テレビ囲碁アジア選手権戦

テレビ囲碁アジア選手権
棋戦の分類 国際
開催概要
開催時期 不定期
初回開催 1989年度(第1回)
持ち時間 なし + 1分 × 10回(考慮時間)
番勝負 一番勝負
優勝賞金 250万円
主催 NHK・KBS・CCTV
記録
現アジア選手権者 申眞諝
最多優勝 武宮正樹李世乭(4回)
最長連覇 武宮正樹(4連覇)
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テレビ囲碁アジア選手権戦(テレビいごアジアせんしゅけんせん、亚洲杯电视围棋快棋赛、TV 바둑 아시아 선수권대회)は、日本中国韓国棋士による囲碁国際棋戦。各国のテレビ局主催の早碁棋戦である日本NHK杯韓国KBS杯中国CCTV杯(招商銀行杯・中信銀行杯・象嶼杯・浙江平湖当湖十局杯)のそれぞれ上位2名に、前回の優勝者(選手権者)を加えた7人でトーナメント戦を行う(第1回は6名)。事実上、早碁の世界一を決める大会となっている。対局の模様は各テレビ局で放送される。

歴代優勝者と決勝戦

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(左が優勝者)

  • 第1回 1989年 武宮正樹(日本) - 小林覚(日本)
  • 第2回 1990年 武宮正樹(日本) - 李昌鎬(韓国)
  • 第3回 1991年 武宮正樹(日本) - 曹大元(中国)
  • 第4回 1992年 武宮正樹(日本) - 曺薫鉉(韓国)
  • 第5回 1993年 依田紀基(日本) - 徐奉洙(韓国)
  • 第6回 1994年 大竹英雄(日本) - 銭宇平(中国)
  • 第7回 1995年 李昌鎬(韓国) - 曺薫鉉(韓国)
  • 第8回 1996年 李昌鎬(韓国) - 劉昌赫(韓国)
  • 第9回 1997年 兪斌(中国) - 王立誠(日本)
  • 第10回 1998年 依田紀基(日本) - 馬暁春(中国)
  • 第11回 1999年 依田紀基(日本) - 李昌鎬(韓国)
  • 第12回 2000年 曺薫鉉(韓国) - 李昌鎬(韓国)
  • 第13回 2001年 曺薫鉉(韓国) - 睦鎮碩(韓国)
  • 第14回 2002年 李昌鎬(韓国) - 曺薫鉉(韓国)
  • 第15回 2003年 周鶴洋(中国) - 三村智保(日本)
  • 第16回 2004年 兪斌(中国) - 宋泰坤(韓国)
  • 第17回 2005年 張栩(日本) - 趙漢乗(韓国)
  • 第18回 2006年 王檄(中国) - 李昌鎬(韓国)
  • 第19回 2007年 李世乭(韓国) - 陳耀燁(中国)
  • 第20回 2008年 李世乭(韓国) - 趙漢乗(韓国)
  • 第21回 2009年 孔傑(中国) - 李世乭(韓国)
  • 第22回 2010年 孔傑(中国) - 結城聡(日本)
  • 第23回 2011年 孔傑(中国) - 白洪淅(韓国)
  • 第24回 2012年 白洪淅(韓国) - 孔傑(中国)
  • 第25回 2013年 井山裕太(日本) - 朴廷桓(韓国)
  • 第26回 2014年 李世乭(韓国)- 河野臨(日本)
  • 第27回 2015年 李世乭(韓国)- 朴廷桓(韓国)
  • 第28回 2016年 李欽誠(中国)- 申眞諝(韓国)
  • 第29回 2017年 羅玄(韓国) - 李世乭(韓国)
  • 第30回 2018年 金志錫(韓国) - 羅玄(韓国)
  • 第31回 2019年 申眞諝(韓国) - 丁浩(中国)

日中テレビ囲碁選手権戦

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テレビ囲碁アジア選手権の前身として、日本と中国の代表1名ずつによる「日中テレビ囲碁選手権戦(NHK・CCTV杯)」が、1985年から88年まで行われた。出場選手は、日本からはNHK杯優勝者、中国からは第2回までは中国囲棋協会推薦棋士、3回からはCCTV杯の優勝者。NHKとCCTVの共同製作。

