• ペントースリン酸経路ペントースリンさんけいろ、英: pentose phosphate pathway: PPP)は、解糖系のグルコース-6-リン酸から出発して、同じく解糖系のグリセルアルデヒド-3-リン酸へとつながる経路で、NADPHや、デオキシリボース、リボース...
    4 KB (258 words) - 09:07, 24 August 2023
  • 、G6Pは解糖系に入れられる。G6Pはまずグルコースリン酸イソメラーゼにより、フルクトース-6-リン酸に変換される。 G6Pから作られたフルクトース-6-リン酸はその後もう1つのリン酸基が付加され、フルクトース-1,6-ビスリン酸になる。2つ目のリン酸基の付加反応は不可逆反応である。そのためこの反応...
    6 KB (824 words) - 06:40, 6 July 2023
  • 解糖系 (category 代謝経路)
    ン酸が電子伝達系やクエン酸回路に受け渡されることで好気呼吸の一部としても機能する。 解糖系にはいくつかの種類がある。 エムデン-マイヤーホフ経路(EM経路) エントナー-ドウドロフ経路(ED経路ペントースリン酸経路(PP経路) このなかで、最も一般的なものがエムデン-マイヤーホフ経路...
    34 KB (5,285 words) - 16:13, 11 May 2023
  • リボース-5-リン酸(リボース-5-リンさん、英: Ribose 5-phosphate, R5P)は、ペントースリン酸経路で作られる中間体の一つ。 リボース-5-リン酸イソメラーゼによってリブロース-5-リン酸から作られ、トランスケトラーゼによってセドヘプツロース-7-リン酸...
    2 KB (122 words) - 10:09, 7 June 2021
  • 合で生じる回転によって立体配置の異なるα体とβ体の2種の構造が生成する。この過程は変旋光と呼ばれる。 リボースはRNA、デオキシリボースはDNAの構成要素である。 ペントースのポリマーはペントサン(英語版)と呼ばれる。 ジオース トリオース テトロース ヘキソース ヘプトース ペントースリン酸経路...
    2 KB (240 words) - 08:07, 19 May 2021
  • エリトロース-4-リン酸(エリトロース-4-リンさん、英: Erythrose 4-phosphate、略:E4P)は、四炭糖で、ペントースリン酸経路およびカルビ回路の中間体の一つである。また、シキミ酸経路の開始物質としても重要である。 ペントースリン酸経路...
    2 KB (246 words) - 15:31, 26 October 2020
  • 出発反応は解糖系のホスホエノールピルビン酸ペントースリン酸経路のエリトロース-4-リン酸の縮合反応で始まる。反応はコリスミで各アミノ酸への反応に分岐するので、ここまでをシキミ酸経路としている場合もある。 シキミ酸経路の反応は以下の通りである。 ホスホエノールピルビン酸 + エリトロース 4-リン酸 →...
    6 KB (684 words) - 08:53, 29 May 2022
  • 非メバロン酸経路(ひメバロンさんけいろ、英: non-mevalonate pathway)は、イソプレノイド(テルペノイド)の出発物質となるイソペンテニル二リン酸(IPP)とジメチルアリル二リン酸(DMAPP)の生合成経路である。IPPとDMAPPの合成には他にもメバロン酸...
    6 KB (541 words) - 15:44, 27 November 2023
  • 生体内に存在するのは、エンジオールを通じてアルドースと異性化可能な関係にある 2-ケトースであり、単にケトースと言った場合も暗黙のうちに 2-ケトースを指すことが多い。これらの化合物は主にペントースリン酸経路内の生成物として見られる。 ペントース以上のケトースでは、そのヒドロキシ基がカルボニル基へ分子内...
    2 KB (210 words) - 04:47, 12 March 2020
  • 基と結合してヌクレオシドを形作っており、リボ核酸の構成糖として知られている。リボースは地球生物の体内では、グルコースを原料に合成される。リボースの生合成経路としては、ペントースリン酸経路が知られる。なお、これ以外に、隕石からも見つかった。 天然型の立体はD体であり、食品添加物や運動後の栄養補助食品...
    4 KB (426 words) - 10:34, 1 November 2023
  • セドヘプツロース (sedoheptulose) は、七炭糖及びケトースに分類される糖の一種。天然に存在する数少ない七炭糖の一つである。1917年にベンケイソウから発見された。 リン酸エステルのセドヘプツロース-1,7-ビスリン酸はカルビ回路、セドヘプツロース-7-リン酸はカルビ回路とペントースリン酸経路両方の中間体である。...
