• エラノス会議エラノスかいぎ、Eranos)は、宗教学、神話学、深層心理学、神秘主義などをめぐり、東西の研究者が参集して開いた学際的会議の名称である。人間の精神性を中心の問題とし、開催地と主題との関係もあって、カール・グスタフ・ユングの思想と学説(分析心理学)が主導した。 「エラノス...
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  • 概念は、神話学や民俗学、宗教学や文化人類学の研究者に大きな影響を与えた。 チューリッヒのユング研究所が主催したエラノス会議には、心理学、宗教学、神話学、民俗学等の多様な研究者が出席し、会議において発表された論文は、学際的な研究成果として意味を持った。神話学者カール・ケレーニー、宗教学者ミルチャ・エ...
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  • としひこ、1914年(大正3年)5月4日 - 1993年(平成5年)1月7日)は、日本の言語学者、イスラーム学者、東洋思想研究者、神秘主義哲学者。慶應義塾大学名誉教授。文学博士、エラノス会議メンバー、日本学士院会員。 語学の天才と称され、大部分の著作が英文で書かれていることもあり、日本国内でよりも、欧米において高く評価されている。...
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  • 20世紀はイエズス会にとって発展と衰退の両面を示す世紀となった。カトリック教会全体の趨勢に従ってイエズス会員の数は1950年代にピークを迎え、以後ゆるやかに減少していった。会員が減少したにもかかわらず関連施設は増加し、協力者会の会員数も増えた。20世紀の著名なイエズス会員の中には「第2バチカン公会議...
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  • 住すると、すでに共著があったカール・グスタフ・ユングとの関係が深まり、1948年チューリヒにユングの研究所が設立されると芸術主任研究員となった。エラノス会議のメンバーとなり、一切の教職から退き、独自の研究に専念する。しかしドイツなどヨーロッパ各地の大学で客員教授として講義を担当し、晩年にいたるまでギリシア、イタリアへの調査旅行を行った。...
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  • 3年にはヘブライ大学のユダヤ神秘主義講座の初代教授に就任、1965年に名誉教授となるまでこの地位にあった。カール・グスタフ・ユングらが関わった「エラノス会議」にも参加。 彼の特色は、自然科学の素養を活かして、カバラを科学的に教えた点にある。 ウィキメディア・コモンズには、ゲルショム・ショーレムに関連するカテゴリがあります。...
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  • Gross)、エーリヒ・ミューザーム(Erich Muhsam)とグスタフ・シュトレーゼマン、マルティン・ブーバー、ジャン・アルプなどの人物。 エラノス会議 - スピリチュアリティの研究を目的とした会議。アスコナで開催された。 マーティン・グリーン『真理の山 アスコーナ対抗文化年代記』 進藤英樹訳 平凡社 (1998/05)...
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  • ぶ。1949年、京都大学文学部哲学科卒業(宗教学専攻)。Ph.D.(マールブルク大学、1963年)(学位論文「マイスター・エックハルト研究」)。エラノス会議の後期の参加者であった。文学博士(京都大学、1976年)(学位論文「東西神秘主義研究」)。主な著作は『上田閑照集』(岩波書店...
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  • イエズス会士ガスパル・ヴィレラが「イエズス会日本通信」書簡で堺を「東洋のベニス」として紹介する。 1562年 ヴァシーの虐殺からユグノー戦争が始まる。 明の内閣大学士厳嵩が弾劾され、徐階が首輔となる。 雲芸和議により毛利元就が石見銀山を占領する。 1563年 トリエント公会議が閉会する。...
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  • 基盤とし、貴族文化の成熟の象徴であると称えている。これを発展させ、人間の本質を「遊戯」に見出したのが『ホモ・ルーデンス』(1938年)である。 エラノス会議を通し神話学者のカール・ケレーニイ等とも交流があった。 ホイジンガは、オランダの東洋語・サンスクリット語学者であるラーデル教授から得た考察として...
