ケストン・ヒウラ

ケストン・ヒウラ
Keston Hiura
デトロイト・タイガース (マイナー)
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2019年5月14日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス郡バレンシア英語版
生年月日 (1996-08-02) 1996年8月2日(27歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
202 lb =約91.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手
プロ入り 2017年 MLBドラフト1巡目
初出場 2019年5月14日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

ケストン・ウィー・ヒン・ナツオ・ヒウラKeston Wee Hing Natsuo Hiura, 英語発音: /ˈkɛstən ˈhiərə/; 1996年8月2日 - )は、 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡バレンシア英語版出身のプロ野球選手一塁手)。右投右打。MLBデトロイト・タイガース傘下所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

カリフォルニア大学アーバイン校時代の2016年には第40回日米大学野球選手権大会にアメリカ合衆国代表として参加した[1]。この年には右肘の手術を受けている。大学時代の通算打率は.375を記録している[2]

プロ入りとブルワーズ時代[編集]

2017年MLBドラフト1巡目(全体9位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され[3]プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズでプロデビュー。A級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズでもプレーし、2球団合計で42試合に出場して打率.305・4本塁打・33打点・2盗塁の成績を残した。

2018年にMLB.comが発表したプロスペクト英語版ランキングでは32位、ブルワーズの組織内では1位にランクインした[4][5]。シーズンでは開幕をA+級カロライナ・マドキャッツで迎え、6月にはAA級ビロクシ・シャッカーズへ昇格した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された[6]

2019年の開幕は傘下のAAA級サンアントニオ・ミッションズで迎えた。5月14日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[7]、同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦にて「7番・二塁手」で先発出場してメジャーデビュー。メジャー初安打を含む3打数2安打1四球と活躍した[8]。その後も活躍を見せたが、登録枠の関係で6月3日にマイナー降格[9]。同28日に再昇格すると7月は打率.355・6本塁打・OPS1.127の好成績でルーキー・オブ・ザ・マンス週間MVPに選出された。7月28日のシカゴ・カブス戦ではサヨナラ本塁打を放っている。故障者リスト入りすることがあっても最後まで好調を維持し続け、打率.303・19本塁打(チーム6位)・49打点(同7位)・OPS.938の成績を残した。ポストシーズンワイルドカードゲームでは二塁打を打った。

2020年は開幕をMLBで迎えた。

2021年からは一塁手としてプレーする[10]

2023年3月27日にルーク・ボイトの加入に伴いDFAとなった[11]ウェイバー公示を経て獲得する球団が現れなかったためマイナー契約となり、傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズへ送られた[12]。この年はナッシュビルで85試合に出場して打率.308、23本塁打、77打点を記録したが、メジャーへ昇格することはなかった。オフの10月4日にFAとなった[13]

タイガース傘下時代[編集]

2024年2月16日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[14]。メジャーに昇格した場合の年俸は200万ドル[14]

人物[編集]

日系3世で、父親は日系、母親は中国系である[15]。なお、ミドルネームの「ナツオ」は、8月生まれであることから日本語の「夏」を由来として名付けられた。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2019 MIL 84 348 314 51 95 23 2 19 179 49 9 3 0 1 25 1 8 107 6 .303 .368 .570 .938
2020 59 246 217 30 46 4 0 13 89 32 3 2 0 2 16 2 11 85 7 .212 .297 .410 .707
2021 61 197 173 16 29 9 1 4 52 19 3 0 2 1 14 0 7 77 6 .168 .256 .301 .557
2022 80 266 234 34 53 8 1 14 105 32 5 2 0 1 23 0 8 111 3 .226 .316 .449 .765
MLB:4年 284 1057 938 131 223 44 4 50 425 132 20 7 2 5 78 3 34 380 22 .238 .318 .453 .771
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

内野守備


一塁(1B) 二塁(2B)
























2019 MIL - 81 123 175 16 43 .949
2020 - 49 66 83 6 15 .961
2021 49 304 19 3 25 .991 7 1 10 0 1 1.000
2022 33 202 12 3 22 .986 14 17 18 3 4 .921
MLB 82 506 31 6 47 .989 151 207 286 25 63 .952
左翼守備


左翼(LF)












2021 MIL 1 1 0 0 0 1.000
2022 5 9 0 1 0 .900
MLB 6 10 0 1 0 .909
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

記録[編集]

MLB
MiLB

背番号[編集]

  • 18(2019年 - )

代表歴[編集]

  • 2016年日米大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表

脚注[編集]

  1. ^ アメリカ大学代表 ケストン・ヒウラ
  2. ^ 「2018 プロスペクト・ランキングTOP101」『月刊スラッガー』2018年5月号 日本スポーツ企画出版社 46頁
  3. ^ Adam McCalvy (2017年6月13日). “Brewers select 2B Hiura with No. 9 pick” (英語). MLB.com. 2018年6月22日閲覧。
  4. ^ 2018 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on June 22, 2018.
  5. ^ 2018 MLB Prospects Watch – Milwaukee Brewers Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on June 22, 2018.
  6. ^ Jim Callis (2018年7月6日). “Futures Game rosters packed with prospects” (英語). MLB.com. 2018年8月17日閲覧。
  7. ^ Mike Rosenbaum (2019年5月14日). “What to expect from Brewers' Hiura in bigs” (英語). MLB.com. 2019年5月15日閲覧。
  8. ^ 日系3世ヒウラ、鮮烈メジャーデビュー! マルチ安打でブリュワーズの連敗止める”. ベースボールチャンネル(2019年5月15日). 2019年5月15日閲覧。
  9. ^ ブリュワーズ、新人ヒウラをマイナー降格へ 主力復帰による措置も…再昇格は時間の問題か”. ベースボールチャンネル. 2019年10月2日閲覧。
  10. ^ Adam McCalvy (2021年2月6日). “Hiura accepts 'challenge' of move to 1B” (英語). MLB.com. 2021年4月1日閲覧。
  11. ^ Staff, TSN ca (2023年3月27日). “Milwaukee Brewer sign Luke Voit DFA Keston Hiura Abraham Toro Sal Frelick” (英語). TSN. 2024年2月17日閲覧。
  12. ^ Brewers' Keston Hiura: Stays in organization”. www.cbssports.com. 2024年2月17日閲覧。
  13. ^ Keston Hiura: Elects free agency”. www.cbssports.com. 2024年2月17日閲覧。
  14. ^ a b Tigers Sign Keston Hiura To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors (2024年2月16日). 2024年2月17日閲覧。
  15. ^ Keston Hiura Biography,Age,Family,Draft,Contract,Salary and Stats” (英語). informationcradle. 2019年6月28日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]