ジェントルメン (ドラマ)

ジェントルメン
ジャンル アクション・コメディ英語版
原案 ガイ・リッチー
構成
  • ガイ・リッチー
  • Matthew Read
出演者
音楽 Christopher Benstead
国・地域
  • United States
  • United Kingdom
言語 English
シーズン数 1
話数 8
製作
製作総指揮
プロデューサー Hugh Warren
製作
  • Moonage Pictures
  • Miramax Television
放送
放送チャンネルNetflix
放送期間2024年3月7日 (2024-03-07) - 放送中
番組年表
関連番組ジェントルメン (映画)
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ジェントルメン』(原題:The Gentlemen)は、Netflix製作、ガイ・リッチー監督による2024年開始のテレビドラマシリーズ。

同監督の2019年の同名映画『ジェントルメン』のスピンオフ作品であり、家を継いだ由緒正しい公爵家の次男が、父が行っていた裏稼業の麻薬ビジネスに巻き込まれるアクション・コメディ英語版。主人公のエディをテオ・ジェームズ、公爵家を闇ビジネスに巻き込んだ女犯罪者スージーをカヤ・スコデラリオが演じる。

あらすじ[編集]

現代イギリス。豪邸と15,000エーカーの地所を持つイギリスでも指折りの老貴族ハルステッド公爵が病気で亡くなる。その爵位と財産は遺言書により、出来の悪い長男フレディではなく、イギリス軍に所属し家を空けていた次男エドワード・"エディ"・ホーニマンが相続することに決まった。突然のことに驚くエディであったが、公爵家は不動産はあっても現金は少ないこと、期待が外れた兄フレディの乱行などに頭を悩ます。さらにはフレディが家を継いだら返すつもりで、麻薬ディーラーで闇社会の有力者ディクソン兄弟から800万ポンドもの借金を抱えていたことが発覚する。そんな中、エディは家の金庫に大量の謎の現金があることに気づく。また、父のビジネスパートナーであったという謎の若い女スージー・グラスの接触を受ける。実はグラス家はイギリス国内の麻薬ビジネスの大物であり、先代ハルステッド公爵は密かに彼らに地所を貸して、大麻工場で莫大な利益をあげていたのであった。スージーはビジネスの契約延長を望むが、エディは兄の問題を解決し、闇ビジネスとも手を切る方法を考える。その矢先、フレディは自分勝手な行動でさらに事態を悪化させたために、結局エディはスージーを頼らざるを得なくなる。

エディは円満な方法で将来的に手を切ることを予告しつつ、スージーと闇ビジネスに関わり、才能を開花させていく。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替。

製作[編集]

2019年の映画『ジェントルメン』の監督・脚本であるガイ・リッチーは、2020年にこの映画のスピンオフとなるテレビドラマシリーズを企画した[1]。パイロット版の脚本にあたってはリッチーとマシュー・リードが共同で行った。その後、ウィル・グールドとともにMoonage社も製作に関わり、最終的にNetflixと正式に契約を結んだ[2][3]テオ・ジェームズカヤ・スコデラリオといった主要キャストは、撮影開始の前週に発表され[3][4]

制作はロンドンとバドミントンハウスで2022年11月から2023年6月にかけて行われた[5][6][7]。 撮影はロングクロス・スタジオとウェストロンドン・フィルムスタジオで行われ、屋外ロケもなされた[8]

そして本作は2024年3月7日にNetflixで公開が始まった[9]

評価[編集]

レビュー集計サイト「Rotten Tomatoes」では63件のレビューを基に71%の支持、平均評価は7.6/10となっている。同サイトの批評コンセンサスでは「しっかりとスーツを着こなしたキャストたちによって見るべき価値がある。ガイ・リッチー監督の原作映画から綺麗に物語を広げたわけではないが、単体で楽しめるだけの勢いがある」[10]Metacriticでは、25人の批評家を基に100点満点中67点の加重平均スコアを獲得しており、「全般的に好意的な評価」としている[11]

テレグラフ紙のアニタ・シンは、5つ星中3つ星とし「ガイ・リッチーのケイパーものに求められるものは揃っている」と評した[12]。 ガーディアン紙のルーシー・マンガンも5つ星中3つ星とし「血が飛び散り、詰め込まれたバカげた物語にあふれてる」と述べ、リッチー監督ファンであれば見るべきだと評した[13]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ The Gentlemen TV Series Based On Guy Ritchie's Movie In Works At Miramax With Ritchie Writing & Directing”. Deadline Hollywood. Penske Media Corporation (2020年10月1日). 2020年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月3日閲覧。
  2. ^ The Gentlemen: Guy Ritchie TV Series Based On His Film From Miramax TV Eyes Netflix Greenlight”. Deadline Hollywood. Penske Media Corporation (2022年3月11日). 2022年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月4日閲覧。
  3. ^ a b Martin, Annie (2022年11月3日). “Reports: Theo James to star in The Gentlemen series at Netflix” (英語). UPI. United Press International. オリジナルの2022年11月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221103174035/https://www.upi.com/Entertainment_News/TV/2022/11/03/Theo-James-Gentlemen-series-Netflix/4911667495956/ 2022年11月3日閲覧。 
  4. ^ Guy Ritchie's The Gentlemen Netflix Series Sets Main Cast, Including Giancarlo Esposito, Kaya Scodelario, Vinnie Jones”. Variety (2022年11月4日). 2023年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月4日閲覧。
  5. ^ Guy Ritchie begins filming The Gentlemen in London”. KFTV.com (2022年11月7日). 2023年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月7日閲覧。
  6. ^ Ritman, Alex (November 11, 2022). Guardians of the Galaxy Star Alexis Rodney Joins Guy Ritchie's Netflix Series The Gentlemen (Exclusive). PMRC. オリジナルのDecember 9, 2022時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221209072146/https://www.hollywoodreporter.com/tv/tv-news/the-gentlemen-alexis-rodney-netflix-guy-ritchie-1235260094/ 2022年11月12日閲覧。 
  7. ^ What's filming in London this month? - June 2023” (英語). Film London (2023年6月7日). 2023年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月2日閲覧。
  8. ^ London On-Screen: March 2024” (英語). Film London (2024年3月6日). 2024年3月31日閲覧。
  9. ^ Guy Ritchie's The Gentlemen TV series gets release date”. Digital Spy. Hearst Communications (2024年2月12日). 2024年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月12日閲覧。
  10. ^ "The Gentlemen: Season 1". Rotten Tomatoes. 2024年3月20日閲覧
  11. ^ "The Gentlemen: Season 1". Metacritic. 2024年3月17日閲覧。
  12. ^ Anita Singh (2024年3月7日). “The Gentlemen, review: everything you want from a Guy Ritchie caper – lock, stock and barrel”. The Telegraph. https://www.telegraph.co.uk/tv/2024/03/07/the-gentlemen-netflix-tv-review-guy-ritchie-theo-james/ 2024年3月8日閲覧。 
  13. ^ The Gentlemen review – a daft Guy Ritchie story, spattered with blood”. The Guardian (2024年3月7日). 2024年3月31日閲覧。

外部リンク[編集]