• パーリ仏典パーリ仏典パーリ聖典、Pali Canon)、あるいはパーリ三蔵(巴: Tipiṭaka, ティピタカ、三蔵のこと)は、南伝の上座部仏教に伝わるパーリ語で書かれた仏典である。北伝の大乗仏教に伝わる漢語・チベット語の仏典と並ぶ三大仏典群の1つ。パーリ経典(パーリ語経典)とも呼ばれることがある。...
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  • 仏典(ぶってん)とは、仏教典籍の略称で、仏教の聖典の総称である。「律蔵」「経蔵」「論蔵」という分類形態から三蔵とも呼ばれる。言語的には、パーリ語・サンスクリット語などのインドのものを初めとして、漢語、チベット語、モンゴル語、満州語のものがあり、西夏語のものも一部現存する。漢語やパーリ語から日本語に訳したものもこれに準じる。...
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  • パーリ仏典 > 律蔵 (パーリ) 律蔵(巴: Vinaya Pitaka, ヴィナヤ・ピタカ)とは、『パーリ仏典』の三蔵(巴: Ti-pitaka, ティピタカ)における最初の蔵(pitaka)であり、律(巴: Vinaya, ヴィナヤ)に関する文献が収められた領域のこと。...
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  • net/burmese/  ^ パーリ仏典, 増支部三集70 不善根経, Sri Lanka Tripitaka Project ^ パーリ仏典, パーリ仏典中部73 大ヴァッチャ経, Sri Lanka Tripitaka Project ^ パーリ仏典, スッタニパータ, 1.蛇の章, 10-13...
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  • パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) 経蔵(巴: Sutta Pitaka, スッタ・ピタカ)とは、『パーリ仏典』の三蔵(巴: Ti-pitaka, ティピタカ)における2番目の蔵(pitaka)であり、釈迦が説いた教え(仏説)についての文献である経(巴: Sutta, スッタ)が収められた領域のこと。...
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  • ISBN 9784487731527  ^ a b c 『例文仏教語大辞典』小学館、1997年、「瞋」。ISBN 4095081112。  ^ パーリ仏典, パーリ仏典中部73 大ヴァッチャ経, Sri Lanka Tripitaka Project ^ 「根本煩悩」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、2014年、Britannica...
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  • adhicittasikkhā adhipaññāsikkhā. 比丘たちよ、これら三つの学(sikkhā)がある。いかなる三か。 増上戒学、増上心学、増上慧学である。 —パーリ仏典, 増支部三集沙門品, Sri Lanka Tripitaka Project それぞれを修めたならば、激しい欲(chando)は起こらず、三毒(rāgo...
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  • 1989, p. 325. ^ パーリ仏典, 律蔵大品犍度 1.大犍度, Sri Lanka Tripitaka Project ^ a b 中村元『ゴータマ・ブッダ : 釈尊の生涯』春秋社、1969年。  ^ 長尾雅人(責任編集) 『世界の名著 1 バラモン経典 原始仏典』 中央公論社、1969年、503-537頁。...
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  • 有身見、疑、あらゆる戒禁取なり。 また四悪趣に陥ることを離脱し、六重罪をなすことはあたわず。 —パーリ仏典, スッタニパータ 宝経 第九偈, Sri Lanka Tripitaka Project 四悪趣(四悪道、四趣) 地獄界(Naraka) 畜生界(tiracchāna...
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  • 「一切の事物は無我である」(諸法無我)と智慧をもって観るときに、ひとは苦から厭い離れる。これが清浄への道である。 —  パーリ仏典, ダンマパダ,20 Maggavaggo, Sri Lanka Tripitaka Project 無常を常と捉えるのは、想顚倒、心顚倒、見顚倒である。...
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  • 比丘たちよ、色は無我、受(Vedanā)は無我、想(サムジャナ)は無我、サンカーラは無我、識(viññāṇa)は無我である。 —パーリ仏典, 律蔵犍度, 大犍度, 38 Mahakkhandhakaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project...
