• プロタゴラス(古代ギリシア語: Πρωταγόρας、Protagoras、紀元前490年ころ - 紀元前420年ころ)は、古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。70歳まで生きたとされ、後半40年間は、みずから「徳の教師」を名乗り、ギリシャ各地を遍歴した。アテナイにはしばしば滞在した。...
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  • プロタゴラス』(プロタゴラス、希: Πρωταγόρας、英: Protagoras)とは、プラトンの初期対話篇の1つ。副題は「ソフィストたち」。 ソクラテス - 36歳頃。 ソクラテスの友人 - 冒頭でソクラテスの話の聞き役として登場。 ヒッポクラテス - 富裕な家の子息であり、国家的人物になることを目指している志高い一青年。...
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  • 初期の『ソクラテスの弁明』『クリトン』『プロタゴラス』『ゴルギアス』等においても既に、「魂を善くすること」や、死後の「魂」の行き先としての冥府などについて言及されていたが、第一回シケリア旅行においてピュタゴラス派と交流を持った後の、『メノン』以降の作品では、本格的に「魂」(...
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  • メガラ郊外出身。ソクラテスの友人。 ソクラテス - 最晩年、70歳。 テアイテトス - アテナイのスーニオン区出身。後の数学者。少年期。 テオドロス - キュレネ出身の数学者。プロタゴラスの友人。老年期。 紀元前369年、メガラにて。メガラ郊外から市内へとやってきたテルプシオンは、しばらくして帰ってきたエウクレイデスに出くわす。エ...
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  • 『アルキビアデスI』『アルキビアデスII』『ヒッパルコス』『恋敵』 『テアゲス』『カルミデス』『ラケス』『リュシス』 『エウテュデモス』『プロタゴラス』『ゴルギアス』『メノン』 『ヒッピアス (大)』『ヒッピアス (小)』『イオン』『メネクセノス』 『クレイトポン』『国家』『ティマイオス』『クリティアス』...
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  • 、歌舞伎の世界などで独自に発展を遂げた(衆道参照)。 古代ギリシャのアテナイなどにおいて、男色(少年愛)は公然と行われており、プラトンの著作(『プロタゴラス』『饗宴』『パイドロス』など)でも、頻繁に描かれている。 かつて欧米列強の植民地とされたアジア・アフリカその他の諸国や、イスラム原理主義の影響が...
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  • ケオスのプロディコス(古希: Πρόδικος ο Κείος'、英: Prodicus of Ceos、紀元前5世紀頃)は、古代ギリシアの哲学者、言語学者。ソフィストの第一世代にあたる。 プロディコスはエーゲ海のケオス島に生まれ、外交使節としてアテナイにやってきた。彼は同世代のプロタゴラス...
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  • エリスのヒッピアス(希: Ιππίας ο Ηλείος)は、古代ギリシアの哲学者(ソフィスト)。紀元前5世紀の中頃(紀元前460年頃)の生まれなので、プロタゴラスやソクラテスよりは若い世代である。没年は遅くともソクラテス(紀元前399年)が死んだ頃だと思われる。 ヒッピアスはとても多芸多才な人物で、市民か...
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  • から作られた名詞であり、「賢くする人」「智が働くようにしてくれる人」「教えてくれる人」といった意味がある。代表的なソフィストに、プロタゴラス、ヒッピアス、ゴルギアス、プロディコスがいる。彼らの同時代人にソクラテスがいる。 ソロンの立法(紀元前594年)、クレイステネスの改革(紀元前507年)を経て...
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  • 斉の田恒(田成子)が国君の簡公を捕らえた。 宋の桓魋(向魋)が曹に亡命し、さらに衛に逃れた。その兄の向巣は魯に亡命した。 斉の田恒が舒州で簡公を殺害した。 晋の趙鞅が衛を攻撃した。 プロタゴラス:ギリシアの哲学者(紀元前420年没) 仲孫何忌 - 魯の重臣、孟懿子 注釈 出典 [脚注の使い方] ウィキメディア・コモンズには、紀元前481年に関連するカテゴリがあります。...
