• 歴史』(れきし、ἱστορίαι, ラテン文字転記: historiai(ヒストリアイ))は、ハリカルナッソス (現在のトルコ・ボドルム) のヘロドトス (紀元前5世紀、生没年不詳) が記した歴史書である。この書を著したことにより彼は「歴史の父」と呼ばれる。...
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  • ヘロドトス(ヘーロドトス、古希: Ἡρόδοτος, Hēródotos、羅:Herodotus、紀元前484年頃 - 紀元前425年頃)は、古代ギリシアの歴史家である。歴史という概念の成立過程に大きな影響を残していることから、歴史学および史学史において非常に重要な人物の1人とされ、しばしば西洋に於て「歴史の父」とも呼ばれる。...
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  • 歴史研究、および歴史教育の手法は、彼が教壇に立っていたベルリン大学を中心に、ドイツのみならずヨーロッパ全土、アメリカにも多大な影響を与えた。「歴史の父」と呼ばれるヘロドトスに対し、ランケが「近代歴史学の父」「客観的歴史叙述の父」と呼ばれる理由はそこにある。...
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  • ιστορία (istoria))。ヘロドトスの著書名にも見える Ἱστορίαι (Historiai) は、その複数形。 ヘロドトスはリディア王国以降のペルシア地方の発展を中心に、プラタイアの戦いにおいてギリシアがペルシア帝国の軍隊を撃破するまでを記述した。それゆえ、「歴史...
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  • ヘーシオドス、359行。 ^ アポロドーロス、1巻2・2。 ^ アポロドーロス、1巻2・3。 ^ ヘーシオドス、507行-508行。 ^ a b ヘロドトス、4巻45。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年) ヘロドトス歴史(中)』松平千秋訳、岩波文庫(1972年)...
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  • スキタイ (category ウズベキスタンの歴史)
    ヘロドトス歴史』4巻63) ^ 『歴史を動かした兵器・武器の凄い話』25頁 ^ 松平訳 1982, pp. 193-194.(ヘロドトス歴史』4巻64-66) ^ 松平訳 1982, p. 194.(ヘロドトス歴史』4巻67) ^ 松平訳 1982, p. 194.(ヘロドトス歴史』4巻69)...
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  • ヘーシオドス、375行-377行。 ^ アポロドーロス1巻2・2-2・3。 ^ ヘーシオドス、409行-411行。 ^ アポロドーロス、1巻2・4。 ^ a b ヘロドトス、7巻61。 ^ a b アポロドーロス、2巻4・5。 ^ a b ヘロドトス、7巻150。 ^ アポロドーロス、1巻9・28。 ^ ヒュギーヌス、27話。...
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  • フェニキア (category 地中海の歴史)
    の貝殻の山を見ることができる。フェニキア人の母体となったとされるカナンという呼称も、アッカド語で染料を意味するキナッフに由来する。 歴史ヘロドトスは、その著書『歴史』の序文で「ペルシア側の学者の説では、争いの因をなしたのはフェニキア人であったという。それによれば、フェニキア人は、いわゆる紅海から...
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  • スパルタ (section 歴史)
    もみな奴隷階級の神聖娼婦や娼婦であった。古代ギリシアの歴史ヘロドトスは古代ギリシアのアフロディーテ神殿において神殿売春が行われていたと初めて言及した人物である。「神の家」が存在したと記している(性教育であるとする説もある)、ヘロドトスは『歴史』の中で神殿売春の慣習を伝えているが、多分に誤解を含ん...
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  • スの助けを得てメディアを滅ぼした。イラン高原を掌握したキュロスは、さらに小アジアのリュディア、エラム、メソポタミアの新バビロニアを滅ぼした。ヘロドトスの『歴史』によれば、キュロスはカスピ海の東側に住むマッサゲタイ族との戦いで戦死したとされる。しかし後年アルゲアス朝マケドニア王国のアレクサンドロス3...
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  • 喜望峰 (section 歴史)
    紀元前600年頃 - ヘロドトスが『歴史』の中で伝える処に依ると、エジプト第26王朝のファラオ・ネコ2世の命でフェニキア人がアフリカ周航を行なった。フェニキア人らは3年がかりでこれを成し遂げ、南アフリカで天頂の北側に真昼の太陽を見たと報告している。ヘロドトス...