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  • nīvaraṇāni. 比丘たちよ、これら五つの蓋がある。いかなる五か。 欲愛蓋、瞋恚蓋、惛眠蓋、掉悔蓋、疑蓋である。比丘たちよ、これらの五蓋がある。 —パーリ仏典, 増支部九集念処品 Nīvaraṇa satipaṭṭhāna suttaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project 五蓋の内容は、以下の通り...
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  • パータ山に住み、ソーナ・コーリヴィーサ(億耳)を出家させたという。 仏の教えを広く解りやすく、義を分別して広説し、釈迦仏から讃嘆された。幾人かの王に四姓(祭司>武士>平民>隷民のカースト制度)の平等を説いて回ったといい、南方所伝の仏教でも釈迦滅後も弘教に努めたといわれる。 ^ パーリ仏典, 相応部因縁相応...
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  • その世界で般涅槃(parinibbāyī)し、世間(loka)へ還らざる者である。 比丘たちよ、これが第三の沙門である。 —パーリ仏典, 増支部四集 241,沙門経 Samaṇasuttaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project ^ a b c d 藤本晃著『悟りの4つのステージ :...
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  • [脚注の使い方] ^ 菩薩という漢語は、bodhisattvaの短縮された俗語形から音写されたと見なされている。 ^ パーリ仏典の『大猿本生物語』では、釈迦の前世のひとつは大猿であったとされている。 ^ 大部の経典である『大般若波羅蜜多経』にも菩薩摩訶薩とは別に、僅かだが菩提薩埵の訳語が6箇所で見られる。...
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  • 三蔵 (category 仏典)
    上記の注釈、解釈などを集めたもの。 結集によって仏典がまとめられた初期仏教・部派仏教の時代から、仏典はこの形でまとめられ、継承されてきており、上座部仏教の『パーリ仏典』では、現在でもその原型を留めている。 他方、後世の数多くの大乗仏教経典の作成と混淆、段階的な仏典の伝播・翻訳を経るなど、三蔵が原型を留めた...
    5 KB (436 words) - 06:14, 14 May 2023
  • パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 小部 (パーリ) 小部(しょうぶ、巴: Khuddaka Nikāya, クッダカ・ニカーヤ)とは、仏教のパーリ仏典の経蔵を構成する「五部」(巴: Pañca Nikāya, パンチャ・ニカーヤ)の内の、第5番目(最後)の「部」(nikāya, ニカーヤ)のこと。...
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  •  すべての行は無常である、すべての法は無我である。」と。 —パーリ仏典, 中部35 薩遮迦小経, Sri Lanka Tripitaka Project 「一切の形成されたものは無常である」(諸行無常)と 明らかな智慧をもって観るときに、ひとは苦から厭い離れる。これが清浄への道である。 —パーリ仏典, ダンマパダ 20章277,...
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  • パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 長部 (パーリ) > 梵網経 (パーリ) 『梵網経』(ぼんもうきょう、巴: Brahmajāla-sutta, ブラフマジャーラ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部に収録されている第1経。 経名の「梵網」とは「聖なる網」の意で、経中に「六十二見」として古代インド当...
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  • 論蔵 (redirect from 論蔵 (パーリ))
    仏典・三蔵)の一部であり、仏陀の教えに対する解釈・注釈書である論(巴: Abhidhamma(アビダンマ)、梵: Abhidharma(アビダルマ)、阿毘達磨)をまとめたもの。 上座部仏教(南伝仏教)の聖典である『パーリ仏典』(パーリ三蔵)における論蔵には、 『法集論』(Dhammasaṅgaṇī)...
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  • パーリ仏典 > 律蔵 (パーリ) > 附随 (パーリ律) 附随(ふずい、巴: Parivāra, パリヴァーラ)とは、上座部仏教の『パーリ仏典』「パーリ律」において、補足内容を記した領域のこと。 大分別 比丘尼分別 等起摂頌 滅諍分解 問犍度章 増一法 布薩初中後解答章・制戒義利論 伽陀集 諍事分解...
