コカ・コーラ

コカ・コーラ[1]
種類 コーラ
製造元 ザ コカ・コーラ カンパニー
発祥国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
販売開始 1886年5月8日
カラメル E-150d
関連商品 ペプシコーラ
ローヤルクラウン・コーラ
ザムザム・コーラ
ヴァージン・コーラ
アフリ・コーラ
他多数
テンプレートを表示
Carbonated beverage, cola, contains caffeine (1)
100 gあたりの栄養価
エネルギー 157 kJ (38 kcal)
9.56 g
糖類 8.97 g
食物繊維 0 g
0.02 g
飽和脂肪酸 0 g
一価不飽和 0 g
多価不飽和 0 g
0.07 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
0 µg
(0%)
0 µg
0 µg
チアミン (B1)
(0%)
0 mg
リボフラビン (B2)
(0%)
0 mg
ナイアシン (B3)
(0%)
0 mg
パントテン酸 (B5)
(0%)
0 mg
ビタミンB6
(0%)
0 mg
葉酸 (B9)
(0%)
0 µg
ビタミンB12
(0%)
0 µg
コリン
(0%)
0.3 mg
ビタミンC
(0%)
0 mg
ビタミンD
(0%)
0 IU
ビタミンE
(0%)
0 mg
ビタミンK
(0%)
0 µg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
4 mg
カリウム
(0%)
2 mg
カルシウム
(0%)
2 mg
マグネシウム
(0%)
0 mg
リン
(1%)
10 mg
鉄分
(1%)
0.11 mg
亜鉛
(0%)
0.02 mg
マンガン
(0%)
0.002 mg
セレン
(0%)
0.1 µg
他の成分
水分 90.31 g
アルコール (エタノール)
0 g
カフェイン 8 mg
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

コカ・コーラ (英語: Coca-Cola) は、ザ コカ・コーラ カンパニーが製造販売するコーラの名称である。愛称はコーク (Coke)。正式な日本語表記は半角中黒を用いた「コカ・コーラ」だとされている[1]

概略[編集]

1886年アメリカ合衆国で発明された世界最初のコーラ飲料[2]。発祥はジョージア州アトランタで、現在も本社は同地にある。アトランタの「World of Coca-Cola 博物館」には多くの観光客が訪れ、そこでは世界各国のコカ・コーラの味を比較できる。

コカ・コーラの名称の由来は、コカの葉(成分としてコカインを含む)とコーラの実(当時はほぼアフリカ産)を原材料に使っていたことによる[3][4]ジョン・ペンバートン博士の友人で、経理担当のフランク・ロビンソンが命名した。1903年以降[5]、コカインの成分は含まれておらず[3]、現在はコーラの実も他のコーラ飲料と同様に、風味に殆ど影響を与えない微量である[6]。なお日本コカ・コーラ株式会社は、この説明を完全に否定しており、名称の由来は「語感がいいから」という単純な理由だと主張している[7]

ギャラリー[編集]

歴史[編集]

製造[編集]

米国のザ コカ・コーラ カンパニー本社で調製されたコカ・コーラの原液が世界各地のボトリング会社に流通し[8]、現地各社によってコーンシロップ砂糖などで薄められ、さらに炭酸水で割られて、瓶詰め・缶詰めされ販売される。

材料[編集]

コカ・コーラの風味はトップシークレットの香料7x柑橘系およびスパイス系のフレーバー7 - 8種類程度の配合によるものといわれる。このうち7xの成分は、コカ・コーラ社のトップシークレットであり、成分を知っているのは最高幹部のみである。

7xはレモンオレンジナツメグシナモンネロリコリアンダー、そして脱コカイン処理されたコカの7種(またはコカの葉がない6種)をアルコールで抽出したものだといわれている。この7xとその他のフレーバーの配合レシピのことを「フォーミュラ」と呼ぶ(後述)。

レシピ(フォーミュラ)[編集]

コカ・コーラ社のフォーミュラは非公開であり、フォーミュラについての文書は1919年からアトランタの某銀行の金庫融資担保として厳重に保管されていた。 その後、1985年カンザス計画によって1度だけフォーミュラが変更されたが、抗議により3か月で元に戻されて以降は変更されていないとされる(コカインとカフェイン量を除く)。

