クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-
クレバテス -魔獣の王と赤子と屍の勇者- | |
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ジャンル | ハイ・ファンタジー[1] |
漫画 | |
作者 | 岩原裕二 |
出版社 | LINE Digital Frontier KADOKAWA(新装版) |
掲載サイト | LINEマンガ |
レーベル | LINEコミックス MFコミックス アライブ+シリーズ(新装版) |
発表期間 | 2020年8月12日[1] - |
巻数 | 既刊10巻(2025年7月現在) 新装版:既刊8巻(2025年5月現在) |
アニメ | |
原作 | 岩原裕二 |
監督 | 田口清隆 |
シリーズ構成 | 小柳啓伍 |
キャラクターデザイン | 佐古宗一郎 |
音楽 | 信澤宣明 |
アニメーション制作 | Lay-duce |
製作 | クレバテス制作委員会 |
放送局 | AT-Xほか |
放送期間 | 2025年7月2日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』(クレバテス まじゅうのおうとあかごとしかばねのゆうしゃ)は、岩原裕二による日本の漫画。LINEマンガ(LINE Digital Frontier)において、2020年8月12日から[1]、縦スクロール・フルカラーのウェブトゥーン形式で連載中[2]。
単行本ではモノクロ・横組み形式で収録されており[2]、2024年7月からはMFコミックス アライブ+シリーズ(KADOKAWA)より新装版が刊行されている[3]。
メディアミックスとして、2025年7月からテレビアニメが放送中[4]。
あらすじ
[編集]大地「エドセア」に5種類の種族・人属がいる世界。人属はエドセアの外にも進出していたが、そこは魔獣の生息地であり、さらに4体の魔獣王がいることから、進出を阻んでいた。
ある日、人属の一種・ハイデンの王は魔獣王クレバテスを討伐すべく13人の勇者を派遣したが、討伐は失敗した。クレバテスは人属を脅威とみなし、人属の目的を確かめるべくハイデンの首都・ハイドラートの城を攻め落とし、ハイデン王に問い詰めた。そして、クレバテスは人属を滅ぼすと決意する。
クレバテスは、崩壊した城の中を移動している中、赤子と、城の瓦礫から身を挺して赤子を守った者を発見する。その者はクレバテスに赤子を助けるように求めた。クレバテスは一度断るも、人属の価値を赤子は見出してくれると聞いて、これを受け入れた。
こうして、人属の運命は赤子に託されることとなる。
登場人物
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- アリシア・グレンフォール
- 声 - 白石晴香[4]
- クレバテスの討伐に派遣された13人の勇者の一人。ハイデン国王からは至宝「巌燕」が託された。
- クレバテスに惨殺されたが、ルナの世話係など利用価値があるとして蘇生させられる。斬られた左足は元に戻るも切られた左目は回復されず傷跡が残こった状態で開けることはできない。蘇生に使用された魔血が流れているため死ねない体になり自害もできない。
- クレバテス
- 声 - 中村悠一[4]
- 四大魔獣王のうちの一体。巨大な黒いオオカミで額に角、七つに尻尾を持つ。
- クレン
- 声 - 田村睦心[4]
- クレバテスの人属の姿。クレバテスに赤子の保護を懇願しつつ事切れた少年の風貌を模している。
- ルナ
- 声 - 会沢紗弥[4]
- 崩壊したハイドラートの城の中で、クレバテスが発見した赤子。後に、クレバテスによってルナと名付けられる。ハイデンの王位継承権を持つ。
- ネルル / ネル
- 声 - 悠木碧[4]
- 山賊「鴉」の奴隷。幼い頃から奴隷として仕打ちにあい聴力が片側のみで顔や歯がボロボロのため活舌が悪い。妊娠を何度か繰り返すがすべて死産している。母乳が出ることからさらってきた乳飲み子の世話をしている。ルナの乳係としてクレンからパーティに誘われるが断っている。
山賊「鴉」
[編集]- ブロコ
- 声 - 千葉繁
- 前のボス(ザザック)がいなくなったことで勝手にボスの立ち位置にいる。頭がキレる。
- カルメ
- 声 - ファイルーズあい
- 「鴉」のアジトに住む娼婦。ネルから慕われている。
- ペティ
- 声 - 姫野春菜
- ブロコの飼っているメスのトロール。
- ダガン
- 声 - 楠大典
- サッチ
- 声 - 高橋英則
- ビト
- 声 - 峯田大夢
- ナイフ使いで盲目の山賊。臭覚と聴力が異常に長けている。アリシアの計らいで崖から落ち悲惨な最期を遂げる。
ボーレート
[編集]- ドレル
- 声 - 安元洋貴[4]
- ボーレートの将軍。「竜殺し」の異名をもつ。至宝「黒竜」をもつ。
- メイナード
- 声 - 重松千晴[4]
- ボーレート軍、最高位魔導士(ハイエストウィザード)。
- ナイエ
- 声 - 黒沢ともよ[4]
- ボーレート軍、上位魔導士(ハイウィザード)。鉄であれば磁力のように引き寄せ・突き放す魔力をもつ。
13人の勇者
[編集]クレバテス討伐のためハイデン王国に集められ至宝を託された選りすぐりの実力者たちであったが、一瞬にして殲滅されることになった。
- ステファン
- 声 - 宮野真守
- 至宝「天馬」
- ホルガス
- 声 - 三宅健太
- 至宝「筋切り」
- ミルロ
- 声 - 小野友樹
- 至宝「底無し」
- カッツ
- 声 - 内田雄馬
- 至宝「水薙ぎ」
- ムド
- 声 - 阿座上洋平
- 至宝「大牛の角」
- ミナーク
- 声 - 土屋神葉
- 至宝「黄金郷」
その他
[編集]書誌情報
[編集]- 岩原裕二 『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』 LINE Digital Frontier〈LINEコミックス〉、既刊10巻(2025年7月2日現在)
- 2020年8月12日発売[5]、ISBN 978-4-86697-080-6
- 2021年2月15日発売[6]、ISBN 978-4-86697-146-9
- 2021年9月15日発売[7]、ISBN 978-4-86697-208-4
- 2022年3月15日発売[8]、ISBN 978-4-86697-249-7
- 2022年10月14日発売[9]、ISBN 978-4-86697-279-4
