ユーグレナ藻(ユーグレナそう、Euglenophyceae)は、鞭毛虫の一群で、運動性のある藻類として有名なミドリムシを含む単細胞真核藻類のグループである。 分類学的な位置づけが不明瞭なものも含め、およそ40属1000種が知られている。光合成を行うことからかつては植物だと考えられ、植物の中のユーグレナ植物門...
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ミドリムシ(緑虫)は、ユーグレナ植物門ユーグレナ藻綱ユーグレナ目に属する鞭毛虫の仲間であるミドリムシ属 Euglena の総称。商用では名称としてミドリムシの代わりに「ユーグレナ」を用いる場合も多い。古くはユーグレムシの名称が使われたこともある。本項目では E. gracilis や E. proxima...
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Heterolobosea ユーグレノゾア Euglenozoa ユーグレナ類 Euglenida - 従来6目または6亜目に分けられてきたが、3群に再編された。ただし Heteronematina はさらなる再編の必要がある。 Heteronematina - 側系統。捕食性。 ユーグレナ藻 Euglenophyceae...
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サッカロピン(Saccharopine)は、リシンの代謝中間体の一つ。少数の下等真菌、高等真菌およびユーグレナ藻に存在するα-アミノアジピン酸経路ではリシンの前駆体である。哺乳類と高等植物ではリシンの分解中間体の一つで、リシンとα-ケトグルタル酸の縮合反応で生成する。 サッカロピンデヒドロゲナーゼによって合成される。...
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algal bloom)は、微小な藻類が高密度に発生し水面付近が変色する現象。 日本では淡水域における浮遊性藍藻や緑藻、ユーグレナ藻の大発生を指すことが多い。欧米では海水域において珪藻や渦鞭毛藻などが大発生して水面が褐色になる現象も water-bloom...
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Pharyngomonadidae Tetramitia - ネグレリア Naegleria など。 ユーグレノゾア Euglenozoa - 重要な寄生虫がいる。 ユーグレナ類 Euglenida Heteronematina - 側系統。 ユーグレナ藻 Euglenophyceae - 葉緑体を持つものが多い。...
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キサントフィルサイクルの色素であり、カロテノイドのキサントフィルサブグループに分類される油溶性アルコールである。アンテラキサンチンは、緑藻、紅藻、ユーグレナ藻、植物による光合成の光防護に関わっており、またその生成物でもある。 アンテラキサンチンは、植物等の大部分の光合成真核生物や一部の細菌で、キサン...
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クロレラが葉緑体を失った酵母的生物。 蕎麦 - 北海道東部特に釧路市周辺では蕎麦の着色用として練りこむ。 グリンめん - クロレラ粉末を練り込んだ北海道産の緑色のひやむぎ。 ユーグレナ藻 日健総本社 「原著」健康食品・サプリメントによる健康被害の現状と患者背景の特徴 医薬品情報学 Vol. 14 (2012) No. 4 2月 p...
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フソバクテリウム門 プランクトミケス門 プロテオバクテリア門 ウェルコミクロビウム門 レンティスファエラ門 クレン古細菌門 ユーリ古細菌門 タウム古細菌門 藻類 緑藻 褐藻 紅藻 珪藻類 ユーグレナ植物門 クリプト植物門 渦鞭毛植物門 原生動物 繊毛虫門 根足虫類 アメーバ 有孔虫 太陽虫 放散虫 胞子虫門 アピコンプレクサ...
41 KB (4,022 words) - 13:34, 16 April 2024
30年近くの間、エーレンベルクは水や土壌、堆積物、風塵、岩石などの試料を観察し、何千もの微生物の新種記載を行った。この中にはユーグレナ藻のようなよく知られた鞭毛虫、ゾウリムシに代表される繊毛虫、そして多くの微化石が含まれ、発表された論文は400編近くに達した。エーレンベルクは特に...
12 KB (1,329 words) - 15:58, 24 February 2024
ストラメノパイル (category SARスーパーグループ)
mastigos 鞭毛 + nema 糸)である。鞭毛全体の形が鳥の羽にも似るため、以前は羽型鞭毛と呼ばれた。鞭毛に小毛を持つ生物はハプト藻、ユーグレナ藻、プラシノ藻など様々な分類群に見られるが、ストラメノパイルの鞭毛小毛には細胞の推進力を逆転するという特異な機能がある。...