    1 KB (79 words) - 04:49, 12 March 2020
  • 合に対して親水性のヒドロキシ基の割合が大きいことによる。多糖では炭化水素基の割合が大きいので、水に溶けにくい。 糖は光合成のカルビ・ベンソン回路やペントースリン酸経路によって生合成される。 ^ Furukawa, Yoshihiro; Chikaraishi, Yoshito; Ohkouchi...
    10 KB (1,113 words) - 08:06, 19 May 2021
  • D-キシルロース-5-リン酸(キシルロース-5-リンさん、D-Xylulose 5-phosphate、略:Xu5P)は、ペントースリン酸経路およびカルビ回路の中間体の一つ。ペントースリン酸経路ではリブロース-5-リン酸-3-エピメラーゼによってリブロース-5-リン酸から作られる。カルビ...
    3 KB (300 words) - 00:33, 6 November 2022
  • ドロゲナーゼによる脱水素化により生成する。その後キシルロキナーゼによってリン酸化されキシルロース-5-リン酸となり、ペントースリン酸経路に入る。 L-キシルロースは五炭糖尿症患者の尿に蓄積する。L-キシルロースはD-グルコースと同様に還元糖としての反応を持つため、五炭糖尿症患者は昔、糖尿病であるという誤った診断を下されることがあった。...
    2 KB (163 words) - 07:18, 15 January 2015
  • 4位にリン酸基の結合したエリトロース-4-リン酸は、ペントースリン酸経路の中間産物であり、シキミ酸経路などに供給される。また、カルビ・ベンソン回路の中間産物でもある。 還元されて生じる糖アルコールであるエリトリトールは、メロン、ブドウ、ナシなどの果実に含まれ...
    2 KB (169 words) - 13:47, 5 February 2024
  • グリセルアルデヒド-3-リン酸(グリセルアルデヒド-3-リンさん、Glyceraldehyde 3-phosphate、G3P)は、全ての生物の代謝中間体となる有機化合物である。グリセルアルデヒドの3位の炭素のリン酸エステルである。 G3PのD体は次の3つの経路で可逆的に生成する。 フルクトース-1,6-ビスリン酸を基質としてアルドラーゼの作用により生成...
    4 KB (490 words) - 08:57, 20 November 2021
  • ベンソン回路において、二酸化炭素を固定する重要な働きをしている。そのため、この反応を触媒するリブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼは地球上で最も多いタンパク質となっている。 また、5位にリン酸基のついたリブロース-5-リン酸は、ペントースリン酸経路で作られ、核酸を構成するリボースを作る原料となる。...
    2 KB (129 words) - 16:16, 11 March 2020
  • 経路の元の前駆体を用いて新しい高分子を合成することができる。共役反応の例は、解糖経路におけるホスホフルクトキナーゼ酵素によるフルクトース-6-リン酸リン酸化で、ATPの加水分解を伴い、中間体のフルクトース-1,6-ビスリン酸が生成される。この代謝経路...
    28 KB (3,611 words) - 21:12, 11 September 2022
  • セドヘプツロース-7-リン酸(セドヘプツロース-7-リンさん、英: Sedoheptulose 7-phosphate、略:S7P)は、ペントースリン酸経路およびカルビ回路の中間体の一つ。ペントースリン酸経路ではトランスケトラーゼ、カルビ回路ではセドヘプツロース-1,7-ビスホスファターゼによって合成される。...
    2 KB (101 words) - 00:36, 6 November 2022
  • メバロン酸経路(メバロンさんけいろ)はイソプレノイド(テルペノイド)合成の出発物質であるイソペンテニル二リン酸(IPP)およびジメチルアリル二リン酸(DMAPP)をアセチルCoAから合成する生合成経路である。真核生物の細胞膜に普遍的に存在するステロール(例えばコレステロール)や、タンパク質の翻訳後...
    16 KB (2,119 words) - 02:52, 24 December 2022
  • ニコチンアミドアデニジヌクレオチドリン酸(ニコチンアミドアデニジヌクレオチドリンさん、nicotinamide adenine dinucleotide phosphate)とは、光合成経路あるいは解糖系のエントナー-ドウドロフ経路などで用いられている電子伝達体である。化学式:C21H21N7O17P3、分子量:744...
