• 周期表の第16族元素はすべてカルコゲン化物として定義されているが、カルコゲン化物という用語は、酸化物ではなく、硫化物、セレン化物、テルル化物、ポロニウム化物を指すのが一般的である。多くの金属鉱石はカルコゲン化物として存在する。一部の顔料や触媒もカルコゲン化物をベースとしている。金属ジカルコゲン化物...
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  • 化物しか与えない。 第16族元素のハロゲン化物を表に示す。 ここでは、カルコゲン元素(硫黄、セレン、テルル)のハロゲン化物について詳細に取り上げる。酸素のハロゲン化物については、記事 ハロゲンの酸化物 の項に詳しい。 ハロゲン中でも、フッ素は6価の第16族元素フッ化物...
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  • memory)・C-RAMとも呼ばれる。 PCMは、カルコゲン化物ガラスの特異な性質を利用している。結晶相は低抵抗でアモルファス相は高抵抗である事を利用してデータの記録に利用する。書き込みは素子への熱変化により行う。 一世代前のPCMは、通常TiNから成る熱源に電流を流し、急激にカルコゲン化物...
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  • テルル化水素 (category テルル化物)
    と表される、テルルと水素からなる無機化合物であり、カルコゲン化水素の一つ、IUPAC組織名はテラン (tellane)。テルルの形式酸化数は −2価で、もっとも単純なテルリドである。 酸素族元素(カルコゲン元素)の水素化物のひとつ。 ニンニクのようなにおいのある気体で、セレン化水素、硫化水素に性質が似ており、有毒である。...
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  • セレン化水素(セレンかすいそ、英: hydrogen selenide)は、化学式が H2Se で表されるセレンと水素の化合物で、カルコゲンの水素化合物(カルコゲン化水素)の一つ。セレンの酸化数は-2。爆発範囲は8.84 - 62.4 vol%。 セレン化アルミニウムなどのセレンと金属の化合物に水ま...
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  • カルコゲン化水素(カルコゲンかすいそ、水素化カルコゲン)は、 カルコゲンと水素の二元的化合物。 酸素 、 硫黄 、 セレン 、 テルル 、 ポロニウム と水素が化合して形成される。 水は、この種の化合物として最初に発見されたものであり、1つの酸素原子と2つの水素原子を持ち、地球上で最も一般的な水素化カルコゲンでもある。...
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  • およびヨウ化物ガリウム(III) Ga2I6 も同様である。 他の第13族元素のハロゲン化物と同様にガリウム(III) のハロゲン化物はルイス酸であり、ハロゲン化物の受容体と反応して GaX4- アニオン(X はハロゲン)を含むアルカリ金属ハロゲン化物を形成する。それらもまたハロゲン化アルキルと反応してカルボカチオンと...
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  • 発光挙動は+3価が赤色であるのに対して、+2価は周辺環境によって青色、緑色、黄色と変化する。 カルコゲン化ユウロピウムは磁性半導体として重要。カルコゲンとは硫黄、セレンなどの第16族元素のことである(酸素は除かれる場合がある)。 酸化イットリウム(III) Y2O3などに酸化ユウロピウム(III)...
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  • 、気体状のセレン化水素を100℃で金属ナトリウムと反応させることによっても得られる。 他のアルカリ金属カルコゲン化物と同様に、この物質も水と反応して容易に加水分解し、セレン化水素ナトリウムと水酸化物の混合物を生じる。この加水分解は、Se2−イオンの過剰な塩基性のために生じる。 Na 2 Se   +...
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  • は原子番号69の元素。元素記号は Tm。ランタノイド系列の13番目の元素である。他のランタノイドと同様に、もっとも一般的な酸化数は+3であり、酸化物、ハロゲン化物などの化合物で見られる。ただし、系列の後半であるため、+2の酸化数も結果生じるほぼ完全な4f殻によっても安定化される。水溶液中では、ほかの後...
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  • 化物は暗褐色で400 ℃以上で分解し、三ヨウ化物は黒色である。二ハロゲン化物のうち、二フッ化物は知られておらず、二塩化物は茶色、二臭化物は黒色、二ヨウ化物は青色である。唯一知られているオキシハロゲン化物は淡緑色のルテニウム(VI)オキシフッ化物RuOF4である。...