16 KB (1,947 words) - 16:05, 19 December 2023
藻を含む。葉緑体内には緑色植物細胞核であるヌクレオモルフが残っている。 エクスカバータ 緑色植物の二次共生に由来する葉緑体を持つユーグレナ藻を含む。ヌクレオモルフは無い。 クロムアルベオラータ クリプト藻、ハプト藻を含む。いずれも紅色植物の二次共生に由来する葉緑体を持つ。クリプト藻にのみヌクレオモルフが残っている。...
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エクスカバータ(Excavata) 複数本の鞭毛を持ち、腹側に微小管で裏打ちされた細胞口を持つグループ。この中のユーグレノゾアに、ミドリムシで有名なユーグレナ植物が含まれる。葉緑体は緑藻の二次共生由来。 なお、このような経過から、混乱が生じている例もある。2010年、オーランチオキト...
20 KB (2,969 words) - 06:09, 16 February 2024
また、世界中の池や湖などに生息し、自ら油を生成する藻の一種「ボトリオコッカス」を培養、抽出した油をバイオ燃料とする研究も行われている。同じく藻のオーランチオキトリウムの研究も盛んになっている。株式会社ユーグレナ (企業)は同じく藻のミドリムシから採れるバイオ燃料を使って実用化を2020年ま...
28 KB (3,728 words) - 19:06, 15 April 2024
Trypanoplasma などが注目される。 微細構造観察や分子系統解析の結果から、キネトプラスト類はユーグレナ藻類と近縁であることが明らかになった。そこでキネトプラスト類の階級を綱に昇格させてユーグレノゾア門に所属させ、さらに分子系統解析に基づいて従来のボド科を4目に分割する分類体系が提案され、受け入れられつつある。...
10 KB (1,129 words) - 13:13, 15 December 2023
、国際的に統一された比率に関する見解は無く各国が独自に定めている。 人工合成は行われず高度不飽和脂肪酸(PUFA)を多く含む魚油、マグロ眼窩油、ユーグレナ藻などを原料として、分離精製のため様々な方法が検討されてきた。これらは化学的、物理的観点から以下のように分類できる。 PUFAを化学的反応を利用して分離する方法...
19 KB (2,651 words) - 11:06, 21 March 2024
藻由来の共生だけが1回である必然性はない。 プロテオバクテリア由来が1回(ミトコンドリア)、シアノバクテリア由来が2回(一次共生の色素体とPaulinella chromatophoraの色素体)、緑藻由来が3回(ユーグレナ藻、クロララクニオン藻...
12 KB (1,840 words) - 02:39, 24 December 2022
(二次共生)、取り込まれた紅藻が葉緑体になったとする説が一般的である。そのため、これらの藻類は緑色植物を取り込んで葉緑体としたと考えられているユーグレナ藻やクロララクニオン藻とともに二次植物とよばれる。 約12億年前の地層から、現生のウシケノリ属 (Bangia) (ウシケノリ綱) によく似た生物の化石 (Bangiomorpha...
65 KB (8,275 words) - 20:34, 1 March 2024
鞭毛の動作は大きく二種類の運動、鞭毛運動と繊毛運動とに分かれる。基本的に後者が可能な生物は前者も可能であり、運動の切り替えはカルシウムイオン濃度により制御されている。渦鞭毛藻やユーグレナ植物はいずれにも属さない独特の運動を行うが、その動作原理は未だ明らかでない。 鞭毛運動 正弦波様の波が鞭毛の基部から先端に向かう運動。波の頻度は...
15 KB (2,342 words) - 12:32, 26 August 2023
Watanabe M (2002). “A blue-light activated adenylyl cyclase mediates photoavoidance in Euglena gracilis”. Nature 415 (6875): 1047-51. PMID 11875575 ユーグレナ藻...
3 KB (463 words) - 11:41, 31 December 2023
藻類を二次共生させた複雑な色素体を持つ藻類には不等毛藻(heterokont)、ハプト藻(haptophyte)、クリプト藻(cryptomonad)および大部分の有色渦鞭毛藻類が挙げられる。緑藻類を二次共生させたもの(=葉緑体)としてはユーグレナ類(ミドリムシなど)とクロララクニオン藻類がある。ア...