    7 KB (869 words) - 13:44, 22 February 2023
  • 炭水化物代謝 (category 代謝経路)
    エルゴン反応(吸エネルギー性)であり、事実上このプロセスを発エルゴン反応(発エネルギー性)にさせる[訳語疑問点]。たとえば、ピルビン酸からグルコース-6-リン酸に至る経路が自発的に進行するためには、4分子のATPと2分子のGTPが必要である。これらのATPはβ酸化による脂肪酸代謝(英語版)から供給される。...
    24 KB (2,912 words) - 09:33, 7 April 2024
  • チアミン (redirect from サイアミ)
    される生理活性物質である。栄養素のひとつ。このほか、サイアミ、アノイリンとも呼ばれる。 糖質および分岐脂肪酸の代謝に用いられ、不足すると脚気や神経炎などの症状を生じる。酵母、豚肉、胚芽、豆類に多く含有される。 補酵素形はチアミン二リン酸(TPP)。 分子式は C12H17N4OS である。...
    16 KB (1,787 words) - 08:37, 28 November 2023
  • リブロース-5-リン酸(リブロース-5-リンさん、Ribulose 5-phosphate)はペントースリン酸経路の最終産物の1つであり、カルビ回路の中間体の1つでもある。 ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼによって生成し、イソメラーゼやエピメラーゼの基質となる。 リブロース リブロース-1,5-ビスリン酸...
    1 KB (58 words) - 10:07, 7 June 2021
  • ペントースリン酸経路と、光合成のカルビ回路に関与する酵素である。この酵素は、これら2つの経路で反対方向に進む2つの重要な反応を触媒する。非酸化的なペントースリン酸経路の最初の反応では、補因子のチアミンピロリン酸が5炭素のケトース(D-キシルロース-5-リン酸...
    3 KB (465 words) - 02:30, 14 October 2013
  • 代謝 (category Webarchiveテンプレートのウェイバックリンク)
    直接アミノ酸を摂取している。すべてのアミノ酸は、解糖、クエン酸回路、またはペントースリン酸経路の中間体から合成される。窒素はグルタミン酸とグルタミンから供給される。非必須アミノ酸の合成は、適切なα-ケトの形成に依存しており、そのα-ケトがアミノ基転移によってアミノ酸を形成する。...
    125 KB (15,055 words) - 08:18, 7 April 2024
  • グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症では、ペントースリン酸経路のグルコース-6-リン酸 → ホスホグルコノラクトンの反応(右図の1)を触媒する酵素が欠損しているため反応が進まなくなり、結果として6-ホスホグルコン酸 → リブロース-5-リン酸の反応(右図の3)も進まなくなる。これら2つの反応では補酵素を...
    7 KB (903 words) - 12:24, 7 February 2021
  • リンやピリミジンを持ったヌクレオチド、補因子のNADおよびNADP、ヒスチジンやトリプトファンといったアミノ酸の合成に関わる。ペントースリン酸経路に由来するリボース-5-リン酸を、これらの合成系に振り向ける酵素である。 ATP + D-リボース5-リン酸 ⇌{\displaystyle...
    3 KB (232 words) - 16:09, 24 June 2017
  • 質中で行われるが、真核細胞では特定の機能に特化した細胞内小器官が大規模な反応の舞台となっているため、細胞質基質はどちらかと言えば細胞の基礎的な代謝機能の場となっている。 糖代謝(解糖系、ペントースリン酸経路) 糖新生 脂肪酸のβ酸化 脂肪酸合成 アミノ酸の合成と代謝 ヌクレオチド合成 タンパク質合成...
    2 KB (316 words) - 09:41, 14 March 2024
  • この酵素の系統名は、D-リブロース-5-リン酸 3-エピメラーゼ(D-ribulose-5-phosphate 3-epimerase)である。PPEとも呼ばれる。 この酵素は、ペントースリン酸経路ペントースとグルクロン酸の相互変換、炭酸固定の3つの代謝経路に関与している。...
    4 KB (471 words) - 12:44, 2 May 2023
  • ペントースリン酸経路に見られる。したがってカルビ-ベンソン回路はRubisCOのカルボキシラーゼ反応によって調節される。RubisCOによるカルビ-ベンソン回路の調節については後述する。 カルボキシラーゼ反応は詳細に分類すると以下のステップを経る。 D-リブロース1,5-ビスリン酸...
    25 KB (3,737 words) - 11:13, 29 December 2023