ural Mountains)は、ロシアを南北に縦断する山脈。ユーラシア大陸をヨーロッパとアジアに分ける境界線の北側を形成している。...
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  • 語連合である。かねて歴史比較言語学において共通点が指摘されてきた。歴史的にはウラル・アルタイ語仮説に由来し、一般にテュルク語族、モンゴル語族、ツングース語族からなりたつ。これらの諸言語が共通の祖先(祖語)を持ち、アルタイ語族をなすという仮説がながらく提唱されており、1960年代までは広く受け入れられ...
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  • さらにアイヌ語やエスキモー・アレウト語族を古シベリア諸語に含めることもある。 ユカギール語族ウラル語族と共にウラル・ユカギール語族を形成し、エニセイ語族はナデネ語族とデネ・エニセイ語族を形成するとする説が有力である。ウラル語族、ユカギール語族、チュクチ・カムチャツカ語族にエスキモー・アレウト語族を含んだウラル・シベリア語族...
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  • 語族、エスキモー・アレウト語族、インド・ヨーロッパ語族ウラル語族(グリーンバーグはウラル・ユカギール語族としている)が含まれる。 またカルトヴェリ語族、ドラヴィダ語族、ニブフ語、エトルリア語、日本語、朝鮮語、アイヌ語を含む案もある。またより大きな括りとしてユーラシア大語族をノストラティック大語族...
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  • 北東コーカサス語族(または、ナフ・ダゲスタン語族)は、言語分類の一つである。ロシアのダゲスタン共和国、チェチェン共和国、イングーシ共和国、およびアゼルバイジャン北部、ジョージア北東部で話される言語からなる語族である。話者は、ロシア、トルコ、中東の各地にも離散している。フルリ・ウラルトゥ語族...
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  • 語族、南コーカサス語族、インド・ヨーロッパ語族ウラル語族、ドラヴィダ語族、アルタイ語族、エスキモー・アレウト語族を含む。 ユーラシア大語族 ジョーゼフ・グリーンバーグが主張する。エトルリア語、インド・ヨーロッパ語族ウラル語族、ユカギル語、アルタイ語族、朝鮮語、日琉語族...
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  • オーストロネシア語族(オーストロネシアごぞく)は、台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々、マダガスカルに広がる語族である。アウストロネシア語族とも。日本語では南島語族とも訳される。台湾諸語が言語学的にもっとも古い形を保っているとされる。 かつてはマレー・ポリネシア語族...
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  • ウラル語族 フィン・ウゴル語派 サモエード語派 アルタイ諸語 チュルク語族 モンゴル語族 ツングース語族 インド・ヨーロッパ語族 イラン語派 スラヴ語派 古アジア諸語 ユカギール語族 エニセイ語族 チュクチ・カムチャツカ語族 ニブフ語 ^...
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  • ノストラティック大語族(Nostratic languages)とは、ユーラシアの多くの語族を含む、仮説段階の大語族である。ホルガー・ペデルセンによって、20世紀初頭に最初に提唱された。最小限のくくりでは、インド・ヨーロッパ語族ウラル語族、アルタイ諸語、南コーカサス語族が含まれる。加えて、アフロ・アジア語族...
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  • 分布がチュルク語族と隣接するモンゴル語族、ツングース語族とはいくつかの言語の特徴を共有するため、チュルク語族とこれらとをあわせてアルタイ諸語という説もあるが、多くの言語学者はその説を否定している。 アルタイ諸語の相互の系統関係は証明されていないが、もしアルタイ諸語を同一の祖語を共有する「アルタイ語族...
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  • エストニア語 (category フィン・ウゴル語派)
    エストニア語(エストニアご、eesti keel [ˈeːsti ˈkeːl] ( 音声ファイル))は、ウラル語族・フィン・ウゴル語派・バルト・フィン諸語に属する言語。話者は約110万人で、エストニアの主要言語であり、また公用語となっている。フィンランド語に近く、ハンガリー語とも系統を同じくする。...
    15 KB (1,570 words) - 18:02, 9 November 2023
  • フルリ・ウラルトゥ語族(ふるり・うらるとぅごぞく、Hurro-Urartian languages)とは、古代メソポタミアの語族。紀元前2300年ごろから紀元前1000年ごろまでメソポタミアに暮らし、ミタンニ王国を築いたフルリ人のフルリ語、および紀元前9世紀から紀元前585年までアナトリア東部に存在...
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  • アフロ・アジア語族(アフロ・アジアごぞく、Afro-Asiatic)は、アラビア半島を中心とする西アジアおよび北アフリカに分布する語族。古くはセム=ハム語族(または「ハム=セム語族」)と呼ばれ、現在もこの語を使う学者もあるが、ひとつのまとまりをもつ「ハム語派」の存在は否定されている。 アフロ・アジア語族の言語の多くは咽頭音...
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  • ウラル語・アルタイ語の類似性には謎が多いが、総合的に勘案すれば、メソポタミア文明を携えた原エラム人が、一方ではパキスタンに移住してインダス文明・ドラヴィダ語族を生じさせ、他方では東アジアに移住し遼河文明・ウラル・アルタイ語族...
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  • 垂直方向(祖先-子孫)によってなされると解釈される。 語族の分布は特にY染色体ハプログループの分布と少なからず関連する。例えば、オーストロアジア語族とハプログループO1b1 (Y染色体)、モンゴル語族とハプログループC2 (Y染色体)、ウラル語族とハプログループN (Y染色体)などである。...
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  • オーストロアジア語族(オーストロアジアごぞく、Austroasiatic languages)あるいはアウストロアジア語族は、東南アジアからインド東部・バングラデシュに散在する言語の語族である。南アジア語族と訳されることもあるが、地域名の南アジアとは異なる。このうちベトナム語、クメール語...
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  • インド・イラン語派 :オセット語、ロマ語 ウラル語族 フィン・ウゴル語派 :フィンランド語、サーミ語、エストニア語、ハンガリー語など サモエード語派 :ネネツ語 コーカサス諸語 :チェチェン語、グルジア語など バスク語  アフロ・アジア語族 :マルタ語 アルタイ諸語 テュルク語族 :トルコ語、アゼルバイジャン語、タタール語など モンゴル語族 :カルムイク語...
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  • 語族とも類似するが、シュメール語は能格言語、ウラル・アルタイ諸語は対格言語という根本的相違がある。能格言語で膠着語の言語はバスク語やカフカス諸語があり、シュメール語はこれらに近縁かも知れない。これを支持する説としてデネ・コーカサス大語族がある。 原シュメール語(Archaic Sumerian)...
    13 KB (1,514 words) - 07:48, 18 March 2024