• ドコサヘキサエン酸ドコサヘキサエンさん、Docosahexaenoic acid、略称:DHA)は、不飽和脂肪酸のひとつで、僅かに黄色を呈する油状物質。6つの二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸 (22:6) の総称であるが、通常は生体にとって重要な 4, 7, 10, 13, 16, 19...
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  • 56。 不飽和結合を6つ持つ脂肪酸を次に示す。 ドコサヘキサエン酸ドコサヘキサエンさん、docosahexaenoic acid, DHA)は、魚油に含まれる炭素数22の4,7,10,13,16,19-ヘキサ不飽和脂肪酸である。人体内ではα-リノレン酸から生成される。C21H31CO2H、IUPAC組織名...
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  • エン脂肪酸ともいう。ω-9脂肪酸の一部とω-6脂肪酸とω-3脂肪酸、共役リノールが含まれる。 ω-6脂肪酸にはリノール、γ-リノレン酸 やアラキドン酸、ω-3脂肪酸のα-リノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸...
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  • などの処理で脱炭酸できる場合がある。 オレイン酸 リノール リノレン酸 アラキドン酸 エイコサペンタエン酸 ドコサヘキサエン酸 ソルビン酸 (食品添加物 保存料) 乳酸(2-ヒドロキシプロパン酸) リンゴ(2-ヒドロキシブタン二) クエン酸(2-ヒドロキシプロパントリカルボン酸) 安息香(ベンゼンカルボン酸)(食品添加物...
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  • エイコサペンタエン酸(エイコサペンタエンさん、eicosapentaenoic acid、EPA)またはイコサペンタエン酸(icosapentaenoic acid)は、ω-3脂肪酸の一つ。必須脂肪酸。ごく稀にチムノドン酸(timnodonic acid)とも呼ばれる。5つのシス型二重結合をもつ20炭素のカルボン酸である。...
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  • 二重結合もしくは三重結合を持つもののことで、α-リノレン酸ドコサヘキサエン酸 (DHA)、エイコサペンタエン酸 (EPA) に代表されるオメガ3(n-3系)、リノール、γ-リノレン酸、アラキドン酸に代表されるオメガ6(n-6系)、オレイン酸に代表されるオメガ9(n-9系)がある。飽和脂肪酸とは...
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  • 他の脂肪油と異なり、脂肪酸成分はパルミチン酸が主であるがステアリン酸、ミリスチン酸、アラキジン酸、オレイン酸ヘキサデセン酸などを含む。また、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などのω-3脂肪酸である高度不飽和脂肪酸や不鹸化物成分の含量も多...
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  • コサペンタエン酸(EPA、20:5 ω-3)からドコサヘキサエン酸(DHA、22:6 ω-3)への中間体である。アザラシ油に多く含まれている。 all-cis-4,7,10,13,16-ドコサペンタエン酸であり、オスボンドの俗称を持つω-6脂肪酸である。この脂肪酸は、20:4...
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  • ン酸はヒトの体内で合成できない必須脂肪酸であり、そこから合成されるドコサヘキサエン酸(DHA)は神経系の機能に関わっている。 植物及び微生物中では、ω6位に二重結合を作るΔ12-脂肪酸デサチュラーゼ によりオレイン酸の二重結合を一個増やしてリノール...
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  • コサペンタエン酸(EPA)を生成し、このエイコサペンタエン酸から22:5(n-3)のドコサペンタエン酸(DPA)を経るかSprecher's shuntと呼ばれる経路いずれかを経て22:6(n-3)のドコサヘキサエン酸(DHA)が生成される(詳細はデサチュラーゼを参照のこと。)。...
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  • 魚介類の脂肪酸(英:Fatty acid of seafood)とは、魚介類に含まれる脂肪を構成している脂肪酸のことである。 魚介類には、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などω-3脂肪酸が多く含まれる。魚介類に含まれるDHAの多くは、ラビリンチュラ類の1属である Schizochytrium...
