アーデル・ヤーノシュ

アーデル・ヤーノシュ
Áder János

アーデル・ヤーノシュ(2012年5月)

任期 2012年5月10日2022年5月10日
首相 オルバーン・ヴィクトル

任期 1998年6月18日2002年5月15日

出生 (1959-05-09) 1959年5月9日(64歳)[1]
ハンガリーの旗 ハンガリーチョルナ
政党 フィデス=ハンガリー市民同盟
出身校 エトヴェシュ・ロラーンド大学
配偶者 ヘルツェグ・アニタハンガリー語版[2]

アーデル・ヤーノシュハンガリー語: Áder Jánosハンガリー語発音: [aːdɛr jaːnoʃ]1959年5月9日 - )は、ハンガリー政治家2012年5月10日より2期10年間、同国大統領を務めた。

経歴[編集]

アーデル・ヤーノシュ(2000年)

ジェール・モション・ショプロン県の小さな町チョルナで育つ[3]。1978年から5年間、ブダペストエトヴェシュ・ロラーンド大学法学部で法律を学ぶ[1][3]。1986年から1990年まで、ハンガリー科学アカデミー社会学研究所研究員を務めた[1]

民主化勢力の緩やかな連合体であったフィデス=ハンガリー市民同盟の結成に参画し[4]、法律のエキスパートとして関わる。ハンガリーにおける一党独裁体制を終焉させた、1989年の円卓会議にも参加した[5]

1990年と1994年の総選挙で、フィデスの選挙キャンペーンを統べる[5]国民議会議員を1990年から2009年まで[6]、議長を1998年から2002年までそれぞれ務めた[5]。国内の司法制度改革案や選挙法案の作成にも助力した[4][6]

2009年欧州議会議員選挙欧州議会議員に当選する[5]

2012年4月16日、フィデスとオルバーン・ヴィクトル首相から、辞任したシュミット・パール大統領の後任に指名される。それから5月2日の選出を経て[6]、5月10日に正式に着任[4]。新憲法が同年の1月1日に施行されてから、最初に就任した大統領となった[6]。2017年3月13日に議会によって大統領に再選[7]。2022年5月10日に2期10年の任期を終え大統領を退任した。

私生活[編集]

裁判官の妻ヘルツェグ・アニタハンガリー語版との間に、1男3女がいる[8]。アーデルの義父にあたるヘルツェグ・ゲーザハンガリー語版は、1993年から2003年までハーグ国際司法裁判所裁判官であった。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

公職
先代
ガール・ゾルターン
国民議会議長
1998年 - 2002年
次代
シリ・カタリン
先代
クヴェール・ラースロー
代行
ハンガリー大統領
2012年 - 2022年
次代
ノヴァーク・カタリン
党職
先代
ポコルニ・ゾルターン
フィデス=ハンガリー市民同盟党首
2002年 - 2003年
次代
オルバーン・ヴィクトル