ミジンコ目(ミジンコもく)は節足動物門 甲殻亜門 鰓脚綱に属する分類群の名称。枝角亜目(しかくあもく)とも言う。 ミジンコ目はミジンコ類を含む動物群である。水中の主としてプランクトンとして生活する、ごく小型の甲殻類である。体は丸っこく、第二触角が大きく発達し、これを掻いて游泳する。プランクトンの典...
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ミジンコ(微塵子、水蚤)は、水中でプランクトンとして生活する、微小な甲殻類である。以下のようなものがミジンコと呼ばれている。 鰓脚綱枝角亜目(ミジンコ目)のもの そのうち、特にミジンコ科ミジンコ属の1種Daphnia pulex そのうち、特にミジンコ科ミジンコ属の1種Daphnia magna:オオミジンコ...
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カラヌス目(ヒゲナガケンミジンコ目) Calanoida 後脚上目 Podoplea キクロプス目(ケンミジンコ目) Cyclopoida : ケンミジンコ,ホヤノシラミ,イカリムシなど ゲリエラ目 Gellyeloida ハルパクチクス目(ソコミジンコ目) Harpacticoida ミソフリア目 Misophrioida...
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Dana, 1853(枝柄亜目) Halocypridoidea Thaumatocypridoidea ポドコパ Podocopa Müller, 1894 (カイミジンコ上目) †Metacopina カイミジンコ目 Podocopida Sars, 1866 (節柄目) Bairdiocopina...
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nipponica Itô, 1985 (ニホンアシナガソコミジンコ) Longipedia spinulosa Itô, 1981 (トゲアシナガソコミジンコ) キクロプス目(ケンミジンコ目) Cyclopoida Burmeister, 1834 キクロピシナ亜目[独自研究?] Cyclopicinida Kohdami...
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strennusや近縁種のオナガケンミジンコCyclops kikuchiiなどが属する。両者とも陸水の止水域に生息する。同様に「ケンミジンコ」の和名がある陸水域のカイアシ類としてヒゲナガケンミジンコ類があるが、これは本目ではなくカラヌス目(ヒゲナガケンミジンコ目)に分類される。 ^ a b...
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シオダマリミジンコ属 Tigriopus は、ソコミジンコ目に属するカイアシ類の1属。海岸線で一番高い位置の潮溜まりにのみ生息する、赤っぽいケンミジンコである。 本属は形態的にはさほど特徴のないケンミジンコで、ただし色は赤みを帯びた目立つものである。海には多くのケンミジンコ...
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ケンミジンコ(剣微塵子)は、カイアシ亜綱に属する甲殻類で、貯水湖や池などの淡水に生息する微小動物である。カイアシ類のうち、キクロプス目キクロプス亜目に分類する浮遊性の種をケンミジンコと呼ぶことが多い。狭義には本亜目Cyclops属のことを指す。ミジンコという名がつくが、ミジンコ(鰓脚綱、枝角亜目)の仲間ではない。...
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枝角上目 Cladocera(ミジンコ類。胸部の体節は6節のみ、腹部は退化的。成体になっても幼生のように第二触角で跳ねるように遊泳する。) 異脚目 Anomopoda:ミジンコ、ゾウミジンコ、タマミジンコ、ケブカミジンコ、 マルミジンコ、他 櫛脚目 Ctenopoda:シダ、ウスカワミジンコ、ホロミジンコ、他...
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オイトナ亜目 Oithonida ゲリエラ目 Gelyelloida ハルパクチクス目(ツツガタケンミジンコ目、ソコミジンコ目)Harpacticoida ミソフリア目 Misophrioida モンストリラ目 Monstrilloida モルモニラ目 Mormonilloida シフォノストム目 Siphonostomatoida...
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オイトナ亜目 Oithonida ゲリエラ目 Gelyelloida ハルパクチクス目(ツツガタケンミジンコ目、ソコミジンコ目)Harpacticoida ミソフリア目 Misophrioida モンストリラ目 Monstrilloida モルモニラ目 Mormonilloida シフォノストム目 Siphonostomatoida...
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Graptoleberis ヒロハシミジンコ属 Leydigia トゲヒロオミジンコ属 Alona シカクミジンコ属 Rhynchotalona カギシカクミジンコ属 Chydorinae マルミジンコ亜科 Pleuroxus ハシミジンコ属 Chydorus マルミジンコ属 Alonella シカクミジンコモドキ属 Dunhevedia ドゥンヘベディア属...
