ゆりかごから墓場まで

ゆりかごから墓場まで」(ゆりかごからはかばまで、イギリス英語: from the cradle to the grave)とは、第二次世界大戦後のイギリスにおける社会福祉政策スローガンである。

用語解説[編集]

社会保障制度の充実を形容する言葉で、第二次世界大戦後に労働党の掲げたスローガンである。これが日本を含めた各国の社会福祉政策の指針となった。イギリスの社会福祉サービスは、国民全員が無料で医療サービスを受けられる国民保健サービス (NHS) と国民全員が加入する国民保険 (NIS) を基幹とすることが特色である。

しかしながらこの政策は膨大な財政支出をもたらし、「イギリス病」に由来する税収の伸び悩みにより、NHSの財政圧迫は深刻な問題となった。

関連項目[編集]