星野リゾート アルツ磐梯

星野リゾート アルツ磐梯

後方は磐梯山
所在地 福島県耶麻郡磐梯町更科清水平6838-68
座標 北緯37度35分8.7秒 東経140度2分0.5秒 / 北緯37.585750度 東経140.033472度 / 37.585750; 140.033472座標: 北緯37度35分8.7秒 東経140度2分0.5秒 / 北緯37.585750度 東経140.033472度 / 37.585750; 140.033472
標高 1,280 m - 700 m
標高差 580 m
最長滑走距離 3,000 m
最大傾斜 33
コース数 29本
コース面積 121 ha
索道数 8本
テレインパーク キッカー、レール、ボックス
パイプ、ウェーブ、テーブル
公式サイト 星野リゾート ネコマ マウンテン
地図
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星野リゾート アルツ磐梯(ほしのリゾート アルツばんだい)は、福島県耶麻郡磐梯町にあるスキー場磐梯山周辺にあるスキー場の一つであり、121haという広大なゲレンデを有する。コース数は福島県下で最多の29本だった。星野リゾート傘下の磐梯リゾート開発株式会社が経営する。

沿革[編集]

リゾート法に基づきバブル期に計画が練られ、1992年(平成4年)12月に開業した。当初はスキー・スノーボードブームとぶつかったことから利用客は伸びたものの、ブームが去ったあとは利用客が減少。運営会社の磐梯リゾート開発株式会社は2002年10月に東京地方裁判所民事再生法を申請した。負債総額は946億円。

2003年8月に星野リゾートがスポンサーとなり、「美味しさ保証付きカレーライス」「上達保証付きレッスン」「金メダルプロジェクト」の3つの宝という営業姿勢や、ホテルや場内の施設を整備充実させた結果、現在は黒字経営に転じている。

2008-09シーズンより、“連結プロジェクト”と銘打ち、同じ星野リゾートグループの猫魔スキー場と共通リフト券の発行やシャトルバス運行を行っている。

2018-19シーズン4月より、試験的取組みとして、猫魔スキー場のエキサイトチェア山頂から、ピークチェア山頂部につながる徒歩ルートが解禁された。期間限定である。

2023年7月20日、星野リゾートが同年12月にアルツ磐梯と猫魔スキー場を統合することを河北新報が報じた[1]。報道によると統合によりゲレンデ面積は189ha・コース数は33コースに増加する他、両スキー場を連絡するリフトの建設を6月末より開始したという[1]。アルツ・猫魔両スキー場を統合した新スキー場の名称は8月に発表予定で、星野リゾート磐梯事業所の森本剛総支配人は「国内最大級の広さで世界に負けないスキー場とし、3市町村が連携した滞在型観光をつくりたい」と話した[1]

磐梯山頂から見た猫魔ヶ岳とアルツ磐梯スキー場

2023年-2024年シーズンより、猫魔スキー場と連結するリフトが新設されたことにより[2]「ネコマ マウンテン 南エリア」に名称が変更された。

スキー場の構成[編集]

当スキー場は、大きく表と裏の2つに分けられる。表は旧第3クワッドリフト方面、旧第4クワッドリフト方面、アルツゴンドラ方面の3つに分けられる。裏は旧猫魔ボールと呼ばれ、猫魔ボールI、猫魔ボールIIの2つに分けられる。

ゲレンデ構成[編集]

  • ズナイエリア  アルツエクスプレスエリアの圧雪されたクルージングバーン。メインゲレンデである。圧雪フラット バーン。初心者が多い。
  • ダットエリア  ズナイエリアから分岐する流せる初級者パーク
  • バトウエリア  エリア左端にあるメインパーク プロ用グローバルパーク、一般上級用モンスターパーク。
  • 雅パーク    バトウエリア最左端にある鬼塚雅選手専用パーク(2017/2018シーズン)
  • CAT専用エリア 特定日のみ営業。深雪フリークが集まる。ウマヤ1-4.
  • クルージングエリア エリア右端にあるアルツゴンドラエリア 基本圧雪フラット斜面である。
  • ブラックバレーエリア ①は崖斜面 。ステップアップパーク(中級者)に連絡。②は緩いモーグルバーン。③は山頂中級圧雪コース。④は圧雪急斜面のアルツバーン。⑤はピークエリアに連絡する絶壁。通称、磐梯(アルツ)の壁。
  • ホワイトバレーエリア ①は圧雪中斜面②は崖斜面③はブラックエリアへの迂回路の初級コース。
  • ピークエリア 気温が低く雪質が良いエリア。初級者が多い。(ブラックバレーエクスプレス山頂から直接連絡している)
  • フローズンエリア 最奥に位置するパウダーエリア。時折樹氷ができる。

オープン時期:[編集]

  • 毎年12月下旬から3月下旬まで滑走が可能。

索道[編集]

第4クワッドリフト乗り場付近
第4クワッドリフト乗り場付近
第6ペアリフト山頂からの眺望
第6ペアリフト山頂からの眺望

当スキー場のリフトは、代表的に旧第3クワッドリフト、旧第4クワッドリフト、アルツゴンドラの3つがあった。なお、旧第6ペアリフト - 旧第10ペアリフトは、旧猫魔ボールI、IIに属している。

アルツ磐梯スキー場索道一覧
名称 定員 路線長 備考
アルツゴンドラ・アダム 8名 2,390m 休止中
第1高速ペアリフト 2名 1,620m 廃止
旧第2ペアリフト(バトウチェア) 2名 740m
第3クワッドリフト 4名 1,850m 廃止・星野リゾート トマムスキー場に移設・パウダーエクスプレスとして運行
旧第4クワッドリフト(アルツエクスプレス) 4名 1,910m フード付き
旧第5ペアリフト(ファーストチェア) 2名 700m
旧第6ペアリフト(ホワイトバレーチェア) 2名 760m 旧猫魔ボールI
旧第7クワッドリフト(ブラックバレーエクスプレス) 4名 780m 旧猫魔ボールI
旧第8ペアリフト(ロックチェア) 2名 510m 2023シーズンから復活
旧第9ペアリフト(ピークチェア) 2名 1,000m 2023シーズンより廃止
旧第10ペアリフト(霧氷チェア) 2名 710m 旧猫魔ボールII

出典[編集]

  1. ^ a b c アルツ磐梯と猫魔 星野リゾートが統合して国内最大級のスキー場誕生へ」『河北新報オンライン』(河北新報社)、2023年7月20日。2023年7月20日閲覧。
  2. ^ 尾根またぎの連結リフト始動 一大スノーリゾート構想が大きく前進”. 朝日新聞DIGITAL (2023年12月23日). 2023年12月23日閲覧。

参考文献[編集]

  • 全国スキー場ガイド09
  • すきーまっぷる福島2015

関連項目[編集]

外部リンク[編集]