ドミニク・ケプファー

ドミニク・ケプファー
Dominik Koepfer
2021年全仏オープンでのドミニク・ケプファー
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
出身地 同・バーデン=ヴュルテンベルク州フルトヴァンゲン
居住地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国フロリダ州タンパ
生年月日 (1994-04-29) 1994年4月29日(29歳)
身長 180cm
体重 79kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2016年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 $1,680,663
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2021)
全仏 3回戦(2021)
全英 3回戦(2021)
全米 4回戦(2019)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2021)
全仏 2回戦(2021)
全英 2回戦(2021)
全米 不参加
キャリア自己最高ランキング
シングルス 50位 (2021年5月10日)
ダブルス 142位 (2021年7月19日)
2021年8月26日現在

ドミニク・ケプファー (Dominik Koepfer, ドイツ語発音: [ˈd̥ɔmɪnɪk ˈkʰœp͡fɐ]; 1994年4月29日 - ) は、ドイツ連邦共和国フルトヴァンゲン出身の男子プロテニス選手。身長180cm、体重79kg。左利き、バックハンドは両手打ち。ATPランキング自己最高位はシングルス50位。ダブルス142位。

選手経歴[編集]

ジュニア時代[編集]

ドイツ南部のバーデン=ヴュルテンベルク州フルトヴァンゲンで生まれ、6歳からテニスを始め、高校を卒業するまで同地で生まれ育った。高校卒業後はアメリカ合衆国ニューオーリンズにあるテュレーン大学に進学[1] 。2015年にはITA英語版が主催するインドアの大会で優勝した(de:ITA National Intercollegiate Indoor Championships)。

2016年 プロ転向[編集]

大学卒業の2016年にプロ転向[2]

2017年 チャレンジャーダブルス初優勝[編集]

フューチャーズATPチャレンジャーツアーを中心に周り、2017年9月のコロンバス・チャレンジャー英語版のダブルスでデニス・クドラとペア組み初タイトルを獲得した。

2018年 ツアー初勝利[編集]

2018年ウィンブルドン選手権グランドスラムで初めて予選入りし、予選1回戦で伊藤竜馬を2-0、予選2回戦でゲラルト・メルツァー英語版を2-1で破ったが、予選3回戦でノルベルト・ゴンボス英語版に5セットで敗れた。同年8月のウィンストン・セーラム・オープンで、本戦初戦でテニス・サングレンを破りツアー初勝利を挙げた。2回戦はダニエル太郎に0-2で敗れた。

2019年 チャレンジャー初優勝 全米4回戦進出[編集]

2019年全豪オープンで予選1回戦でブレイク・エリス英語版を2-1で破ったが、予選2回戦でロイド・ハリス英語版に0-2で敗れた。5月の全仏オープンで予選1回戦でミッチェル・クルーガー英語版を2-0で破ったが、予選2回戦でシモーネ・ボレッリに1-2で敗れた。6月のイルクリー・チャレンジャー英語版決勝でデニス・ノバク英語版を2-1で下し、チャレンジャーのシングルスで初優勝を果たした。この優勝により、7月のウィンブルドン選手権ワイルドカードを獲得し、グランドスラム本戦初出場を果たした[3]。1回戦でフィリプ・クライノビッチを3-1で下しグランドスラム初勝利を挙げた。2回戦でディエゴ・シュワルツマンに0-3で敗れた。8月の全米オープンでは予選でライアン・ハリソンニコラ・マユ内山靖崇をそれぞれ2-0, 2-1, 2-0で下し本戦進出、本戦では1回戦でハウメ・ムナルを3-1、2回戦でライリー・オペルカを3-0、3回戦でニコロズ・バシラシビリを3-1で破ったが、4回戦でダニール・メドベージェフに1-3で敗れた。この活躍により、ランキングを大会前の113位から86位に上げ、トップ100入りを果たした[4]

2020年 マスターズベスト8[編集]

2020年全豪オープンでは本戦1回戦のペドロ・マルティネスに0-3で敗れた。9月の全米オープンでは本戦1回戦のテイラー・フリッツに1-3で敗れた。同月のBNLイタリア国際の予選でフラヴィオ・コボッリ英語版ジル・シモンミハイル・ククシュキンを全て2-1で下しマスターズ本戦初進出を果たした。1回戦でアレックス・デミノーを2-1、2回戦で世界ランク9位のガエル・モンフィスを2-0、3回戦でロレンツォ・ムゼッティを2-0で下してベスト8に進出した。準々決勝で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチに1-2で敗れた。同月行われた全仏オープンでは1回戦のアントワーヌ・ホアン英語版を3-1で破った。2回戦で第16シードのスタン・ワウリンカに敗れた。


ATPツアー・国際大会での戦績[編集]

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

シングルス[編集]

