• この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。 ペルオキシド パロキサイド パーオキシド ペルオキシド(英: peroxide)とは、広義では過酸化物の総称。パロキサイド、パーオキシドとも呼ばれる。狭義ではペルオキシ基 (peroxy group、-O-O-) を有し、一般構造式が R-O-O-R...
    6 KB (764 words) - 15:11, 26 April 2024
  • ペルオキソ二硫酸(ペルオキソにりゅうさん、peroxydisulfuric acid)は、硫黄のオキソ酸のひとつ。化学式は H2S2O8、構造式は HO3SOOSO3H と書かれる。ペルオキシド構造を持ち、酸化性を示す。 ペルオキソ二硫酸塩は硫酸塩水溶液を電極酸化して製造する。 漂白剤、強い酸化剤、ラジカル開始剤として使用される。...
    2 KB (116 words) - 21:09, 17 October 2023
  • ペルオキシダーゼ (peroxidase, EC番号 1.11.1.x) は、ペルオキシド構造を酸化的に切断して2つのヒドロキシル基に分解する酵素である。 ROOR′ +{\displaystyle {\ce {ROOR'\ +}}}電子供与体(2e−) +2H+⟶ROH +R′OH{\displaystyle...
    6 KB (793 words) - 03:33, 27 November 2023
  • 4-ラクトンオキシダーゼ EC.1.1.3.38 バニリルアルコールオキシダーゼ EC.1.1.3.39 ヌクレオシドオキシダーゼ (H2O2形成) EC.1.1.3.40 D-マンニトールオキシダーゼ EC.1.1.3.41 キシリトールオキシダーゼ EC.1.1.3.42 プロソラナピロンIIオキシダーゼ...
    202 KB (22,482 words) - 14:42, 14 September 2021
  • ペルオキシアシルナイトレート(Peroxyacyl nitrates、PAN)は、呼吸器と目を刺激する光化学スモッグの成分である。 PANはペルオキシラジカルと二酸化窒素の反応で作られる。たとえばペルオキシアセチルナイトレート:CH3COOONO2{\displaystyle {\ce {CH3COOONO2}}}...
    2 KB (320 words) - 07:56, 10 May 2020
  • peroxide)は、有機化合物では官能基としてペルオキシド構造 (-O-O-) または過カルボン酸構造(-C(=O)-O-O-)を有する化合物を指し、無機化合物では過酸化物イオン (O22−) を含む化合物を指す。 有機化学における過酸化物はペルオキシド構造 (-O-O-)...
    3 KB (447 words) - 07:36, 18 August 2022
  • キシンまたはグルタレドキシンを還元基質として利用したペルオキシレドキシンやグルタチオンペルオキシダーゼを含む他の酵素(ペルオキシダーゼ)もまた、植物での過酸化水素の解毒に貢献している。 ミトコンドリアの電子伝達系では、スーパーオキシドアニオン (O2-)...
    38 KB (5,444 words) - 12:55, 30 December 2023
  • ばれる。正確によぶとプロスタグランジンエンドペルオキシドシンターゼとなる。 生体膜由来のアラキドン酸はアラキドン酸カスケードと呼ばれる代謝経路を経て生理活性物質に変換されることが知られている。膜結合蛋白質であるCOXは同一酵素内にCOX活性部位とペルオキシダーゼ活性部位を有し、COX活性はアラキドン酸からプロスタグランジンG2...
    10 KB (1,213 words) - 09:52, 18 March 2024
  • オキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシドイオン)、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素(ペルオキシドイオン)、一重項酸素の4種類とされる。 活性酸素は、酸素分子が不対電子を捕獲することによって、スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシルラジカル、という順に生成する。スーパーオキシド...
    16 KB (1,986 words) - 11:13, 19 January 2023
  • bridge)とも呼ばれる。全体的な構造はR-S-S-R'となる。この用語は生化学、生物有機化学の分野で広く使われている。厳密にはこの結合は同種の化合物であるペルオキシド(R-O-O-R')に倣いペルスルフィド(persulfide)と呼ぶべきである。しかし、この名称はR-S-S-HまたはH-S-S-Hの化合物を参照する場合を除きほとんど使われない。...
    2 KB (193 words) - 08:56, 3 January 2023
  • 適切な触媒を選ぶことで、スルフィドをスルホキシドやスルホンに、ホスフィンをホスフィンオキシドに、アミンをアミン N-オキシドやイミンに変えられる。セレニドに作用させてセレノキシド脱離を起こさせることができる。 ほか、有機ペルオキシドや過酸の誘導体を合成する際の試剤とされる。 Jones...