このため、その成分や内容については真偽不明の情報がしばしば出回っており、後述のコークロアの元となった。このフォーミュラを基にしてオープンコーラという製品が作られたが、それでもコカ・コーラの味や香りを完全に再現することはできなかった。

2011年2月、アメリカのラジオ番組This American Lifeが、コカ・コーラ社の最高機密とされる香料「7x」の調合割合を発見したと公表した[9]。同番組のプロデューサーが発見したザ コカ・コーラ カンパニーの地元紙The Atlanta Journal-Constitution1979年2月8日付けの記事には、コカ・コーラの発明者ジョン・ペンバートンが手書きしたレシピとされる写真が添えられていた[10]。写真から読み取れるレシピは、以下の通りである[9]

これに対しザ コカ・コーラ カンパニーは「アトランタの銀行の金庫に保管されている本物のレシピと、写真のレシピは異なる」とコメントし、このレシピの真実性を否定した[11]

2011年12月、創業125周年記念事業の一環として、アトランタに作ったコカ・コーラの博物館「World of Coca-Cola」の一角に金庫的な保管施設を造り、アトランタの某銀行からフォーミュラを取り戻してこちらに移した。フォーミュラは公開されていないが、この施設は一般人でも見学することが可能になっている[12]

カラメル色素製造方法調整[編集]

2012年3月、カラメル色素に含有される4-メチルイミダゾールが、米国カリフォルニア州法の発がん性物質リストに摂取上限値29マイクログラム/日として追加収録される中、コーラ類飲料には355ミリリットル缶1本に100マイクログラム超の含有が認められ、リスク警告表示回避のためにレシピが変更[13][14]された。米国飲料協会は「4-メチルイミダゾール」が、アメリカ食品医薬品局のヒト発がん性物質リストに収載されていない旨の声明を発表する[15]世界保健機関(+G)の研究では[16]発がんリスクありとの報告がある。

都市伝説[編集]

謎を抱えたまま大衆に受容されたコカ・コーラは、その謎に関する都市伝説も数多く生んだ。民間伝承(フォークロア)とひっかけて、コカ・コーラに関する都市伝説は諧謔的にコークロアと呼ばれている(ブルンヴァン等)。

多くの都市伝説同様、コークロアもそのほとんどが部分的に真実を含んでおり、それを元に誇張されているのが特徴である。以下、代表的なコークロアを解説する。

コカ・コーラの瓶の形状について[編集]

瓶 1971年型シボレー・コルベット LT1
1971年型シボレー・コルベット LT1

コカ・コーラの独特の「くびれ」のある(コンツアー・ボトル)は、女性のボディーライン、または、この当時流行したスカートを参考にデザインされたものといわれているが、この話は事実ではない。

この特徴的な形状の瓶にした理由は、暗闇で触ってもすぐにコカ・コーラとわかるようにするためと、当時無数のコカ・コーラの偽物が出回ったので類似品対策として複雑な形の瓶にしたためである。当時、百科事典のカカオ豆の挿絵から着想を得てデザインされた。

アメリカン・スポーツカーのひとつ、シボレー・コルベットの3代目(1970年代)モデルは、大胆に膨らんだ前後フェンダーとくびれたように見えるボディ中央部がコーラのビンを連想させたことからコークボトルというニックネームがある。

また、自動車レースF1のレーシングカーは、空気抵抗を減らすために後輪周辺のボディの形状がちょうどコーラのビンを連想させる絞り込まれた形であるため、これもまたコークボトルと称される。レーシングカー・デザイナー、ジョン・バーナード1983年マクラーレン・MP4/1Cで採用すると、またたく間にその形状は他のチームに模倣され、現代においては全てのF1カー(ひいてはほとんどのフォーミュラカー)はコークボトル形状である。

ちなみに、ヴァージン・コーラペットボトルのデザインは、女優パメラ・アンダーソンのボディラインを模して作られている。

コカ・コーラの味について[編集]