- 2023年4月14日発売[10]、ISBN 978-4-86697-291-6
- 2024年4月15日発売[11]、ASIN B0CW1H3T7F
- 2024年10月15日発売[12]、ASIN B0DJQK2BHR
- 2025年4月15日発売[13]、ASIN B0F4CKNTNW
- 2025年7月2日発売[14]、ASIN B0FFSJ43M7
- 岩原裕二 『【新装版】クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』 KADOKAWA〈MFコミックス アライブ+シリーズ〉、既刊8巻(2025年5月28日現在)
- 2024年7月5日発売[15]、ISBN 978-4-04-811299-4
- 2024年7月5日発売[16]、ISBN 978-4-04-811300-7
- 2024年8月28日発売[17]、ISBN 978-4-04-811347-2
- 2024年9月28日発売[18]、ISBN 978-4-04-811348-9
- 2024年11月28日発売[19]、ISBN 978-4-04-811349-6
- 2025年1月28日発売[20]、ISBN 978-4-04-811350-2
- 2025年3月28日発売[21]、ISBN 978-4-04-811351-9
- 2025年5月28日発売[22]、ISBN 978-4-04-811506-3
テレビアニメ
[編集]スタッフ
[編集]- 原作 - 岩原裕二[23]
- 監督 - 田口清隆[23]
- シリーズ構成 - 小柳啓伍[23]
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 佐古宗一郎[23]
- 美術監督 - 森川篤[23]
- 色彩設計 - 岩沢れい子[23]
- 撮影監督 - 浅川茂輝[23]
- CGディレクター - 辻直希[23]
- 編集 - 定松剛[23]
- 音響監督 - 田口清隆[23]
- 音響効果 - 古谷友二[23]
- 音楽 - 信澤宣明[23]
- 音楽プロデューサー - 若林豪
- プロデューサー - 新井孝介、佐野貢一、髙橋佳那子、米内則智、大場美帆、飯塚彩、後藤哲
- アニメーションプロデューサー - 栗山政一郎[23]
- アニメーション制作 - Lay-duce[23]
- 製作 - クレバテス制作委員会(KADOKAWA、サミー、クランチロール、BS日本、Lay-duce、LINE Digital Frontier、AT-X、カルチュア・エンタテインメント)
主題歌
[編集]- 「Ruler」[24]
- 前島麻由によるオープニングテーマ。作詞は川田まみ、作曲・編曲は中沢伴行とfumi。
- 「Destiny」[24]
- Ellie Gouldingによるエンディングテーマ。作詞・作曲はEllie GouldingとJack Rochon and Kurtis Walls。
各話リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 初放送日 |
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第1幕 | 魔獣の王 | 小柳啓伍 |
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| 2025年 7月2日 | |
第2幕 | 囚われた魔獣王 | チャーリー篠原 | 江副仁美 | 日向正樹 | 7月9日 | |
第3幕 | 勇者の仕事 | 寺澤伸介 | 近藤奈都子 | 7月16日 |
放送局
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [26] | 備考 |
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2025年7月2日 - | 水曜 20:30 - 21:00 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / 字幕放送[27] / リピート放送あり |
水曜 23:00 - 23:30 | TOKYO MX | 東京都 | ||
2025年7月3日 - | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | |
KBS京都 | 京都府 | |||
木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) | BS日テレ | 日本全域 | 製作参加 / BS/BS4K放送 / 『アニメにむちゅ〜』枠 | |
木曜 0:58 - 1:28(水曜深夜) | テレビユー福島 | 福島県 | ||
木曜 1:15 - 1:45(水曜深夜) | 長野放送 | 長野県 | ||
木曜 1:25 - 1:55(水曜深夜) | テレビ山梨 | 山梨県 | ||
木曜 1:28 - 1:58(水曜深夜) | あいテレビ | 愛媛県 | ||
IBC岩手放送 | 岩手県 | |||
木曜 1:29 - 1:59(水曜深夜) | ミヤギテレビ | 宮城県 | ||
木曜 1:30 - 2:00(水曜深夜) | 北陸放送 | 石川県 | ||
木曜 1:35 - 2:05(水曜深夜) | テレビ静岡 | 静岡県 | ||
木曜 1:50 - 2:20(水曜深夜) | テレビ新広島 | 広島県 | ||
秋田朝日放送 | 秋田県 | |||
木曜 1:55 - 2:25(水曜深夜) | 北海道テレビ | 北海道 | ||
木曜 2:00 - 2:30(水曜深夜) | 日本海テレビ | 鳥取県・島根県 | ||
木曜 2:04 - 2:34(水曜深夜) | 長崎国際テレビ | 長崎県 | ||
木曜 2:30 - 3:00(水曜深夜) | メ〜テレ | 中京広域圏 | ||
新潟放送 | 新潟県 | |||
2025年7月4日 - | 金曜 1:31 - 2:01(木曜深夜) | 琉球放送 | 沖縄県 | |
金曜 1:54 - 2:24(木曜深夜) | 青森放送 | 青森県 | ||
金曜 1:59 - 2:29(木曜深夜) | RKB毎日放送 | 福岡県 | ||
金曜 2:22 - 2:52(木曜深夜) | チューリップテレビ | 富山県 | ||
2025年7月6日 - | 日曜 1:15 - 1:45(土曜深夜) | 福井テレビ | 福井県 | |