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  • の反対を押し切って進めたアテナイとアルゴス、マンティネイア (Mantineia)、エーリスとの4者同盟は、スパルタとボイオティアの連合と対峙することとなった。 プロタゴラス - ソクラテスに先んじた古代ギリシアの哲学者(おおよその年代)(紀元前490年ころ生) 注釈 出典 [脚注の使い方]...
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  • クリティアス - プラトンの母のいとこ。後の三十人政権の主導者。『カルミデス』『プロタゴラス』にも登場。 エラシストラトス - クリティアスと共に三十人政権を担ったエラシストラトスか。 アテナイのアゴラにあるゼウス柱廊で散歩していたソクラテスとエリュクシアス。そこにシケリア方面から帰ってき...
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  • しかし実際には、プラトンはイオニア学派よりもピュタゴラス学派やエレア派に影響を受けているなど、上記の単純過ぎる分類には現実から乖離した強引過ぎる面もある。また、ソフィストのプロタゴラスを彼より30歳年下の原子論者デモクリトスに教えを受けたと記述するなど、明らかな誤りも見られる。...
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  • - 585年頃) - 僭主・コリントス港の改築などで知られるが暴君で冷酷との評もある ケナイのミュソン(生没年不詳) - 農夫・プラトンの『プロタゴラス』ではペレアンドロスの代わりに七賢人となっている エピメニデス(生没年不詳) - 詩人・預言者・「嘘つきのクレタ人(エピメニデスのパラドックス)」で有名...
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  • タレスなどのミレトス学派、自然哲学者 ヘラクレイトス パルメニデスなどのエレア派 ピタゴラス デモクリトスなどの原子論者 プロタゴラスなどのソフィスト 活動期としては、紀元前7世紀末から紀元前5世紀までのおよそ2世紀に渡る。...
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  • 本篇は、 ソクラテスが父親に息子の教育について相談される 青年はソフィストに教えを請いたがっている といった点で、初期対話篇の『ラケス』と『プロタゴラス』を掛け合わせたような構成となっている。 『プラトン全集 7』 北嶋美雪訳、岩波書店、1975年, 2005年 ^ 「ソピア」(希: Σοφια)の訳語。...
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  • プロタゴラス (Protagoras) は、月の表側にあるクレーターであり、氷の海の北部に位置する。「万物の尺度は人間である」という言葉で知られる古代ギリシアの哲学者、プロタゴラスにちなんで名づけられた。 プロタゴラスの周壁は円に近い形状をしており、南西部分の周壁は他の部分に比べてやや低い。プロタ...
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  • 、親や神々に対する忠誠心、崇敬心、孝心を意味する。 キリスト教で敬虔というと、信心を意味するプロテスタントの用語である。 プラトンの対話篇では、『エウテュプロン』でこの概念が主題的に扱われる他、『プロタゴラス』や『ゴルギアス』でも、四元徳(知慮・正義・節制・勇気)と並んで言及される。 ^...
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  • 英: justice) プラトンは、主著『国家』第4巻にて、国家にも個人にも共通して持たれるべき徳目として、まさにこの四元徳を挙げている。また、『プロタゴラス』では、徳の部分に関して、この四元徳に「敬虔」も加えて言及している。また、『ゴルギアス』でもやはり同じように、徳に関して、この四元徳に「敬虔」を加える形で言及している。...
    4 KB (492 words) - 14:57, 8 April 2023
  • ネス・ラエルティオスの伝えるところによれば、ピュロンはプロタゴラス的相対主義の影響下にあったという。後にピュロン主義を復興したアイネシデモスも自らの哲学を「ヘラクレイトス哲学に通じる道」だと述べた。 こういったヘラクレイトスの流転説やプロタゴラスの相対主義に反対したはずのアカデメイア派もピュロンたち...
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  • action)という表現も使われる。 「アクラシア」は、アリストテレスの『ニコマコス倫理学』で詳細に論じられる。その背景には、プラトン対話篇『プロタゴラス』における、ソクラテスの学説がある。 ソクラテスは『プロタゴラス』のなかで、人間が悪い行為に手を染める原因について考察した。ソクラテスはそこで、ソクラテス式問答法の手法や「計量...