コカ・コーラのガラス製瓶には、側面下部に四角型または丸型のへこみが刻印されていた。刻印が四角型の瓶は炭酸の強い「辛口」であり、刻印が丸形の瓶は炭酸の弱い「甘口」であるとする都市伝説ペットボトルの普及前に存在した。

実際には、瓶の製造工場ごとに異なる刻印がなされていただけであり、コカ・コーラはリターナブル瓶であったため、ボトラーによる回収再使用過程において、刻印の異なる瓶が混ぜられて出荷されたものであった。この刻印は、瓶表面にロゴタイプをプリントするときに、金型成形でできるパーティングラインの上にプリント部がかからないよう、方向を規制するために使われていたものである。瓶製造メーカーの工場設備によって丸型・四角型のほうが固定しやすいといった違いがあったためである。日本では丸型が石塚硝子製、四角型が日本山村硝子製となっている。

同じ商標、同じ製法、同じデザインのコーラの風味に(甘口・辛口と評されるような)大きな差異はない。

サンタクロースが赤い服を着ている由来について[編集]

この都市伝説によれば、サンタクロースはもともとの伝承では緑の服を着ていたが、コカ・コーラ社がCM(看板)でコカ・コーラのシンボルカラーである赤い色の服を着たサンタクロースを登場させたため、赤い服のサンタクロースが広まったことになっている。

しかし、現在のサンタクロースのイメージの元となったとされる、ニューヨークの画家、トーマス・ナストが19世紀に描いた聖ニコラウス像において、ニコラウスは赤いマントを羽織っており、このマントが変化してサンタクロースの赤い服になったのだという[17]

また、1914年の日本の児童雑誌『子供之友』には、現代と全く同じイメージの、大人の背丈で白髭に赤い服を着たサンタクロースが描かれている。さらに当時の輸出用[注 1]クリスマス用品のサンタクロース人形もこの姿でもあった。従って遠く日本にも伝わるほど定番となっていた赤い服のサンタクロースの姿を、1931年になってからコカ・コーラ社が広告に採用した、というのが事実である[18][19]

「白ひげ」「赤い服」「太っている」「陽気」というサンタクロースの要素は、既に絵本・イラスト・サンタクロース人形などにより定着しており、この「白ひげを蓄え赤い服を着た太った陽気なサンタ」像をCMに使用した企業の一つがコカ・コーラ社であった、ということである。

コカ・コーラは民主党、ペプシコーラは共和党[編集]

ザ コカ・コーラ カンパニーは民主党と親しく、ペプシコ共和党と親しいため、「アメリカ合衆国大統領が代わると、ホワイトハウスコーラも代わる」とする都市伝説があるが、現実には共和党出身の大統領だったドワイト・D・アイゼンハワーと親しかったりするなど、共和党とも無縁ということはなく、あくまで噂の範囲を出ない。2017年から大統領を務めた共和党のドナルド・トランプに至っては、毎日12本ものダイエット・コーク英語版(コカ・コーラ)を愛飲している[20]。ホワイトハウスの執務室には、ダイエット・コークを運ぶ執事を呼ぶ赤ボタンまで設置されていたが、2021年1月に民主党のジョー・バイデンが大統領に就任すると赤ボタンは速やかに撤去された[21]

ザ コカ・コーラ カンパニーの筆頭株主であるバークシャー・ハサウェイを率いるウォーレン・バフェットは、民主党支持者としても有名である。ペプシコとのライバル関係は根強く、従業員が勤務中にペプシコーラを飲んだことが発覚して解雇されたエピソードがある[22]

コカ・コーラの成分[編集]

コカ・コーラ社は香料レシピを公開していないところから、それを知る人物は重役2名だけで1名が突然事故などに遭遇しても存続するために2人が同じ飛行機に搭乗しない[23]、という都市伝説が喧伝されている。原材料に血液が含まれると噂された時期は、ブタの食用を禁じるムスリムへの売り上げが激減[6]したという。

カンザス計画[編集]

コカ・コーラを飲むと骨が溶ける噂話[編集]

発祥時期や地域は不明であるが、1970年代から1980年代前半頃に広く流布された話である[要出典]