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  • フッ素 (category ハロゲン)
    フッ素の酸化還元電位は+2.89 Vで、ほかのハロゲン族元素に比べて非常に高い値である。酸素の+1.21 Vより高いため、ほかのハロゲン化物塩水溶液と異なり、フッ化物塩の水溶液を電気分解してもフッ素の単体は得られず、酸素が発生する。 その性質上、フッ素を単体で使う場面は少なく、フッ化カル...
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  • サマリウムは硫黄、セレン、テルルと反応し、それぞれ3価の硫化物、セレン化物、テルル化物を形成する。2価のSmS、SmSe、SmTeも知られており、それらはSmOと同様に立方晶の塩化ナトリウム型構造を取る。これらのカルコゲン化物は室温において、圧力を加えることで半導体から金属に変化する性質を有...
    64 KB (8,147 words) - 17:49, 1 April 2024
  • 確率が増え、光吸収係数が上がるなどの光学的特性上の変化も起こす。 アモルファスシリコン…バンドギャップや光吸収係数の増大 薄膜トランジスタ(TFT) 太陽電池 アモルファスAs2S3 セレン アモルファスAs-S-Te-Ge カルコゲン化物系アモルファス半導体…スイッチ特性、メモリ特性 表示 編集...
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  • カルコゲンでは、酸化物、硫化物、セレニド、テルリド、ポロニウム化物等、酸化数-2の状態も知られているが、リバモリウムの7p3/2小軌道の不安定性のため、リバモリウムの酸化数-2の状態は非常に不安定である。 リバモリウム化水素(LvH2)は、最も重い水素化カルコゲンカルコゲン化...
    47 KB (5,562 words) - 12:13, 6 May 2024
  • 三セレン化二ヒ素(Arsenic triselenide)は、ヒ素のセレニドである。 アモルファス状の三セレン化二ヒ素は、870nmから17.2μmの波長の光を伝搬するため、赤外線光学のためのカルコゲン化物ガラスに用いられる。 ヒ素の通常の酸化数は+3であるが、三セレン化二ヒ素は、共有結合でできている。...
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  • 。Aの部は炭素と水素のみからなる炭化水素の命名法で、Bの部は炭素以外の元素が環を構成している場合の命名法について、Cの部は炭素、水素、窒素、カルコゲン、ハロゲンからなる官能基を持つ化合物の命名法について、Dの部はCの部に定められていない官能基を持つ化合物について、Eの部は立体化学の命名法、Fの部は天...
    38 KB (4,690 words) - 04:09, 11 February 2024
  • セレン (category カルコゲン)
    セレン(英: selenium [sɨˈliːniəm]、独: Selen [zeˈleːn])は元素記号が Se である原子番号34の元素。カルコゲン元素の一つ。ヒトの必須元素の1つでもある。 セレンはギリシャ神話の月の女神セレネから命名されている。これは、周期表上でひとつ下に位置するテルル(ラテン語で地球を意味する...
    25 KB (3,098 words) - 02:52, 13 February 2024
  • 化物や炭化物である。炭化タンタル (TaC) は、同様の用途で用いられている炭化タングステンと同様、硬いセラミックスで、切削工具に使われる。窒化タンタルは、マイクロエレクトロニクスの分野において薄膜絶縁体として用いられる。 もっとも研究されているタンタルのカルコゲン化物は硫化タンタル(IV)...
    76 KB (9,804 words) - 13:08, 23 April 2024
  • ケイ酸塩以外を主成分とする、ガラス状態となる物質。ケイ酸ガラスと区別するために物質名を付けて○○ガラスと呼んだりガラス質物質と呼んだりする。アクリルガラス、カルコゲン化物ガラス、金属ガラス、有機ガラスなど。 板状のガラスは一般に板ガラスと呼ばれる。 語源的にはケイ酸塩ガラスの固体状態を他の物質が取っている場合を...
    43 KB (6,053 words) - 13:04, 23 April 2024
  • 一テルル化ゲルマニウム (category テルル化物)
    一テルル化ゲルマニウム(Germanium telluride、GeTe)は、ゲルマニウムとテルルからなる化合物であり、カルコゲン化物ガラスの成分である。半金属の伝導性を示し、強誘電体である。 一テルル化ゲルマニウムは、3つの結晶形を持つ。室温ではα型(三方晶系)とγ型(斜方晶系)、高温ではβ型(...
    3 KB (182 words) - 12:04, 5 March 2024
  • 化物と呼ばれる。また、二元化合物以外の水素化合物も含めて水素化物と呼ぶ場合も多い。 また化学反応で水素と化合することを水素化という。 出典: 水素化物は分子状化合物、塩類似水素化物(saline hydride)および金属類似水素化物(metallic hydride)またはその中間の水素化物...
