キム・ヒョナ

キム・ヒョナ
(2018年7月21日)
基本情報
別名 ヒョナ(HyunA)
生誕 (1992-06-06) 1992年6月6日(31歳)
出身地 大韓民国の旗 大韓民国 ソウル特別市
ジャンル K-POP
職業 歌手
活動期間 2007年 -
事務所 JYPエンターテインメント2007年
CUBEエンターテインメント2008年 - 2018年
P NATION2019年 - 2022
AT AREA2023年 - )
共同作業者 Wonder Girls4minute
公式サイト 公式プロフィール
キム・ヒョナ
ヒョナのサイン
各種表記
ハングル 현아
発音: ヒョナ
ローマ字 Hyeon-A
英語表記: HyunA
各種表記(本名)
ハングル 김현아
漢字 金泫雅
発音: キム・ヒョナ
ローマ字 Gim Hyeon-A
英語表記: Kim Hyun Ah
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キム・ヒョナ(金泫雅、김현아、Kim Hyun Ah、1992年6月6日 - )は、韓国ダンスポップ歌手ラッパー。女性アイドルグループWonder Girls4minuteの元メンバーである。

2007年にJYPエンターテインメントから5人組ガールズグループ「Wonder Girls」のメンバーとしてデビューするも、健康上の問題により同年に脱退。その後CUBEエンターテインメントへ移籍し、2009年に5人組ガールズグループ「4minute」のメンバーとして再デビュー。2016年の解散まで活動した。現在はソロ歌手として活動している。多くの歌手とフィーチャリングを行っており、2012年には世界的大ヒットを記録したPSYの「江南スタイル」のミュージックビデオにも出演した。

来歴[編集]

Wonder Girlsとして[編集]

1992年6月6日、ソウル特別市で二男一女の長女として生まれる。ダンスへの情熱が強く、小学校3年生の時にダンススクールに通い始めた[1]

2007年2月10日、JYPエンターテインメントの公開オーディションを通じて、5人組ガールズグループ「Wonder Girls」のメンバーとしてデビュー。パワフルなラップとダンスから「ムスタング」と呼ばれて親しまれたものの、習慣性腸炎の入退院を繰り返すなど健康問題のため、7月30日に同グループを脱退した[2]

2008年9月、CUBEエンターテインメントへ移籍。病院での治療と同時に復帰の準備を始めた。2009年2月にはファッションブランドの広告を通じてワンダーガールスの活動以来初めて人前に姿を見せ、歌手AJの楽曲「Dancing Shoes」のミュージックビデオに出演。 同時期に韓国芸術高等学校へ入学した。

4minuteとして[編集]

2009年6月15日、5人組ガールズグループ「4minute」のメンバーとして再デビュー。10月から、KBS 2TVのバラエティー番組「青春不敗」に出演し、「駄々っ子ヒョナ」「幼稚姉妹の妹」「末っ子」「キムPD」などのニックネームを得て注目を集めた。その他に多くのバラエティー番組に出演し、知名度を上げた。この頃からフィーチャリング活動も活発に行い、 サムスングループのプロジェクトユニット「4Tomorrow」のメンバーとしてデジタルシングル「ドキドキTomorrow」を発表。また、ナビのデジタルシングル「涙ももったいない」、ブレイブ・ブラザーズのアルバム『The Classic』の収録曲「Bittersweet」にフィーチャリングで参加した。

2010年1月、1stシングル「Change」をリリースし、ソロデビュー。BEASTヨン・ジュンヒョンがフィーチャリングで参加した。ステージでは、パフォーマンス中心の演出で成熟したイメージを披露し、振り付けの「骨盤ダンス」が流行した。ソロ活動が終わると4minuteは本格的な海外進出を開始し、台湾で発売したアルバム『4Minute for Muzik』はゴールド認定を受けた他、香港日本フィリピンなどでも人気を博した。

2011年2月、韓国芸術高等学校を卒業。4月、イム・ジョンヒの楽曲「Golden Lady」にフィーチャリングで参加。6月からはMBCの番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スター」に出演。7月5日、1stミニアルバム『Bubble Pop!』を発売。タイトル曲「Bubble Pop!」はデジタル総合チャート 2位を獲得したが、韓国放送通信委員会が「振り付けの一部が青少年に扇情的に見える」として振り付けの変更を要請され、事務所の判断でプロモーション活動を中止した。イギリスのパプジョスチスは同曲を「今日の一曲」に選定し、アメリカのスピンマガジンは「今年のベストソング20」で9位に選出した。8月、自身がフィーチャリングした後続曲「Just Follow」でプロモーション活動を再開した。

2011年12月1日、所属事務所の先輩である歌手チャン・ヒョンスンとユニット「Trouble Maker」を結成し、ミニアルバム『Trouble Maker』をリリース。本作はビルボードのK-POPホット100で2位、デジタル総合チャートで1位を獲得した。しかし「Bubble Pop!」と同様に振り付けの扇情性の議論が起こり、振り付けを修正した。

2012年3月、スパイシーカラーと手を組んで楽曲「HyunA for Spicy Color」を発表。本作は1950年代楽観主義と60年代のレトロヴィンテージムードからインスピレーションを得た。7月、世界的大ヒットを記録したPSYの「江南スタイル」のミュージックビデオに出演。

2013年5月6日、高熱で倒れ、5月12日まで大学総合病院に入院。

2016年6月16日、4minuteが解散し、アイドルとしての活動を終了。

ソロアーティストとして[編集]