このことについて、1970年代にザ コカ・コーラ カンパニーは、パンフレットで「確かに魚の骨をつけておくと溶けてしまう」ことを認めた。だが、魚の骨は人間の骨と成分が違うこと、ヒトが飲用したコカ・コーラは消化器を経由し、骨に到達する頃には別な物質に変化しているため、コカ・コーラを飲み続けても、骨がもろくなったり、骨が溶けることは無いと説明していた[要出典]

日本におけるバリエーション[編集]

日本では、大正時代に輸入された。 以下の商品が販売されている(ただし、地域によって異なることがある)。なお、以前はパッケージに記載されていた販売者は「コカ・コーラ ナショナルビバレッジ(株)」となっていたが[注 2]、事業再編に伴って、2008年12月以降に発売された製品の販売者は「コカ・コーラ カスタマーマーケティング(株)」に変更されている。

現行[編集]

  • コカ・コーラ
  • コカ・コーラ ゼロシュガー
  • コカ・コーラ ゼロシュガー ゼロカフェイン
  • コカ・コーラ プラス(特定保健用食品の許可を受けたコカ・コーラ)
  • コカ・コーラ エナジー(コカ・コーラとして初のエナジードリンク)[24]

過去の商品[編集]

ギャラリー[編集]

日本におけるこれまでのCM[編集]

1968年のサーフィン編までは白黒で制作されていた。1968年のテレフォン編で初めてカラー化された。

品目・出演タレントなど[編集]

1962年
  • 「コカ・コーラの唄」フォー・コインズ(コーラスグループ)
    • 初めてのテレビCM「コカ・コーラ買ってきた(地球)」編からストップモーション・アニメーションによる「人形」編、実写による花火編、海編、山(バイキング料理)編があり、後述する1967年加山雄三が出演したスキー編、音楽編、船編などもフォー・コインズがバックグラウンドコーラスを挿入している。また、2006年には「ダイエットコーク」のCM(倖田來未が出演)においてこの曲のアレンジ版が使用された。
1964年
  • コカ・コーラ 井上順
    • 日本における初めてのコカ・コーラCMタレント
1967年
  • コカ・コーラ 加山雄三
1969年
1975年
1976年
1977年
1979年
  • コカ・コーラ(夏のキャンペーン) 沢田研二
1982年
1983年
  • コカ・コーラ 松山千春(Sing a Song。キャッチコピー「俺はコークだ!!」)
  • コカ・コーラ 早見優
  • コカ・コーラ BLACK CATS
1984年
1985年
  • コカ・コーラ BLACK CATS
1987年
1989年
1990年
1993年
1994年
  • コカ・コーラ trf
1995年
1997年
  • コカ・コーラ・ライト(電話)りょう
  • コカ・コーラライト(軽い気分)りょう
1998年
  • コカ・コーラライト(ドライブインシアター)りょう
  • コカ・コーラライト(髪を切る)りょう
  • コカ・コーラライト(気分のダイエット)りょう
  • コカ・コーラライト(観覧車)りょう
1999年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
  • コカ・コーラ(つながる瞬間にコカ・コーラ) BENNIE K
  • ダイエットコカ・コーラ 「私はゼロで行く編」 真山景子
2006年
2007年
  • コカ・コーラ 「ハピネスチョイス:からかわれてる? 告白されてる? 編」 芳賀優里亜
  • ノーカロリーコカ・コーラ リア・ディゾン
  • コカ・コーラ ゼロ YONJI
2008年

2008年7月にはエイベックスより1962年から1989年までのテレビコマーシャルを収録した『The Coca-cola TVCF Chronicles』(DVD)がリリースされている。これによれば1968年から1990年までマッキャンエリクソン広告代理店・1968年当時は博報堂との提携企業)の坂田耕がテレビCM制作にかかわっていた。

2018年
2019年
  • コカ・コーラ「コカ・コーラ ゼロ Zero Break編」 菅田将暉[29]

歴代のCMソング[編集]

