• ビザンティン聖歌ビザンティンせいか、英語: Byzantine Chant)とは、正教会の奉神礼で用いられる聖歌。ギリシャ語世界に存在するビザンティン聖歌の伝統は、ビザンティウムが東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルとして建都された330年から、その陥落の1453年までの間に発展し、現代にお...
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  • ビザンティン美術(ビザンティンびじゅつ)は、5世紀から15世紀の東ローマ帝国で発達した美術の体系。古代のギリシア美術、ヘレニズム美術、ローマ美術を継承しつつ、東方的、キリスト教的要素を含んだ独特な体系を産んだ。日本ではビザンツ美術と呼ぶことも多い。 ビザンティン...
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  • ビザンティン文化(ビザンティンぶんか)は、東ローマ帝国(ビザンティン帝国、ビザンツ帝国)で栄えた文化のこと。日本では、ビザンツ文化と呼ぶ場合もある。 古代ギリシア・ヘレニズム・古代ローマの文化にキリスト教・ペルシャやイスラムなどの影響を加えた独自の文化であり、正教会を信仰する諸国および西欧のルネサン...
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  • 東ローマ帝国のもとで栄えた文化。日本ではビザンツ文化と呼ぶ場合もある。 ビザンティン聖歌 - 東ローマ帝国・正教会で形成された聖歌ビザンティン美術 - 5世紀から15世紀の東ローマ帝国で発達した美術の体系。 ビザンティン・ハーモニー - 正教会と国家の関係を巡る政治理念。 ビザンティン建築 - 東ローマ帝国の勢力下で興った建築。...
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  • 東ローマ帝国(ひがしローマていこく)またはビザンツ帝国、ビザンティン帝国、ギリシア帝国、ギリシャ帝国は、東西に分割統治されて以降のローマ帝国の東側の領域、国家である。ローマ帝国の東西分担統治は3世紀以降断続的に存在したが、一般的には西暦395年以降の東の皇帝の統治領域を指す。皇帝府は主としてコンスタンティノープル(コンスタンティノポリス)に置かれた。...
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  • く、部分的に教会文化の交流が行われる中でその音楽についても影響を与え合ってきた面もある。西方教会におけるグレゴリオ聖歌をはじめとした聖歌の形成には東ローマ帝国地域からのビザンティン聖歌の影響が指摘される。逆に東欧における正教会は、現代のウクライナの地域における17世紀以降の西欧音楽の導入を嚆矢として、西方教会からの影響を大きく受けた。...
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  • Church SERBIAN ORTHODOX CHORAL CHANTS - 視聴可能ページ。セルビア正教会合唱聖歌(近現代の作曲家によるものが中心) MEDIEVAL ORTHODOX CHANTS - 視聴可能ページ。中世正教会聖歌ビザンティン聖歌や、中世の作曲家によるもの) 表示 編集...
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  • ビザンティン・ハーモニー(ビザンチン・ハーモニー、シンフォニア、ロシア語: Симфония, 英語: Byzantine harmony, or Symphonia)とは、国家と教会の関係のあり方を指す、正教会における神学・政治学上の基本的概念。国家と教会の両者を対立関係(いずれかが上位であるか、...
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  • 聖歌は無伴奏声楽(ア・カペラ)が原則であり、セルビア正教会の聖歌もまた無伴奏声楽によって歌われる。 セルビアの正教会は伝道された当初から近現代に至るまで、かつては東ローマ帝国で発展し、現代ではギリシャ正教会などで歌われる、ビザンティン聖歌の伝統を継承してきた。歌唱・奉神礼にあたっての言語にはギリシ...
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  • チャント (category 聖歌)
    コトバンク ^ 竹内謙太郎『教会に聞く―日本聖公会の教会問答を読み解く』はるかぜ書房・みつば舎、2018年、321-322頁。ISBN 978-4-9908508-3-8。  聖歌 キリスト教音楽 グレゴリオ聖歌 ビザンティン聖歌 グルジア聖歌 アングリカン・チャント 賛美歌 表示 編集 表示 編集...
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  • знамёна=記号)と呼ばれる特殊な記号である。 ズナメニ聖歌は東方教会の「ビザンティン聖歌」から出発して、ロシア正教会の奉神礼で歌われ、16世紀のモスクワで頂点に達している。この聖歌のメロディーは正教会の八調になっており、曲は流れるような、バランスの取れたものである。ズナメニ聖歌の作者の多くは不明であるが、フョードル・クレスチャニン(Fyodor...
