• オリゲネス(Origenes Adamantius, 185年頃 - 254年頃)は、古代キリスト教最大の神学者。いわゆるギリシア教父とよばれる神学者群の一人で、アレクサンドリア学派(英語版)といわれるグループの代表的存在。『諸原理について』(De Principiis)など膨大な著作を著したが、...
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  • オリゲネスの思想への賞賛を強く抱くようになった。パンフィロスとエウセビオスの双方はいずれもオリゲネスを個人的には知らず、パンフィロスはおそらく、「小オリゲネス」と呼ばれたアレクサンドリアの司祭ピエリウスの下で学んだ際にオリゲネスの思想に親しんだ。カエサレアでは、オリゲネス...
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  • 貢献したという評価がある一方で、 「オリゲネス 三位一体について重要な貢献をしたが、それでもオリゲネの教義は多くの問題を含み、アリウス論争の始まりを助けた」 「オリゲネスはアリウス派のアイディアを開発したことで失敗した」 とマイナスの評価もされている。 アリウスはオリゲネスの神学を再編した。...
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  • 242年頃) - 哲学者・「テオディダクトス」・エジプトで活躍し弟子にオリゲネスやプロティノスがいる アイリアノス(175年頃 - 235年頃) - 著述家・ギリシア語で書かれた逸話集『動物の特性について』や『ギリシア奇談集』が有名 オリゲネス(182年? - 251年) -...
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  • 202年 アレクサンドリアのクレメンス 150年? - 216年以前 オリゲネスオリゲン) 182年? - 251年 グレゴリオス・タウマトゥルゴス(英語版)(奇蹟者グレゴリイ)213年? - 270/275年 (オリゲネスのもとで5年間学ぶ) エウセビオス(エウセウィ) 263? -...
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  • I, ? - 401年12月19日)は、第39代ローマ教皇(在位:399年11月27日 - 401年12月19日)。 アレクサンドリアの神学者オリゲネスの著作がラテン語に翻訳されるとすぐにそれを非難した。 同時代に生きたアウグスティヌス、ヒエロニムス、パウリヌスらとも親交があり、ヒエロニムスは彼...
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  • らない」「剣を鞘におさめよ。剣による者は、みな剣によって滅びる」と説かれている。初期のキリスト教指導者には軍隊に入ることを否定した者が多く、特にオリゲネスは鮮明に非戦を表明した。また使徒行伝には、一、二世紀にローマ軍への勤務を拒否したために迫害を受けた受難者の例が多数ある。...
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  • リアで活躍したためこの名で呼ばれるが、エジプト出身ではなくギリシアのアテナイの出身と考えられている。ギリシア教父と呼ばれる一群の神学者の一人で、オリゲネスとならんでアレクサンドリア学派の代表的な神学者である。 生没年を含めてクレメンスの生涯についてはほとんど知られていない。しかし、彼の著作『ストロ...
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  • がよみがえりすべての人が生かされる(1コリント15:22)ためである。 — オリゲネス、『マタイ福音書注解』 実際にはアダムが世界の中心とされる神殿の丘の下に眠っているという伝説があり、ユダヤ人キリスト教徒あるいはオリゲネス自身がこれをゴルゴタに当てたのではないかと考えられている(後世に起こった、ゴ...
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  • アレクサンドリアのクレメンス [アレクサンドリアの聖クリメント] オリゲネス [オリゲン] パタラのメトディオス [パタラの聖メフォディ] エウセビオス [エウセビイ] エルサレムのキュリロス [イェルサリムの聖キリル] ヨハネス(ヨアンネス)・クリュソストモス [金口イオアン] カイサリアのバシレイオス...
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  • う神の命に背いて堕落したと数箇所で述べられている。キリスト教では悪魔は罪によって堕落した天使であるとされ、オリゲネス、アウグスティヌス、ディオニュシオス・アレオパギテス、大グレゴリウス、ヨハネス・ダマスケヌスらは天使が罪を犯すという問題について論じた。大グレゴリウスやセビーリャのイシドールスは、罪を...