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  • 使用した炊き込みご飯であるさよりめしがある。 サンマには、血液の流れを良くするといわれるエイコサペンタエン酸が含まれており、脳梗塞・心筋梗塞などの病気を予防する効果があるとされている。また、ドコサヘキサエン酸も豊富に含まれており、体内の悪玉コレステロール(LDL)を減らす作用、脳細胞を活発化させ、頭...
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  • (相撲) 秋田県湯沢市にある湧き水の名称。日本名水百選に選ばれている。⇒湯沢城#力水 キリンビバレッジから発売されている炭酸飲料。ドコサヘキサエン酸を配合しているのを売りとしている。1994年に最初の製品が発売され、以後1~2年ごとにリニューアルされて製造・販売が続けられた。2011年5...
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  • 開発の標的となっている。n-3とn-6エイコサノイド前駆体の生成について代謝酵素が共通しているため、n-6脂肪酸とn-3脂肪酸とが競争的な相互作用をする。 ヒトを含めた動物の体内では、α-リノレン酸はエイコサペンタエン酸(EPA)を経由してドコサヘキサエン酸(DHA)が生成される。DHAは不飽和度が...
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  • にEPAを豊富に含むイワシ、サバ、サンマなどの青魚類を食べる食習慣にしておくことは有用であり、望ましいことなのである。 青魚にはまたDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれている。このDHAは、血中コレステロールや血中の中性脂肪値を下げる機能がある、とされており、心臓病のリスクを低減させる。また...
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  • DHA ドコサヘキサエン酸(Docosahexaenoic acid)の略。 ジヒドロキシアセトン(Dihydroxyacetone)の略。 デヒドロアスコルビン酸(Dehydroascorbic acid)の略。 ディレクトリハーベスト攻撃(英語: Directory Harvest Attack)(Directory...
    601 bytes (140 words) - 07:22, 27 August 2019
  • コサペンタエン酸は22:6(n-3)ドコサヘキサエン酸(DHA)のような高度不飽和脂肪酸の合成に必要とされる。これは、エロンガーゼとデサチュラーゼによる連続的な反応を必要とする多段階過程である。 ヒトでは、DHAは食品から摂取される以外に、2つの経路によって代謝生産される。どちらもエイコサ...
    6 KB (897 words) - 05:29, 21 August 2017
  • 要因によってもたらされたものと考えられている。 淡水域に進出して適応した海水魚が、淡水魚へ進化したと推測されている。適応のカギとなったのは、ドコサヘキサエン酸(DHA)を合成するFads2遺伝子であることが研究で判明している。 現代において、淡水域と海水域の境界では様々な形での魚類の出入りがあり、...
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  • 食物連鎖の結果、生物に蓄積しやすい物質が上位捕食者に集中していく生物濃縮という現象が生じる。魚類に多く含まれているドコサヘキサエン酸や、フグ毒・貝毒などは、いずれも微生物によって合成された物質が食物連鎖過程で濃縮されたものである。ある物質が生物を取り巻く環境により高い濃度...
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  • 、植物油から推察できるように、穀物類にはリノールが豊富に含まれているものの、α-リノレン酸はほとんど含まれていない。 魚油食品、肝油、ニシン、サバ、サケ、イワシ、タラ、ナンキョクオキアミ等の魚介類は、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)のようなω-3脂肪酸に富んでいる。魚や...
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  • 、〆鯖ではない刺身でも食べられる。生食できることやブランド鯖であることを売り物にする産地や漁業者も拡大傾向にある。 DHA(ドコサヘキサエン酸)や EPA(エイコサペンタエン酸)などの高度不飽和脂肪酸 - ω-3脂肪酸(Omega-3)が多く含まれている点も注目されている。また新規化合物セレノネイン...
    26 KB (3,606 words) - 08:36, 16 October 2023
  • concentration)と食物連鎖により増強される過程(Biomagnification)とを合わせたものであるためである。 魚介類中のドコサヘキサエン酸、フグやイモリなどの毒、貝毒、季節的なカキの毒化などは、生息域の細菌や餌となる生物によって合成された化学物質が生物濃縮で取り入れられたものである。...