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  • 飢えることは、最悪の病である。サンカーラは、最悪の苦しみである。 このことをあるがまま知る者にとって、涅槃は最高の幸福である。 —パーリ仏典, ダンマパダ,203, Sri Lanka Tripitaka Project 南伝のパーリ語教典を訳した中村元は、ダンマパダ、第十章暴力、百三十四節の訳注[要追加記述]において、 安らぎ -...
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  • 展、および大正新脩大蔵経の編纂活動と連動しつつ、それを底本としながら進んだ。 また、近代は上座部仏教のパーリ仏典が輸入された時期でもあるので、伝統的な大乗漢訳仏典の日本語訳と同時に、パーリ語の仏典の日本語訳も進むことになった。 『南伝大蔵経』 高楠順次郎ほか、大蔵出版 1935年-1941年 「律蔵」(5巻5冊)...
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  • nibbānapabbhāro. まさにそのように、比丘たちよ、八支聖道を修習し、八支聖道を多習する比丘は、涅槃へ向かい、涅槃へ傾き、涅槃へ傾倒する者となる。 —パーリ仏典, 相応部道相応 133.第一海向経 Paṭhamasamuddaninnasuttaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project...
    21 KB (2,548 words) - 21:21, 13 November 2023
  • volving、2018年。ISBN 978-4804613574。  ^ パーリ仏典, 律蔵犍度, 大犍度, 38 Mahakkhandhakaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project ^ パーリ仏典, 相応部蘊篇ラーダ相応, Sri Lanka Tripitaka Project...
    9 KB (1,036 words) - 16:45, 4 December 2023
  • パーリ語(パーリご、पाळि、Pāḷi、巴利語、タイ語: ภาษาบาลี)は、南伝上座部仏教の典籍(『パーリ語経典』)で主に使用される言語。バーリ語とも。なお日本における仏教関連の辞典や書物では pl などと略称される。 古代中西部インドにおけるアーリヤ系言語、プラークリット(俗語)を代表する言...
    6 KB (748 words) - 10:23, 11 January 2024
  • パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 中部 (パーリ) > ウパーリ経 『ウパーリ経』(ウパーリきょう、巴: Upāli-sutta, ウパーリ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第56経。漢訳表現で『優波離経』(うはりきょう)とも。 類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第133経「優婆離経」がある。...
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  • 釈迦 (category ネパール出身の人物)
    f g h i パーリ仏典, 経蔵中部 ボーディ王子経, Sri Lanka Tripitaka Project ^ a b c d e f g 丸山勇『ブッダの旅』岩波書店〈岩波新書〉、2007年4月20日、Chapt.2。ISBN 978-4004310723。  ^ 原始仏典 第1巻『ブッダの生涯』...
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  • 、テーラワーダ仏教(テーラヴァーダ仏教)。 上座部仏教は、南伝仏教とも呼ばれ、パーリ語の三蔵を伝えていることからパーリ仏教ともいう。 仏典にはパーリ仏典を採用し、釈迦の教えが保存されている。 パーリ仏典は古代インド言語であるパーリ語で記され、現存する唯一の完全な仏典であり、上座部においては典礼言語および...
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  • パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 長部 (パーリ) 長部(ちょうぶ、巴: Dīgha Nikāya, DN, ディーガ・ニカーヤ)とは、仏教のパーリ語経典の経蔵を構成する「五部」(巴: Pañca Nikāya, パンチャ・ニカーヤ)の内の、第1番目(最初)の「部」(nikāya, ニカーヤ)のこと。長編の経典を集めた領域である。...
    8 KB (860 words) - 13:45, 21 August 2023
  • パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 小部 (パーリ) > スッタニパータ ウィキクォートにスッタニパータに関する引用句集があります。 『スッタニパータ』(巴: Sutta Nipāta)は、セイロン(スリランカ)に伝えられた、いわゆる南伝仏教のパーリ語経典(原始仏典)の小部に収録された経のこと。...
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