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  • 澤井義次『ルードルフ・オットー 宗教学の原点』 慶應義塾大学出版会 ミルチャ・エリアーデ オットーから影響を受けた ウィリアム・ジェームズ 哲学者・宗教学者 ジェームズ・フレイザー 金枝篇が著名 マックス・ミュラー シュライエルマッハー オットーに影響を与えた エラノス会議 晩年ユングとマルティン・ブーバーと交流した。...
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  • 9784582808377 『老子道徳経』 (井筒俊彦、慶應義塾大学出版会) 2017年 ISBN 9784766424157 『東洋哲学の構造 エラノス会議講演集』(井筒俊彦、澤井義次監訳、金子奈央, 西村玲共訳、慶應義塾大学出版会) 2019年 ISBN 9784766424591 CiNii>古勝隆一...
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  • 1995 のちに『日本人の心を解く 夢・神話・物語の深層へ』河合俊雄訳 岩波現代全書・岩波書店 2013 のち改題『夢・神話・物語と日本人 エラノス会議講演録』岩波現代文庫 Hayao Kawai,The Buddhist Priest Myoe: A Life of Dreams, Lapis...
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  • 動きによってイギリス委任統治領パレスチナへの移住を余儀なくされ。テルアビブで精神療法医として開業した。 1948年から亡くなった1960年まで、エラノス会議に計14回参加している。テルアビブにて没。 ノイマンはユングの最も重要で最も独創的な弟子であり、ノイマン独自の学派を打ち立てている。ノイマンは師...
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  • 南方にあるアケルナルは二十八宿には含まれておらず、明朝末期の17世紀にイエズス会士アダム・シャールや徐光啓らが編纂した天文書『崇禎暦書』で、新たに追加された「水委」という星官に充てられた。 アラートスの『ファイノメナ』やエラトステネースの『カタステリスモイ』、オウィディウスの『変身物語』では、太陽神...
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  • 神話を中心に、宗教学・文芸批評の知見に基づく研究を行った。なおユングとケレーニイは、ミルチャ・エリアーデを中心とする比較宗教学の研究者たちとも、エラノス会議で交流があった。 クロード・レヴィ=ストロースも構造主義の立場にたって、神話は心の有り様を反映したものだと唱えた。ただし無意識や衝動ではなく明確...
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  • ロス・グラシアレスの国立公園(1981年、自然遺産) サン・イグナシオ・ミニのイエズス会伝道所(1983年/1984年、文化遺産) イグアス国立公園(1984年、自然遺産) バルデス半島のオタリアたち(1999年、自然遺産) リオ・ピントゥラスのリオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノス(1999年、文化遺産)...
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  • イエス・キリスト - イエス・キリストのたとえ話 - イエスの奇跡 - イエスの洗礼 - イエズス会 - イギリス国教会 - イクトゥス - イグナチオ・デ・ロヨラ - 異言- イコノクラスム - イコノスタシス - イコン - イサク - イスカリオテのユダ - イスラエル - イスラム教 - イタリアのキリスト教...
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  • ったもので、そこで語られる「知恵」は相当に深く、現代でも通用するし、現代でこそ生かしたいほどのものである旨、述べている。河合はのちの1988年のエラノス会議の場で、この作品について発表してみたところ反響が上々で、欧米人にも通用することが分かったと述べている。 また、古くから読み続けられてきた作品では...
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  • アビ・ヴァールブルクのイメージの宝庫 アルベルティーナ版画素描館-オーストリア国立図書館より』 国立西洋美術館、1999 美術史 イコノロジー M・M・ヴァールブルク&CO インテレクチュアル・ヒストリー エラノス会議 公式ウェブサイト "The Iconographic Database" "Digital Collections"...
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  • フランセス・イエイツ マリオ・プラーツ ピーター・ゲイ『ワイマール文化』(みすず書房)‐「ヴァールブルク文庫」を紹介。 山口昌男は、初期著作『本の神話学』(改版・中公文庫、他に岩波現代文庫)で紹介、また誤訳が多い旧訳版を非難した。 エラノス会議 イコノロジー インテレクチュアル・ヒストリー 表示 編集...
