トガサワラ属(トガサワラぞく、学名:Pseudotsuga)は、マツ科の針葉樹の分類群の1つ。日本にはトガサワラのみが分布する。 常緑性の針葉樹。高木になり、特に北アメリカのアメリカトガサワラは高さ100m、直径5mにも達し、世界最高の木の1つにあげられる。葉は細長いが扁平で、表面は主脈に沿ってくぼ...
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ベイマツ(米松、学名:Pseudotsuga menziesii)は、マツ科トガサワラ属の常緑針葉樹。和名は「アメリカ産のマツ」の意味だが、マツ属の仲間ではなくトガサワラに近縁である。 別名はアメリカトガサワラ(亜米利加栂椹)、ダグラスファー(ダグラスモミ、Douglas fir)、オレゴンパイン...
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トガサワラ(栂椹、学名:Pseudotsuga japonica)は、マツ科トガサワラ属の常緑樹である。ツガに似た針葉樹で、南日本の一部のみに分布する日本固有種である。 山林に生える樹木で、高さ30mもの大木になることもある。モミ、ツガに似ており、混成することもある。それぞれ特徴ははっきりしているが、枝葉だけで見分けるのにはコツがいる。...
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長枝からのみ葉を伸ばすトウヒ属 短枝の先端から葉が束になって生えるカラマツ属 長枝にも短枝にも葉を付けるヒマラヤスギ属 参考:ヒノキ科のメタセコイアの落ち葉 花は雌雄同株(雄花と雌花が同じ株につくこと)、雄花は単生もしくは多数が束生する。花粉は風媒され、一般に2つの気嚢を持つが、カラマツ属、ヒマラヤスギ属、トガサワラ属...
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luchuensis カラマツ属 Larix トウヒ属 Picea エゾマツ Picea jezoensis オウシュウトウヒ (ドイツトウヒ) Picea abies ヒマラヤスギ属 Cedrus レバノンスギ Cedrus libani トガサワラ属 Pseudotsuga ツガ属 Tsuga モミ属 Abies...
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ツガ(トガ) - ほぼ日本産。暖帯から温帯下部に生育。 また、カナダツガ、アメリカツガ、マウンテンヘムロックを総称して、しばしばベイツガ(米栂)と呼ばれる。 ツガ属 コメツガ アメリカツガ ツガの若枝・裏面 近縁属 モミ属 Abies procera トウヒ属(ドイツトウヒ) トガサワラ属(トガサワラ)...
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ライチョウ, Lagopus muta, 留鳥 ライチョウ, Lagopus muta japonica ウズラ属 COTURNIX ウズラ, Coturnix japonica, 夏鳥・冬鳥 ヤマドリ属 SYRMATICUS ヤマドリ, Syrmaticus soemmerringii, 留鳥 ヤマドリ...
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Lawson)、トガサワラ属の一種(Pseudotsuga menziesii (Mirb.) Franco var. menziessi)などが挙げられている。一変種マルアミガサタケ(独立種として扱う意見もある)においては、トネリコ属(Fraxinus)、イボタノキ属(Ligustrum)、ニレ属...
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る。モミと混成することがあるが、モミが山腹に生育するのに対して、ツガは標高約1500メートル(m)以上の尾根筋によく生える。なお、一部の地域ではトガサワラも混成する。 常緑針葉樹の高木で、直立する大木になり、高さ20 - 30メートル(m)、胸高直径1mに達する。樹皮は赤褐色から灰褐色で、深く裂け...
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属では包鱗片はごく小さくて外から見えないこと、種子の散布後にモミ属では鱗片が脱落するがトウヒ属では残ることなどが大きく異なる。 ツガ属は葉はモミ属に近いが毬果の性質はトウヒ属に近い。ただし毬果は遙かに小さい点で区別できる。トガサワラ属やアブラスギ属はその点ではトウヒ属に近いが包鱗片がよく発達する。...
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マツ科のトウヒ属、モミ属、トガサワラ属などでは成長期に生じた針葉の大部分は腋芽を欠く。これらの球果植物では頂芽のすぐ下にある偽輪生につく少数の腋芽から分枝が起こる。ヒノキ科では平らな細かい枝系を発達させる。マツ科のカラマツ属 Larix、ヒマラヤスギ属 Cedrus、イヌカラマツ属 Pseudolarix...
