ツインチップ

さまざまなツインチップスキー(奥からバックカントリー用ファットスキー、フリースタイル用スキー2本、手前の短い板2本はスキーボード

ツインチップtwin-tip)とは、スキースノーボードの前端と後端の双方が上に曲がった形状をいう。通常の板と異なり後端も上向きになっているために、後方への滑走(スイッチ)やジャンプ時に後ろ向きの着地がしやすい。ツインチップという名称は、板の双方がチップ(tip、前端)であることから来ている。

歴史[編集]

板の両端が上向きになっている

1970年代にフリースタイルの競技会が開催されるようになり、ツインチップはテレインパークハーフパイプ向けに設計された。スキー市場では1998年にサロモンの1080モデルが成功を収めて以降[1][2]、他のスキーにおいてもツインチップが急速に人気を得、バックカントリースキーテレマークスキーなどでも見られるようになっている。

脚注[編集]

  1. ^ Lisa Richardson (2010年12月9日). “Mike Douglas: Last Man Standing”. SBC Skier Magazine. 2013年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月17日閲覧。
  2. ^ Berne Broudy, Andrew Freeman (2012年5月21日). “The Most Influential Gear of All Time: Salomon 1080 Twin Tip”. OutsideOnline.com. 2013年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月17日閲覧。