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  • 中ソ不可侵条約締結。 1942年 - 第二次世界大戦・ガダルカナル島の戦い: イル川渡河戦(テナルの戦い) 1944年 - ダンバートン・オークス会議が開幕。米英中ソの代表が国連憲章草案を作成。 1948年 - 帝銀事件の被疑者として画家の平沢貞通が警視庁に逮捕される。 1957年 -...
    52 KB (5,062 words) - 23:26, 19 April 2024
  • 近代啓蒙への道』人文書院、2009年。ISBN 978-4409041000。  井筒俊彦「儒教の形而上学におけるリアリティの時間的次元と非時間的次元」『東洋哲学の構造 : エラノス会議講演集』澤井義次・金子奈央・古勝隆一・西村玲訳、慶應義塾大学出版会、2019年。ISBN 978-4-7664-24591。 ...
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  • フランシスコ (ローマ教皇) (category イエズス会士)
    ノスアイレス大学で化学を学び学士号を取得した。 ベルゴリオは1958年3月11日にイエズス会に入会し、ブエノスアイレス特別区ビジャ・デボート区の神学校で司祭になるための勉強を始め、1963年チリで教養課程終了後、ブエノス...
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  • エール大学、ハーバード大学、プリンストン大学などでも講義を行なった。鈴木はカール・グスタフ・ユングとも親交があり、ユングらが主催したスイスでの「エラノス会議」に出席した。またエマヌエル・スヴェーデンボリなどヨーロッパの神秘思想の日本への紹介も行った。ハイデッガーとも個人的に交流があった。1959年に...
    30 KB (4,057 words) - 12:12, 12 March 2024
  • Oriental Philosophy 4), edited by Yoshitsugu Sawai , 2008. (監訳)井筒俊彦『東洋哲学の構造―エラノス会議講演集』(金子奈央・古勝隆一・西村玲との共訳)、井筒俊彦・英文著作翻訳コレクション、慶應義塾大学出版会、2019年。 1988年 "Sankara's...
    7 KB (917 words) - 04:06, 23 December 2022
  • ラノの覇権を握る。 デッラ・トッレ家(トッリアーニ家)が没落し、以後ヴィスコンティ家が事実上のミラノの僭主を世襲する。 1311年 - シエナ派の祖であるドゥッチョ、シエナ大聖堂「マエスタ(荘厳の聖母)」完成。 1311年 - ヴィエンヌ公会議開催、翌1312年この会議でテンプル騎士団の解散を正式決定。...
    192 KB (21,532 words) - 13:56, 26 August 2023
  • 1948年に共同研究者や後継者たちとともに、スイス・チューリッヒにユング研究所を設立し、ユング派臨床心理学の基礎と伝統を確立した。また1933年からは、アスコナでエラノス会議において、主導的役割を演じることで、深層心理学・神話学・宗教学・哲学など多様な分野の専門家・思想家の学際的交流と研究の場を拓いた。開催をしたオル...
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  • 978-4901510608 『近世仏教論』法藏館、2018年1月。ISBN 978-4831862471 『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション 東洋哲学の構造――エラノス会議講演集』井筒俊彦著、澤井義次監訳、金子奈央・古勝隆一共訳、慶應義塾大学出版会、2019年4月。ISBN 978-4766424591...
    15 KB (1,280 words) - 07:48, 2 December 2023
  • エラや、無年金救済制度をつくったアルゼンチンなどの経験に学んだものである。財政的裏付けは、天然ガス国有化による国家収入の増大である。60歳以上の無年金者は年2,400ボリビアーノス(約35,500円、最低賃金の4.6か月分)、何らかの国の年金を既に受けている人は1,800ボリビアーノス...
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  • コルバンは1949年から1976年まで、スイスのアスコーナで開かれるエラノス会議に毎回出席し、発表も計24回行った。この会議は、彼の哲学を練磨するための機会を毎年提供した。カール・グスタフ・ユングの知己を得たのも、この会議の期間中のことである。 1970年から1973年の間には、ルガノの大学院相当の研究機関でも教えた。...
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