ナイトキャップ
ナイトキャップ (nightcap) は、就寝中にかぶる帽子(キャップ)。現在は髪を乱さないためが主な目的で、頭周りにぴったりとフィットしたつばなしの帽子である。
歴史[編集]
古くは、シラミ防止の目的があった。暖房が普及するまでは防寒の目的もあった。
近世、フォーマルにはかつらをかぶるようになると、自宅でかつらを外した後の短髪を隠すために、ナイトキャップが普及した。
デザイン[編集]
広義には就寝中にかぶる帽子は全てナイトキャップであり、さまざまなデザインがある。伝統的なナイトキャップは、男性用と女性用でデザインが異なる。
- 女性用 - ネット、ニット、チュールなど柔らかい布が使われ、フリルで飾られている。しばしばドアノブカバーにたとえられる。
- 男性用 - 上下に長い円錐状で、先に毛玉の飾りが付いている。サンタクロースの帽子「サンタ帽」として有名である。
画像[編集]
- 1839年カール・シュピッツヴェーク画「貧乏な詩人」。
関連項目[編集]