アメリカンボウル

アメリカンボウル（American Bowl）は米国のプロフットボール・NFLのプレシーズンマッチ。米国以外で開催される。

他国でアメリカンフットボールを促進するために、1986年にイングランド・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで初開催。その後、メキシコのエスタディオ・アステカや、日本の東京ドーム、ベルリンのオリンピアシュタディオンなどでも開催された。

日本開催の試合[編集]

開催日 勝利チーム スコア 敗戦チーム スコア MVP 競技場 観衆
1989年8月6日 ロサンゼルス・ラムズ 16 サンフランシスコ・49ers 13 ガストン・グリーン[1] 東京ドーム 50,000[1]
1990年8月5日 デンバー・ブロンコス 10 シアトル・シーホークス 7 ゲイリー・キュービアック[2] 東京ドーム 49,000[2]
1991年8月4日 マイアミ・ドルフィンズ 19 ロサンゼルス・レイダース 17 スコット・ミラー[3] 東京ドーム 51,000[3]
1992年8月2日 ヒューストン・オイラーズ 34 ダラス・カウボーイズ 23 ウォーレン・ムーン[4] 東京ドーム 51,058[4]
1993年8月1日 ニューオーリンズ・セインツ 28 フィラデルフィア・イーグルス 16 タイロン・ヒューズ[5] 東京ドーム 49,000[5]
1994年8月7日 ミネソタ・バイキングス 17 カンザスシティ・チーフス 9 アンプ・リー[6] 東京ドーム 49,555[6]
1995年8月6日 デンバー・ブロンコス 24 サンフランシスコ・49ers 10 デリック・オーエンス[7] 東京ドーム 48,526[7]
1996年7月28日 サンディエゴ・チャージャーズ 20 ピッツバーグ・スティーラーズ 10 ショーン・サリスベリー[8] 東京ドーム 40,163[8]
1998年8月2日 グリーンベイ・パッカーズ 27 カンザスシティ・チーフス 24 グリン・ミルバーン[9] 東京ドーム 42,018[10]
2000年8月6日 アトランタ・ファルコンズ 20 ダラス・カウボーイズ 9 トニー・グラジアーニ[11] 東京ドーム
2002年8月4日 ワシントン・レッドスキンズ 38 サンフランシスコ・49ers 7 大阪ドーム
2003年8月3日 タンパベイ・バッカニアーズ 30 ニューヨーク・ジェッツ 14 東京ドーム 43,601[12]
2005年8月7日 アトランタ・ファルコンズ 27 インディアナポリス・コルツ 21 マット・ショーブ[13] 東京ドーム 45,203[14]
  • 開催日は、いずれも日本時間

1989年の試合では第23回スーパーボウルに吉田填一郎のサブとして行った増田隆生が実況を担当、彼はその後、そのシーズンの第24回スーパーボウルを始めに、スーパーボウルの中継を7回担当した[15]。

1996年の試合では阿部拓朗、伊藤重将がスティーラーズから、池ノ上貴裕がチャージャーズ出場[9]、1998年の試合では河口正史、中村多聞がパッカーズから、安部奈知、板井征人がチーフスから、2000年の試合では河口正史、板井征人がカウボーイズから、安部奈知がファルコンズから、2002年の試合では天谷亮仁がレッドスキンズから、河口正史がフォーティナイナーズから[16][17]、2003年の試合では山田晋三がバッカニアーズから、井本圭宣がジェッツから出場している[18]。

2003年に出場した井本は、44ヤードのレシーブをあげて、味方のTDに結びつけた[12][19]。

1991年までは東芝がスポンサーであったが、1992年からバドワイザーがスポンサーとなった[20]。

毎日スターボウル[編集]

1976年にセントルイス・カージナルスとサンディエゴ・チャージャーズが来日し後楽園球場で試合が行われカージナルスが20-10で勝利した[21]。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b ［アメフト NFL東芝ボウル］6日 サドンデスの熱闘! ラムズが逆転V
  2. ^ a b ［アメフト 東芝アメリカンボウル］5日 ブロンコス、地力のV 読売新聞 1990年8月6日夕刊16ページ
  3. ^ a b アメフト NFL東芝ボウル4日 ドルフィンズが逆転V 最優秀選手にミラー 読売新聞 1991年8月5日朝刊16ページ
  4. ^ a b アメフト NFLバドワイザー・アメリカンボウル2日 オイラーズが快勝
  5. ^ a b アメフト NFLサントリー・アメリカンボウル1日 セインツが快勝 読売新聞1993年8月2日朝刊22ページ
  6. ^ a b アメフト 米NFLアメリカンボウル7日 バイキングス快勝 MVPにリー 1994年8月8日朝刊14ページ
  7. ^ a b アメフト　NFLアメリカンボウル6日 ブロンコスが王者破る 読売新聞 1995年8月7日朝刊14ページ
  8. ^ a b アメフト 米NFLアメリカンボウル28日 チャージャーズ“宿敵”破る 読売新聞 1996年7月29日朝刊17ページ
  9. ^ a b In American Football 2009年8月17日閲覧
  10. ^ アメフト NFLアメリカンボウル3日 パッカーズが延長戦制す 読売新聞1998年8月3日朝刊
  11. ^ 朝日新聞 2000年8月7日朝刊16ページ
  12. ^ a b アメフト　NFL・TOKYO 王者バックス、ジェッツ粉砕 2003年8月4日朝刊20ページ
  13. ^ Vick, Manning give Tokyo fans a show AP通信 2005年8月7日 2009年8月17日閲覧
  14. ^ アメフト NFL・TOKYO6日 ファルコンズ、ショーブ決めたTDパス 読売新聞2005年8月8日朝刊26ページ
  15. ^ “増田隆生氏に聞く! 日本テレビ スーパーボウル中継史”. NFL JAPAN (2011年1月). 2015年2月14日閲覧。
  16. ^ “過去のアメリカンボウルでの日本人選手参戦”. NFL JAPAN (2003年). 2010年10月10日閲覧。
  17. ^ “NFL OSAKA 2002”. NFL JAPAN (2003年). 2010年10月10日閲覧。
  18. ^ NFL TOKYO 2003 アメリカンボウル速報 NFL JAPAN
  19. ^ 井本圭宣選手 NFLプレマッチで最長パス（ぴーぷる）朝日新聞 2003年8月8日夕刊2ページ
  20. ^ 冠大会に不況の風 スポンサーの降板目立つ 代役が見つからない例も 朝日新聞 1992年11月16日 夕刊3ページ
  21. ^ タッチダウンNFL No.25 （タッチダウン, 1994年7月20日）
National Football League
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カンザスシティ・チーフス シンシナティ・ベンガルズ インディアナポリス・コルツ マイアミ・ドルフィンズ
ラスベガス・レイダース クリーブランド・ブラウンズ ジャクソンビル・ジャガーズ ニューイングランド・ペイトリオッツ
ロサンゼルス・チャージャーズ ピッツバーグ・スティーラーズ テネシー・タイタンズ ニューヨーク・ジェッツ
ナショナル・フットボール・カンファレンス（NFC）
西地区 北地区 南地区 東地区
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ロサンゼルス・ラムズ デトロイト・ライオンズ カロライナ・パンサーズ ニューヨーク・ジャイアンツ
サンフランシスコ・49ers グリーンベイ・パッカーズ ニューオーリンズ・セインツ フィラデルフィア・イーグルス
シアトル・シーホークス ミネソタ・バイキングス タンパベイ・バッカニアーズ ワシントン・コマンダース

外部リンク[編集]

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