ドリームランド (2019年の映画)

ドリームランド
Dreamland
監督 マイルズ・ジョリス=ペイラフィット
脚本 ニコラース・ツヴァルト
製作 トム・アッカーリー
リアン・ケイヒル
マーゴット・ロビー
ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ
ジョニー・マクナマラ
製作総指揮 フレッド・バーガー
ブラッド・ファインスタイン
デヴィッド・ジェンドロン
ウィル・グリーンフィールド
ジョセフ・イングラシア
アリ・ジャザイェリ
クウェク・マンデラ
ブラッドリー・ピルツ
イムラン・シディック
ナレーター ローラ・カーク
出演者 マーゴット・ロビー
フィン・コール英語版
トラヴィス・フィメル
ギャレット・ヘドランド
音楽 パトリック・ヒギンズ英語版
撮影 ライル・ヴィンセント
編集 アビ・ユトコヴィッツ
ブレット・M・リード
製作会社 オートマティック
ロムルス・エンターテインメント
ラッキーチャップ・エンターテインメント英語版
配給 アメリカ合衆国の旗 ヴァーティカル・エンターテインメント
日本の旗 ハピネット
公開 アメリカ合衆国の旗 2019年4月28日
(トライベッカ映画祭)
アメリカ合衆国の旗 2020年11月13日
日本の旗 2021年4月9日
上映時間 101分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗 $238,652 [2]
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ドリームランド』(Dreamland)は2019年アメリカ合衆国スリラー映画。監督はマイルズ・ジョリス=ペイラフィット。出演はマーゴット・ロビーフィン・コール英語版など。1930年代半ばの米国テキサス州を舞台に、強盗殺人容疑で指名手配中の女性と17歳の少年の関係を描いている[3]

ストーリー[編集]

1930年代、テキサス州の田舎町。エヴァンス一家は世界恐慌と頻繁に発生する砂嵐に苦しめられており、長男のユージンは町を離れる機会を窺っていた。そんなある日、ユージンは怪我を負った女性を発見した。その女性の顔を見た瞬間、ユージンは驚愕した。と言うのも、その女性は銀行強盗と殺人罪で指名手配中の凶悪犯、アリソン・ウェルズだったからである。

ユージンは「こいつを保安官に突き出せば懸賞金2万ドルが手に入る。それだけあれば町を出られる」と内心喜んだが、アリソンの手当てをしているうちに、心境の変化が訪れた。ユージンはいつの間にかアリソンに惹かれてしまったのである。アリソンはユージンから向けられた好意を利用し、ユージンを自身の逃亡に利用する。

はじめは幼さも見え隠れしていたユージンだが、アリソンとの逃避行を経て大人の男らしいふるまいをするようになる。アリソンもユージンの成長を認めたことで、ユージンはアリソンで筆おろしをして心身ともに"大人の男"に成長するのだった。

キャスト[編集]

製作[編集]

ニコラース・ツヴァルトが執筆した本作の脚本は2015年ブラックリスト入りを果たしていた[4]2017年5月10日、マーゴット・ロビーが本作のプロデューサー・主演を務めることになったと報じられた[5]。10月13日、フィン・コール、トラヴィス・フィメル、ダービー・キャンプ、ケリー・コンドンがキャスト入りした[6]。同月、本作の主要撮影ニューメキシコ州で始まった[7]

公開・マーケティング[編集]

2019年4月28日、本作はトライベッカ映画祭でプレミア上映された[8]。2020年9月8日、ヴァーティカル・エンターテインメントが本作の全米配給権を、パラマウント映画が本作のDVD発売権を獲得したと報じられた[9]。10月22日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]

評価[編集]

本作に対する批評家の評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには58件のレビューがあり、批評家支持率は60%、平均点は10点満点で5.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ドリームランド』のストーリーはどうにも締まりがない。しかし、主演のマーゴット・ロビーの好演がその欠点を相殺している。」となっている[11]。また、Metacriticには12件のレビューがあり、加重平均値は57/100となっている[12]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ ドリームランド”. 映画.com. 2021年1月28日閲覧。
  2. ^ Dreamland” (英語). The Numbers. 2022年2月11日閲覧。
  3. ^ ドリームランド”. WOWOW. 2022年2月11日閲覧。
  4. ^ Hipes, Patrick (2015年12月14日). “Black List 2015 Scripts Announced With ‘Bubbles’ King Of The Jungle – Full List” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2015/12/2015-black-list-scripts-winners-full-list-1201666353/ 2020年11月1日閲覧。 
  5. ^ Kit, Borys (2017年5月10日). “Margot Robbie to Star in, Produce Bank Robber Thriller 'Dreamland' (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/news/margot-robbie-star-produce-bank-robber-thriller-dreamland-1002093 2020年11月1日閲覧。 
  6. ^ Kroll, Justin (2017年10月13日). “Margot Robbie’s ‘Dreamland’ Casts Finn Cole, Travis Fimmel (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. https://variety.com/2017/film/news/margot-robbie-dreamland-finn-cole-travis-fimmel-1202588449/ 2020年11月1日閲覧。 
  7. ^ Gomez, Adrian (2017年10月3日). “Margot Robbie to star in, produce ‘Dreamland’ in New Mexico” (英語). Albuquerque Journal. https://www.abqjournal.com/1072585/margot-robbie-to-star-produce-dreamland-in-nm.html 2020年11月1日閲覧。 
  8. ^ Hayes, Dade (2019年3月11日). “Tribeca Film Festival Unveils Shorts Lineup; Feature Slate Includes John DeLorean, Muhammad Ali, Chelsea Manning – Update” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2019/03/tribeca-film-festival-unveils-feature-lineup-with-films-spotlighting-john-delorean-muhammad-ali-chelsea-manning-1202569646/ 2020年11月1日閲覧。 
  9. ^ D'Alessandro, Anthony (2020年9月8日). “Paramount Takes Home Entertainment & TV Rights To Three Romulus Movies, Including Margot Robbie’s ‘Dreamland’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2020/09/paramount-romulus-home-entertainment-tv-margot-robbie-dreamland-1234572641/ 2020年11月1日閲覧。 
  10. ^ DREAMLAND Official Trailer HD Paramount Movies” (英語). YouTube. Paramount Movies (2020年10月22日). 2020年11月1日閲覧。
  11. ^ "Dreamland". Rotten Tomatoes (英語). 2022年2月11日閲覧
  12. ^ "Dreamland" (英語). Metacritic. 2021年1月28日閲覧。

外部リンク[編集]