ドマンタス・サボニス

ドマンタス・サボニス
Domantas Sabonis
リトアニア代表でのサボニス
(2022年)
サクラメント・キングス  No.10
ポジション PF / C
所属リーグ NBA
シュート
基本情報
国籍  リトアニア
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1996-05-03) 1996年5月3日(27歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オレゴン州ポートランド
身長 208cm (6 ft 10 in)
体重 109kg (240 lb)
ウィングスパン 210cm  (6 ft 11 in)[1]
キャリア情報
大学 ゴンザガ大学
NBAドラフト 2016年 / 1巡目 / 全体11位[1]
プロ選手期間 2012年–現在
経歴
2012–2014ユニカハ・マラガ
2012–2013クリニシアス・リンコン英語版
2016–2017オクラホマシティ・サンダー
20172022インディアナ・ペイサーズ
2022サクラメント・キングス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ リトアニアの旗 リトアニア
獲得メダル
男子バスケットボール
リトアニアの旗 リトアニア
ヨーロッパユースオリンピックフェスティバル
金メダル - 1位 2011 トルコ 男子

ドマンタス・サボニスDomantas Sabonis , 1996年5月3日 - )は、リトアニアのプロバスケットボール選手アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド出身。NBAサクラメント・キングスに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはセンター

経歴[編集]

オクラホマシティ・サンダー[編集]

ゴンザガ・ブルドッグス男子バスケットボール部で2シーズンプレーした後、2016年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明。11位でオーランド・マジックから指名された後、ドラフト当日にオクラホマシティ・サンダーとの間でサージ・イバーカを軸とした大型トレードが成立し、サンダーに入団した。

インディアナ・ペイサーズ[編集]

2017-18シーズン[編集]

2017年7月1日、ポール・ジョージとのトレードでビクター・オラディポとともにインディアナ・ペイサーズへ移籍[2][3]。予想もしなかったトレードだったため、サボニスは2017のNBAサマーリーグを欠場しただけでなく、2017年バスケットボール欧州選手権のリトアニア代表チームにも参加しなかった[4]2017-18シーズンブルックリン・ネッツとの開幕戦でデビューを果たし、16得点と7リバウンドを記録してペイサーズは140-131で勝利した[5]。10月29日のサンアントニオ・スパーズ戦で22得点11リバウンドを記録し、チームを97-94で勝利に貢献した[6]。2018年4月8日に行われたシャーロット・ホーネッツ戦でキャリア・ハイとなる30得点を記録、試合はペイサーズが123-117で勝利した[7]

2018-19シーズン[編集]

2018-19シーズン開始前にペイサーズはサボニスのチームオプションを行使したため、残留となった[8]。2018年10月31日のニューヨーク・ニックス戦にて、12本中12本のシュートを沈め、当時キャリアハイの30得点を記録しチームは107-101で勝利した[9]。11月19日のユタ・ジャズ戦では19得点、9リバウンド、キャリアハイの9アシストを記録し、ペイサーズを121-94で勝利に貢献した[10]

2019-20シーズン[編集]

2019-20シーズン開始1日前の10月21日に、ペイサーズと4年7700万ドルで契約を延長した[11][12]。11月1日のクリーブランド・キャバリアーズ戦にて、当時キャリアハイの17リバウンドを記録し、チームは102-95で勝利した[13]。2019年12月、2年連続でリトアニア年間最優秀選手に選ばれた[14]。12月15日のシャーロット・ホーネッツ戦で12試合連続ダブル・ダブルを達成した。この記録で2009年にトロイ・マーフィーが記録した11試合連続を塗り替え、ペイサーズの球団記録となった[15]。2020年1月21日のデンバー・ナゲッツ戦では、22得点、15リバウンド、10アシストのトリプル・ダブルを達成し、リトアニア出身の選手がトリプル・ダブルを記録するのは初の快挙である[16]。1月26日の試合では、27得点、14リバウンド、キャリアハイの11アシストを記録し、自身2回目のトリプル・ダブルを達成した[17]。1月30日時点でサボニスは1試合平均18得点、12.8リバウンド、4.6アシストを記録しており、実績が評価され2020年のNBAオールスターゲームに選出された。オールスターゲームではチーム・レブロンに選ばれ、19分間の出場で2得点と6リバウンドを記録した[18][19]

2020-21シーズン[編集]

このシーズンも主力として活躍し、オールスターウィークエンドのスキルチャレンジで優勝。オールスターゲームにも2年連続で選出された。

サクラメント・キングス[編集]