    15 KB (1,454 words) - 10:25, 21 October 2023
  • 硫化水素 (category 硫化物)
    硫化水素(りゅうかすいそ、英: hydrogen sulfide)は、化学式 H2S で表される硫黄と水素の無機化合物で、カルコゲン化水素の一つ。別名スルファン(sulfane)。無色の気体で、腐卵臭を持つ。空気に対する比重は1.1905である。 硫化水素は、空気より重く(比重1.1905)、無色、水によく溶け、弱い酸性を示す。...
    29 KB (3,935 words) - 16:55, 9 April 2024
  • (Cd22+) 状態を取る場合もある。なお、10個の電子で満たされている4d軌道の電子を失うような酸化数は取らない。 塩化物および硫酸塩などとの塩は、一般的に無色の物が多く水溶性である。しかし、カルコゲンとの化合物は、有色である場合が多く、極めて水に対して難溶性である。 硫化カドミウム (CdS) -...
    19 KB (2,264 words) - 14:08, 17 April 2024
  • 硫黄は酸素と共にカルコゲンに属すため、有機硫黄化合物は炭素と酸素からなる化合物と類似した性質を示すことが予想されるが、異なる点も多い。 硫黄の化合物を検出するための古典的な試験法としてカリウスのハロゲン法が知られている。石油精製における脱硫工程では水素化脱硫など様々な手法が取られる。...
    9 KB (1,359 words) - 09:06, 12 April 2021
  • ポロニウム化水素 (category ポロニウム化物)
    と表される水素とポロニウムの化合物であり、カルコゲン化水素の一つ。ポロニウムは非金属であるため、金属水素化物より共有結合性化合物に近い。ポロニウム化水素は塩化水素のようなハロゲン化水素とスタンナンのような金属水素化物の中間の性質をもつ。 ポロニウム化水素は、セレン化水素やテルル化水素、その他境界水素化物...
    3 KB (271 words) - 23:28, 8 November 2022
  • 三硫化二ヒ素 (category 硫化物)
    る。雄黄として知られる明るい黄色の固体で、色素として用いられ、またヒ素化合物の分析に用いられる。カルコゲン化物であり、P型半導体としての性質を持ち、光に誘導されて相変化する性質を持つ。その他のヒ素の硫化物には、橙赤色でやはり鉱物に含まれる鶏冠石As4S4がある。...
    11 KB (1,317 words) - 15:30, 9 November 2022
  • 正しい化学量論比で六方構造を取った結晶のフィルムが形成する。 W + 2 Se → WSe2 遷移金属ジカルコゲン化物は、太陽電池やフォトニクスへの応用が考えうる半導体である。 バルクのセレン化タングステン(IV)は、温度依存-4.6×10-4eV/Kで光学バンドギャップ~1.35...
    13 KB (1,350 words) - 09:38, 8 March 2024
  • 二硫化水素(にりゅうかすいそ、英: Hydrogen disulfide)は、分子式H2S2の無機化合物で、カルコゲン化水素の1つである。淡黄色の揮発性液体で、樟脳様の香りを持つ。硫化水素と単体硫黄に不均化しやすい。 過酸化水素に似てC2対称性を持つ非平面形分子である。二面角は、過酸化水素が111.5°であるのに対し、90...
    6 KB (557 words) - 03:19, 26 August 2022
  • (1947- ) - トミマツ・サトウ解の発見 稲垣省五 (1948- ) - 宇宙物理学、非線型力学 田中啓司 (生年不明、1947頃- ) - カルコゲン化物における光誘起流動性の発見 池田研介 (1949- ) - 非線形光学、複雑系物理学 青木秀夫(1950- ) - 量子ホール効果、高温超伝導、強磁性...
    9 KB (1,126 words) - 09:41, 8 March 2024
  • 一硫化ゲルマニウム (category 硫化物)
    カルコゲン化物ガラスで、半導体である。赤茶色粉末か黒色結晶となる。乾燥時は空気中で安定であり、湿った空気中ではゆっくりと加水分解するが、水中では急速に反応し、水酸化ゲルマニウム(II)を経て一酸化ゲルマニウムを形成する。真空中で分解せずに昇華する数少ない硫化物の一つである。...
    3 KB (308 words) - 19:16, 5 March 2024