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  • 念や教育が音楽も含め、キリスト教が国教化された時まで生き残った。ビザンティン帝国の伝統音楽はコンスタンティノポリスに属する東方正教会の影響と関連づけられる。大規模な聖歌形式の発達は、5世紀におけるコンタキオンの発達に始まり、6世紀の聖歌者聖ロマンによって頂点に達した。音節の型に当てはめられたイルモス(英語:...
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  • ビザンツ帝国で、地方の特色と結びついた聖歌ができた。これらは、東方教会聖歌として、それぞれアルメニア聖歌、シリア聖歌、コプト聖歌、アビシニア聖歌ビザンティン聖歌という形で現在も歌われている。しかし、現在のものが、当時の姿を正しく伝えているとは考えられない。これらの聖歌...
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  • 聖歌などの古い宗教曲が意識的に聴かれるようになり、教会旋法の要素を取り入れる作曲家などもみられる。 一方、器楽の使用を原則として禁じた正教会においては、東ローマ帝国地域でビザンティン聖歌が独自の発展を遂げた。正教が伝播したロシアでは、ビザンティン聖歌にロシア固有の要素を取り入れたズナメニ聖歌...
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  • ン聖体礼儀を示すのが一般的である。 なお、先備聖体礼儀は狭義の聖体礼儀に含めない。 正教会聖歌は無伴奏声楽が基本原則である。 近世以前の正教会聖歌には作曲家名が付けられていない事が多い。ビザンティン聖歌(ギリシャ正教会の聖歌)・ズナメニ聖歌(ロシア正教会で18世紀以前まで発展した聖歌...
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  • 記譜法が使用されなくなっていった事実も手伝い、現存するビザンティン聖歌の写本や印刷資料は、グレゴリオ聖歌のものよりはるかに多い。 スラヴ式ネウマ記譜法(ズナメニー・チャントZnamenny Chantの記譜法)は、ビザンティン聖歌やグレゴリオ聖歌の記譜法より、解読・転写がさらに困難である。...
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  • ポータル クラシック音楽 グレゴリオ聖歌(グレゴリオせいか、グレゴリアン・チャント、英: Gregorian Chant)は、西方教会の単旋律聖歌(プレインチャント)の基軸をなす聖歌で、ローマ・カトリック教会で用いられる、単旋律、無伴奏の宗教音楽。 グレゴリオ聖歌...
    68 KB (10,228 words) - 05:34, 29 December 2023
  • 正教会では祈祷は同時に歌であり、聖体礼儀では詠隊(聖歌隊)が歌う部分については事前にほぼ全文が楽譜に起こされていることが多い。 聖歌には「ビザンティン聖歌」「グルジア多声聖歌」「ズナメニ聖歌」「ヴァラーム聖歌」「ロシア聖歌」など、時代や地域を反映した複数の様式を示す通称がある。他の言語から聖歌...
    16 KB (2,207 words) - 12:50, 26 March 2024
  • その歴史は古く宗教的であり、雅楽やビザンティン聖歌などをルーツにもつ。ヨーロッパ中世の楽譜には際限なく音を伸ばす指示があることから、歌手が互い違いに息継ぎをしたのか、それとも音が出っぱなしになる音具を使ったかのどちらかであると推察されている。1960年代には、ラ・モンテ...
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  • キリスト教音楽 ビザンティン聖歌 (本記事の主要出典)Georgian Sacred and Ritual Music - www.GeorgianWeb.com内のページ。英語。 Tbilisi Monastery Music - トビリシの修道院での、女声合唱によるグルジア聖歌(YouTubeにおける動画)...
    3 KB (261 words) - 12:43, 26 February 2024
  • 会など)であり、これらと違う伝統を形成している諸正教会(ビザンティン聖歌を使用するギリシャ正教会や、グルジア聖歌を使用するグルジア正教会など)では、合唱聖歌コンチェルトは殆ど用いられない。 ^ 訳編:高井寿雄『ボルトニャンスキー 35の合唱聖歌コンチェルト』(楽譜)音楽之友社 ISBN 9784276542044...