持ち時間は1手30秒の秒読み、途中1分単位で10回の考慮時間。

成績

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(左が勝者)

  1. 1985年 馬暁春 - 橋本昌二
  2. 1986年 小林光一 - 聶衛平
  3. 1987年 石田芳夫 - 聶衛平
  4. 1988年 銭宇平 - 加藤正夫

日中テレビ碁

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また、この前の1983、84年にも日中対抗の対局がNHKによって行われた。 (左が勝者)

日韓親善対局

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1981年にKBS主催による日韓親善対局が行われ、82年の正月特別番組として放送された。持ち時間は10分、使い切ると1手30秒。

対戦成績(左が勝者)

1985年には韓国文化放送による日韓頂上TV対局が、曺薫鉉と加藤正夫により行われた(曺勝ち)。

各回成績

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第1回 1989年 8月12日 NHK
聶衛平(CCTV杯準優勝) 小林 武宮正樹
徐能旭(KBS杯88年度準優勝)
小林覚(NHK杯準優勝) 小林
馬暁春(CCTV杯優勝)
武宮正樹(NHK杯優勝) 武宮
金熙中(KBS杯87年度準優勝)

(金熙中は韓国KBS杯87、88年度優勝者曺薫鉉が不出場のため代理出場)

第2回 1990年 8月12-15日 NHK
銭宇平(CCTV杯優勝) 武宮正樹
石田芳夫(NHK杯優勝)
李昌鎬(KBS杯優勝)
小林覚
劉小光(CCTV杯準優勝) 武宮
金秀壮(KBS杯準優勝)
武宮正樹(前回優勝)
第3回 1991年 8月27-30日 ソウル市KBS
曹大元(CCTV杯準優勝) 武宮正樹
王銘琬(NHK杯準優勝)
徐能旭(KBS杯準優勝)
馬暁春(CCTV杯優勝)
依田紀基(NHK杯優勝) 依田 武宮
曺薫鉉(KBS杯優勝)
武宮正樹(前回優勝)
第4回 1992年 8月20-23日 NHK
聶衛平(CCTV杯準優勝) 武宮正樹
王立誠(NHK杯準優勝)
曺薫鉉(KBS杯優勝)
趙治勲(NHK杯優勝)
馬暁春(CCTV杯優勝) 武宮
徐能旭(KBS杯準優勝)
武宮正樹(前回優勝)
第5回 1993年 7月27-30日 CCTV
聶衛平(CCTV杯優勝) 依田 依田紀基
加藤正夫(NHK杯準優勝)
依田紀基(NHK杯優勝) 依田
李昌鎬(KBS杯優勝)
徐奉洙(KBS杯準優勝)
馬暁春(CCTV杯準優勝)
武宮正樹(前回優勝)
第6回 1994年 7月20-23日 KBS釜山放送総局
曺薫鉉(CCTV杯優勝) 加藤 大竹 大竹英雄
加藤正夫(NHK杯準優勝)
馬暁春(CCTV杯優勝) 大竹
大竹英雄(NHK杯優勝)
劉昌赫(KBS杯準優勝)
銭宇平(CCTV杯準優勝)
依田紀基(前回優勝)
第7回 1995年 7月10-14日 浦安シェラトングランドトウキョウベイホテル
清成哲也(NHK杯準優勝) 李昌鎬
馬暁春(CCTV杯優勝)
小林覚(NHK杯優勝)
李昌鎬(CCTV杯優勝)
曺薫鉉(KBS杯準優勝)
聶衛平(CCTV杯準優勝)
大竹英雄(前回優勝)
第8回 1996年 5月1-4日 青島海天大飯店
徐奉洙(KBS杯準優勝) 李昌鎬
曹大元(CCTV杯優勝)
趙治勲(NHK杯優勝)
劉昌赫(KBS杯優勝)
小林覚(NHK杯準優勝) 小林