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hemlock、ツガの一種)で形成され、いずれも大きな木は高さ50mから70m以上に達する。またオレゴンパイン(ベイマツ、ダグラスファー、トガサワラ属の一種)は小さな森を形成する。その他様々なモミも見られる。森の中にできた空き地はすみやかにカエデ、ハンノキ、アメリカハリブキ(devil's...
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で、通常はかすがい連結を欠くが、柄の基部の菌糸に限ってこれを有する種類もある。 オウギタケ属を含めたオウギタケ科のキノコは、マツ科のさまざまな樹木(おもにマツ属あるいはカラマツ属・ツガ属・トウヒ属・トガサワラ属などとの間に外生菌根を形成して生活するものと考えられていたが、少なくともいくつかの種につい...
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樺太アイヌや北海道の屈斜路湖周辺のアイヌは火打石で火を起こす際、このキノコの粉末をほくちとして用いた。 野生種は原生林のみに自生し、特にトガサワラ属・カラマツ属の木材に生える。原生林の減少により、野生個体の保全状況には懸念がある。実験室で栽培した株では遺伝的健全性を保持することが困難であるため、野生下での保護が必要である。...
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Ear(ゾウの耳)の呼称が与えられているという。 北半球温帯以北に分布し、日本では北海道と本州 などが知られている。 おもに春季、マツ属(Pinus)・モミ属(Abies)・トガサワラ属(Pseudotsuga)・トウヒ属(Picea)などの針葉樹下の地上に発生する。日本においては、アカマツのほか、スギ・ヒノキなどの林内でもときおり見出されることがある。...
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キンイロジリスより体も小さく、尾も短い。 標高3,000-3,750メートルの針葉樹林に生息する。 もっぱらトガサワラ属、マツ属、ビャクシン属、ポプラの針葉樹林に見られる。 繁殖は年に1回で、春に行われる。春の終わりから初夏にかけて出産し、1度の出産で2-5頭の子を産む。...
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トガサワラ属 (Pseudotsuga) に属する。アメリカトガサワラと呼ばれることもあり分類的にはこちらの方が近い名前である。日本にも紀伊半島および四国に同属のトガサワラ(Pseudotsuga japonica)が分布する。属名Pseudotsugaはツガ属...
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の林内に発生し、ヌメリイグチ属の一種Suillus pungens A.H. Smith & Thiers (日本では未記録)に寄生する。かさの表皮・かさの肉・ひだの実質は、いずれも強いアミロイド性を示す。外観はC. ochraceus にも似るが、シスチジアはむしろ厚壁なものが多い。ツガ属やトガサワラ属・クロベ属・トウヒ属の林内やカラマツ林にも生えるという。...
38 KB (5,810 words) - 10:01, 9 October 2017
前者は、淡橙褐色ないし淡黄褐色を呈するかさ(表面は柔らかな短毛におおわれてフェルト状をなすか、あるいは圧着した細かい鱗片におおわれる)を持ち、マツ属以外にモミ属・ツガ属・トガサワラ属などの林内地上に発生する点で容易に区別される。 また、後者も、外観はむしろフサクギタケに類似しており、かさの表面や柄の下半部は細かい...
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の山地、紀伊半島の高野山や大台ケ原、四国の面河渓など中央構造線沿いの温帯から暖帯の標高 700 m 近辺の山地の岩場に多く、モミ、ツガ、クロベ、トガサワラ、ツクバネガシ、アラカシなどと混生する(図5)。暗い林床でも実生は生育できるが、土壌が露出したギャップを好む。韓国に分布するとの記述もあるが、こ...
39 KB (4,107 words) - 03:20, 15 May 2024
の種数が多く、多様性が高い。これらの森林は標高1000m位まで伸び、上部ではアカガシが多くなる。また、モミ、ツガを交えることも多く、一部地域ではトガサワラが混じる。 標高1000m程度からブナやミズナラが出現し始め、落葉樹林となる。特に和歌山県の大塔山の山頂域のそれは、本州最南端のブナ林といわれる。...