9 KB (1,456 words) - 14:10, 1 January 2024
(ロデルフィス属はこれをもつ可能性がある)、一次共生由来の色素体を二次的に失ったのかもしれない。 なお、緑色植物以外でクロロフィル a と b をもつ真核生物に、ユーグレナ藻やクロララクニオン藻、渦鞭毛藻の一部がある。これらの生物は、緑色植物 (緑藻) が細胞内共生 (二次共生) することによってクロロフィル a と b を含む葉緑体を獲得した生物...
52 KB (6,201 words) - 01:37, 20 February 2024
ユーグレナモルファ Euglenamorpha はミドリムシに似た鞭毛虫。カエルのオタマジャクシの腸内に生息する。1種のみが知られ、発見回数は少ない。 ユーグレナモルファはただ1種 Euglenamorpha hegeneri Wenrich, 1924 からなる鞭毛虫の属である。形態はミドリムシ属...
8 KB (1,259 words) - 02:51, 15 January 2024
<(有)ワールド・ハートの主な業務内容> 各種イベント企画、運営 MC、コンパニオン派遣 金沢 会員制料亭『潮之蔵』会長 天草エネルギー事業部(ソーラーパネルや藻(ユーグレナ)で発電している設定) 車検、中古車販売 ボランティア団体『白さぎの鐘』設立、リーダー(全国各地で炊き出し活動をしている設定)...
15 KB (936 words) - 20:33, 1 November 2023
は、細胞内で自由に遊離するか、膜(真核生物では粗面小胞体、原核生物では細胞膜)に結合している。 色素体:色素体(plastids)は、植物細胞やユーグレナ藻によく見られる膜結合細胞小器官で、植物や生物の色に影響を与える特定の色素を含んでいる。そしてこれらの色素は、食物を貯蔵し、光エネルギーを得るのに...
89 KB (10,857 words) - 06:00, 7 May 2024
生生物とゾウリムシの寄生性桿菌であるホロスポラ属に関する研究で1980年初頭には実用的な細菌学の研究に注視していた。 ユーグレナ藻のKhawkinea属は、ハフカインのユーグレナ藻の初期の研究にちなんで名付けられ、キリル文字から「Mardochée-WoldemarKhawkine」として翻訳され...
17 KB (1,994 words) - 17:45, 5 November 2022
ミノヒゲムシ (category 不等毛藻)
[脚注の使い方] ^ 以下、記載は主として水野・高橋(1991),p.447 ^ この書ではアメーバをアメムシ、ミドリムシ(ユーグレナ)にユウグレムシという和名を採用しており、それらに通じる学名の一部を取った名の一つとも思える。 ^ 井上(2006),p.46、滋賀の理科(中略)研究会(2005)など...
7 KB (1,043 words) - 05:32, 27 April 2024
モノクローナル抗体 - モルヒネ - モルフォゲン - 門脈 薬学 - 薬物依存症 - 薬理学 有機化学 - 有機化合物 - 有袋類⇒フクロネズミ目 - ユーグレナ⇒ミドリムシ - 融合蛋白質 - 優性遺伝 - 雄性先熟 - 有櫛動物 - 有爪動物 - 有羊膜類 - ユスリカ - ユビキチン - ユビキノン...
37 KB (3,693 words) - 00:56, 14 January 2024
階級なし : Discoba 階級なし : 盤状クリステ類 Discicristata 階級なし : ユーグレノゾア Euglenozoa 門 : ユーグレナ類 Euglenida 綱 : ユーグレナ藻綱 Euglenophyceae 目 : ミドリムシ目 Euglenales 科 : ウチワヒゲムシ科...
4 KB (442 words) - 12:29, 25 November 2023
Discicristata 階級なし : ユーグレノゾア Euglenozoa 門 : ユーグレナ類 Euglenida 綱 : ユーグレナ藻綱 Euglenophyceae 目 : ユーグレナ目(ミドリムシ目)Euglenales 科 : ユーグレナ科(ミドリムシ科)Euglenaceae 属...
13 KB (2,053 words) - 00:46, 14 January 2024
つスタンプカードが初出で、原作第1話でも一般細胞の集合住宅の看板や気管支ピタゴラ装置の看板に描かれている。 ユーグレナ 声 - 釘宮理恵 WEB限定動画「はたらく細胞 ユーグレナ編」に登場。藻の一種で、人間に必要な59種類の栄養素や「パラミロン」と呼ばれる食物繊維を持っている。...
207 KB (28,054 words) - 00:36, 30 April 2024