王磊(CCTV杯準優勝)
李昌鎬(前回優勝)
第9回 1997年 5月12-15日 慶州現代ホテル
曺薫鉉(KBS杯優勝) 兪斌
聶衛平(CCTV杯優勝)
鄭壽鉉(KBS杯準優勝)
王立誠(NHK杯優勝)
小林光一(NHK杯準優勝)
兪斌(CCTV杯準優勝)
李昌鎬(前回優勝)
第10回 1998年 8月12-15日 千葉市ホテルニューオータニ幕張
曺薫鉉(KBS杯優勝) 依田紀基
曹大元(CCTV杯優勝)
本田邦久(NHK杯準優勝)
馬暁春(CCTV杯準優勝)
依田紀基(NHK杯優勝) 依田 依田
李昌鎬(KBS杯準優勝)
兪斌(前回優勝)
第11回 1999年 5月26-29日 天津市凱悦飯店
東野弘昭(NHK杯準優勝) 依田紀基
李昌鎬(KBS杯優勝)
劉菁(CCTV杯準優勝) 武宮
武宮正樹(NHK杯ベスト4)
鄭壽鉉(KBS杯準優勝) 依田
常昊(CCTV杯優勝)
依田紀基(前回優勝・NHK杯優勝)
第12回 2000年 5月28-31日 慶州市ホテル・ヒュンダイ
曺薫鉉(CCTV杯優勝) 曺薫鉉
柳時熏(NHK杯ベスト4)
丁偉(CCTV杯優勝)
今村俊也(NHK杯準優勝)
李昌鎬(CCTV杯準優勝)
羅洗河(CCTV杯準優勝)
依田紀基(前回優勝・NHK杯優勝)
第13回 2001年 5月7-10日 静岡県小山町経団連ゲストハウス
胡耀宇(CCTV杯優勝) 曺薫鉉
睦鎮碩(CCTV杯優勝)
李昌鎬(KBS杯準優勝)
趙治勲(NHK杯準優勝)
馬暁春(CCTV杯準優勝)
石田芳夫(NHK杯優勝)
曺薫鉉(前回優勝)
第14回 2002年 5月7-10日 北京市華潤飯店
李世乭(KBS杯準優勝) 李世 李昌 李昌鎬
馬暁春(招商銀行杯優勝)
羽根直樹(NHK杯準優勝) 李昌
李昌鎬(KBS杯優勝)
丁偉(招商銀行杯準優勝)
張栩(NHK杯優勝)
曺薫鉉(前回優勝)
第15回 2003年 9月4-7日 ソウル市メイフィールドホテル
李相勲(KBS杯準優勝) 周鶴洋
王立誠(NHK杯準優勝)
周鶴洋(招商銀行杯優勝)
江鋳久(KBS杯3位)
三村智保(NHK杯優勝) 三村 三村
彭筌(招商銀行杯準優勝)
李昌鎬(前回優勝)
第16回 2004年 5月11-14日 NHK
兪斌(招商銀行杯準優勝) 兪斌
朴炳奎(KBS杯準優勝)
古力(招商銀行杯優勝)
趙治勲(NHK杯準優勝)
宋泰坤(KBS杯優勝)
小林光一(NHK杯優勝)
周鶴洋(前回優勝)
第17回 2005年 6月14-17日 北京市
古力(招商銀行杯準優勝) 依田 張栩
依田紀基(NHK杯準優勝)
趙漢乗(KBS杯準優勝)
劉星(招商銀行杯優勝)
李昌鎬(KBS杯優勝)
張栩(NHK杯優勝)
兪斌(前回優勝)
第18回 2006年 8月8-11日 ソウル市
羅洗河(招商銀行杯優勝) 羽根 王檄
羽根直樹(NHK杯優勝)
李昌鎬(KBS杯優勝)
今村俊也(NHK杯準優勝)
劉昌赫(KBS杯準優勝)
王檄(招商銀行杯準優勝)
張栩(前回優勝)
第19回 2007年 6月11-14日 NHK
陳耀燁(招商銀行杯準優勝) 李世乭
趙治勲(NHK杯優勝)
崔哲瀚(KBS杯準優勝)
朴文尭(招商銀行杯優勝)
李世乭(KBS杯優勝)
結城聡(NHK杯準優勝)
王檄(前回優勝)
第20回 2008年 6月1-4日 北京市
李喆(招商銀行杯準優勝) 李世乭
趙漢乗(KBS杯準優勝)
李昌鎬(KBS杯優勝)
趙治勲(NHK杯準優勝)
謝赫(招商銀行杯優勝)
張栩(NHK杯優勝)
李世乭(前回優勝)
第21回 2009年 6月9-12日 ソウル市メイフィールドホテル
李昌鎬(KBS杯優勝) 孔傑
結城聡(NHK杯優勝)
