ディメンテッド・アー・ゴー

ディメンテッド・アー・ゴー
出身地 カーディフ, ウェールズ
ジャンル サイコビリーパンクロック
活動期間 1982-1995, 1996–present
レーベル

Crazy Love Records
People Like You Records (Germany)
Link Records

ID Records
公式サイト [1]
メンバー Sparky (vocals)
Holger
Grischa
Gaybeul

ディメンテッド・アー・ゴー(Demented Are Go!)は、1982年頃ウェールズカーディフで結成されたサイコビリーバンド。

パンクとロカビリーをミックスしたその音楽性は、サイコビリーシーンに非常に影響を与えた。バンド名の由来は「Demon teds are go!」というフレーズで「Thunderbirds are go!」というフレーズを変えたものである。

概要[編集]

ウェールズカーディフで近郊で結成。当初、Mark Phillipsまたは Sparkyがドラム、Ant Thomasがボーカル、Richard Jonesがベース、Steve Jordanがギターを担当していた。ジョーンズの赤い髪とジョーダンの革パンツがトレードマークとなる。1983年初頭、ベテランミュージシャンであるDick Thomasがバンドに参加し、メンバーの入れ替えを開始(Thomasはドラムへ、Phillipsはボーカルへ)。6週間のリハーサルの後、バンド最初のライブはペンアルスのSea Lionで行われたアナーキストバンドのイベントだった。

最初の音源[編集]

1984年のコンピレーションアルバム「Hell's Bent On Rockin」に収録用の2曲をレコーディング。この時点でJonesとJordan Hadは、Gavin EvansとEd Flemingにチェンジされた。これらの音源は、Village Way RecordingのPaul "Doc" Stewartによって共同制作であった。

経歴[編集]

1986年、ファーストアルバム「In Sickness&In Health」をID Recordsから発表、レイ・トンプソンをベースに迎えて24時間以内という早さで録音された。

同年、バンドはロンドンに移ったが、メンバーは通常の仕事に就く。バンドの方向性にフラストレーションを感じていたディックは1987年に脱退。その後、Graeme Grantは、Dickの後任としてLex "Luther" を雇いバンド活動を進めた。

1988年にセカンドアルバム「Kicked Out of Hell」がイギリス国内と海外のインディーチャートで高ランキングを獲得し、ヨーロッパツアーを開始した。この時点で、ボーカルのPhillipsは、LSDやアルコールの依存症を患っていた。GraemeとLuthorは1989年末にバンドを脱退したが、その後すぐにバンドに戻った。

フィリップスの逮捕[編集]

1999年、ライブで訪れていたアメリカ合衆国ニュージャージー州のホテルで、薬物摂取により頭が錯乱し、ライブ会場周囲の森林に火をつけだした。サウンドチェックの後、メンバーは近くのショッピングモールを訪問し、そこでフィリップスは若い女性の尻を触り、痴漢罪で起訴される。メンバーは60000ドルの保釈金を支払うことができず、フィリップスをアメリカに残したまま、メンバーはイギリスへと戻った。1ヶ月の懲役刑、100ドルの罰金を支払った後、フィリップスはイギリスに戻り、バンド活動は再開となる。

脚注[編集]