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  • ^ 『使徒教父文書』ISBN 4061976079 ^ 本節のオリゲネスに関する記述以降の出典:イラリオン・アルフェエフ著、ニコライ高松光一訳『信仰の機密』(107頁)東京復活大聖堂教会(ニコライ堂) 2004年 ^ オリゲネスによるローマ5:9講解、ヨブ14:4-5講解、レビ8:3講解、ルカ14章説教...
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  • はどこの主教であったかは異なる伝承が伝えられており、はっきりしていない。 真の修道的謙遜によって知られていたと伝えられる。各種の異端に反駁、特にオリゲネス異端に反対する優れた著作が遺されている。聖書の註解のほか、グノーシス主義への反駁、復活についての教え、倫理についての説教、婚姻および男女の性関係...
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  • 主な教父哲学者は、以下の通り。 ユスティノス テルトゥリアヌス エイレナイオス アレクサンドリアのクレメンス オリゲネス アウグスティヌス アレクサンドリアのアタナシオス ディオスコロス ガイウス・マリウス・ウィクトリヌス ネメシオス 金口イオアン 偽ディオニシウス・アレオパギタ...
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  • ウィジャヤがアーンドラ帝国の王となった。彼の治世に、帝国は小さな独立した公国群に分裂した。 夏口の戦い:孫権が対立する黄祖と揚子江沿いの武漢で戦った。 オリゲネスがアレクサンドリアのクレメンスの後任としてアレクサンドリアのキリスト教学校の校長を務めた。 3月20日 - ヘリオガバルス[要出典]、ローマ帝国セウェルス朝皇帝(+...
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  • イエスに紹介し、食べ物が増える奇跡を導く役割を果たしている。また、ギリシャ人がイエスに会いにきたときも、その間を仲介している。 エウセビオスは、オリゲネスが「アンデレは小アジアとスキタイで伝道し、黒海に沿ってヴォルガ川まで行った」と述べた、と伝えている。そのため、アンデレはルーマニアとロシアの守護...
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  • 救われると考えるべきかという問いを立て次のように述べている。 カリストス・ウェアによれば、オリゲネスは万物救済論を主張して断罪されたが、他方、ニッサのグリゴリイは悪魔も救われるとの希望を抱いたものの、オリゲネスよりずっと慎重に語ったために断罪を免れた。このように、制限された形ではあるが、アポカタスシ...
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  • オリゲネスらである。 近代の万人救済主義者は、それが6世紀にカトリック教会によって根絶されるまで、万人救済主義が教会の主要教理であったと主張する。アウグスティヌスが万人救済主義を強力に否定する前は、さまざまな神学的考えがあったと見なされている。 オリゲネス...
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  • リアはパレスティナ第一の都市となり、初期のキリスト教の中心もエルサレムからカイサリアへ移った。4世紀の歴史家エウセビオスはこの街の大司教であり、オリゲネスもこの街に滞在して著作を書いている。 カイサリアは7世紀以降、ペルシア帝国やイスラム教徒の侵攻によって破壊されたが、なんとか存続し、12世紀の十...
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  • リアで活動した神秘主義哲学者。「神より教わりし人(テオディダクトス)」と呼称された。著名な弟子に新プラトン学派のプロティノス、キリスト教神学者のオリゲネス、修辞学者のロンギノス(英語版)がいる。 『アンモニオス・サッカス』 - コトバンク 『アンモニオス・サッカス』 - コトバンク 表示 編集 表示...
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  • 生前から彼の著作は、オリゲネス主義的傾向をもつとして攻撃された。399年にはアレクサンドリア総主教テオフィロスによる迫害が迫るなか、その数ヵ月前に彼は没した。 彼は20編を超える著作を残した。彼の作品はその知性主義的傾向のために、553年の第2コンスタンティノポリス公会議の直前にオリゲネス...
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  • ロニムスによる新約聖書の最初の校訂版が完成した。 386年、パレスチナに移ったヒエロニムスは旧約聖書の校訂にとりかかった。はじめに七十人訳聖書とオリゲネスのヘクサプラ(六欄対照旧約聖書)を使って、ヨブ記、詩篇、歴代誌、伝統的にソロモンに帰属される諸書、イザヤ書の40~55章を訳した(385年頃~8...