曲名 歌手名 キャッチコピー 備考
1962年 コカ・コーラの唄 フォー・コインズ
1964年 コカ・コーラの唄 スリー・バブルス
1966年 意見が合うのは ジミー時田
1968年 コークの唄 加山雄三&ザ・ランチャーズ
コークと叫べば ザ・ワイルド・ワンズ
素晴らしい虹 ヴィレッジ・シンガーズ
青い空青いからコカ・コーラ フォーリーブス
1969年 恋がしたくて ピンキーとキラーズ
楽しい旅に行こう ザ・ワイルド・ワンズ
コークをのめば スクールメイツ
コーク・トーク スクールメイツ
1970年 新コカ・コーラの唄・新世界 デューク・エイセス&シンガーズ・スリー
ピンキーとキラーズ
Big New Life
新コカ・コーラの唄・新世界
コークスキー編
ザ・ワンダース&シンガーズ・スリー Big New Life
1971年 The Real Life 尾崎紀世彦
赤い鳥
トワ・エ・モワ
The Real Life
1972年 コークの世界 西郷輝彦
愛するハーモニー英語版 ザ・ニュー・シーカーズ英語版
スクールメイツ
1973年 うるおいの世界 朱里エイコ
布施明
1974年 うるおいの世界・広場編 森山良子
うるおいの世界・友達編
うるおいの世界・サイクリング編
かまやつひろし
うるおいの世界・街編
うるおいの世界・山小屋編
ビリー・バンバン
1977年 Come on in. Coke'77 トランザム
ハイ・ファイ・セット
『Come on in. Coke』
1978年 Come on in. Coke'78 トランザム
サーカス
『Come on in. Coke』
1979年 Come on in. Coke'79 トランザム
柳ジョージ&レイニーウッド
サーカス
山下達郎
郷ひろみ
『Come on in. Coke』
1980年 THIS IS A SONG FOR COCA-COLA 矢沢永吉
Yes Coke Yes '80 サーカス
南佳孝
『Come on in. Coke』
1981年 Yes Coke Yes '81 杉真理
SOAP
『Yes Coke Yes』
1982年 YES MY LOVE −愛はいつも− 矢沢永吉 『Yes Coke Yes』
『コークが好きだ。矢沢永吉』
1983年 Sing a Song(Yes Coke Yes '83) 松山千春 『Yes Coke Yes』
『俺は、コークだ。松山千春』
夏色のナンシー(Yes Coke Yes '83) 早見優 『Yes Coke Yes』
『コーク、好きっ。早見優』
Brown Coke 渡辺貞夫+カシオペア 『Yes Coke Yes』
1984年 Yes Coke Yes '84(You're always There) 鈴木康博
原田真二&クライシス
楠木勇有行&EVE
ムーンライダーズ
『Yes Coke Yes』
1985年 素敵にダンシング (Coke Is It) SHOW-YA 『Coke Is It!』
1986年 太陽にPUMP! PUMP! EPO 『Coke Is It!』
1987年 I feel Coke'87 佐藤竹善
Candee (高尾のぞみ)
ハイ・ファイ・セット
『I feel Coke』 井上大輔の楽曲
1988年 I feel Coke'88 上田正樹
佐藤竹善
Candee (高尾のぞみ)
『I feel Coke』
1989年 I feel Coke'89 中村耕一
佐藤竹善
Candee (高尾のぞみ)
J-WALK
『I feel Coke』
1991年 さわやかになるひととき 楠木勇有行 『さわやかになる、ひととき』
1993年 Lyric Logo 楠木勇有行 『Always Coca-Cola』
ふたりのオルケスタ 久保田利伸 『Always Coca-Cola』
1994年 BOY MEETS GIRL trf 『Always Coca-Cola』
1995年 情熱男・灼熱女(ナツオトコ・ナツオンナ) 永岡昌憲 『夏男。夏女。』
息子 奥田民生 『Always COKE』
1999年 still growin' up globe 『TOUCH THE globe LIVE 2000!篇』
ときめきのリズム 川村結花 『ココロが踊りだす。Live the Moment』
2001年 波乗りジョニー 桑田佳祐 『No Reason』
白い恋人達 桑田佳祐 『No Reason』
2002年 可愛いミーナ 桑田佳祐 『No Reason』
ROCK AND ROLL HERO 桑田佳祐 『No Reason』
影法師 桑田佳祐 『No Reason』
Hot Stuff Donna Summer ダイエットコカコーラ
2003年 永遠のBLOODS KinKi Kids 『No Reason』
ハダシの未来 『No Reason』
2004年 Falling In Love Aerosmith コカ・コーラ C2『よくばり篇』
2005年 Dreamland BENNIE K 『つながる瞬間に。』
2006年 コカ・コーラの唄(スカッとさわやか) クレイジーケンバンド
明石家さんま
KREVA × IBB
『Coke,Please!』
2007年 熱帯夜 RIP SLYME 『music on the Coke Side of Life
(Cokeのきいた音楽を)』
『Coke + iTunesキャンペーン』
2009年 WILD 安室奈美恵 『WILD HEALTH』 コカ・コーラ ゼロ『ワイルドトレーニング篇』
ZERO RIZE 『WILD HEALTH』 コカ・コーラ ゼロ『ワイルドボクササイズ篇』
2010年 Happy Lane Layla Lane 『Boy編』『Girl編』
Break It 安室奈美恵 『WILD HEALTH』 コカ・コーラ ゼロ
2011年 Wonder Woman 安室奈美恵 feat. AI&土屋アンナ 『WILD HEALTH』 コカ・コーラ ゼロ『WILD RACE篇』
ハピネス AI 『ハッピーをあけよう。』 『2011年 クリスマスキャンペーン』
2012年 Born to Be Wild FUZZY CONTROL 『WILD HEALTH』 コカ・コーラ ゼロ 原曲:Steppenwolf
2013年 Chasing The Sun The Canon Logic 『ハッピーをあけよう。』 『ミニフリスビー篇』 原曲:The Wanted
You are My Sunshine Stine J. 『ハッピーをあけよう。』 『OPEN SUMMER篇』
No Limit EXILE 『Zero Limit』 コカ・コーラ ゼロ『ZERO LIMIT篇』
2018年 世界はあなたに笑いかけている Little Glee Monster 『ウチのコークは世界一』 『ウチのコークは世界一』篇
2023年 I feel Coke 水曜日のカンパネラ 「どっちの美味しさが好き?」篇

