ケメロヴォ州

ケメロヴォ州
ロシア語: Кемеровская область
ケメロヴォ州の旗ケメロヴォ州の紋章
ケメロヴォ州旗ケメロヴォ州紋章
ケメロヴォ州の位置
国歌不明
公用語ロシア語
首府ケメロヴォ
州知事セルゲイ・チビリョフロシア語版
構成体種別
連邦管区シベリア
経済地区西シベリア
面積
 - 総計
国内第34位
95,500km2
人口(2002年国勢調査)
 - 総計
 - 人口密度
 - 都市/地方比率
国内第14位
2,899,142人
30.4人/km2
86.7% : 13.3%
時間帯UTC +7(DST: なし)クラスノヤルスク時間
ISO 3166-2:RURU-KEM
番号
ウェブサイトhttp://ako.ru/

ケメロヴォ州(ケメロヴォしゅう、Кемеровская область)はロシア連邦オーブラスチ)。シベリア連邦管区に含まれる。最大の都市は州都ケメロヴォ。北部のケメロヴォと並んで州内の「2大都市」となっているのが南部のノヴォクズネツクである。1618年に建設された歴史の古い町で、イェルマークのシベリア探検の後に建設された入植地のひとつである。1961年までクズネツクと呼ばれていた。

概要[編集]

  • 面積 95,700km²
  • 人口 2,763,135人(2010年)
  • 人口密度 30人/km²

1943年1月26日に州として設置された。

第二次世界大戦後、ケメロヴォに第503収容地区(ラーゲリ)が、ノヴォクズネツクに第525収容地区が、アンジェルカに第526収容地区が設置されて、シベリア抑留の対象となった日本人捕虜が収容された歴史がある[1]

地理[編集]

シベリア西南部に位置し、北にトムスク州、東にクラスノヤルスク地方ハカス共和国、南にアルタイ地方、西にノヴォシビルスク州アルタイ共和国と接する。

20の都市を有し、19の地区に分けられる。シベリア鉄道本線とトムスク支線が通る。

産業[編集]

数多くの炭鉱が分布し、主要な産業石炭産業プロコピエフスクメジュドゥレチェンスク、ケメロヴォ、ノヴォクズネツク、オシンニキなどがその中心。 これらに存在する炭鉱には安全性に問題があるものもあり、 リストヴァシュナヤ炭鉱では2004年に13人[2]、2021年には52人が死亡する爆発、火災事故が発生[3]。 また、ウリヤノフスカヤ炭鉱では2007年に81人以上が死亡する事故が発生している[4]

ユルガでは自動車製造が、また、ケメロヴォでは化学工業も盛ん。

住民[編集]

住民の大部分は都市に住む。ロシア人のほか、ショル人タタール人ウクライナ人チュヴァシ人ドイツ人ヴォルガ・ドイツ人)など。シベリアでは人口密度が高い地域である。

標準時[編集]

この地域は、クラスノヤルスク時間帯標準時を使用している。時差はUTC+7時間で、夏時間はない。(以前はオムスク時間を使用していて、2011年3月までは標準時がUTC+6で夏時間がUTC+7、同年3月以降は通年UTC+7となった)

出身有名人[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 長勢了治『シベリア抑留全史』原書房、2013年8月8日、187頁。ISBN 9784562049318 
  2. ^ ロシアで炭鉱事故、52人が死亡 救助隊にも死者=現地メディア”. BBC (2021年11月26日). 2022年6月27日閲覧。
  3. ^ ロシア・シベリアの炭鉱で52人死亡 メタンガス爆発で煙充満か”. 朝日新聞DIGITAL (2021年11月26日). 2022年6月27日閲覧。
  4. ^ シベリア炭鉱爆発事故97人死亡、史上で最悪規模の災害に - ロシア”. AFP (2007年3月20日). 2022年6月27日閲覧。

外部リンク[編集]