サウスウェーブ号

成田空港交通(現在の車両)
成田空港交通(現在の車両)
和歌山バス(現在の車両)
和歌山バス(現在の車両)

サウスウェーブ号(サウスウェーブごう)は、千葉県千葉市和歌山県和歌山市を結ぶ予約指定制の夜行高速バス路線である。和歌山バス成田空港交通共同運行

概説[編集]

幕張新都心東京ディズニーリゾート (TDR) ・東京都心・横浜・和歌山を結ぶ。東京及び大阪の2大都市を起終点とせず、両大都市の周辺都市同士を直通する特徴を持ち、鉄道・バス結節も重視した停留所設定となっている。なお大阪市には乗り入れない。京葉道路首都高速道路湾岸線東名高速道路東名阪自動車道西名阪自動車道阪和自動車道を経由する。

かつては神奈川中央交通 (横浜 - 和歌山系統)、南海電気鉄道 (千葉 - 和歌山系統)、京成バス(子会社の成田空港交通に移管)も担当していた。

運行経路[編集]

海浜幕張駅 - 西船橋駅 - 東京ディズニーシー - 東京ディズニーランド - 京成上野駅 - 横浜 (YCAT) ⇔ 堺東駅前 - 堺駅前 - 泉ヶ丘駅 - JR和歌山駅 - 南海和歌山市駅

開放休憩(乗客も車外に出られる休憩)は長らくなかったが、2023年現在では海老名SA(和歌山方面行き)と香芝SA(千葉方面行き)で行われるようになった(他のSA・PAでの停車は乗務員交代と車両点検のみ)。

廃止された停留所[編集]

沿革[編集]

  • 1989年平成元年)12月22日 - 横浜 - 和歌山線運行開始[1]。神奈川中央交通と和歌山バスの共同運行[1]
  • 1991年(平成3年)8月8日 - 千葉 - 和歌山線運行開始[2]。京成電鉄、南海電気鉄道、和歌山バスの共同運行[2]
  • 1995年(平成7年)4月1日 - 横浜 - 和歌山線が大阪府の泉北ニュータウン(泉ヶ丘駅)乗り入れを開始する。
  • 1998年(平成10年) - 千葉系統と横浜系統を統合、神奈川中央交通と南海電気鉄道が撤退(同時に堺市内の堺駅堺東駅への立ち寄りを開始)。
  • 2001年(平成13年)9月3日 - 東京ディズニーシー経由に変更。
  • 2002年(平成14年)9月17日 - 東京テレポート駅乗り入れ開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月16日 - 京成バスが運行をグループ子会社の成田空港交通へ移管(予約扱い等は京成高速バス予約センターが継続)。
    • 10月1日 - 京成上野駅乗り入れを開始し、東京テレポート駅を経由しなくなる。堺市内(堺駅、堺東駅、泉ヶ丘駅)からの運賃を値下げ。
  • 2012年(平成24年)8月 - 和歌山バス便にプレミアムシートのついた新車が導入される。

使用車両[編集]

和歌山バスは原則として三菱ふそう・エアロエースハイデッカー独立3列シート車が使用される。成田空港交通は原則として日野・セレガハイデッカー独立3列シート車が使用され、多客期の続行便は三菱ふそう・エアロバスを使用する。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b “4高速バスを免許 運輸省 TDL~大阪間など”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年12月20日) 
  2. ^ a b “7社の高速バス3路線 運審 軽微事案に認定”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1991年8月1日) 

外部リンク[編集]