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ミジンコやカイエビ、貝虫は成体でも遊泳に於いて多くを触角に頼っている。 他に、ケンミジンコ類やアルテミアでは、雄の触角に、交尾時に雌を確保するための構造がある。 ヨナグニサンの羽毛状の触角 コガネムシの一種。触角の先が房状に広がる イセエビ。体よりも長い第2触角を持つ オオミジンコ。腕のような第2触角を持つ...
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パレオコーパ目(ムカシカイムシ目)Palaeocopida † (亜目)Sigilliocopina 扁柄下綱 Platycopa 扁柄目 Platycopina ポドコーパ亜綱(カイミジンコ亜綱)Podocopa (目)Metacopida † ポドコーパ目(カイミジンコ目、節柄目)Podocopida...
6 KB (563 words) - 03:07, 24 December 2022
シダ (Sida crystallina) は、大型のミジンコ(甲殻類)の一種である。なお、本項には後年に別種に格上げされるSida americana Korovchinsky, 1979と思われる記述も含まれる。 雌は4.0 mm、雄は2.0 mmに達する。ほかのシダ科の種と同じように本種は6本...
9 KB (1,066 words) - 12:05, 14 November 2022
ヒメヤドリエビ 橈脚亜綱(カイアシ亜綱) Copepoda - カイアシ類(ケンミジンコ、ゾコミジンコ、ヒジキムシなど) 鰓脚綱 Branchiopoda - アルテミア、ホウネンエビ、カブトエビ、カイエビ、ミジンコなど カシラエビ綱 Cephalocarida - カシラエビ ムカデエビ綱 Remipedia...
161 KB (17,985 words) - 08:12, 12 February 2024
%の藻類が認められた。したがってニゴロブナ幼生の餌は全て浮遊するミジンコ目など動物性プランクトンであったが、マルミジンコ属(Chydorus)を特に好み、ついでアサガオケンミジンコ属(Mesocyclops)を食し、豊富なシカクミジンコ属(Alona)は捕食しないなど、偏食性がみられた。対してゲンゴ...
14 KB (1,590 words) - 09:12, 22 October 2023
ミジンコ科(ミジンコか)は、節足動物門 甲殻亜門 鰓脚綱 枝角目 異脚下目に属する分類の名称である。 いわゆる典型的なミジンコである。甲殻は体全体を包んで、多少とも左右から扁平。頭部の口の上には吻がはっきりとしているのが普通。第一触角は短く、吻の陰にあってめだたない。第二触角は二叉しており、外枝は...
4 KB (349 words) - 08:59, 27 March 2024
オオミジンコ(学名:Daphnia magna)は、鰓脚綱葉脚亜綱双殻目枝角亜目異脚下目ミジンコ科ミジンコ属に属する甲殻類である。 体長1-5mmでメスが大きく、オスは一般的にメスよりも小さく赤みが強い傾向にある。オスの第1触角は、メスよりも長いのが特徴的で、手のようなものは遊泳脚とよばれる第2触...
4 KB (449 words) - 01:16, 17 April 2024
類である、と以前は考えられていた。しかし、遺伝子解析から昆虫類は、カニやエビが属する甲殻類や、ミジンコやフジツボが属する鰓脚類が、六脚類により近いと判明している。この結果から、昆虫類は現生の淡水のミジンコとの共通の祖先種から、後期シルル紀の淡水域において生息していたと考えられる。その祖先種から、前...
13 KB (1,841 words) - 01:28, 7 March 2024
六幼生綱カラヌス目ディアプトムス科(英語版) ヤマトヒゲナガケンミジンコ(オランダ語版)(エオヒゲナガケンミジンコ属(英語版)) 外来種 鰓脚綱双殻目ミジンコ科 プリカリアミジンコ(英語版)(ミジンコ属) 鳥類 カイツブリ目カイツブリ科 カンムリカイツブリ ハジロカイツブリ カツオドリ目ウ科 カワウ カモ目カモ科 オオヒシクイ オカヨシガモ...