姜東潤(KBS杯準優勝)
孔傑(招商銀行杯優勝)
武宮正樹(NHK杯準優勝)
周鶴洋(招商銀行杯優勝)
李世乭(前回優勝)
第22回 2010年 6月1-3日 京都市ホテルオークラ別邸粟田山荘
陳耀燁(招商銀行杯優勝) 結城 結城 孔傑
結城聡(NHK杯優勝)
姜東潤(KBS杯準優勝)
古霊益(招商銀行杯準優勝)
李昌鎬(KBS杯優勝)
井山裕太(NHK杯準優勝)
孔傑(前回優勝)
第23回 2011年 6月7-10日 北京市長安大飯店
鍾文靖(招商銀行杯優勝) 孔傑
白洪淅(KBS杯準優勝)
王磊(CCTV杯準優勝)
依田紀基(NHK杯準優勝)
朴廷桓(KBS杯優勝) 山田
山田規三生(NHK杯優勝)
孔傑(前回優勝)
第24回 2012年 8月14-17日 ソウル市メイフィールドホテル
白洪淅(KBS杯準優勝) 白洪淅
連笑(中信銀行杯準優勝)
結城聡(NHK杯優勝)
柁嘉熹(中信銀行杯優勝)
朴廷桓(KBS杯優勝)
羽根直樹(NHK杯準優勝)
孔傑(前回優勝)
第25回 2013年 6月28-30日 東京都ホテルニューオータニ
王檄(中信銀行杯優勝) 井山 井山裕太
李世乭(KBS杯3位)
井山裕太(NHK杯準優勝) 井山
李昌鎬(KBS杯準優勝)
江維傑(中信銀行杯準優勝) 結城
結城聡(NHK杯優勝)
朴廷桓(KBS杯優勝)
第26回 2014年 8月16-19日 北京市長安大飯店
朴廷桓(KBS杯準優勝) 河野 李世乭
結城聡(NHK杯優勝)
李欽誠(中信銀行杯優勝) 河野
河野臨(NHK杯準優勝)
陶欣然(中信銀行杯準優勝)
李世乭(KBS杯優勝)
井山裕太(前回優勝)
第27回 2015年 8月25-28日 ソウル市長安大飯店
李東勲(KBS杯優勝) 李世乭
伊田篤史(NHK杯優勝)
朴廷桓(KBS杯準優勝)
廖行文(選抜戦勝抜き)
楊鼎新(選抜戦勝抜き)
一力遼(NHK杯準優勝)
李世乭(前回優勝)
第28回 2016年 9月2-4日 東京
朴廷桓(KBS杯優勝) 李欽誠
寺山怜(NHK杯準優勝)
申眞諝(KBS杯3位)
羋昱廷(象嶼杯優勝)
張栩(NHK杯優勝) 李欽 李欽
李欽誠(象嶼杯準優勝)
李世乭(前回優勝、KBS杯準優勝)
第29回 2017年 9月15-17日 浙江省平湖市
一力遼(NHK杯準優勝) 一力遼 羅玄 羅玄
張涛(当湖十局杯優勝)
李軒豪(当湖十局杯準優勝) 羅玄
羅玄(KBS杯準優勝)
井山裕太(NHK杯優勝) 李世乭 李世乭
李世乭(KBS杯優勝)
李欽誠(前回優勝)
第30回 2018年5月1-4日 ソウル市
朴廷桓(KBS杯優勝) 金志錫
志田達哉(NHK杯準優勝)
金志錫(KBS杯準優勝)
范蘊若(当湖十局杯準優勝)
井山裕太(NHK杯優勝)
范廷鈺(当湖十局杯優勝)
羅玄(前回優勝)
第31回 2019年6月21-23日 東京都ホテル椿山荘東京
申眞諝(KBS杯3位) 申眞 申眞 申眞諝
許嘉陽(当湖十局杯準優勝)
井山裕太(NHK杯優勝) 申旻
申旻埈(KBS杯優勝)
一力遼(NHK杯準優勝)
丁浩(当湖十局杯優勝)
金志錫(前回優勝)

(申眞諝はKBS杯準優勝の朴廷桓の代わりに出場)

参考文献

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  • 棋道』『囲碁年鑑』日本棋院

関連項目

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外部リンク

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