2020年9月のハンブルク・オープンまでの戦績

大会 2016 2017 2018 2019 2020 SR 勝-敗
グランドスラム
全豪オープン A A A Q2 1R 0/1 0–1
全仏オープン A A A Q2 2R 0/0 1–0
ウィンブルドン選手権 A A Q3 2R NH 0/1 1–1
全米オープン A A A 4R 1R 0-2 3–2
勝-敗 0–0 0–0 0–0 4–2 1–2 0/4 4–4
国際大会
デビスカップ A A A A QR 0/1 1–0
勝-敗 0–0 0–0 0–0 0–0 1–0 0/1 1–0
ATPツアー・マスターズ1000
ローマ A A A A QF 0/1 3–1
シンシナティ A A A A Q2 0/0 0–0
上海 A A A Q2 NH 0/0 0–0
勝-敗 0–0 0–0 0–0 0–0 3–1 0/1 3–1
通算戦績
2016 2017 2018 2019 2020 SR 勝-敗
大会数 0 1 2 4 4 11
通算勝敗 0–0 0–1 1–2 4–4 5–4 10–11
年末の順位 514 305 161 94 48%

ATPチャレンジャー・ITFフューチャーズ決勝[編集]

シングルス: 8戦5勝[編集]

戦績
ATPチャレンジャー (1–2)
ITFフューチャーズ (4–1)
サーフェス
ハード (3–2)
クレー (1–1)
グラス (1–0)
結果 勝-敗 日時 大会 サーフェス 相手 スコア
優勝 1–0 2016年10月 アメリカ合衆国の旗 F32, ハーリンジン ハード イギリスの旗 ルーク・バンブリッジ英語版 6–4, 6–4
準優勝 1–1 2017年1月 アメリカ合衆国の旗 F5, ウェストン英語版 クレー ボリビアの旗 ウーゴ・デリエン英語版 2–6, 5–7
優勝 2–1 2017年3月 アメリカ合衆国の旗 F5, オーランド クレー アメリカ合衆国の旗 トミー・ポール英語版 4–6, 6–3, 7–5
優勝 3–1 2017年7月 アメリカ合衆国の旗 F24, シャンペーン ハード ニュージーランドの旗 ルビン・ステイタム英語版 6–7(5–7), 6–2, 7–5
準優勝 0–1 2018年2月 アメリカ合衆国の旗 サンフランシスコ ハード チャイニーズタイペイの旗 ジェイソン・ジュン英語版 4–6, 6–2, 6–7(5–7)
優勝 4–1 2018年3月 カナダの旗 F2, シェルブルック ハード アメリカ合衆国の旗 マイケル・レドリツキ英語版 6–7(3–7), 7–5, 6–2
優勝 1–1 2019年6月 イギリスの旗 イルクリー英語版 グラス オーストリアの旗 デニス・ノバク英語版 3–6, 6–3, 7–6(7–5)
準優勝 1–2 2019年8月 アメリカ合衆国の旗 アプトス英語版 ハード アメリカ合衆国の旗 スティーブ・ジョンソン 4–6, 6–7(4–7)

ダブルス: 5戦3勝[編集]

戦績
ATPチャレンジャー (1–0)
ITFフューチャーズ (2–2)
サーフェス
ハード (2–2)
クレー (0–1)
グラス (0–0)
結果 勝-敗 日時 大会 サーフェス パートナー 相手 スコア
優勝 1–0 2016年8月 アメリカ合衆国の旗 F27, シャンペーン ハード アメリカ合衆国の旗 ジャレッド・ヒルツィク英語版 アメリカ合衆国の旗 ティム・コピンスキ英語版
アメリカ合衆国の旗 アレックス・ローソン英語版
3–6, 6–3, [11–9]
準優勝 1–1 2017年2月 アメリカ合衆国の旗 F7, オーランド クレー ボリビアの旗 ボリス・アリアス英語版 アメリカ合衆国の旗 コナー・スミス英語版
アメリカ合衆国の旗 ライン・ウィリアムズ英語版
6–3, 3–6, [8–10]
優勝 2-1 2017年3月 アメリカ合衆国の旗 F10, ベイカーズフィールド ハード アメリカ合衆国の旗 ジャレッド・ヒルツィク アメリカ合衆国の旗 パトリック・カウカ英語版
アメリカ合衆国の旗 キーガン・スミス英語版
3–6, 6–3, [6–10]
準優勝 2-2 2017年6月 アメリカ合衆国の旗 F19, ウィンストン・セーラム ハード ベネズエラの旗 ルイス・ダビド・マルティネス英語版 アメリカ合衆国の旗 クリストファー・ユーバンクス英語版
アメリカ合衆国の旗 ケビン・キング英語版
3–6, 4–6
優勝 1–0 2017年9月 アメリカ合衆国の旗 コロンバス ハード アメリカ合衆国の旗 デニス・クドラ イギリスの旗 ルーク・バンブリッジ英語版
アイルランドの旗 デイビッド・オヘア英語版
7–6(8–6), 7–6(7–3)

脚注[編集]

  1. ^ Dominik Koepfer - 2015-16 Men's Tennis Roster - TulaneGreenWave.com - Tulane Athletics”. tulanegreenwave.com. 2020年9月22日閲覧。
  2. ^ コプファー,D - テニス365”. tennis365.net : 選手名鑑. 2021年6月6日閲覧。
  3. ^ Koepfer Earns Wimbledon Wild Card With Ilkley Title”. ATP Tour (2019年6月24日). 2020年9月22日閲覧。
  4. ^ Medvedev Makes First Slam QF At US Open”. ATP Tour (2019年9月1日). 2020年9月22日閲覧。

外部リンク[編集]