    4 KB (434 words) - 07:13, 6 December 2019
  • シクロオキシゲナーゼ2(英: cyclooxygenase-2、略称: COX-2)またはプロスタグランジンエンドペルオキシドシンターゼ2(英: prostaglandin-endoperoxide synthase 2、略称: PTGS2)は、ヒトではPTGS2遺伝子にコードされる酵素である。CO...
    30 KB (3,847 words) - 20:35, 12 November 2021
  • mineral)という。石英 (SiO2)、磁鉄鉱 (Fe2+Fe3+2O4)、コランダム (Al2O3)などがある。 ウィキメディア・コモンズには、酸化物に関連するカテゴリがあります。 オゾン化物 過酸化物 スーパーオキシドアニオン(超酸化物イオン) ジオキシゲニル 亜酸化物 ペルオキシド オキソ酸 酸と塩基...
    6 KB (626 words) - 09:46, 11 January 2024
  • で表される有機化合物で、エポキシドのひとつ。無色で揮発性の高い液体で、ポリウレタンをはじめとする各種化成品の原料として重要であり、石油化学工業的に大量に生産されている。別名プロピレンオキシド、1,2-エポキシプロパン、メチルオキシランなど。構造異性体のオキセタン(1,3-プロピレンオキシド)と区別するため1...
    9 KB (1,107 words) - 13:50, 2 June 2022
  • cysteine) は基質であるペルオキシドによってスルフェン酸に酸化される。このシステイン残基の過酸化により酵素は不活性化するが、スルフィレドキシンの作用によって再生される。ペルオキシレドキシン1および2を欠損させたマウスでは低寿命化や溶血性貧血が起こり、植物ではペルオキシレドキシ...
    185 KB (24,007 words) - 03:33, 14 December 2023
  • 芳香環の共鳴効果によって共役塩基のフェノキシドイオン(またはフェノラートイオン);C6H5O-が安定化されるため、同じくヒドロキシ基を持つアルコール類よりも5桁以上高い酸解離定数 (pKa = 9.95) を示す。ゆえに弱い酸性を示し、カチオン種と共に塩を形成する。フェノール塩はカチオン種名と「フェノキシド」を合わせて命名する(例:ナトリウムフェノキシド)。...
    14 KB (1,555 words) - 01:48, 25 October 2023
  • 。細胞膜およびオルガネラ膜の完全性はグルタチオンペルオキシダーゼに強く依存しており、またグルタチオンペルオキシダーゼの抗酸化能はセレンに強く依存している。 反応はセレノシステイン部位で起こる。Se-が静止状態である。セレノシステイン部位はペルオキシドによってSeOHに酸化される。SeOHはGSH分...
    5 KB (625 words) - 09:50, 10 May 2020
  • III)をはじめ呼吸代謝に関与する多くの酵素から副生成物として生じており、代表としてはキサンチンオキシターゼが知られている。 超酸化物が毒性を示すので、酸素が存在する全ての細胞小器官の近傍には、超酸化物代謝酵素、スーパーオキシドディスムターゼなどさまざまなアイソザイムが含まれている。SOD...
    15 KB (1,961 words) - 12:21, 11 May 2021
  • アルテミシニン (category ペルオキシド)
    を含有するわけではなく、特定の条件下においてのみ生成される。 天然由来としては珍しいペルオキシド化合物(環状構造の中に含まれるエンドペルオキシド構造)であり、この部分が薬効の元であることが判明している(ペルオキシド部分を還元すると薬効は消滅する)。ただし、現時点では薬効のメカニズムについては諸説ある。...
    12 KB (1,437 words) - 21:30, 21 October 2023
  • 過酸 (redirect from ペルオキソ酸)
    過酸(かさん、英: peroxy acid)は、オキソ酸のヒドロキシ基 (−OH) をヒドロペルオキシド基 (−O−OH) に置き換えた構造を持つ物質のことである。英語読みそのままでペルオキソ酸ともいう。金属粉など共雑物があると急速に分解し、場合によっては爆発するが、共雑物が少ない状態で過酸を内面...
    3 KB (274 words) - 23:10, 18 March 2021
  • メチルエチルケトンペルオキシド (methyl ethyl ketone peroxide) とは、メチルエチルケトンと過酸化水素との反応で生成する有機過酸化物の呼称。消防法による危険物(第5類 自己反応性物質、第1種自己反応性物質)に「メチルエチルケトンパーオキサイド」という名称で指定されている。...