コンピレーション・アルバム[編集]

1991年以前のCMソングは「コカ・コーラCMソング集 1962-89」(2005年)、「コカ・コーラCMソング集 Super More」(2006年)という2枚のコンピレーション・アルバムにまとめられている。

発売日 タイトル 規格品番 発売元
2005年3月24日 コカ・コーラCMソング集 1962-89 GNCP-1005 ジェネオンエンタテインメント
2006年3月24日 コカ・コーラCMソング集 Super More GNCP-1014

キャッチコピー[編集]

ほとんどが日本国内で独自に考案されているが、英文コピーの中には本国アメリカでも高い評価を受けたものが多い。

  • 1962年-1969年 「スカッとさわやかコカ・コーラ」 - このコピー自体が商標登録されている(第1620406号)。
  • 1970年 「新世界 Big New Life」
  • 1971年 「The Real Life」
  • 1972年 「The Real Life」「このひととき、コークの世界」
  • 1973年-1974年 「コカ・コーラ うるおいの世界」
  • 1975年 「スカッとさわやかコカ・コーラ」
  • 1976年-1980年 「Come on in Coke」
  • 1981年-1984年 「Yes Coke Yes」
  • 1985年-1986年 「Coke is it!」- ニュー・コーク発売の際に世界共通のキャッチコピーとして使用。
  • 1987年-1990年 「I feel Coke」
  • 1991年-1992年 「さわやかになる、ひととき。」
  • 1993年-1998年 「Always Coca-Cola」
  • 1999年 「Live the Moment ココロが踊りだす」「Always Coca-Cola」
  • 2000年 「Tsu・Na・Ga・Ru Coca-Cola」
  • 2001年-2002年 「ココロが求めてる」「No Reason Coca-Cola」
  • 2003年 「リクツじゃ、ないんだ」「No Reason Coca-Cola」
  • 2004年 「Special Magic」
  • 2005年 「つながる瞬間(とき)に。Coca-Cola」(スポンサークレジット用のキャッチとしては「人と人をうるおすコカ・コーラ」)
  • 2006年 「Coke,please! - スカッとさわやかコカ・コーラ」
  • 2007年〜 「the Coke Side of Life(Cokeのきいた人生を)」 - 世界共通のコピーを使用。
  • 2017年 「赤は、おいしさのしるし。」 - パッケージのリニューアルとゼロ飲料のパッケージに赤を取り入れた事で赤はコカ・コーラのイメージカラーであると認識させた。