26 KB (3,164 words) - 08:47, 12 May 2024
週間で羽化して成虫になる。成虫になると直径3mmから1cm程度の丸い穴を開けて外へ出てくる。 産卵木として有名なのはマツ属の樹木であるが、トガサワラ属、カラマツ属、トウヒ属、モミ属などの他のマツ科の針葉樹にも産卵することが知られている。 キバチには枯れている木に産卵するものもあるが、ノクチリオキバチ...
13 KB (2,018 words) - 05:36, 23 August 2022
【島(尖)/絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)/固】 1976年採取、1991年新種認定。標本は魚釣島で捕獲された1体のみ。センカクモグラ属 Nesoscaptor に含める説もある。 ハリネズミ科 Erinaceidae 【移】 アムールハリネズミ Erinaceus amurensis...
49 KB (6,331 words) - 03:43, 23 November 2023
夏から秋にかけて、マツ属(アカマツ・クロマツなど)・モミ属(モミ・ウラジロモミ・シラビソなど)・ツガ属(ツガ・コメツガなど)あるいはトガサワラ属などの林内地上に群生する。日本ではやや高地に多いとされ、もっとも普通に見出されるのは、亜高山帯のコメツガ林であるともいわれている。北海道では、エゾマツ(トウヒ属...
11 KB (1,496 words) - 03:20, 12 October 2021
subroseus Kauffman もオウギタケに非常に類似した菌で、両者を同種ではないかとする説もあるが、トウヒ属・トガサワラ属・モミ属あるいはツガ属など、マツ属以外の樹下に好んで発生することで区別されている(ポンデローサマツ Pinus ponderosa Douglas ex C...
15 KB (2,194 words) - 23:39, 16 September 2022
三之公川トガサワラ原始林 三ノ公川トガサワラ原始林(さんのうこうがわトガサワラげんしりん)は、奈良県吉野郡川上村神之谷にある国の天然記念物に指定されたトガサワラの原始林である。 トガサワラ(栂椹、学名:Pseudotsuga japonica)は、マツ科トガサワラ属...
16 KB (2,243 words) - 07:19, 26 August 2023
本州では関東から富山県以南、四国、九州に分布する。 半寄生植物で、樹木の幹に根を下ろす。宿主になるのは針葉樹で、クロマツ、アカマツ、モミ、ツガ、トガサワラなどが挙げられる。赤い筒状の花はメジロなどの鳥類による花粉媒介が行われるものと考えられ、種子散布も鳥による。 大きな害をなすものではない。...
4 KB (465 words) - 11:01, 8 June 2022
概要 マツ類などに付いて幼虫・成虫とも新芽、球果(松かさ)、種子などから吸汁して加害する。北米では特にベイマツなどのトガサワラ属 Pseudotsuga に多い。 在来地であるアメリカでは年1化であるが、メキシコの熱帯域では3化の例も知られる。 灯火にもよく集まるため、ライトトラップによる採集例も多い。...
19 KB (2,584 words) - 00:14, 6 December 2023
bractlet)ともよばれる(下図5a–c)。小苞は1個の場合や2個の場合が多いが、ナデシコ属などでは2–3対ついていることがある。マツムシソウ属(スイカズラ科)では、小苞が子房を取り巻いて膜質の襟を形成している(下図5d)。スゲ属(カヤツリグサ科)の果実は、特殊化した葉である果胞(perigynium)に包ま...
22 KB (2,368 words) - 08:49, 1 December 2023
国産材・針葉樹 スギ科 スギ属 スギ ヒノキ科 アスナロ属 ヒノキ、サワラ ネズコ属 ネズコ ヒノキ属 アスナロ、ヒノキアスナロ、ヒバ マツ科 カラマツ属 カラマツ ツガ属 ツガ トウヒ属 トヒ、エゾマツ トガサワラ属 トガサワラ マツ属 アカマツ、クロマツ、ヒメコマツ モミ属 モミ、トドマツ 国産材・広葉樹...
23 KB (3,287 words) - 21:43, 5 March 2024
210トン 長さ 67 ft (20 m)(デッキ長) 72 ft (22 m)(水線長) 112 ft (34 m)(帆桁幅) 高さ 89 ft (27 m) (リグ高さ) 推進器 帆走 (ブリッグ、4,400 sq ft (410 m2)) その他 船体はトガサワラ属の木材製 テンプレートを表示...
7 KB (710 words) - 00:19, 23 April 2023