ジョニー・バーベイト

ジョニー・バーベイト
Johnny Barbato
ピッツバーグ・パイレーツ時代
(2017年6月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州マイアミ
生年月日 (1992-07-11) 1992年7月11日(31歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
231 lb =約104.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト6巡目
初出場 MLB/ 2016年4月5日
NPB/ 2019年4月2日
最終出場 MLB/ 2018年6月22日
NPB / 2019年8月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョニー・エドワード・バーベイトJohnny Edward Barbato, 1992年7月11日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入りとパドレス傘下時代[編集]

2010年MLBドラフト6巡目(全体184位)でサンディエゴ・パドレスから指名され、プロ入り。

2011年に傘下のA-級ユージーン・エメラルズ英語版でプロデビュー。15試合(先発13試合)に登板して1勝4敗、防御率4.89、50奪三振を記録した。

2012年はA級フォートウェイン・ティンキャップス英語版でプレーし、48試合に登板して6勝1敗3セーブ、防御率1.84、84奪三振を記録した。

2013年はA+級レイクエルシノア・ストーム英語版でプレーし、49試合(先発7試合)に登板して3勝6敗14セーブ、防御率5.01、89奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズ英語版に所属した。

2014年はAA級サンアントニオ・ミッションズでプレーし、6月上旬までに27試合に登板して2勝2敗16セーブ、防御率2.87、33奪三振を記録したが、6月10日に右ひじを故障して残りシーズンを全休した[1]

ヤンキース時代[編集]

2014年12月29日にショーン・ケリーとのトレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[2]

2015年は傘下のAA級トレントン・サンダーとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーし、2球団合計で40試合に登板して6勝2敗3セーブ、防御率2.67、70奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[3]

2016年はメジャーの開幕25人枠入りし、4月5日のヒューストン・アストロズとのシーズン開幕戦でメジャーデビュー[4][5]。この年メジャーでは13試合に登板して1勝2敗、防御率7.62、15奪三振を記録した。

2017年はヤンキースでの登板は無く、4月12日にDFAとなった[6]

パイレーツ時代[編集]

2017年4月17日に後日発表選手[注 1]とのトレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[8]。この年は24試合に登板して0勝1敗、防御率4.08、23奪三振を記録した。

2018年1月4日にDFAとなった[9]

タイガース時代[編集]

2018年1月11日にウェイバー公示を経てデトロイト・タイガースへ移籍した[10]。この年は7試合に登板して防御率12.15、2奪三振を記録した。9月11日にDFAとなり、13日に40人枠外、オフの11月2日にFAとなった[11]

日本ハム時代[編集]

2018年12月20日、NPB北海道日本ハムファイターズと契約した[12]

2019年はわずか15試合の登板、2勝2敗1ホールド、防御率5.63の成績にとどまった。同年限りで退団した[13]

日本ハム退団後[編集]

2020年1月27日に独立リーグであるアトランティック・リーグサマセット・ペイトリオッツと契約した。しかしリーグが開催中止となったため、選手の受け皿として期間限定で活動した他の独立リーグでプレーした[14]

2021年は、北米独立リーグであるアメリカン・アソシエーションリンカーン・ソルトドッグスと契約した[15]。6月3日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[11]。オフの11月7日にFAとなった[11]

2022年4月21日にアトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズ英語版と契約したが[11]、登板の機会がないまま、7月24日に現役引退が発表された[11]

投球スタイル[編集]

フォーシームスライダーカーブのコンビネーションで投げるパワーピッチャー。一番の武器はスライダーであり、右打者には抜群の強さを誇る[16]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2016 NYY 13 0 0 0 0 1 2 0 0 .333 57 13.0 13 2 5 0 2 15 0 0 11 11 7.62 1.38
2017 PIT 24 0 0 0 0 0 1 0 1 .000 130 28.2 25 4 18 0 2 23 1 0 13 13 4.08 1.50
2018 DET 7 0 0 0 0 0 0 0 2 ---- 36 6.2 11 3 5 1 1 2 2 0 9 9 12.15 2.40
2019 日本ハム 15 4 0 0 0 2 2 0 1 .500 147 32.0 35 5 21 1 1 22 1 0 23 20 5.63 1.75
MLB:3年 44 0 0 0 0 1 3 0 3 .250 223 48.1 49 9 28 1 5 40 3 0 33 33 6.14 1.59
NPB:1年 15 4 0 0 0 2 2 0 1 .500 147 32.0 35 5 21 1 1 22 1 0 23 20 5.63 1.75

記録[編集]

NPB投手記録

背番号[編集]

  • 26(2016年)
  • 51(2017年 - 同年途中、2018年)
  • 53(2017年途中 - 同年終了)
  • 33(2019年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2017年6月14日にマット・フラウリーと発表されている[7]

出典[編集]

  1. ^ Billy Witz (2016年4月26日). “Arm Woes Are Drawback of the Yankees’ Fast Pitches” (英語). The New York Times. 2019年2月16日閲覧。
  2. ^ Padres acquire RHP Shawn Kelley from New York Yankees in exchange for RHP Johnny Barbato” (英語). MLB.com (2014年12月29日). 2019年2月10日閲覧。
  3. ^ Bryan Hoch (2015年11月20日). “Yanks add Barbato, Davis, Gamel to 40-man” (英語). MLB.com. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ Houston Astros at New York Yankees Box Score, April 5, 2016” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年2月10日閲覧。
  5. ^ ちなみにこの試合で先発していたのは田中将大投手であった
  6. ^ Steve Adams (2017年4月12日). “Yankees Designate Johnny Barbato, Select Jordan Montgomery’s Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年2月10日閲覧。
  7. ^ Steve Adams (2017年6月14日). “Yankees Acquire Matt Frawley From Pirates” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年2月10日閲覧。
  8. ^ Adam Berry (2017年4月17日). “Pirates acquire reliever Barbato from Yankees” (英語). MLB.com. 2019年2月10日閲覧。
  9. ^ Adam Berry (2018年1月4日). “Pirates claim former 2013 Draft pick Carle” (英語). MLB.com. 2019年2月10日閲覧。
  10. ^ Anthony Fenech (2018年1月11日). “Detroit Tigers claim Johnny Barbato off waivers from Pittsburgh Pirates” (英語). Detroit Free Press. 2019年2月10日閲覧。
  11. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2022年7月29日閲覧。
  12. ^ 日本ハムが右腕バーベイト獲得「ローテ一角」と期待”. 日刊スポーツ (2018年12月20日). 2019年2月10日閲覧。
  13. ^ 日本ハム ハンコック、バーベイト2投手の退団発表”. スポーツニッポン (2019年10月11日). 2021年6月25日閲覧。
  14. ^ https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=barbat001joh
  15. ^ ‘DOGS ADD CATCHER, BULLPEN DEPTH”. Lincoln Saltdogs (2021年3月2日). 2021年5月22日閲覧。
  16. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、85頁頁。ISBN 978-4-331-52084-0 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]