    7 KB (990 words) - 04:35, 28 December 2023
  • はショウガがよく用いられる。刺身はショウガ醤油や酢味噌で食べられる。 マイワシの煮干しは平子煮干し(ヒラゴニボシ)と呼ばれる。 栄養素面ではドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸やビタミンDを多く含むことが報告されている。このため20世紀末頃からはいわゆる体に良い食材として再評価も進んでいる。 岡村収監修(ニシン科執筆者 :...
    10 KB (1,217 words) - 00:05, 31 October 2023
  • 近年、アラの部分に含まれる有用成分が健康食品に活用されている。マグロなどに多いDHA(ドコサヘキサエン酸)、カルシウムが多い骨を加工した菓子やサケ中骨の水煮缶詰、サメ軟骨(コンドロイチン、グルコサミン、コラーゲンなど含有)といった製品である。各地域でも水揚げされる魚種に合わせて独自の商品が開発されている。...
    4 KB (558 words) - 03:12, 12 February 2024
  • 筋肉は遊泳に適した赤身で、ヒスチジンなどが多く含まれ、鮮度の低下が早い。 含まれる脂質はエイコサペンタエン酸ドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸の比率が高く、血中の悪玉コレステロールを減少させるなどの効果があると言われる一方で、酸敗しやすく品質の劣化(いわゆる「油焼け」)を起こしやすい。...
    6 KB (946 words) - 18:19, 30 October 2021
  • たアジが作り出す食感が特徴で、かける調味料によって異なる味を楽しむことも可能である。また、栄養面では低カロリー・低糖質でエイコサペンタエン酸 (EPA) やドコサヘキサエン酸 (DHA) が豊富であるとされることがある。 日本では、家庭料理だけでなく中食・外食としても普及している。このほか、町おこ...
    49 KB (6,287 words) - 17:22, 6 April 2024
  • ヒトを含めた動物の体内では、Δ6-脂肪酸デサチュラーゼによりα-リノレン酸(18:3)からエイコサテトラエン酸(20:4)を生成し、さらにΔ5-脂肪酸デサチュラーゼによりエイコサペンタエン酸(20:5)を生成する。エイコサペンタエン酸からさらに22:6のドコサヘキサエン酸が生成される。α-リノレン酸のうちこれらの変換に使われる割合は10-15%程度である。...
    34 KB (4,512 words) - 03:05, 24 December 2022
  • デヒドロエピアンドロステロン(DHEA) - 副腎で合成されるホルモンであり、エストロゲンとテストステロンの前駆体である。 ファソラセタム - 必須脂肪酸 - エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)が良く知られている。特にEPAは抗欝作用と自閉症および学習障害への有効性が明確に示唆されている。 フィペキシド (Vigilor)...
    54 KB (7,182 words) - 06:19, 15 September 2023
  • 、その後は休漁などの保護政策により2014年には2001年の11倍ほどに回復している。 身はやや白っぽいが赤身魚に分類され、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)を豊富に含む。秋から冬にかけてが脂が乗って旬とされる一方、夏は味が落ちるとされている。マサバの中でも特に脂の乗った鯖をとろ鯖と呼ぶ。...
    11 KB (1,389 words) - 09:01, 13 January 2024
  • も同様に知られている。問題視されることがある汚染物質は、有機水銀(メチル水銀)、ダイオキシン類、放射性物質などであるが、通常の食事においてはドコサヘキサエン酸 (DHA) などの不飽和脂肪酸など利が多く忌避する理由はない。 メチル水銀の場合アメリカのアメリカ食品医薬品局 (FDA)...
    44 KB (6,264 words) - 11:54, 29 April 2024
  • 腫瘍細胞に集積しやすい脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)をパクリタキセルと結合させたプロドラッグ。パクリタキセルの抗腫瘍効果は、腫瘍内でパクリタキセルがDHAから切り離されたときに発現する。 ポリグルタメート化パクリタキセル(OPAXIO) 血中から腫瘍に移行しやすいポリグルタミン酸...
    23 KB (3,268 words) - 01:10, 24 October 2023