セリエA (サッカー) 1929-1930

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セリエA
Serie A
シーズン 1929-1930
優勝 アンブロジアーナ(3回目)
降格 パドヴァ
クレモネーゼ
試合数 306
ゴール数 969 (1試合平均3.17)
得点王 イタリアの旗 ジュゼッペ・メアッツァ(31得点)

セリエA 1929-1930は、1898年に創設されてから30回目のイタリアサッカーリーグのトップディビジョンであり、1リーグ制で開催された1回目のシーズンである。前年優勝チームはボローニャ

概要[編集]

セリエA初年度には、1928-1929年シーズンのディヴィジオーネ・ナツィオナーレから18チームが参加した。当初は各グループ(ジローネ)から上位8チームを選出し、合計16チームで争われる予定だった。しかし、ジローネBで8位タイのラツィオナポリのプレーオフが3試合連続引き分けに終わり、同じ頃にジローネAで9位のトリエスティーナが参加を求めたため、最終的にイタリアサッカー連盟のレアンドロ・アルピナーティ会長が3チームの参加を認める決定を下した。

アンブロジアーナ1919-1920年シーズン以来通算3回目のスクデットを獲得した。アンブロジアーナのジュゼッペ・メアッツァが得点王に輝いた。

1929-1930年シーズンのセリエAのクラブ[編集]

チーム名 前年成績 セリエA通算
在籍年数
スクデット
獲得回数[A]
アレッサンドリア ジローネA 3位 1回目
アンブロジアーナ ジローネB 6位 1回目 2回
ボローニャ ジローネB 1位 (C) 1回目 2回
ブレシア ジローネB 2位 1回目
クレモネーゼ ジローネB 7位 1回目
ジェノヴァ1893 ジローネB 4位 1回目 9回
ユヴェントス ジローネB 2位 1回目 2回
ラツィオ ジローネB 8位 1回目
リヴォルノ ジローネA 7位 1回目
ミラン ジローネA 2位 1回目 3回
モデナ ジローネA 6位 1回目
ナポリ ジローネB 8位 1回目
パドヴァ ジローネA 8位 1回目
プロ・パトリア ジローネA 5位 1回目
プロ・ヴェルチェッリ ジローネB 5位 1回目 7回
ローマ ジローネA 3位 1回目
トリノ ジローネA 1位 1回目 1回
トリエスティーナ ジローネA 9位 1回目
  1. ^ 1929-1930年シーズンの参加チーム以外では、カザーレノヴェーゼがスクデットをそれぞれ1回獲得している。また、1926-1927年シーズンはトリノが優勝したが、ユヴェントス戦の八百長疑惑により無効にされた。

順位表[編集]

チーム 出場権または降格
1 アンブロジアーナ (C) 34 22 6 6 85 38 +47 50 ミトローパ・カップ 1930に出場
2 ジェノヴァ1893 34 20 8 6 63 39 +24 48
3 ユヴェントス 34 19 7 8 56 31 +25 45
4 トリノ 34 16 7 11 52 31 +21 39
5 ナポリ 34 14 9 11 61 51 +10 37
6 ローマ 34 15 6 13 73 52 +21 36
6 ボローニャ 34 14 8 12 56 46 +10 36
6 アレッサンドリア 34 14 8 12 55 49 +6 36
9 プロ・ヴェルチェッリ 34 12 9 13 52 60 -8 33
9 ブレシア 34 13 7 14 45 56 -11 33
11 ミラン 34 11 10 13 52 48 +4 32
12 モデナ 34 11 8 15 48 55 -7 30
12 プロ・パトリア 34 12 6 16 46 64 -18 30
14 リヴォルノ 34 12 5 17 51 79 -28 29
15 ラツィオ 34 10 8 16 49 50 -1 28
15 トリエスティーナ 34 11 6 17 42 59 -17 28
17 パドヴァ (R) 34 11 4 19 52 78 -26 26 セリエB 1930-1931へ降格
18 クレモネーゼ (R) 34 4 8 22 31 83 -52 16

出典: Italy 1929/30 - RSSSF(英語), フランコ・チェレッティ『セリエAの20世紀』横山修一郎(訳)、ビクターブックス、2000年3月9日、315頁。 
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • フランコ・チェレッティ『セリエAの20世紀』横山修一郎(訳)、ビクターブックス、2000年3月9日。ISBN 4-89389-163-4  67-68、315頁。

外部リンク[編集]