235 KB (28,275 words) - 11:21, 30 January 2024
カラヌス目(Calanoida、ヒゲナガケンミジンコ目)は、甲殻類の目の一つである。ほとんどの種は動物プランクトンであり、近縁の分類群と共にカイアシ類と呼ばれる。 10上科に46科が属する。種数はWoRMSによる。 Epacteriscoidea 底生。Pseudocyclopoideaと近縁である。...
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絶滅した動物一覧 (section 絶滅した分類群(目階級以上))
エウリノデルフィス(クジラ目、ハクジラ類。イルカの近縁種) エウリムルス(ウサギ目) エウロタマンドゥア(アリクイ目) エオマニス(鱗甲目(有鱗目)。センザンコウの近縁種) エカルタデタ(Ekaltadeta カンガルー目) エクウス(Equus ウマ目) エクトコヌス(Ectoconus ネコ目イヌ科) エジプトピテクス(サル目)...
186 KB (17,726 words) - 10:37, 7 April 2024
一般のミジンコ類が濾過摂食を行うとされるのに対して、この動物は捕食性であることが知られている。獲物になるのはより小型のプランクトン性の甲殻類、例えばゾウミジンコ属、ネコゼミジンコ属、ミジンコ属、オナガミジンコ属、オオメミジンコ属、ケンミジンコ...
11 KB (1,783 words) - 06:04, 2 July 2023
ミジンコやアルテミア、カブトエビなどは耐久卵という特殊な卵を持ち、これは乾燥等、孵化後の外の環境が適さない場合は休眠状態を維持する。そのため、これらの動物は生息する水域が干上がっても、泥の中で生き延び、再び水が与えられると孵化する。カダヤシ目のノソブランキウスなどの卵には、ミジンコ...
16 KB (2,293 words) - 16:51, 20 March 2024
胸部まで覆い被さる甲羅である。これは分類群により胸部から分離(カブトエビ、ミジンコなどの鰓脚類)、もしくは胸部と癒合して頭胸部を形成する(カニ・エビなどの十脚類、ウオジラミなどの鰓尾類)。一部の分類群(貝虫、カイエビ、ミジンコなど)は背甲が可動の二枚貝状に特化し、左右から頭部と胸部を包む。 鋏角類の背甲は、前体(prosoma...
9 KB (1,130 words) - 15:09, 28 November 2023
タマミジンコ科 Moinidae は、ミジンコ類の分類群の一つ。タマミジンコ属 Moina とタマミジンコモドキ属 Moinodaphnia の2属を含む。 ミジンコ科によく似たもので、かつてはミジンコ科に含めた。全身を甲殻に包まれていること、二叉の第二触角の様子、遊泳脚が同型でないこと、回曲せずに伸びる消化管などは共通の特徴である。...
5 KB (803 words) - 18:28, 15 February 2022
メチニコフは、ミジンコやナマコの幼生の研究から、それらの動物の体内に、体外から侵入した異物を取り込み、消化する細胞があることを発見した。たとえば、ミジンコの体内に侵入して増殖し、ミジンコを殺してしまう酵母の1属 (Metschnikowia) がいるが、彼は、場合によっては侵入を受けたミジンコ...
12 KB (1,453 words) - 16:13, 7 January 2024
生物しか見ることができない。肉眼的なものでは、トウゴウヤブカの幼虫のように耐塩性の強い特殊なボウフラや、やはり耐塩性の強いケンミジンコ類(ソコミジンコ類)のシオダマリミジンコなどが見られるくらいである。 潮間帯は生物多様性の高い場所として知られる。この理由として、陸と海の境界面であること、潮の満ち干...
11 KB (1,799 words) - 01:33, 12 December 2023
ホロミジンコ (Holopedium gibberum) は、ミジンコ類の1種。その体が膠質の幌のようなものに包まれている。遊泳脚が単枝である点など、特殊な特徴も備える。種については混乱があるので、それについても記す。 体長は雌で1.0-1.5mm。雄の体長は0...
9 KB (1,463 words) - 10:13, 8 June 2022
ウスカワミジンコ Penilia は、ミジンコの1種。ミジンコ類では数少ない海産の種である。 身体は左右方向に扁平で極めて透明なため、ガラス細工のような印象を与える。体長は雌で0.4-1.2mm、雄で0.7-0.9mm。頭部は背が低く、頭頂は丸い。吻は雌では鋭く尖るが、雄では丸い。吻の下に出る第1...
4 KB (609 words) - 21:59, 6 June 2022