シデリアン

地質時代区分
(原生代)
顕生代
原生代 新原生代 エディアカラン
クライオジェニアン
トニアン
中原生代 ステニアン
エクタシアン
カリミアン
古原生代 スタテリアン
オロシリアン
リィアキアン
シデリアン
太古代(始生代)
冥王代

シデリアン(Siderian; PP1)は地質時代古原生代の最初の新太古代の終わりからリィアキアンの始まりまでの25億〜23億年前にあたる。層位学的にではなく時間計測的に定義された。紀名はギリシャ語で「」を意味するsiderosに因む。日本語名は決定されていないが中国語の漢字表記では「成铁纪」(成鉄紀)となる。

出来事[編集]

豊富な縞状鉄鉱層(BIFs)は紀の前期にピークに達した。BIFsは嫌気性藻類の排出した酸素と結合して磁鉄鉱(Fe3O4酸化鉄)となって形成された。この過程で鉄が海洋から除去されて、緑がかった海ではなくなったと考えられる。最終的に酸素は海洋に溶けきれずに今日のような酸素が豊富な大気を生み、ヒューロニアン氷期として知られる大酸化イベント英語版を引き起こした。

ヒューロニアン氷期は24億年前のシデリアンに始まり、リィアキアン後期の21億年前に終わった。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • Siderian Period”. GeoWhen Database. 2006年1月5日閲覧。
  • 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月15日閲覧。