スポーツ無敗記録一覧

スポーツ無敗記録一覧(スポーツむはいきろくいちらん)とは、スポーツで達成された無敗記録の一覧である。個人による生涯無敗記録、連続無敗記録、チームによる無敗記録を掲載している。

ここでは、将棋囲碁などのマインドスポーツの記録についても記述している。自称「○○戦無敗」といった検証できないものは掲載していない。

表では、2人(2チーム)対戦型ではない競技については競技名に*を付している。

生涯無敗記録[編集]

生涯無敗記録
対戦 選手名 競技 戦績 備考
54戦 キンチェム(競走馬) 競馬* 54勝 1戦は同着後決勝戦を勝利
52戦 リカルド・ロペス ボクシング 51勝無敗1分
50戦 フロイド・メイウェザー・ジュニア 50勝無敗 ボクシング初の無敗のまま5階級制覇達成
49戦 ロッキー・マルシアノ 49勝無敗 ヘビー級、ボクシング初の引き分け無しの無敗
46戦 ジョー・カルザゲ 46勝無敗
42戦 那須川天心 キックボクシング 42勝無敗 無敗のままキックボクシング引退
34戦 スベン・オットケ ボクシング 34勝無敗 プロのみの成績。無敗のまま引退
32戦 アンドレ・ウォード 32勝無敗
31戦 ハリー・サイモン 31勝無敗
28戦 ミハエル・ロエベ 28勝無敗
29戦 ハビブ・ヌルマゴメドフ 総合格闘技 29勝無敗 無敗のまま引退。総合格闘技史上最長の無敗記録。
27戦 エドウィン・バレロ ボクシング 27勝無敗 ボクシング初のすべてKO勝利。無敗のまま死亡
27戦 テリー・マーシュ 26勝無敗1分
24戦 レイラ・アリ 24勝無敗
24戦 ピチット・シスパンプラチャン 24勝無敗
22戦 ナターシャ・ラゴシーナ 22勝無敗
21戦 琴天山 相撲 21勝無敗 序ノ口、序二段、三段目。前相撲を含めると24戦
20戦 ディミトリー・ピログ ボクシング 20勝無敗
18戦 金知元 16勝無敗2分
17戦 ジゼール・サランディ 17勝無敗 無敗のまま死亡
17戦 ルシア・ライカ 17勝無敗
8戦 王亜男 8勝無敗
6戦 ニコラ・アダムズ 5勝無敗1分

個人の連勝・連続無敗記録[編集]

個人の連勝・連続無敗記録
対戦 選手名 競技 戦績 備考
555戦 ジャハーンギール・カーン スカッシュ 555勝 スポーツ全般のギネス世界記録
470戦 エステル・フェルヘール 車いすテニス 470勝 継続したまま引退
312戦 パウエル・ナツラ 柔道 312勝
267戦 ASUKA プロレス 267勝 WWENXT含む)での記録。
268戦目にシャーロットに敗北[1]
206戦 吉田沙保里 レスリング 206勝 個人戦のみ。五輪世界選手権16連覇。
リオ五輪決勝で敗れる ※この間、団体戦で2度敗れる
192戦 沢松和子 テニス 192勝 国内大会のみ
173戦 ゴールドバーグ プロレス 173勝 シングル戦の記録
1997年6月24日から1998年12月27日まで
174戦目にケビン・ナッシュに敗北[2][3][4]
122戦 エドウィン・モーゼス 陸上* 122勝 400mハードル
90戦 フリオ・セサール・チャベス ボクシング 89勝1分け 89連勝、91戦目で初黒星
83戦 王濛 ショートトラック* 83勝 500mでの記録
69戦 双葉山定次 相撲 69勝 年2場所制[5]。平幕から横綱にかけての記録。
70戦目で安藝ノ海に敗れる
56戦 カマレロ(競走馬) 競馬* 56勝
53戦 ヤルマール・アンデルセン英語版 スピードスケート 53勝 5000mでの記録
47戦 趙浩成 競輪*(韓国) 47勝 韓国競輪における最多連勝記録。
41戦 李昌鎬 囲碁(韓国) 41勝 韓国棋院における最長記録。
42戦 那須川天心 キックボクシング 42勝 無敗のままボクシング転向。
40戦 内村航平 体操* 40勝 個人総合での連続優勝記録。
国内外の大会で2008年から2017年までの9年間。
2017年世界選手権で負傷棄権し記録が途切れた[6]
37戦 彦坂郁雄 競艇* 37勝 1970年3月22日~4月22日
須田一二三 競輪* 37勝 現行の特別進級(特進)制度施行前の記録。
特別進級(特進)制度施行後の最多記録は、
坂本勉の35連勝。
34戦 児玉碧衣 ガールズケイリン* 34勝 2021年7月29日 - 12月17日
33戦 ヘナン・バラオン 総合格闘技 32勝1無効試合 2005年5月13日 - 2014年5月24日
29戦 坂田栄男 囲碁 29勝 プロのみの成績
藤井聡太 将棋 29勝 プロ公式戦のみの成績。
プロデビューからの連勝記録も同時更新。
25戦 ヴィルヘルム・シュタイニッツ チェス 25勝
15戦 中村雅人 オートレース* 15勝
13戦 ネイサン・チェン フィギュアスケート* 13勝 2018年3月24日 - 2021年10月24日、個人戦のみ
エフゲニア・メドベージェワ 13勝 2015年12月13日 - 2017年11月12日、個人戦のみ
11戦 バイロン・ネルソン ゴルフ* 11勝 PGAツアー
10戦 リチャード・ペティ NASCAR* 10勝
カトリン・ドーレ マラソン* 10勝
高梨沙羅 スキージャンプ* 10勝 ワールドカップ個人戦(2015/2016シーズン)。
マックス・フェルスタッペン F1* 10勝 2023年マイアミグランプリ-2023年イタリアグランプリ