    3 KB (275 words) - 15:08, 6 February 2024
  • ルオキシドがもう一度 1,3-双極子付加反応を行い、1,2,4-トリオキソラン(オゾニド (ozonide) と呼ばれる)を生成する。 メタノールや酢酸のような求核性を持つ溶媒中ではカルボニルオキシドにこれらの溶媒が付加してヒドロキシヒドロペルオキシドのメチルエーテルや酢酸エステルとなる。...
    6 KB (779 words) - 17:43, 30 July 2018
  • ozonide)は、オゾンに由来する不安定な多原子イオン、オゾン化物イオン O3− を含む化合物である。また、有機化合物とオゾンの反応によって生じる、ペルオキシドに類似した化合物はオゾニドと呼ばれる。 無機オゾン化物は、反応性の O3− アニオンを含む暗赤色のイオン化合物である。このアニオンは折れ線形構造をとる。...
    3 KB (321 words) - 02:23, 28 July 2020
  • カリウムデンプン紙が検出に使われる。ジエチルエーテルペルオキシドが存在すると青紫色のヨウ素が遊離する。 エーテルペルオキシドは、鉄(II)イオン、マンガン(II)イオン、またはトリフェニルホスフィンの存在でアセトアルデヒドに不均化する。ペルオキシドへの速やかな再生成を防ぐためには生成したアルデヒドを取り除く必要がある。...
    3 KB (311 words) - 02:49, 5 April 2013
  • オキシカム(Oxicam)は、非ステロイド性抗炎症薬の分類で、血漿タンパク質に密接に結合する。ほとんどのオキシカムは、シクロオキシゲナーゼの非選択的阻害剤である。例外はメロキシカムで、プロスタグランジンエンドペルオキシドシンターゼ2に対して若干(10:1)の選択性を持つが、臨床的には低濃度でのみ意味を持つ。...
    2 KB (247 words) - 08:45, 17 February 2024
  • バクテリアルシフェラーゼはまず、還元型FMNと結合し、分子状酸素との反応でペルオキシド中間体を生成する。次に直鎖状アルデヒドがペルオキシド中間体との反応でペルオキシヘミアセタールとなる。このペルオキシヘミアセタールの分解で、励起分子が生成される。この励起分子の蛍光極大波長が、バクテリア...
    11 KB (1,772 words) - 23:50, 6 October 2023
  • スーパーオキシドディスムターゼ (Superoxide dismutase, SOD) は、細胞内に発生した活性酸素を分解する酵素である。酸素消費量に対するSODの活性の強さと、寿命に相関があると言われるが、これは体重に対して消費する酸素の量が多い動物種ほど寿命が短くなるはずのところを、SODが活性...
    9 KB (1,230 words) - 09:16, 23 May 2023
  • クメンヒドロペルオキシド (cumene hydroperoxide、CHP) は有機の過酸化物の一種。 無色または黄色の液体である。ラジカル反応の開始剤として用いられるほか、クメン法によりベンゼンとプロピレンからフェノールとアセトンを合成する際の中間生成物、またプロピレンオキシド合成における酸化剤(住友化学...
    2 KB (192 words) - 07:23, 31 August 2021
  • することによって担われている。酸素分子の結合様式は次のようになる。 デオキシヘムエリスリンは水酸基で繋がった2つの第一鉄イオンを持つ(A)。1つの鉄イオンは六配位型、もう1つは五配位型である。間の水酸基は酸素結合後にペルオキシドに水素を供与し、1つの酸素原子と結合して酸化-中間型ヘムエリスリンとな...
    4 KB (602 words) - 09:33, 21 July 2022
  • シクロヘキシルヒドロペルオキシド (cyclohexyl hydroperoxide) は、有機過酸化物、ペルオキシドの一種である。シクロヘキサンの酸素酸化によって生成する。シクロヘキサノンやシクロヘキサノールの製造に用いられることもある。 ^ a b Pritzkow, W.; Muller, K...
    6 KB (129 words) - 17:45, 7 June 2022
  • 自動酸化(じどうさんか、Autoxidation)は、空気中または、酸素と紫外線の片方または両方の存在下で起こる酸化で、ペルオキシドとヒドロペルオキシドが生成する。古典的な自動酸化の例に、単純なエーテルであるジエチルエーテルの酸化があり、爆発性のペルオキシドが生ずる。これは炎の上がらない遅い燃焼反応であると考えることができる。自動酸化は...
    2 KB (252 words) - 07:50, 8 January 2023