    7 KB (836 words) - 11:40, 15 July 2022
  • 聖歌の他に、仏教などの宗教音楽でも、例えば声明などのように、古い時代のものはモノフォニーによるものが多い。 もっとも、モノフォニーがより素朴であり、ポリフォニーがより発達的であるとは、必ずしも言えない。たとえば、西方教会のモノフォニックなグレゴリオ聖歌に対し、東方教会のビザンティン聖歌...
    3 KB (289 words) - 13:19, 17 May 2023
  • きくは西方様式と東方様式に分類される。西方教会ではラテン典礼(ローマ典礼)、東方教会ではビザンチン典礼が広く行われ、多くの他の典礼に影響を与えた(ただし日本正教会では「ビザンチン典礼」とは言わずに「ビザンティン奉神礼」等と呼ぶことが多い)。 典礼のうち聖体の変化(聖変化)を伴うものを、カトリック教会ではミサあるいは聖体祭儀等と呼ぶ。...
    13 KB (1,786 words) - 02:07, 22 July 2023
  • セクエンツィアと同様にトリエント公会議に於いて、既に聖歌として独立していたアヴェ・ヴェルム・コルプスを除いて全て禁止された。 セクエンツィア オルガヌム ミサ曲 中世西洋音楽 (参考) 讃詞 ビザンティン聖歌 www.nd.edu : ザンクト・ガレン修道院のトロープス集の写本 Codex Sangallensis...
    4 KB (498 words) - 04:34, 11 June 2022
  • スム)の迫害から逃れてきたギリシャ人にあたえられた。コスメディンは、化粧を指すコスメと同じく、ギリシャ語で「装飾」を意味する。 この教会は6世紀頃食料市場であった場所に建てられ、8世紀に教皇ハドリアヌス1世によって増築された。ビザンティン建築が多く残る一帯だったため、7世紀この聖堂は「de Schola...
    8 KB (899 words) - 01:50, 22 July 2023
  • ギリシャ正教会トップの大主教、69歳で死去 - CNN・日本語 ^ Greek Orthodox bishops elect leader ビザンティン ビザンティン建築 - 秀逸な記事 アトス山 - コンスタンティノープル総主教庁の管轄であって、アテネ大主教が管掌するギリシャ正教会には所属していない。 アギア・ソフィア聖堂 (テッサロニキ)...
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  • と表記されることもある。現代ギリシャ語からはダマスコスのイオアンニスとも転写される。聖像破壊運動に反対する論陣を張った事、ギリシャ語での神学的著作、聖歌作曲などで知られる。アラブ人キリスト教徒の家庭に生まれ、母語はアラビア語。 本記事名は、正教会にとって極めて重要な聖人である事に鑑み、日本正教会での...
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  • 尚樹啓太郎『コンスタンティノープルを歩く』東海大学出版会、1988年。ISBN 9784486010203。  浅野和生『イスタンブールの大聖堂―モザイク画が語るビザンティン帝国』中央公論新社〈中公新書〉、2003年。ISBN 9784121016843。  コンスタンティノープル全地総主教(ギリシア語版、英語版)...
    25 KB (2,967 words) - 12:38, 25 February 2023
  • 聖三祝文 (category 聖歌)
    여기소서. 聖三祝文は誦経されるほか、様々な旋律・和声で歌われる。他の正教会聖歌と同様、ビザンティン聖歌、グルジア多声聖歌、ズナメニ聖歌、ヴァラーム聖歌(ヴァラーム修道院等に伝えられる聖歌)、バルカン半島の伝統聖歌などの伝統的聖歌体系によるものの他、近現代の作曲家が作曲した歌も数多くある。...
    12 KB (1,505 words) - 12:09, 23 March 2022
  • ザンの生神女福音聖堂、モスクワの救世主ハリストス大聖堂の復興・再建をはじめとして、各地でソ連時代に破壊された聖堂の復興や教会組織の再建、および修道院の復興・新設が進んでいる。ソ連時代に禁じられていた放送・出版も活発に行われるようになった。 ソ連時代に停滞していた聖歌...
    36 KB (4,879 words) - 19:20, 1 November 2023
  • 正教会における聖伝の本質は、教会を形成していく人々の生きた体験の記憶である。聖書・聖師父の著書・全地公会議の規定・奉神礼(祈祷書・イコン・聖歌なども含む)等は個々別々な現れであり、これらの構成要素を集積しても聖伝全体とはならない。なお正教会において聖書は、聖伝の中核であり、使徒らが残した最も公的な啓示と捉えられている。...
    46 KB (5,765 words) - 15:43, 7 May 2024