2017年10月19日、日本公式ファンクラブ「Hyun A JAPAN OFFICIAL MOBILE FANCLUB」を設置[3]。翌日、東京の新宿ReNYにて、日本初のファンミーティング「HYUNA'S BABE PARTY! Japan First Fanmeeting」を開催[4]

2018年8月2日、所属事務所の後輩にあたるPENTAGONイドンとの交際が報じられた。翌日に所属事務所が熱愛の事実を否定をするも、10分後には自らのSNSで事実を認め、ビッグカップルとして公開恋愛を開始した(しかし2022年11月30日、SNSにて破局を公表)[5]

2018年10月15日、CUBEエンターテイメントとの契約を解除。2019年1月27日、PSYが設立したP NATIONへ移籍した。

評価[編集]

Wonder Girlsの頃からラッパーを務めており、4minuteでもダンサーとラッパーを務めている。ダンスを得意としているヒョナは、初のソロシングル「Change」でも、ボーカルよりパフォーマンス重視の公演を広げた。ソロで活動するグループ出身のアイドルは通常ボーカルであるが、ラップとダンスを得意とする彼女は好評を博した。ラッパーとして多くの歌手たちの歌にフィーチャリングで参加。イズムのイ・ジョンミンは「Bittersweet」と「4Minute for Muzik」で見せた力のあるラップは、「他のガールグループでは見えない出来栄え」と評価した。

ダンスの実力はすでに、Wonder Girlsの頃から認められていたが、ビゴル出身の女性歌手ソリは「ヒョナは若いのに、とてもダンスが上手く、ベテランのダンサーでも出すのが難しいセクシーな感じが良く出ている」とダンスが上手いアイドルに挙げている。また、 イ・ジュンもヒョナをガールズグループの中で最高のダンスの実力だと絶賛した。歌手イ・ジュノもソロ曲「Change」では、ダンスが上手い「チュドラ」と「その曲からその表情、動作、歌が出てくる。先天的に才能があるのだ」とヒョナが最高のダンサーとして挙げている。主にセクシーでパワフルなダンスを踊るヒョナは幼い年齢層に支持され、ヒョナのダンスを真似し踊るが、それが理由で放送禁止にされるなど批判を浴びた。また、主に脚のラインを強調するため、ホットパンツとミニスカートをよく着用するが、衣装が扇情的と批判を浴びる事がある。

ディスコグラフィ[編集]

ミニアルバム[編集]

  • 2011年「Bubble Pop!
  • 2012年「MELTING」
  • 2014年「A TALK」
  • 2015年「A+」
  • 2016年「A'wesome」

シングルアルバム[編集]

  • 2010年「Change
  • 2011年「A Bitter Day」

フィーチャリング[編集]

  • 2009年 AJ「蝶涙ももったいない」
  • 2009年 ブレイブ・ブラザーズ「Bittersweet」
  • 2009年 マイティマウスの恋愛特講
  • 2010年 バク・ユンファ「去年の冬」
  • 2010年 見知らぬ荒野の無法者
  • 2010年 G.NA「Say You Love Me」
  • 2010年 オ・ウォンビン「愛しているまた、愛している」
  • 2011年 イム・ジョンヒ「Golden Lady」
  • 2011年 ホ・ヨンセン「Let it go」
  • 2011年「Trouble Maker」 - BEASTチャン・ヒョンスンとのユニット曲
  • 2012年「She is my girl」 - 「S4」ラッパーとして参加
  • 2017年 Triple H「365FRESH」 - PENTAGONのフイ、イドンとのユニット曲
  • 2018年 Triple H「RETRO FUTURE」

出演[編集]

テレビ[編集]

  • 2007年 「ワンダーガールズシーズン1」
  • 2007年 「ワンダーガールズシーズン2」
  • 2007年 MBCショー!K-POPの中心」 - 司会
  • 2009年 KBS2青春不敗[注 1]
  • 2009年 KBS2「スターゴールデンベル」
  • 2011年 KBS2「危機脱出ナンバーワン」 - 特別MC
  • 2011年 - 2012年 MBN「Show K Music」 - ソヒョンとの出演

広告[編集]

ミュージックビデオ[編集]

  • AJ「Dancing Shoes」
  • マイティマウスの恋愛特講
  • PSY江南スタイル
  • PSY feat.HyunA「お兄さんはぴったり私のスタイル」
  • Heo Young Saeng feat.HyunA「Let it Go」
  • feat. maboos「Ice Cream」

受賞歴[編集]

授賞式 部門 作品
2010 ガオンチャートミュージックアワード ストリーミング賞 Change
2011 Mnet Asian Music Awards ベスト・ソロ・ダンス・パフォーマンス賞 Bubble Pop!
2012 ベスト・コラボレーション賞 Trouble Maker
Melon Music Awards ホット・トレンド・ソング賞
ゴールデンディスク賞 ベスト・ダンス・パフォーマンス賞
2014 デジタル・ボンサン賞 Red
2015 ソウル歌謡大賞 ダンス・パフォーマンス賞
Mnet Asian Music Awards ベスト・ソロ・ダンス・パフォーマンス賞 Roll Deep
2017 Melon Music Awards MBC・ミュージック・スター賞

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 海外活動でスケジュールが合わなくなったため、第32回で降板となった。第51回では、番組中KARAク・ハラから稲刈で人手が足りないと電話依頼を受け、ゲスト出演した。

出典[編集]

外部リンク[編集]