クイーンコーラル8

クイーンコーラル8
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1999-2021)
ギリシャの旗 ギリシャ(2022-)
所有者 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
マリックスライン
Levante Ferries
運用者 マリックスライン
Levante Ferries
建造所 神田造船所川尻工場
信号符字 JM6567
IMO番号 9209867
MMSI番号 431603380
経歴
進水 1999年
竣工 1999年
就航 1999年9月
要目
総トン数 4,945 トン
全長 140.81 m
全幅 20.50 m
機関方式 ディーゼル
出力 18,000 PS
最大速力 24.1ノット
航海速力 22.0ノット
旅客定員 300名(臨時定員798名)
積載能力 10フィートコンテナ242個
車両搭載数 8トントラック27台、乗用車72台
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クイーンコーラル8は、マリックスラインが運航していたフェリー

概要[編集]

クイーンコーラル7の代船として神田造船所川尻工場で建造され、1999年に就航した。船舶整備公団(現在は鉄道建設・運輸施設整備支援機構)の共有建造制度を利用して建造された鉄道・運輸機構との共有船であった。

2022年に海外売船され、ギリシャLevante Ferries[英語]CONTESSA DI LEVANTEとして就航予定である[1]

航路[編集]

設計[編集]

船体は5層構造で、最上層の航海船橋甲板が操舵室、Aデッキが乗組員区画、Bデッキが旅客区画、Cデッキの前方が乗組員区画および旅客区画、後方が車両搭載区画、Dデッキが車両搭載区画となっている。Dデッキの両舷船尾にランプウェイを装備しており、トラック、乗用車などをロールオン・ロールオフ方式で車両甲板に搭載するほか、船首甲板がコンテナスペースとなっており、コンテナをデリックによるリフトオン・リフトオフ方式で搭載する。

船内[編集]

車両搭載区画に隣接したCデッキに2等船室の福祉優先席を設けるなど、バリアフリーに配慮した設計となっているほか、レストラン内には女性専用サロンを設置している。

船室[編集]

船室タイプの一覧
等級 部屋数 定員 設備
特等 2名×1室 2名 洋室、バス・トイレ付
一等(洋室) 2名×3室 6名
一等(和室) 12名×1室 12名
二等寝台(洋室) 8名×8室 64名
二等(和室) 354名
ドライバールーム(洋室) 14名×1室 14名
二等臨時(和室) 346名

設備[編集]

パブリックスペース

  • 案内所
  • エントランスホール
  • 展望室
  • 授乳室
  • 喫煙室

供食・物販設備

  • レストラン
  • 売店

入浴設備

  • シャワールーム

娯楽設備

  • ゲームコーナー

脚注[編集]

  1. ^ Sandra. “Levante Ferries purchased Marix Lines’ QUEEN CORAL 8” (英語). Ferry Shipping News. 2022年6月5日閲覧。
  2. ^ (プレスリリース)新造船の建造について

外部リンク[編集]