日曜 1:28 - 1:58(土曜深夜) | テレビユー山形 | 山形県 | ||
日曜 2:30 - 3:00(土曜深夜) | 鹿児島放送 | 鹿児島県 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2025年7月2日 | 水曜 22:00 更新 | 地上波先行・最速配信 | |
2025年7月7日 | 月曜 22:00 以降順次更新 |
| 見放題配信 |
| 都度課金配信 |
BD
[編集]巻 | 発売日[28] | 収録話 | 規格品番 |
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BOX | 2025年11月26日予定 | 第1幕 - 第12幕 | KAXA-9121 |
脚注
[編集]- ^ a b c “「いばらの王」岩原裕二が挑む本格ハイファンタジー始動、単行本も同時発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年8月12日). 2025年7月10日閲覧。
- ^ a b 岩原裕二(インタビュアー:ナカニシキュウ)「岩原裕二がWebtoonに初挑戦!正解のないマンガ表現の中で“楽しく描く”を追求した「クレバテス」」『コミックナタリー』、ナターシャ、2021年6月10日 。2025年7月10日閲覧。
- ^ “「クレバテス」TVアニメ化!「ウルトラマン」田口清隆がアニメ初監督 白石晴香、田村睦心、中村悠一ら出演”. アニメ!アニメ!. イード (2024年7月2日). 2025年7月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “アニメ「クレバテス」キービジュアル第2弾公開、秋田の海水浴場で砂像展示”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年6月15日). 2025年7月10日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 1巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 2巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 3巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 4巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 5巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 6巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 7巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 8巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 9巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 10巻」”. LINE Digital Frontier. 2025年7月3日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 1」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 2」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 3」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 4」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 5」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 6」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 7」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ “「【新装版】クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者− 8」”. KADOKAWA. 2025年7月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “STAFF&CAST”. TVアニメ「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」公式サイト. 2025年7月4日閲覧。
- ^ a b “MUSIC”. TVアニメ「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」公式サイト. 2025年7月4日閲覧。
- ^ a b “ONAIR”. TVアニメ「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」公式サイト. 2025年7月4日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “週間番組表 (2025/06/30〜2025/07/06)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2025年7月5日閲覧。
- ^ “Blu-ray(ブルーレイ)”. TVアニメ「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」公式サイト. 2025年7月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- TVアニメ「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」公式サイト
- 「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」TVアニメ公式アカウント (@clevatess_anime) - X(旧Twitter)