参考 団体競技において個人に記録される勝敗についての無敗記録 試合数と勝敗の合計は一致しない

個人の連勝・連続無敗記録
対戦 選手名 競技 戦績 備考
235戦 柴田佳主也 野球 4勝1S 連続登板機会無敗のプロ野球記録。継続のまま引退
1997年2004年
32戦 ジェリー・チーバーズ英語版 アイスホッケー 24勝 NHLゴーリー記録。
1971年1972年

チームの連勝・連続無敗記録[編集]

チームの連勝・連続無敗記録
対戦 チーム名 競技 戦績 備考
376戦 日本体育大学 水球 376勝 男子。1974-1994年の21年間
331戦 天理大学 フィールドホッケー 331勝 男子関西学生リーグ。1967-1992年の26年間
289戦 函館大学 ハンドボール 287勝2分 男子北海道学生リーグ。1986年-2015年の30年間
258戦 日紡貝塚 バレーボール 258勝 1959-1966年の8年間。
ニチボー貝塚258連勝の戦績一覧も参照
171戦 日紡平野 バスケットボール 171勝 女子・国内公式戦。1965-1968年の4年間
145戦 関西学院大学 アメリカンフットボール 145勝 関西学生リーグ。1948-1976年の28年間。
1948年のプレーオフの敗戦は除く
133戦 中京大学 ラグビー 133勝 東海学生リーグ。1983-2002年の20年間
108戦 ASECミモザ サッカー 108勝 コートジボワールリーグ。1989-1994年の6年間
84戦 キューバ代表 野球 84勝 国際大会。1991年7月12日-1997年8月9日の6年間[9]
46戦 早稲田大学高等学院 アメリカンフットボール 46勝1分 公式戦。2010年春季大会〜2013年春季大会までの3年間
39戦 帝京大学 ラグビー 38勝1分 全国大学ラグビーフットボール選手権大会
2009-2018年の9年間
35戦 フィラデルフィア・フライヤーズ アイスホッケー 25勝10分 NHL。1979-1980年の2年間
30戦 日本大学 自転車* 30勝 大学対抗・男子。1983-2012年の30年間
25戦 東京女子体育大学 新体操* 25勝 全日本新体操選手権大会。1986-2009年の25年間
13戦 日本体育大学 体操* 13勝 女子 東日本学生選手権。1967-1979年13年間
13戦 日本体育大学 体操* 13勝 男子 東日本学生選手権。1987-1998年13年間

脚註[編集]

  1. ^ アスカのWWE連勝記録が267でストップ…レッスルマニアでシャーロットに完敗”. スポーツ報知 (2018年4月9日). 2023年4月27日閲覧。
  2. ^ Conner, Floyd (2000). “Gridiron Grapplers”. Football's Most Wanted (1st ed.). Washington, D.C.: Potomac Books. ISBN 978-1-57488-309-1. https://books.google.co.uk/books?id=2j_Fr_2FiwYC&pg=PT45&dq=%22Bill+Goldberg%22+%22winning+streak%22&hl=en&ei=OnemTr62IMGZ8QOn3vnDDw&sa=X&oi=book_result&ct=result#v=onepage&q=%22Bill%20Goldberg%22%20%22winning%20streak%22&f=false 2011年10月25日閲覧。 
  3. ^ WWE alumni profile”. WWE. 2012年2月15日閲覧。
  4. ^ Goldberg, Bill; Goldberg, Steve (2000). I'm Next: The Strange Journey of America's Most Unlikely Superhero (1st ed. ed.). New York: Crown Publishers. p. 56. ISBN 0-609-60780-4. "From my first appearance on TV, I won 173 straight matches before suffering my first loss a year and three months later." 
  5. ^ 1936年1月場所7日目-1939年1月場所3日目。場所日数は、1936年1月場所-1937年1月場所は11日制、1937年5月場所-1939年1月場所は13日制。
  6. ^ “内村航平 9年ぶりV逸、連勝記録「40」で止まる”. 日刊スポーツ. (2017年10月3日). https://www.nikkansports.com/sports/news/201710030000280.html 2017年11月13日閲覧。 
  7. ^ 圧倒的な強さを誇ったキューバはどこへ… | ショウアップナイター”. BASEBALL KING (2017年3月16日). 2024年2月18日閲覧。
  8. ^ 日本4連勝、また由伸が常勝キューバ止めた/復刻 - 野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年2月18日閲覧。
  9. ^ 1982年から1997年まで、16年間無敗とする言説[7]は、その期間に出場した全ての大会で優勝した事実との混同である。1980年代後半には予選リーグでの敗戦がいくつかあり、その中には1985年インターコンチネンタルカップでの日本戦も含まれる。
    また、国際試合公式戦で151連勝との言説も見られる。これは1987年パンアメリカン競技大会予選リーグ・アメリカ戦での敗戦から、1997年インターコンチネンタルカップ決勝・日本戦での敗戦までを指す[8]が、実際には1991年インターコンチネンタルカップ予選リーグ・ニカラグア戦で敗れているため、正しくは84連勝である。(オリンピックワールドカップインターコンチネンタルカップパンアメリカン競技大会中央アメリカ・カリブ海競技大会の通算記録)