    8 KB (1,103 words) - 21:48, 3 December 2022
  • ヘクサプラ (category オリゲネスの著作)
    ヘクサプラとは、ギリシア教父のひとりオリゲネスによって著された複数の旧約聖書の本文を比較対照した書物である。(一部を除き)比較対照しているテキストの数が6つであることから「六欄組聖書」、「六欄対照聖書」などとも呼ばれている。 ヘクサプラとは、旧約聖書のヘブライ語テキストおよびヘブライ語テキストの発...
    6 KB (961 words) - 06:15, 8 April 2023
  • ペシタ訳 (category ネストリウス派)
    が入っている。7世紀には標準ギリシャ語に基づくシリア語聖書完全版が作成された。シロ・ヘクサプラ(Syro-Hexapla)は(現在オリゲネスが重要した七十人訳)オリゲネスのヘクサプラ第五欄に基づくシリア語版である。ハーケルのトマス監修のハーケル訳はギリシャ語新約聖書のシリア語訳にかなり近いが、奇妙な...
    15 KB (2,301 words) - 16:50, 20 April 2024
  • (マンテイア:「予言、占い」)に由来する。複合語の νεκρομαντεία (ネクロマンテイア)自体は古代後期のものであり、アレクサンドリアのクレメンスの『ギリシア人へのすすめ』やオリゲネスの著述に用例がある。古典ギリシア語では ἡ νέκυια (ネキュイア)で、ヘレニズム期のコイネーでは νεκυομαντεία...
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  • 1984年上智大学大学院神学部博士課程修了、「福音の道キリスト - オリゲネス研究」で神学博士。 聖アントニオ神学院教授(組織神学・教父学)。 『古代キリスト教思想家の世界 教父学序説』(創文社) 1984.11 『オリゲネス 『ヨハネによる福音注解』研究』(創文社) 1984.11 『オリゲネス』(清水書院、人と思想、Century...
    3 KB (351 words) - 02:31, 13 March 2024
  • 似姿としての宇宙を創造したというものであるが、この考え方は、ユダヤ教の思想家であるアレクサンドリアのフィロンや、異端ともされたキリスト教思想家のオリゲネスに影響を与えた。『ティマイオス』に記されている比喩的な寓話は、『旧約聖書』と調和性を持つのではないのかと彼らは考えた。...
    5 KB (699 words) - 00:53, 11 March 2024
  • Gesù, Feltrinelli, Milano, 1966, 466 pp オリゲネス 著、出村みや子 訳『ケルソス駁論 I』教文館〈キリスト教教父著作集〉、1987年。ISBN 4764229080。  オリゲネス 著、出村みや子 訳『ケルソス駁論 II』教文館〈キリスト教教父著作集〉、199...
    4 KB (438 words) - 22:32, 24 January 2022
  • 無誤性」を支持する立場からの声明となっている。シカゴ声明は無誤性の立場をとりつつ、無謬性と無誤性は対立しないとしている。 この立場を取る学者も、オリゲネス以来、聖書に平行記事間の問題があることに気づいていない訳ではない。ただ、そのような問題を、即、「誤り」(errors)と断定しないで、聖書の「諸...
    7 KB (997 words) - 15:45, 1 February 2023
  • オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート(英語: Oliver Hazard Perry-class missile frigate) は、アメリカ海軍のミサイルフリゲートの艦級。対潜戦とともに防空も重視した新しいフリゲートとして、1973年度から1984年度にかけて51隻が建造された。基本計画番号はSCN-207/2081。...
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  • たが、戦後は状況が大きく変わった。1935年にユニオン大学に再留学した際の研究テーマであった古代ギリシャの教父オリゲネスに関する研究をまとめ、1946年に京都帝国大学に学位論文『オリゲネス研究』を提出して文学博士号を取得。1947年に同志社大学に神学部が設立されると、初代学部長となった。1948年...
    12 KB (1,343 words) - 00:16, 27 February 2024