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  • 1965年/ちくま文庫版『ギリシア悲劇』)ほか ヘロドトス歴史』(世界古典文学全集10:筑摩書房 1967年/岩波文庫 全3巻 1971-72年、改版2006年、ワイド版2008年)、のちKindle版 抜粋版『世界の名著 ヘロドトス、トゥキュディデス』中央公論社 「アンティゴネ」ソポクレス/「綱曳き」プラウトゥス...
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  • 歴史に登場し、前612年頃のアッシリアの滅亡の後には新バビロニア、エジプト、リュディアと共に古代オリエント世界の大国を形成したと言われている。 主としてヘロドトスなどギリシア人作家の記録によってメディアの歴史が伝えられているが、メディア人自身による歴史...
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  • 用語「ヨーロッパ」は、歴史が展開する中で使われ方が様々に発展。地理用語としてのEurṓpēの記録に残る最古の使用法は、エーゲ海の南海岸を指したもので、デロス島のアポローンに捧げられたホメーロス風讃歌にある。初めてヨーロッパとアジアを区分した地図はミレトスのヘカタイオスが作成した。ギリシアの歴史ヘロドトスは著書『歴史...
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  • ヘロドトス, 巻4§137 ^ ヘロドトス, 巻5§1-17 ^ ヘロドトス, 巻5§23 ^ ヘロドトス, 巻5§25 ^ ヘロドトス, 巻5§28-33 ^ ヘロドトス, 巻5§35-36 ^ ヘロドトス, 巻5§99-126, 巻6§1-22 ^ ヘロドトス, 巻6§94 ^ ヘロドトス,...
    53 KB (6,769 words) - 06:47, 1 March 2024
  • トゥキュディデス (category 歴史関連のスタブ項目)
    を著し、ペロポネソス戦争の記録を完成させた。 トゥキュディデスは先人の歴史ヘロドトスの『歴史(ヒストリアイ)』(ἱστορίαι) と対比される。特徴として、同時代の歴史を扱った著作では、特定の国家を贔屓せず中立的な視点から著述していること、政治家・軍人の演説を随所に挿入して歴史上の人物に直接語らせるという手法を取っており...
    6 KB (769 words) - 13:30, 24 April 2024
  • スキタイ語(スキタイご Scythian languages)は、紀元前8世紀から紀元前1世紀頃、現代のウクライナで用いられた言語。比較言語学的分類において、古代ギリシアの歴史ヘロドトスが『歴史』で当時のスキタイ語を記録した語彙や文法から、東イラン語群の一言語だと考えられている。 スキタイはギリシャ系(カッリピダイ人)、遊牧系(王...
    6 KB (910 words) - 14:19, 16 April 2024
  • ペルシア戦争 (category 地中海の歴史)
    Wars)との呼び方が近年増えつつある。 戦争の経緯を記している資料としては(ギリシア側の歴史家の)ヘロドトスの『歴史』がほぼ唯一の資料である。なおヘロドトスの記述については、プルタルコスが「ヘロドトスの悪意」という文章の中で、当戦争の歴史的事実がヘロドトス個人の悪意に満ちた主観によってひどく歪められてしまった、と批判した...
    28 KB (3,974 words) - 23:57, 15 December 2023
  • ships."  ^ ヘロドトス歴史(下)』p179。 ^ ヘロドトス歴史(下)』p180。 ^ ヘロドトス歴史(下)』p182。 ^ ヘロドトス歴史(下)』p190。 ^ ヘロドトス歴史(下)』p191。 ^ ヘロドトス歴史(下)』p195。 ^ ヘロドトス歴史(下)』p106。 ^...
    19 KB (2,441 words) - 03:15, 2 May 2023
  • ここでは時系列順に主な歴史観を列挙していく。 古代インドの仏教で、時間と共に正しい教えが廃れるという下降史観が興り、仏教とともに各地に伝来した。 善悪二元論の発想が生まれ、古代ペルシャでゾロアスター教が、古代イスラエルでユダヤ教が興る。 古代ギリシャで、ヘロドトスが『歴史』を記した。...