2022年2月8日にタイリース・ハリバートンバディ・ヒールドトリスタン・トンプソンとのトレードでジェレミー・ラムジャスティン・ホリデー、2023年のドラフト2巡目指名権と共にサクラメント・キングスへ移籍した[20]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBAレギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2016–17 OKC 81 66 20.1 .399 .321 .657 3.6 1.0 .5 .4 1.0 5.9
2017–18 IND 74 19 24.5 .514 .351 .750 7.7 2.0 .5 .4 1.9 11.6
2018–19 74 5 24.8 .590 .529 .715 9.3 2.9 .6 .4 2.2 14.1
2019–20 62 62 34.8 .540 .254 .723 12.4 5.0 .8 .5 2.7 18.5
2020–21 62 62 36.0 .535 .321 .732 12.0 6.7 1.2 .5 3.4 20.3
2021–22 47 46 34.7 .580 .324 .740 12.1 5.0 1.0 .5 3.0 18.9
SAC 15 15 33.6 .554 .235 .743 12.3 5.8 .9 .3 3.0 18.9
2022–23 79 79 34.6 .615 .373 .742 12.3 7.3 .8 .5 2.9 19.1
通算 494 354 29.4 .548 .326 .731 9.7 4.2 .8 .5 2.4 15.1
オールスター 3 0 16.3 .571 --- .500 3.7 .7 .0 .0 1.0 3.3

プレイオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2017 OKC 2 0 3.0 .000 .000 1.000 1.0 .0 .5 .5 .0 2.0
2018 IND 7 0 23.7 .581 .143 .778 4.6 .7 .1 .3 1.0 12.4
2019 4 0 24.0 .414 .250 .643 7.3 4.0 .8 .3 1.3 8.5
2023 SAC 7 7 34.7 .495 .200 .571 11.0 4.7 1.4 .9 3.7 16.4
通算 13 0 20.6 .511 .167 .750 4.8 1.6 .4 .3 1.1 9.6

カレッジ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 ゴンザガ 38 1 21.6 .668 .664 7.1 0.9 0.4 0.3 9.7
2015–16 36 31 31.9 .611 .357 .769 11.8 1.8 0.6 0.9 17.6
通算 74 32 26.6 .632 .357 .729 9.4 1.3 0.5 0.6 13.5

家族[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Domantas-Sabonis”. draftexpress.com (2015年). 2021年11月27日閲覧。
  2. ^ Pacers Acquire Oladipo and Sabonis”. NBA.com (2017年7月6日). 2017年7月6日閲覧。
  3. ^ ポール・ジョージがサンダーへトレード
  4. ^ Nuogąstavimai virto realybe: D. Sabonis priverstas praleisti Europos čempionatą”. Krepsinis.lt. 2017年7月20日閲覧。
  5. ^ Revamped Pacers rely on new faces to cut down Nets 140-131”. ESPN.com (2017年10月18日). 2017年10月18日閲覧。
  6. ^ Domantas Sabonis is perfect from the field vs. Spurs (9/9), ends with 22 points, 12 rebounds
  7. ^ Sabonis scores career-high 30, Pacers beat Hornets 123-117” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年4月8日). 2018年4月9日閲覧。
  8. ^ Pacers Pick Up Contract Options on Leaf, Sabonis”. NBA.com (2018年9月26日). 2018年9月27日閲覧。
  9. ^ Sabonis, Oladipo lift Pacers over Knicks 107-101”. ESPN.com (2018年10月31日). 2018年10月31日閲覧。
  10. ^ Pacers hit all right notes in 121-94 blowout over Jazz”. ESPN.com (2018年11月19日). 2018年11月19日閲覧。
  11. ^ Pacers Sign Domantas Sabonis to Contract Extension”. NBA.com (2019年10月21日). 2019年12月21日閲覧。
  12. ^ Sabonis agrees to 4-year, $77M deal with Pacers”. ESPN.com (2019年10月21日). 2019年11月2日閲覧。
  13. ^ Atkovotų kamuolių rekordą pagerinęs Sabonis vedė "Pacers" į antrą pergalę” (リトアニア語). DELFI. 2019年11月2日閲覧。
  14. ^ Paskelbti geriausi Lietuvos metų krepšininkai – Sabas dėkojo sūnaus vardu”. DELFI / ELTA. 2019年12月3日閲覧。
  15. ^ Pergalingose "Pacers" rungtynėse Domantas Sabonis tapo klubo rekordininku” (リトアニア語). BasketNews.lt. 2019年12月16日閲覧。
  16. ^ Istorinis pasiekimas: pergalės fone Sabonis pirmas iš lietuvių NBA surinko trigubą dublį”. DELFI. 2020年1月21日閲覧。
  17. ^ Sabonio trigubas dublis neišgelbėjo "Pacers" ekipos mūšyje su "Blazers"”. DELFI. 2020年1月27日閲覧。
  18. ^ Jimmy Butler, Chris Paul, Russell Westbrook highlight reserves for All-Star Game 2020”. NBA.com. 2020年1月31日閲覧。
  19. ^ Istorinis įvertinimas: Sabonis pakviestas žaisti "Visų žvaigždžių" rungtynėse”. DELFI. 2020年1月31日閲覧。
  20. ^ Kings Acquire Domantas Sabonis, Justin Holiday, Jeremy Lamb and 2023 Second-Round Draft Selection” (英語). Sacramento Kings. 2022年2月9日閲覧。
  21. ^ Patriotiškumo pavyzdys: kaip JAV gimęs D. Sabonis savo gimtuoju miestu pavertė Kauną” (リトアニア語). DELFI. 2020年2月16日閲覧。
  22. ^ Domantas Sabonis - Men's Basketball” (英語). Gonzaga University Athletics. 2020年2月16日閲覧。

外部リンク[編集]

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