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  • 快楽」は人間の生き方には必須のものでもあり、「思慮・知性」と適切に混合されることでその効果が発揮されるということが述べられており、これは初期の『プロタゴラス』における議論や『ゴルギアス』におけるカリクレスとの議論、あるいは中期の『国家』第9巻 (7章-11章)...
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  • 規約主義:真理はその言語体系における規約に依存するという立場。アンリ・ポアンカレ、デュエム、オットー・ノイラート 真理の歴史は古代ギリシアに遡る。プロタゴラスは、『真理』と題する書物の中で、「人間は万物の尺度である」とし、ある人には風は温かく感じられ、別の人には冷たく感じられるので、風そのものは温かい...
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  • 体の感じ方や捉え方に依存しているので、それとの相対的関係においてしか存在しえない。 このような論証の仕方は、古代ギリシャのソフィストにまで遡る。プロタゴラスは、ある人には風は温かく感じられ、別の人には冷たく感じられるので、風そのものは温かいのかそれとも冷たいのかという問いには答えがないと述べた。この...
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  • シャワー』枠第1部にて放送された。日・韓のクリエイターが集結し、共同製作された。全13話。 紀元前4世紀のマケドニアを舞台に、謎の魔術師集団・ピュタゴラス教団と、時の支配者フィリポスII世の王子アレクサンダーが、世界の命運を賭けた戦いを繰り広げる。史実に沿ったストーリーではあるが、衣装・建築物・兵器...
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  • 藤沢令夫 (category プロジェクト人物伝項目)
    アクリル『哲学者アリストテレス』山口義久共訳 紀伊国屋書店 1985 プラトン『国家』岩波文庫(上下) 1979、改版2008、ワイド版2002 プラトン『プロタゴラス-ソフィストたち』岩波文庫 1988 - 新版 プラトン『メノン』岩波文庫 1994 - 新版 プラトン『ゴルギアス』中公クラシックス 2002...
    7 KB (716 words) - 07:01, 2 March 2024
  • りわけ、ソクラテスが(ソフィスト達との対比においては)「徳」などに対する執拗な問答・理知的探求が際立っているので、特筆される。プラトンの対話篇『プロタゴラス』等に見られる、「徳は知識である」「悪は無知によって生じる」といった主張も、ソクラテスが主知主義の嚆矢として言及される理由となっている。...
    4 KB (408 words) - 16:31, 2 April 2023
  • Of Ceos - Classic Encyclopedia ^ Bartleby.com ^ プラトンの『プロタゴラス』の中で(339 - 347)、ソクラテスとソフィストのプロタゴラスが、この詩の解釈について議論する。たとえば、「私は自ら進んで罪を犯さぬ者たちすべてを讃え」というセンテンスの「...
    13 KB (1,975 words) - 20:09, 11 February 2023
  • アテナイの政治家・将軍・デロス同盟によるアテナイの海上覇権(アテナイ帝国)を現出させる プロタゴラス(前500年? - 前430年?) - アテナイの弁論家・ソフィストの一人・「万物の尺度は人間」の相対主義で知られる アナクサゴラス(前500年頃 - 前428年頃) - クラゾメナイ出身でアテナイで活躍した哲学者・多元論を唱える・ペリクレスは弟子...
    41 KB (4,860 words) - 10:29, 14 October 2023
  • くることで有名である。『饗宴』の舞台は、アガトーンが最初の悲劇の優勝(紀元前416年)を祝して催された饗宴である。アガトーンはまた、『饗宴』と『プロタゴラス』に登場するアテナイのパウサニアス(Pausanias (Athenian))の長年(10年から15年)の愛人(エローメノス、Eromenos)...
    4 KB (435 words) - 13:16, 29 October 2021
  • 山本光雄 (category プロジェクト人物伝項目)
    アリストテレス全集 第1巻 岩波書店 1971 第一アルキビアデス プラトン全集 4 角川書店 1973 パルメニデス プラトン全集 2 角川書店 1974 プロタゴラス プラトン全集 5 角川書店 1974 ヒッピアス (大)、メネクセノス プラトン全集 6 角川書店 1974 アリストテレスの哲学 D.J.アラン...
    4 KB (378 words) - 08:15, 19 April 2024