    27 KB (3,887 words) - 08:11, 26 November 2023
  • リュディア (category 歴史関連のスタブ項目)
    に王位が移ったという。これをメルムナス朝と呼ぶ。 以上がヘロドトスが『歴史』の冒頭に乗せている初期のリュディアの歴史である。極めて伝説的であるが、初期リュディアについての殆ど唯一のまとまった記録であるため、必ず参照されるものである。 ヘロドトスによればギュゲス(英語版)王は、フリギアのミダス王以後デ...
    21 KB (2,609 words) - 00:19, 29 February 2024
  • パウサニアス、8巻5・1。 ^ アポロドーロス、2巻7・8。 ^ ヘロドトス、1巻7-1巻26。 アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) 『ギリシア悲劇III エウリピデス(上)』、ちくま文庫(1986年) パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年) ヘロドトス歴史(下)』松平千秋訳、岩波文庫(1972年)...
    27 KB (3,217 words) - 17:23, 28 September 2023
  • を見いだすまで、奪還したヘレネーが雲の幻であることに気づかなかった。 一方、ヘロドトスは『歴史』の中で、エジプト王プローテウスについて、ペロースから王位を継承したメンピス出身の王で、プローテウスの後を継いだのはランプシニトスである、と述べている(II.112、121)。...
    10 KB (1,437 words) - 03:01, 19 July 2023
  • テルモピュライで、スパルタを中心とするギリシア軍とアケメネス朝ペルシアの遠征軍の間で行われた戦闘である。テルモピレーの戦いなどとも呼ばれる。ヘロドトスの『歴史』(第7巻)に記述される。 この戦いはアルテミシオンの海戦と並行して行われ、圧倒的な戦力差にも関わらずギリシア軍は優勢であったが、最終的に背...
    19 KB (2,710 words) - 23:49, 23 March 2024
  • כורש‎)。同名の王子小キュロスと区別して「大キュロス」、キュロス大王、同名のアンシャン王キュロス1世と区別してキュロス2世と呼ばれる。 古代ギリシャの歴史ヘロドトスの記録によれば、キュロスはペルシア王国の王である父カンビュセス1世と母マンダネ(メディア王アステュアゲスの娘)の間に、王子として生まれた。当時...
    17 KB (2,097 words) - 08:31, 10 February 2024
  • ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年) ヘーシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年) 『ヘシオドス 全作品』中務哲郎訳、京都大学学術出版会(2013年) ヘロドトス歴史(上)』松平千秋訳、岩波文庫(1971年) 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)...
    7 KB (762 words) - 12:30, 21 March 2024
  • クセルクセス1世 (category 歴史関連のスタブ項目)
    紀元前480年、海・陸の大軍を整えギリシア遠征を企てる。遠征の際、ヘレスポントス海峡に多数の船を並べそれらを縄で連結させた橋を架け、アトス岬に運河をきり開いて遠征軍を進め、アルテミシオンの海戦(Artemision)でギリシア海軍と戦う。この戦いはヘロドトスの『歴史』によればギリシア海軍がやや優勢であったが、後述のテル...
    8 KB (871 words) - 02:18, 12 August 2023
  • ディオドロス『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年) パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照夫訳、講談社学術文庫(2005年) ヘロドトス歴史(下)』松平千秋訳、岩波文庫(1972年) 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)...
    6 KB (679 words) - 21:33, 20 March 2024
  • パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年) ヘロドトス歴史(中)』松平千秋訳、岩波文庫(1972年) ホメロス『オデュッセイア(上・下)』松平千秋訳、岩波文庫(1994年) 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)...
    4 KB (406 words) - 04:07, 22 August 2022
  • 史実において有名なデルポイの神託には、ヘロドトスの『歴史』が伝えるアテナイへの二つの神託がある。ペルシア戦争時にアテナイは初め滅亡を暗示する神託を得たのち、再び使者を立て、以下の神託を得た。 されどアイギス保つゼウスの御娘は、木の壁のみを守りとてアカイア人に与え給う。 — ヘロドトス歴史』...
    8 KB (1,202 words) - 05:27, 28 April 2023
  • している。マネトによる記録は、古い時代については王統等が不正確な場合が多いが、第4王朝時代になると王名等においては同定可能なものも登場する。他にヘロドトスやディオドロスもこの王朝の王に言及した記録を残している。 同時代史料や古代エジプトの文献史料から知られる第4王朝最初の王はスネフェルである。彼は...
    29 KB (3,553 words) - 12:05, 27 April 2024