(^^)検索[編集]

コカ・コーラのテレビCMの中で、CMの最後にインターネットの検索窓を模した枠のなかに「(^^)」と表示され、検索ボタンがクリックされる映像が含まれたものがある。これは、検索の際には顔文字「(^^)」を使用するよう促しているものであった。

「Grand Theft Auto」酷似CM[編集]

2006年に、アメリカのコカ・コーラのCMでゲームソフト「Grand Theft Auto」(GTA) のゲーム画面にそっくりのCMが放映され、その動画がYouTubeにアップされることで日本でも視聴可能となった。CMの内容があまりにもGTAとかけ離れた平和的かつフレンドリーな描写になっており、視聴者の笑いを誘った。なお、一部のシーンにはGTA的な要素(クルマのドライバーを強制的に降ろす、向かってきた男からバッグをひったくるなど)も見受けられる。このCMは2007年から日本でも、コカ・コーラ公式サイトでアメリカ放映版がそのまま視聴できた他、テレビCMでは30秒に編集され「いい人のフリ? それとも、ホントにいい人?」編として放送された。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当時の日本は、第一次世界大戦で疲弊したヨーロッパに代わって、世界一のクリスマス用品生産国となっていた。
  2. ^ 90年代後半までは地域のボトリング会社の名前が記載されていたが、それ以降は一部が「コカ・コーラナショナルセールス(株)」となっていた。

出典[編集]

  1. ^ a b 「コカ・コーラ」ではなく「コカ・コーラ」?間違えやすい企業や商品の「正式名称」調べてみた おたくま経済新聞 2023/4/27 10:14
  2. ^ 『大事典desk』1983年講談社
  3. ^ a b 船山信次『<麻薬>のすべて』講談社現代新書、2011年、105頁。ISBN 978-4-06-2880978 
  4. ^ コーラについて、歴史や作り方、材料などが分かる児童書が読みたい。”. レファレンス協同データベース. 2023年12月31日閲覧。
  5. ^ Liebowitz, Michael, R. (1983). The Chemistry of Love. Boston: Little, Brown, & Co.
  6. ^ a b ウィリアム・パウンドストーン「コカ・コーラの堅いガードをかいくぐる」『大秘密 噂・都市伝説・憶測の真相あばきます』田村義進訳、2001年ハヤカワ文庫、42 - 78頁。
  7. ^ 「コカ・コーラ」の名前はコカインのコカからついたと聞いたのですが、本当ですか?”. 2023年7月3日閲覧。
  8. ^ ナショナルジオグラフィックチャンネル (2011年2月15日). “世界の巨大工場3 コカ・コーラ (Coca-Cola)”. ナショナルジオグラフィックチャンネル. 2011年3月17日閲覧。
  9. ^ a b William Lee Adams (2011年2月15日). “Is This the Real Thing? Coca-Cola's Secret Formula 'Discovered'” (英語). タイム. 2011年2月16日閲覧。
  10. ^ The Recipe” (英語). This American Life (2011年2月11日). 2011年2月16日閲覧。
  11. ^ “企業秘密のコカ・コーラのレシピ、流出分は「本物と違う」”. ニューヨーク: ロイター. (2011年2月16日). http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-19570020110216 2011年2月17日閲覧。 
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  28. ^ 綾瀬はるか、透明感溢れるさわやか新CMが話題! | Qetic
  29. ^ 「コカ・コーラ ゼロ」3年ぶりのTVCMに菅田将暉さんが初登場!4月13日(土)から全国で放映開始 日本コカ・コーラ、2019年04月11日

参照[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]