バックビート (音楽用語)

バックビート(back beat)とは、ポピュラー音楽の大半の曲で使われる四分の四拍子の曲で使われるスタイル・テクニックで、二拍目、四拍目にアクセントを置くスタイルのこと。最も多くの場合は、スネアドラムで打たれる。「オフビート」、「アフタービート」、日本語では「裏打ち」とも言う。

概要[編集]

シンコペーションの形の1つで、一拍目と三拍目にアクセントを置くダウンビートとは違った緊張感や趣きを生み出す。付け加えると、ダウンビートとは表拍(強拍、下拍)のことであり、アップビートとは裏拍(弱拍、上拍)のことである[1]

このスタイルは、1940年代後半のリズム・アンド・ブルースのレコーディングの中で生み出されたのだといわれる。ロックンロールの形を特徴付ける最も重要な形式の1つで、多くの現代のポピュラー音楽・ポップスのスタイルとなっている。

最初にバック・ビートを明確に打ち出したレコードは、ドラマーアール・パーマーが参加した1949年に録音された「The Fat Man」であるという。パーマーいわく、そのスタイルはデキシーランド・ミュージックからもってきたのだという。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Upbeat”. 2020年3月5日閲覧。